❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
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「こまどり酒場」 こまどり姉妹

2010年09月18日 | 演歌女性歌手
コマドリ

名付けて「こまどり」 裏町酒場
姉と妹で 七年目
いろんなことがありました
ふる里遠くなりました
身の上ばなしは さておいて
呑んでください お客さん


さだめの辛さを のり越え合って
夢を染め抜いた 紺のれん
命の恋がありました
涙の味も知りました
花嫁衣裳は あきらめて
ここが二人の 止まり木よ


情けの「こまどり」 幸せ小鳩
飛んであしたへと 肩寄せる
泣きたい夜は明けました
こころの傷も癒えました
なぐさめ励まし いただいて
唄いましょうよ 演歌節




ひとこと:1959年「浅草姉妹」でデビューして
      なんと歌手生活50周年を越える。
      父母の死、栄子のガン、敏子の大怪我
      栄子の交通事故などがあり
      艱難辛苦を乗り越えてきた二人。
      ここ数年はさすがに二人とも声量は落ち
      年令も重ねたが
      二人して衣装は大振袖
      髪には大きな髪飾りがトレードマーク。
      いつまでも元気で
      こんな『私演歌』を唄い続けてほしい。

「おんな火」 扇ひろ子

2010年09月15日 | 演歌女性歌手
扇

  かさねた躰を やさしくずらし
  あつい吐息を ひとつつく
  あなたそのまま お眠りなさい
  わたしひと口 ふくみ酒
  燃えてつきない おんな火は
  闇を彩どる 常夜灯

  
  わたしは誰なの あなたは何処と
  乱れおぼろの ほどけ髪
  いっそ殺して くださいましな
  なんて後生な 炎(ひ)の女
  かくれ小部屋の 短か夜は
  歌舞伎仕立ての 色絵巻

  
  女を感じた 女になれた
  それを云うのも あなたゆえ
  胸に這わせる 唇さえも
  朝がくるのを いやと云う
  のこり三日の 道行きは
  花と嵐の しのび越え



  ひとこと:女の情念をおもいきり発散するような歌が
        とても似合う女性歌手のひとり。
        品を落とさず、下世話にならず
        ドラマチックに劇的に。


「おんな節」 泉ちどり

2010年09月12日 | 演歌女性歌手
泉

惚れた男に 三つ指ついて   
つくす女の 夢見酒   
時代おくれと 笑われましょと   
しゃくな憂き世に 一生一度   
恋に咲きたい 花もある   

二十才 三十路は 甘えてすねて   
越える四十路を 情でゆく   
苦労しぶきも うれしいものよ   
酸いも甘いも 噛み分けながら   
命賭けたい 夢を抱く   

人のなみだに 手をさしのべて   
耐えるつらさの 痛み分け   
浪花節でも 女はおんな   
今日は泣いても あしたは笑顔   
月も見ている うしろ影
  


ひとこと:テイチク時代は女任侠ものをはじめ、夫婦ものなど        
威勢のいい作品が多かった泉サンだが        
センチュリーから徳間へと移籍を経て        
しっとりした作品へと幅を広げてきた。        
でもたまにはこんな原点回帰の歌も唄ってほしいと 思うファンも多いはず。  

「路傍の石」 日高正人

2010年09月07日 | 演歌男性歌手
ひだか

  路傍の石


  蹴飛ばす石が 四方に散って
  だれかに当たれば 敵になる
  噛んで堪える 泪のわけを
  わかってくれる 花もあろ
  生まれ育ちは 十人十色
  あしたにつづく 道を往け


  親から巣立ち 飛び立つ鳥の
  はばたく翼に 夢がある
  故郷背にして 出てゆく朝を
  許してくれた 母ごころ
  過去や恨みは 流して捨てて
  この世に生きる 恩を知れ


  比べて幸の 薄さがなんだ
  路傍の石さえ ひとりっ子
  肌の合う人 気の合う奴に
  出会えるときを 信じよう
  雨はなぐさめ 嵐は試練
  命がひかる 人になれ



  ひとこと:ベテラン「日高正人」サンも歌手生活40周年
        地道に堅実に、歌の道ひとすじ…という感じ。
        そんな日高サンがこんな歌を唄うと
        説得力があって感動もの。


「情け火」 西方裕之

2010年09月03日 | 演歌男性歌手
にしかた

  情け火


  頬にささった 涙のわけを
  酒よおねがい 聞かないで
  好きで別れた あの人だもの
  のめば未練が 身を焦がす
  恋は哀しい 情け火よ


  待てと云うなら 千年待てる
  死ねと云うなら 死にもする
  治りかけてた 過去(むかし)の傷が
  夜がくるたび またうずく
  生きてゆくのが ただつらい


  忘れなさいと いたわるふりで
  風が命を さか撫でる
  思い切るには いい人すぎて
  夢で逢うのよ すがるのよ
  消すに消せない 情け火よ



  ひとこと:西方裕之の良さは「生真面目さ」
        ただそれが唄には仇になって
        今ひとつ情感に乏しい感がある。
        おんな歌でも数々のヒットを持つ彼ゆえ
        あえて情愛たっぷりの詞を書いた。

「母ざんげ」 三笠優子

2010年09月01日 | 演歌女性歌手
口に出せない 十八年は
涙 涙の 日々でした
私があなたの 母ですと
今さら言えた 義理じゃない
わかっております 身にしみて  

朝な夕なに あなたの噂
たずねあるいた こともある
やさしく素直に 育てられ
倖せだろか 無事だろか
案じております いつの日も 

産みの親より 育ての母の
愛のつよさは 奪えない
あなたが許して くれるまで
わたしは罪を 背負いながら
こころで詫びます 母ざんげ


ひとこと:親子の間柄でも物騒な事件や出来事が多い昨今
母には母の事情があり、子には子の運命があろう。
それだけで済ませてはあまりにも刹那すぎる。
そんな親子の情愛を唄えるのは
やはり三笠サンをおいてほかにないだろう。