❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「湯宿の女」 里見浩太朗

2015年11月28日 | 今日が誕生日の歌手
里見浩太朗

深山つつじの 咲く山径を
結城つむぎの 女がひとり
忍びがくれか 恋捨て人か
情けにかたむく 湯宿の女(ひと)
湯宿

水のさだめに 似た恋ですと
心さめざめ むかしを語る
せめて つかのま 相哀(あいあい)酒で
傷あとうずめる 似たものどうし
川
二日泊りが 三日になれば
どちらともなく 想いがかよう
胸のよどみを 小春日川に
流してお行きよ 湯宿の女(ひと)


ひとこと:里見浩太朗サンは今日が79才の誕生日。俳優としてはもちろん、歌手としても
すっかり地位を確立し堂々の円熟の境地といえるだろう。このブログでは「河畔のふたり」
書き下ろしていますが今回はスタンダードで分かりやすい4行詞の演歌です。作詞では
4行詞はなかなか難しいといわれる。余分な語句を切り捨て、いかに簡潔でしかも深みのある
詞を成り立たせるか、だからです。このブログでもそのようなことをめざしての書き下ろ詞も
いくつかあるのですが、さてそれらがどこまでキレのある詞になっているかは研鑽、推敲の
余地があることでしょう。まぁ勉強勉強の積みかさねです。さていよいよ次回からは12月に
入ります。12月も誕生日シリーズを続けようと考えていますが、どんな歌手にどんな
書き下ろ詞を書けるか、タイトルやモチーフになおいっそうの面白味を感じてもらえるように
と発奮中です。

「磯笛岬」 多岐川舞子

2015年11月24日 | 今日が誕生日の歌手
多岐川舞子

(わら)にもすがる 想いを抱いて
ひとり 伊勢 志摩 朝の海
 沖にもぐって また浮いて
 海女の鳴き笛 いのち笛
  好きなあなたを 呼ぶように
  せつなく聴こえる 磯笛岬
海女

鳴らせば届く ツバスの鐘は
いつか幸せ 来るという
 心ひとつに 寄せあえる
 そんな二人に なれますか
  せめてあなたの その胸に
  抱かれて聴きたい 磯笛岬
ツバス

緋よりも赫い 夕陽が沈む
燃えて染めたい 躰ごと
 そばにあなたが いたならば
 わかるはずです この恋を
  寄せるしぶきの 岩陰で
  涙で聴いてる 磯笛岬

夕陽2

ひとこと:多岐川舞子サンは今日が誕生日。デビューから26年目。コロムビア一筋、彼女も
すっかり中堅、あるいはベテランの部類だ。彼女の恩師・市川昭介さんのもとへ実家の京都と
東京を往復しピアノを弾きながらレッスンを待っていた頃が思い浮かぶ。
前回の田川寿美サンのひとこと欄にも書いたのだが多岐川舞子サンにも独自の歌世界があって
良くも悪くも似たようなイメージを内包している。こと多岐川サンはステージやショーなど
では異ジャンルの歌や得意な楽器などを披露して目新しさを盛り込んだりしているようで
存在感をアピールしている。どの歌手でも昔のように全曲オリジナルのCDアルバムなど
出せればいろんな歌に挑戦もできるが今はほとんどそんな企画はない。
このブログでは「京都悲恋」「影絵坂」「夢わすれ」の3篇を書き下ろしていますが
今回は三重県伊勢志摩を舞台にいろいろモチーフをおり込んで彼女のレパートリーのひとつ
でもあるお得意の叙情演歌です。
じゅうぶん唄い甲斐のある書き下ろ詞をめざしました。       (画像をお借りしました)

