❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
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「Dをめぐる私の恋」 クミコ

2015年09月26日 | 今日が誕生日の歌手
クミコ

遠い愛情の 裏側に
Dと名のつく 男たちが浮かぶ
 いきなりマティーニを 飲み始めたD
 しなやかな指先で 煙草を吹かしたD
それまでの私には 出会ったことのない
恋のはじまりだった

 ちっぽけな世界と 憂鬱な退屈を捨て
 化粧をおぼえ ドレスを選び
 大人の女に 目覚めていった
マティーニたばこ男


唇
甘い感傷の さざ波が
Dと名のつく 男たちに寄せる
 はじめて呼び捨てで 名を呼んだD
 諍いを終わらせて 接吻(くちづけ)せがんだD
それからの私には 怖れを気にしない
恋のふるまいだった

 迫りくる決別(わかれ)と 偶然の誘惑に会い
 淑女を演じ 台詞(セリフ)に遊び
 自由な女で はばたいていた

  ・・・そしてもう私には 虚ろに揺れ惑う
    恋も死にゆく日々


ひとこと:レコード会社を移籍して結果を出せることは次作にも繋がるしスタンスも上がる。
歌手本人の移籍だけの場合もあるがプロデューサーやスタッフ陣を丸ごとなどいろんな移籍
がある。まぁなんにしてもクミコさんにとっては良い結果が出つつあるというところか。
さてクミコさんは今日が誕生日。彼女にも想定してこれまでいくつも書き下ろしてきた。
社会的にも話題となっている熟年離婚とベストセラーにもなった「断捨離」の精神を
歌に取り入れた「ずっと考えていた」
震災地「福島」の特産品「ぶどう」をテーマに本道のシャンソン「ぶどうの花、咲く頃は」
愛と憶い出を残して去った人を思いながら、ひとり飲むロシアン・ティー。目の前の
ささやかな品でさえ、愛の名残りと孤独に苛まれる・・・。 「ロシアン・ティーの孤独」
言うまでもないが大人の愛を唄わせたらその表現は素敵なものだが大人の愛もさまざまだから
私みたいなアマノジャクは想定した歌手の既存のイメージより半歩 度数を曲げた詞を書いて
みたくなる。というわけで今回はちょっと恋愛回数の多い恋多き女のrecollectionふうな
まぁこれもある意味LoveSongか・・・。愛しく激しく懐かしく・・・だけど今ではそれも
うたかたとなって心静かな女になってしまう・・・

「絆の港町」 福田こうへい

2015年09月21日 | 今日が誕生日の歌手
福田こうへい2

力いっぱい 抱きしめて
いっときたりとも忘れるな
おまえにつぶやく 夜明けの出船
 言っちまったよ 照れちゃうね
 いいさ いいだろ 夫婦(ふうふ)じゃないか
 大漁めざして 絆の港町
港町

野暮は云うなよ 酒無しじゃ
仲間はずれにされちゃうぜ
おまえの写真を 抱き寝の航路
 さびしがるなよ 待ってろよ
 たかが 三ヶ月(みつき)の 北漁ぐらし
 夢で毎晩 語れば気も晴れる

時化(しけ)も嵐も 蹴散らして
二百海里が もう近い
おまえの笑顔が 波間に踊る
 逢いたかろうよ 俺もだよ
 惚れたどうしの 夫婦(ふうふ)じゃないか
 心つないだ 絆の港町


ひとこと:福田こうへいサンは今日が誕生日。なにやらトラブルを抱えて
いるようだが単純に彼の歌を聴きたい者には早期の円満解決を望むばかり。
さてこのブログではこれまでに民謡=東北=三味線をモチーフに
これから大きくはばたこうとする輩の心情を三味線の三つの絃に託した「望郷ツンツン節」
出身地、岩手盛岡をテーマに春から冬の四季さまざまを盛り込んだ
ふるさと讃歌ともいうべき「ふるさと万来」の2篇を書き下ろしてきた。
彼を想定した詞を書くにあたってはテーマやモチーフをいろいろ持ち合わせて
いるが今回は極力スタンダードになおかつ幅広く唄えるものが良いと思い
マイナーよりもメジャー調のイメージで とある港町で漁業を営む夫婦の
愛情いっぱいの絆をテーマに 三橋美智也の『あの娘が泣いてる波止場』のような
港町演歌を書き下ろした。これもまた有りと思ってもらえればいい。

