❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「また会おうと君は言った」 すぎもとまさと/杉本眞人

2016年04月30日 | 今日が誕生日の歌手
杉本

間違いでした と 聞けたなら
どんなによかったことだろう
まるで予期せぬ出来事を
躰ふるわせ 受けとめたとき
気が遠くなる 目眩に襲われた

 手くらがりの 迷いの日々に
 月あかりの光をくれた
 やっとここまで来れたのも
 すべては君と 出会えたからこそ――
ちあき哲也
やめてもいいさ が くちぐせの
こだわり持たない君だった
つんのめるほど探してた
心ゆさぶる 軌跡(かたち)を遺し
手のとどかない はるかな星となる

 気むずかしさと 翳りを秘めて
 あといくつも生まれるはずの
 愛と涙のすじ書きを
 紡いでいけたはずだというのに――

 無関心を装いながら
 もの見る眸は 冴えわたっていた
 いつも別れる間際には
 また会おう と 君は言ったよな
 
 また会おう と 君は言ってくれたのに――


ひとこと:今日のこの書き下ろ詞は杉本眞人サンの盟友でもあって
数え切れないほど多くのヒット曲を量産した ちあき哲也 サンを
イメージして書き下ろしたもの。
杉本サンには ちあきサンが亡くなったあと追悼の思いをこめて発売された
作品があるが私は私なりに ちあきサン寄りに思いをこめて
この詞を書き下ろした。
というのも全盛期の ちあきサンの詞には独特の感性と視点が
どの作品にも表れていてそれらを興味深く注視し発売のつど関心も高かった。
後年はいささか、な部分も感じたが亡くなってみるとまさにこの詞の
とおりの思いに苛まれ残念な思いでいっぱいだ。
あまりに早すぎて喪失感を味わった。杉本サンのLiveでも目立たずに
ひっそり来場していた姿が思い浮かぶ。音楽業界のどんな団体にも属さず
まさに孤高を貫いた作詞家だった。この書き下ろ詞も早くから出来上がって
いたが今回ようやくブログでUPすることが出来る。
さて杉本眞人サンは今日が誕生日。
このブログでは「鈍空の雁」を書き下ろしている。
4月も今日で終わり。5月はまたジャンルを問わずバラエティに富んだ歌手を
想定した書き下ろ詞を多くUPする予定です。どうぞアクセスしてください。

「男の轍」 冠二郎

2016年04月23日 | 今日が誕生日の歌手
冠二郎

堪えた耐えた 涙を噛んだ
先は暗やみ くねり道
ここでくされば 灯が消える
支えてくれた 母も泣く
負けてたまるか・・・ たまるか負けて
一日(ひとひ)を刻む 男の轍
泣く母

迷わずぶれず 己を信じ
雌伏十年 時運(とき)を待て
二人三脚 陰ひなた
親にも勝る 師はひとり
腹におさめて・・・ おさめて腹に
日々是感謝 夜明けは近い
轍
ぬかるむ道に 陽がさす朝は
俺の轍が 見えてくる
前を向け向け 退きはせぬ
命のかぎり 燃えて起つ
夢よ輝け・・・ 輝け夢よ
五体に印す 男の轍


ひとこと:冠二郎サンも歌手生活50周年を迎えた。長いこと唄っていくうちには
艱難辛苦いろんなことがあって当たり前。年令詐称がなんだって言うんだ、
できるもんなら真似でもしろぃと応援したくなる。さすがに最近はいっときの
覇気は失せてきたが、カラ元気も元気のうち。声が出なくなるまで唄いつづければいい。このブログでは「土性っ骨」「酒えにし」「女川港」 (東日本大震災 勇気歌)と5篇を書き下ろしてきた。
6度目の登場、今回は50周年にふさわしい彼の自伝的要素を加味した演歌。
師匠、恩人の三浦氏のことなど歌にするにはエピソードは事欠かない。
これから先の歌手人生に冠二郎サンはどんな轍を刻んでいくだろうか
骨太の詞に仕上げた。しかし、よくよくこの詞を読めば男ならずとも共感できる
部分もあるはず。