「北避行」 田川寿美

2015年11月22日 | 今日が誕生日の歌手
田川寿美

雪が貼りつく 車窓(まど)をふいても
消えるはずなど ないものを
冷えてしまった 缶の珈琲
まるで私の 恋のにが味

 停まる駅が 少なければ
 目をとじて 心閉ざして
 忘れられると 思うそばから
 恋しさだけがまとわりつく 北避行
雪の窓

白いマフラー 赤い手袋
似合いすぎると はしゃいでた
二つ年下 甘え上手な
そんなあなたの 愛の裏切り

 あしたなんて 来なくていい
 目をぬらし 息をひそめて
 愚かすぎると 我が身責めても
 やさしい胸が断ち切れない 北避行


ひとこと:田川寿美サンにとって今年はひとつの決断と区切りを出した年だったろう。
離婚をのり越えさらに歌の道に生きるのだろう。その田川寿美サンは今日が誕生日。
このブログでは「恋孔雀」「夢抱擁」「浪花舟」の3篇を書き下ろしてきました。
3篇とも彼女のこれまでにない詞で気に入ってますが、歌手にはそれぞれお得意の
テーマやジャンルがある。当然彼女にもあろう。
いっとき五木寛之氏の作詞ものや叙情ものなどに挑戦した時期があったがやっぱり
海、港、海峡などは彼女の歌世界をしっかり描き出す。
今回彼女を想定して何を書こうかとあれこれ考えたが悲しいかなやっぱり北もの
冬もののイメージをどうしてもはずせずそれでも思いをこめて身も心もおもいっきり
寒い(笑)詞を書き下ろした。

「紅の河」 森進一

2015年11月18日 | 今日が誕生日の歌手
        森進一2

        河の向こうから 流れてくるのは
        わたしの指から したたりおちて
        紅に染まった 恋の泡
 
         顔を忘れた 人がいる
         いのち削った 人もいる
         遠い昔を たぐってみても
         女は 消せない 彩(いろ)に泣く
        赤い川

        河を横切って 水底のぞけば
        わたしの明日(あした)は 濁りと澱み
        紅がまじれば 闇ばかり
 
         すがりつきたい 胸がない
         あとを追いたい 影もない
         自棄を起こしちゃ いけないことと
         女は 知りつつ 身を責める


ひとこと:歌手生活50周年の森進一サンは今日が誕生日。名実ともに演歌界を代表する
歌手の一人。だがちょっと待って。ここ数年聴き手にはなんか消化不良な感じが否めない。
紅白に出場すれど近々のヒット曲はここ数年唄っていないし新曲発売のサイクルも
明らかに減っている。異ジャンルの作家たちや本人の自作品などにも挑戦しているのだが
結果的にはファンはもとより幅広い支持を受けているとは言いがたい。批判ではない。
これはもどかしさゆえの不完全燃焼な気持ちでいっぱいなのだ。結論、やっぱり他の
追随を許さない極め付きの演歌路線で勝負してほしいなぁ~。
このブログではお得意の女歌で激しい心情を謳った「うずしお」
出会いと愛、愛と別れ、別れと哀しみ。そんな経験もしてきた者だけにわかる
激情と非情。ときに水までが、燃えて熱くなる「燃える水」
屈折した心情を抱く男が、Cという奇妙な名の酒場で酒を飲む、
映像のようなイメージをからませた男歌「C酒場」
人生の終着点、老いを見つめ老いを楽しむ詞「さざなみ」
愛を失くした女が小さな漁港町にたどり着いた
浜宿をモチーフに愛と哀しみの女歌「浜宿」
生きていれば幾つになっても、男だって人生思ったとおりにいかない時がある。
それを分かってくれる人がいても落ち込み凹み、酒に逃げたい時がある。
古びた居酒屋の外はしぐれ雨、いろんな思いを受け止めるのも酒、
やけをおこすな くさるな と慰めてくれるのも酒・・・「酒しぐれ」
6篇を書き下ろしていて自分なりに森サンの新境地を探るべく異彩な書き下ろ詞にも
挑戦してきた。今回は鬱屈した女の情念をめいっぱい秘めた女歌です。
(画像をお借りしました)