「のぞみ舟」 三山ひろし

2015年09月17日 | 今日が誕生日の歌手
三山ひろし2

男の胸に 帆をあげて
ゆくぞ 船出だ 朝焼けだ 
 世間 三百六十度
 昨日 雨風 明日また嵐
 夢を漕ぎ出す のぞみ舟
朝焼け

遠くに母を 独り置き
めざす大海 往く潮路
 呑まれ叩かれ 這い上がる
 波よ ゆさぶれ いざ受けて起つ
 いのち追い風 のぞみ舟

試練を超えた その果てに
やがて広がる 曙光(あけぼの)
 一を信じて 九をふり捨てる
 意地と勇気が 胸ぐら叩く
 夢が手招く のぞみ舟


ひとこと:日本クラウン男性演歌陣期待の歌手、三山ひろしサンは今日が誕生日。
2009年のデビューから早いものでもう6年目。
このブログでは各地で見かける電車の高架下に点在する飲み屋をモチーフに
恋をなくした女性の「はぐれうた」
雨になぞらえ、つらい恋の女歌「はぐれ雨」
好きな男に究極の愛を捧げ、貫こうとする女性の心情を雪にこめた「しずり雪」
心寄せる女性を花に、夢にたとえ、恋を得ようとする男の心情を書いた「花夢のひと」
ままならぬ恋に別れをきめた男女が寒い如月(二月)の宿の最後の一夜を男の心情たっぷりに
「如月 雪の宿」の5篇を書き下ろしています。
今回は夢や希みを抱いた男を舟と海になぞらえ人生を堂々と生きてゆくという
王道演歌をゆく三山節たっぷりな書き下ろ詞です。
今年は紅白初出場 叶うかな?

「小手毬の花」 増位山太志郎

2015年09月16日 | 今日が誕生日の歌手
増位山

誰が植えたか ローカル線の
駅に咲いてた 小手毬(こでまり)の花
 元気でいなよ と それしか言えず
 目をぬらし うなずいた
 わが娘にかさなる 思い出の花
こでまり

都会ぐらしの きびしさ辛さ
耐えて咲け咲け すすけず白く
 友だち出来たか お金はあるか
 気にかかる あれやこれ
 つかんでほしいよ 夢一輪を

春がまた来る 二度目の春が
今日も咲いてる 小手毬(こでまり)の花
 母さん仕込みの ふるさと便が
 あしたには 届くだろ
 わが娘によく似た しあわせの花


ひとこと:「そんな夕子に~」から始まる名前シリーズでいくつもの作品を
発売し続けている増位山太志郎サンは今日が誕生日。歌手としては1972年の
デビュー以来43年目。今ではすっかり歌手が本業みたいでまだまだ味を出せる
分野があると思っている。このブログでは「女さまざま」「男の横顔」の2篇を
書き下ろしている。今回は地方から都会へ出て行った娘と父親の親子愛をテーマに
地域のあちらこちらで見られる花、小手毬(こでまり)をモチーフにした ほのぼの演歌。
こういった詞は増位山サンのソフトな声質にマッチしハマることだろう。