「蝶の告白」 佐々木秀実

2016年04月17日 | 今日が誕生日の歌手
佐々木秀実

蝶は生命を賭けていた
危機は突然 襲いきて
露わにさらした最期でも
蝶は生命を賭けていた
蝶
蝶は光を浴びていた
風よりわずか ふりむいて
あがなうことさえ出来ぬまま
蝶は光を浴びていた

蝶は 蝶に生まれたことを悔やんだろうか
また来る明日を信じ
休めた羽根をふるわせて
蝶は 蝶に生まれたことを悔やんだろうか
展翅板
あ・・・ 一枚の展翅版よ
おまえはまた新しい生命を刻みこんだ
蝶に変われるものならば
我が身をそこに横たえて
私は意気に果てようか

暗やみに迷う私の姿を認めつつ
蝶の生命を哀れんでいる

あ・・・ 一枚の展翅版よ
蝶の涙を知らぬまい


ひとこと:佐々木秀実さんは今日が誕生日。なかなか寝付けない夜は
たまに佐々木秀実サンのCDアルバムを聴く。タイマーをセットして
聴くともなしに聴いていると速いときは2曲目あたりで眠りにつく。
このブログでは 「もう一度ノクターン」「まよい路」「三叉路に雨が降る」
「田舎町の大学生」「柿渋の夜」「青にならない信号」「原宿シャンソニエ」
 

と7篇――。ずいぶん書き下ろしてますねぇ~。いろんなテーマや
モチーフにinspireされてこんなに多く書き下ろしてきた。
今回は少しばかり異色の書き下ろ詞です。歌う詞ではないじゃないか、と
思われる人もいるだろう。むしろ現代詩の類いの詞だ。だけどシャンソン
となればまた別の面白さが加味される。
 蝶の哀れな最期を、人の生死にかさね合わせて唄うドキュメントな詞に
 仕上げた。                  (画像をお借りしました)

「愛縁喜縁」 上沼恵美子

2016年04月13日 | 今日が誕生日の歌手
上沼恵美子

迷い悩んで ためらって
親にも云えず 泣きました
 愛の意味さえ 知らないで
 それでも心を 決めたのは
 私を見る眸が まっすぐでした
  幸せさがしの 愛縁喜縁

二足わらじは 履けないと
けじめをつけて 妻を摂る
 なにも心配 いらないと
 おんなじ言葉を くりかえす
 男のつよさに ほだされました
  私もやっぱり 普通の女
上沼2
夢はいくつか あったのに
すべてを変えた 出会いです
 見よう見真似の 毎日は
 辛抱八分に 我慢二分
 笑顔をなくせば おしまいでした
  山越え 野越えの 愛縁喜縁


ひとこと:上沼恵美子サンは今日が誕生日。芸能活動は承知のとおり
姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」として1971年から。
歌手としては1976年あたりからか。
このブログでは「つなわたり」「城崎ラブラブ」の2篇を書き下ろしているが
今回は少しばかり彼女にまつわる部分も取り入れた自叙伝的な
ほのぼの演歌に仕上げた。
タイトルの字句表記は本来の読み方とは違うが、そこがミソ!
縁があって愛が生まれその縁が喜びに変わる、という趣旨の造語だ。
歯に衣を着せない彼女だがほんとはこの詞のような葛藤があったはず・・・
彼女が大好きな歌世界でもヒットを出してほしいものだ。 

「めおとのチカラ」 金田たつえ

2016年04月12日 | 今日が誕生日の歌手
金田たつえ

あなたは丑(うし)年 歩みが遅い
わたしはちょこまか 子(ねずみ)
 そんな二人が 相性合わせ
 越えた人の世 三十余年
家も建てたし 子、孫もできた
人生春秋 めおとのチカラ
12

我が身は二の次 他人を立てる
誉められましたよ わたしまで
 酒は死ぬまで 呑めるじゃないか
 それが口ぐせ いとわぬ苦労
躾、身なりを 吾が子に悟し
海山千里を 真実一路

先には逝くなよ 淋しゅうてならぬ
お互いさまです つれあいは
 夫婦なれども 初めは誰も
 一と一とを かさねて積めば
味が出てくる 色 艶も増す
人生晴ればれ めおとのチカラ


ひとこと:民謡からスタートし「花街の母」でヒット歌手の仲間入りを
果たし歌手生活47年の金田たつえサンは今日が誕生日。これほどの
キャリアともなると演歌ではありとあらゆるジャンルを制覇の如く
唄ってきただろうから、それだけに新曲のたびに作品づくりには悩む
ところだろう。実際インパクトのある目立ったヒットはないしTVへの
露出も多くない。とはいえ嫌いではない歌手の一人だ。
このブログでは「夫婦塚」「とまり木小唄」「雨月宿」の3篇を
書き下ろしてきた。今回は彼女お得意とも云うべき夫婦ものに
原点回帰した。歌の世界ではとうにテーマやモチーフに飽きるほど多く
取り上げられている夫婦ものだが、
夫婦力
ここ数年『夫婦力』という言葉を
良く聞く。それをずばりタイトルにして彼女の歌世界を書き下ろした。

金田たつえの隠れ名曲ベスト5 
「人情女にわか」「東京流転」「浪花おんな」「たつえの三度笠」
「おんな演歌節」



「あなたが残してくれたもの」 和田アキ子

2016年04月11日 | 今日が誕生日の歌手
和田アキ子

私のまわりから なにもかも失くしても
心に刻まれた メッセージひとつ

 人からあざけりや 陰口を言われても
 自分に正直なら 迷うことはないと――

たった一度 逢えただけの人だけど
今の私 ここに在るのは その言葉のおかげ
かけがえのない 宝物
あなたが残してくれた いのちの宝物


どんなに願っても 今はもう天国(そら)の果て
それでも折りにふれ 思い出している

 見えてるようでいて 何ひとつ見えてない
 魂が見えるなら 不自由はないと――

長くずっと 憧れてた人だから
1ミリでも 近づきたいと 願ってきた私
今だからこそ 言えること
あなたが残してくれた 言葉で生きている


ひとこと:和田アキ子サンは4/10が誕生日。1968年の歌手デビュー以来
48年になった。このブログでは「私は私を愛してる」「心の明かりを
消さずにおいて」「papa」
の3篇を書き下ろしてきた。
今回の書き下ろ詞は和田サンのファンならこの詞のモチーフが誰なのか
分かると思いますが、それにこだわることなく
人にはさまざまな出会いとそこから生まれ大事にしたい縁が一つや二つは
必ずあるもの。公に口にしなくても心に秘め胸に刻み生涯抱き続けていく
事柄もあるでしょう。今は亡き人の言葉や事象ならなおさらのこと。
そんな思いを含んだ書き下ろ詞です。

「聖女時代」 ミッツ・マングローブ

2016年04月10日 | 今日が誕生日の歌手
ミッツ
はじめはどこにでもいるような
女の子だった頃もある
イメージチェンジは突然に
時代がわたしを オンナに変える
 望むも望まないも 人まかせ
 レールはとっくに 敷かれてた
 少女も小悪魔も お手のもの
 見てくれなんかで 決めつけないで
でもネ・・・ ココロは聖女よ 清く美しく――
スポットライト
ゴシップ、スキャンダル ご法度で
契約違反ならクビになる
スポットライトの目くらませ
世間がわたしを 女神(ミューズ)にしたの
 昼・夜 さかさまを続けたら
 おかしくなるわよ 神経も
 10年 急いで 年をとり
 ほんとのわたしは すっとんじゃった
でもネ・・・ カラダは聖女よ 清く美しく――

 あの頃あの日には サヨウナラ
 土下座をされても 戻らない
 うしろを向くのは 大きらい
 開演ベルなど 二度鳴らないわ
でもネ・・・ ココロは聖女よ 清く美しく――