「よいしょ酒」 真咲よう子

2015年09月10日 | 今日が誕生日の歌手
真咲よう子

負けず嫌いを 背中に背負った
それがあなたの 代名詞
言わずもがなです 口出しは
女は黙って お疲れさまと
今夜も注ぎましょ よいしょ酒
お酌

勝ったときには 雄叫びあげて
にぎり拳を 突き上げる
何度も見たい その場面
男が絵になる 満座の華は 
乾坤一擲(けんこんいってき)よいしょ酒
雄叫び

蔭に日なたに 唱えて念じ
ついてゆきたい ふたり道
おだてて動じる はずもない
わかっていりゃこそ このひと言が
効き目があるのよ よいしょ酒


ひとこと:昨日に続き9月8日生れの歌手が何人かいて今日は真咲よう子サンです。
1973年に本名の紅谷洋子でアイドル路線で歌手デビューしてから1981年真咲よう子として
演歌に転向、以後42年のキャリアを誇る日本クラウンの大ベテランです。
このブログではこれまでに「東京紙風船」「心なさけ」「じょんがら漁港」「奥美濃憂愁」
4篇を書き下ろしてきましたがここ2年ほどご無沙汰でした。さて今回は何を書こうかと
彼女のディスコグラフィーを見てみたら気がつきました。数多い作品数のなかで
意外と歌っていないのが元気印の応援歌です。彼女のステージやoffを見ると
とても明るく元気いっぱいなんですよ~。というわけで元気いっぱいの書き下ろ詞です。
男性の運気を上げより良い巡り合わせにする女性のことをどういうかご存知でしょうが
テーマはそれです。話し手や相手に呼びかけて調子をとったり勢いをつけたりすることを
よいしょすると言いますが明るい彼女がお酒を注いだりしてくれると男性はひと花咲かせ
そうと思いたくなりそうです!
(画像をお借りしました)

「潮騒のエピローグ」 北川大介

2015年09月08日 | 今日が誕生日の歌手
北川大介

夜明け前の夢 潮騒にさらわれて
寝返ればそこに おまえはいない
名惜り香を散らす シーツの白さ
ゆきずりと云う名の ピリオドなのか

 まやかしの 偽りの 
 それも愛だとするなら 虚しすぎる
 美しい・・・ そのままの おまえでいるなら
 今はもう 追いかけはしない
シーツ

けだるすぎる都会(まち) 人ごみに戻るなら
櫂のない舟で 流されていい
人はなぜ 終末(おわり)ばかりを求め
過ちのドラマに 堕ちてゆくのか

 傷ついて 泣きぬれて
 そんな愛しかないなら 悲しすぎる
 惑わせて・・・ 妖しげな おまえは消えても
 今はもう 追いかけはしない


 まやかしの 偽りの 
 それも愛だとするなら 虚しすぎる
 美しい・・・ そのままの おまえでいるなら
 今はもう 追いかけはしない


ひとこと:「今日が誕生日の歌手」シリーズの9月は日にちが詰っている歌手が多くて
この歌手あの歌手にも書きたいと大変です。でも書き手にとってはなんといっても
書くこと書き続けることが大事なので想定した歌手がいれば少しでもいい詞を、と
思えばそれも修練。どんどん書いていきますよ。さて今日は北川大介サンの誕生日。
彼は所属の日本クラウンの男性歌手陣ではとても恵まれているのではないでしょうか。
なぜなら彼ほどコンスタントに新曲を発売している歌手は少ないからです。
彼はド演歌こそ無い、どちらかと言うと歌謡曲調が多いのですがこのブログでも
「噂の3番町」「北風と太陽」「と2篇を
書き下ろしてきました。記事にアクセスしてもらえば分かるようにいろんなテーマと
モチーフで書いています。今回はすっかり大人大人のan-happyなラブソングです。

「つれあい酒」 出光仁美

2015年09月07日 | 今日が誕生日の歌手
出光仁美

わたしの分まで 苦労を背負って
涙を汗に 変えてきた
あなた 今日まで ありがとう
お返しできるものなんて
なんにもないけど 真心を
添えて一献 つれあい酒よ
日本酒

職人気質(かたぎ)の 頑固と意地も
少しは角が とれてきた
あなた 無理しちゃいやですよ
日だまり坂を ふたりして
歩いてゆけたら 幸せと
惚れた弱味の つれあい酒よ

世話やき女房と 無口な旦那
世間は知ったふりで云う
あなた さすがに 照れ笑い
数えてみれば 四十年
阿吽(あうん)の呼吸で 分かりあう
酔って酔わせる つれあい酒よ