ひとこと:このブログは不特定多数、オール・ジャンルの歌手を想定した
VIRTUALな作詞部屋ですが、ミッツ・マングローブほど短期間で5篇を
書き下ろしてきた人はおそらくミッツ・マングローブが突出しているでしょう。
何作目かの書き下ろ詞で この人には華と知がある。タレントたるもの、
こうでなくっちゃ!とコメントしたがその印象は今も変わらない。
ミッツの歌に対する個人的博識を披瀝すると相手のゲストも驚愕するほどだ。
女装歌謡ユニット『星屑スキャット』としての活躍は割愛するが基本的には
歌謡歌手の路線ははずさないでほしいと思う。
さてこのブログでは5篇UPしているが
マジメに大胆に夏のアバンチュールを書いた「わたしと、どう?」
彼女?の生息出没地 新宿を舞台に演歌調の「新宿夜光蝶」
ひとりのオトコを女?から男?から奪い、その元カレ?元カノ?に対して
本音と世辞と皮肉を言う、とまあ、ミッツならではの世界を言葉遊びも
まじえて書いた「恋愛友達」
サッカーのダビド・シルバをイメージに登場させ異色のLOVE SONGに
仕立てた「抱いて・・・シルバ」
男の浮気心と女の激情を歌謡曲ふうに「嘘ならまだしも」など
さまざまな恋愛シーンをどれも我ながら勢いある筆致で書き下ろしてきました。
前置きが長くなったがミッツ・マングローブは今日が誕生日。
3月に行なった『星屑スキャット 結成10周年記念ライブ』はたいそう
好評だったようで3人三様、魅せて唄って笑わせて、独特のステータスが
思いきり発揮されたLiveだったとか。
スキャット
さて今回6度目の登場の書き下ろ詞は
この詞を一読した人にはイメージが誰なのかすぐ分かることでしょう。
ミッツが得意とし博識の昭和歌謡なら、私も負けない自信があるので
思いきりペンを走らせました。

「砂の花」 西崎緑

2016年04月09日 | 今日が誕生日の歌手
西崎緑

ひとり下り立つ 駅(ホーム)に咲いた
花の名前が 思い出せない
 気がつけば あなたのことも
 いくつか忘れかけてます
  冷たい女と 嗤うでしょうか
  そんな女に したのは誰ですか

せめて三日は 居どころ告げず
知らぬ町へと 逃げたかったの
 ぼろぼろに 心を乱し
 そんなの駄目と思ったの
  みじめな女と 嫌うでしょうか
  それはあなたの せいだと思うのに

砂の花
指をするりと こぼれて砕け
夢のかけらが 風にちぎれる
 信じてた あなたの愛は
 海辺の砂に 埋めます
  さびしい女と 嗤うでしょうか
  そんな私に あしたはないのです


2013年頃から歌手活動を再開した西崎緑サンは今日が誕生日。
彼女の特長は歌唱も見てくれもまことに自然体でそれでいて
哀調おびたフレーズにとても魅力を感じる歌手だ。
このブログでは「おとな恋」を書き下ろしています。
今回は彼女お得意の哀愁演歌です。
 ・・・恋に破れ逃げるように訪ねた知らぬ町の海べりで
 失くした愛を砂に埋めて忘れようとしている・・・
 なにげなく手にした花さえもはらはらと風に吹かれ
 形をなくしてとび散ってゆく・・・なんと哀しい女の忘れ旅か・・・

「御免よ、あばよ」 千昌夫

2016年04月08日 | 今日が誕生日の歌手
千昌夫2

別れをきめた あの日から
やせたようだね すまないね
これが最後の しのび逢い
甘えて泣いて ふるえて燃えて
抱いてやるしか できない俺を
許しておくれ 御免よ、あばよ

どこかへ逃げる 術(て)もあった
捨てりゃよかった なにもかも
それが出来ずに 三年を
答えも出せず 待たせたままで
いつか心が ひび割れはじめ
他人にもどる さだめがつらい
別れ

約束するよ この先は
俺は通すよ 独り身を
明日は涙を ふりすてて
気強く生きて もいちど咲いて
どうか見つけて 幸せひとつ
許しておくれ 御免よ、あばよ


ひとこと:千昌夫サンは今日が69才の誕生日。「北国の春」「星影のワルツ」も
いいけれど、TV出演で見るたび唄うたび、それらばっかりではいくらファン
ならずともマンネリ気分。大ヒット曲がいくつもあり、キャリアもある歌手こそ
現役なれば次につづくヒット曲をめざす気概がほしいものだ。もちろん新曲を
出してはいるのだがここ数年は2年おき程度になってしまっている。それゆえ
注目度も低いとなると言わずもがなの世界だ。いっときの独特の節まわしと
歌い方で食傷ぎみだった頃を過ぎ、近ごろは素直な歌唱に戻っているなぁと
感じていただけに作品づくりも少し軌道修正して抵抗なく唄われる新曲を
提供してほしいものだ。このブログでは「友・何処」「陸前愛歌」(東日本大震災 勇気歌) 「夫婦三脚」「歳月不待人」の4篇を書き下ろしてきました。
今回はまさにテッパン演歌だがこういったところから意外と新しい面が拓ける
かもしれない。なぜなら心地よいメロディーならば如何ようにも化けるからだ。

「神様のおしゃべり」 伊東ゆかり

2016年04月06日 | 今日が誕生日の歌手
伊東ゆかり2

仲良くしてね 私がいなくても
信じているわ あなたは心がやさしいから
パパのことは たのんだわよ
一人じゃなんでも できない人だから
 さびしくて つらい日があれば
 枕もとに 灯りともして
 神様と おしゃべりするのよ
 ぼくはつよく生きています と
ママと子供
おぼえていてね いろんな思い出を
大人になれば 誰でも昔に戻りたがる
あの日 ふたり 話したわね
ぼくにはとっくに 決めてる夢がある
 がんばって! かたく手をにぎり
 これから先 生きるチカラを
 神様に お願いしたわね
 どんなことも耐えていってね
プチ
ごめんなさいね 涙がとまらない
愛しているわ あなたをいつでも見つめてる
ママのことを 忘れないで
いつかは分かって くれると信じてる
 お別れね うしろ向かないで
 いつもどおり そっと目をとじ
 神様と おしゃべりするのよ
 ママはいつも そばにいるよと・・・


ひとこと:伊東ゆかりサンは今日が誕生日。6月が来ると歌手生活58周年に
なる。所属レコード会社もキングレコードからスタートして5社を渡り歩いて
きたが長い歌手生活ならより良い制作環境を求めていればそれも致し方ない
だろう。このブログでは「おかえりなさい」「雨の日に別れが見える」
「娘たちの会話」
と3篇を書き下ろしているが改めて読んでみると大人の
LOVE SONGから母から娘への愛情を唄う詞へと、ゆかりサンへのイメージや
コンセプトも変わっているのだなぁと思う。さて今回はこの主人公は読む人に
よってはいろいろ想像と解釈ができる書き下ろ詞。それをここで言ってしまうと
つまらないので皆さんにそれぞれ任せるとして、こういった詞を唄えるのは
つくづくキャリアと実力がものをいうなぁと思いながらの書き下ろ詞です。

「晩花」 畠山みどり

2016年04月05日 | 今日が誕生日の歌手
畠山みどり

まっすぐ生きた つもりでも
ときには狂う 歯車もある
だまって受け入れ 我が身を詫びて
ひたすら生きた 人生に
晩花 一輪 飾りたい
連れ添う
歩幅を合わせ 二人して
歩いた良人(ひと)は もういない
も少し尽して あげられたらと
夜ごとにひとり 語りかけ
晩花 一輪 手向け花
晩菊
えらんだ道に 悔いはなく
ここまで来れて 幸せだった
このつぎ生まれて くる日があれば
わたしは択ぶ この道を
晩花 一輪 終(つい)の花


ひとこと:3/30にこのブログのタイトルの通り書き下ろの作詞が1000篇に
なりました。4月になり桜が咲き、このブログも区切りも新しく1001篇めから
書き下ろ詞が始まります。
今日は畠山みどりサンの誕生日。1962年の歌手デビュー以来54年。
素晴らしい!このブログでは「祝盃」「必勝」「歌は私の恋人」の3篇を
書き下ろしてきました。知ってる人は知ってのとおり、バブル崩壊で辛酸を
なめたこと その他もろもろ彼女の人生は決して楽なことばかりではありません
でした。しかし当たり前のことながら年令とともにメディアへの露出は減った
ものの、芸歴54年の今なお健在で5月には新曲も発売予定です。
今回の書き下ろ詞は前述のとおりいろいろあった彼女に重ね合わせ
人生に 愛する人に そして自分自身に贈る ご苦労さん応援歌です。
晩花などという花も語句もありませんが これぞ畠山サンを象徴する花の名です。
いつまでも元気でまだまだ唄い続けてください!

畠山みどり お勧めの5曲
「教訓」「どさんこ一代」「氷雪の門」「やん衆太鼓」「歌こそわが人生」