ひとこと:今日が誕生日の出光仁美サン、このブログ初登場!
作曲家・水森英夫門下生として修行後、日本コロムビア創業100周年
記念アーティストとして2010年にデビュー。まずまず着実に実績を
積み上げている最中。でもシングル作品でもわかるようにジャンルや
イメージはまだまだ模索中といったところか。いわゆる 歌できれいに
ならずにいい意味で開き直って勝負したほうがいいと思うんだけど。
とか言いながら今回の書き下ろ詞は長年連れ添った夫婦をテーマにしていて
彼女には年配の男女のファンへのお返しというか激励歌です。
歌手が年相応にリアルに唄うのは当たり前。若いからこそ歌唱に工夫した
夫婦ものもまた意外でいいのでは!

「まよい星」 ジェロ

2015年09月04日 | 今日が誕生日の歌手
ジェロ2

愛しい人・・・ ふりむいてくれないと
素肌ばかりか 心までかさつくの
 カウチにもたれ 見つめてる夜の空
 まよい星 ひとりぼっち
 さみしげに またたく

 より添いたくて 好きになったんじゃない
 離れたまま 愛の涙つぶ
 かぞえる女に なりたくないの
まよい星

カウチ

今ごろ何処・・・ もう三日 逢えないと
悪いことしか 思わずにいられない
 お酒に走る ふしだらな女って
 まよい星 胸に堕ちて
 蔑みの 真夜中

 あやまちなんて 一度だけなら許せる
 気づかぬふり 夜ごとさせるなら
 哀れな女は ふるえて眠るの


ひとこと:つい6月にジェロさんを想定して「いつか分かるはず」を
書き下ろしたばかりでしたが今日はジェロさんの誕生日。
このシリーズが続いているので今回は女歌です。
ときどき夜空を見るとひとつだけぽつんとした星を見ることが
ありますね。このブログでは「肩身」「ごめんなさい」「その次の女」「その小指」「酒恋慕」「いつか分かるはず」
彼にはもう5篇を書き下ろしてきた。
ヒット性のある歌を唄ってほしいですねぇ~
*カウチ'couch (sofa)'とは 片肘付の椅子と寝そべることのできる長いすが合わさった横長椅子

「雨のち晴れ晴れ」 三船和子

2015年09月01日 | 今日が誕生日の歌手
三船和子

酸いも甘いも 涙も愚痴も
無いと云ったら 嘘になる
 わかっていますよ ねぇあなた
 だてに女房はしちゃいません と
 越えた ぬかるみ 水たまり
 雨のち晴れ晴れ めおと道
ぬかるみ

我が子なりゃこそ 正しく強く
守り育てた 二十年
 聞かされましたよ ねぇあなた
 親父みたいな 男になると
 何度うれしく 思ったことか
 雨のち晴れ晴れ こころ道

夢の梯子(はしご)を 下から支え
ついてゆきます この先も
 無理しちゃいやです ねぇあなた
 おなじお酒も おいしく呑めば
 明日の日射しが 見えてくる
 雨のち晴れ晴れ ふたり道


ひとこと:またか、と言われてもそればっかり、と言われようと歌手にとって
お得意のジャンルを確立することはなかなか気分の良いものだろう。
夫婦ものや家族ものを唄わせたらイッピンと言えばやはり三船和子サンだろう。
その三船和子サンは今日が誕生日。まだまだ声量もあり声質にも艶があり
円熟を超えて完熟の域だ。このブログでは「妻、母、女」「夫婦峠」「夫婦かっちり」
3篇を書き下ろしています。今回は前述のように夫婦ものですが2番では家族の
思いを含んだものにしました。夫婦の人生は快晴の日ばかりでないことは
当たり前。ぬかるみや水たまりの雨のあとには晴れ晴れの日が来るという
夫婦の応援歌です。10月には歌手生活50周年の全曲集CDの発売もある。
蛇足だが歌手生活50周年、60周年と銘打つ歌手がずいぶん多い。やっぱり
演歌は強い!