「望郷かもめ」 大江裕

2015年11月16日 | 今日が誕生日の歌手
        大江裕

        かもめと云う名の 男にも
        とんで行きたい ふる里がある
        さすらい癖が 沁みついて
        帰りそびれて 三年目
        万葉岬で 背のびして
        潮鳴り聞いてる 望郷かもめ
        万葉岬

        かもめと云う名の 女には
        とうに忘れた ふる里がある
        噂に負けて 泣かされて
        風に追われて 西 南
        呼子港に 陽が落ちりゃ
        しみじみ 人恋う 望郷かもめ
        呼子港

        かもめと云う名の 二人でも
        居場所見つけりゃ ふる里になる
        男は黙って 冬に耐え
        女 もいちど 春を待つ
        沖つ風吹く 夜更けには
        肌寄せ合いたい 望郷かもめ

        沖つ風


                万葉岬:瀬戸内海が東西180度展望でき淡路島から家島諸島、牛窓
                    に至る万葉故地を背景に春には桜が咲き瀬戸内海の絶景
                呼子(よぶこ)港:佐賀県の最北部、漁業が盛んで「呼子の朝市」で
                    知られる
                沖つ風:沖を吹く風、沖から吹いてくる風

ひとこと:日本クラウンで北島三郎氏の前頭筆頭候補の大江裕サンは今日が誕生日。
いつ見ても見ているほうが気恥ずかしくなるような(悪い意味ではない)歌手だ。
物腰は奥ゆかしく(男に使う語句ではないが)歌唱は若干唄いすぎる感があるが
緻密で丁寧。デビュー時に比べると歌の幅も広がってきた。今は女歌を唄っているが
それもまたレパートリーを広げる意味で良いことだ。このブログではこれまでに
「行ってまいります」「他人傘」の2篇を書き下ろしています。今回は王道演歌を
書き下ろした。男と女をかもめになぞらえ、男は帰りそびれ女は忘れたふる里を
趣ある土地をモチーフに思いを馳せる設定。テンポのある曲調にしてこればっかりは
素直に唄っていただきたいイメージです。男性演歌陣の三役入りをめざして頑張れ!

「薔薇水」 寺本圭佑

2015年11月15日 | 今日が誕生日の歌手
        寺本

        わたしを 思い出したいなら
        部屋の隅に置いといた
        薔薇の水を お飲みなさい

        気付いたはず───
        カラフェの底に沈んだ
        真紅の花 たったひとつ

        女は 薔薇のように咲き
        男は 薔薇の棘でいたぶる
        顔をつつんで くちづけて
        何度も香りを嗅ぎながら
        最後は 花びら 噛みちぎる
        薔薇水
        あなたを 忘れたくないから
        部屋の隅で冷えている
        薔薇の水を 飲んでほしい

        みじかい恋───
        カラフェの底で いつかは
        真紅の花 枯れてしまう
        薔薇
        女は 薔薇のように咲き
        男は 薔薇の棘でいたぶる

        女は 薔薇のように散り・・・
        男は 薔薇の色も忘れる・・・

                 *カラフェは水などを入れるピッチャーのフランス語

ひとこと:歌手が所属のレコード会社を移籍する理由にはそれなりの
事情があるのだろうが部外者にはその真意を知る由もない。
しかしファンや歌好きな者にとっては、いい作品に出会いヒットが
出てネームバリューが上がれば良いことである。
今日が誕生日の寺本圭佑サンもつい最近移籍した一人。
これまでに発売されたシングルは4枚。彼が本当に唄いたい歌と
これまでの作品がマッチしているかは疑問な部分があるが
そんなことはえてしてすべてうまくいくとは限らない。
しかしヒット歌手に割り込むにはある意味いろんな面でハマらないと
むずかしいだろう。このブログでは彼の出身地・奈良をテーマに
「やまとの女(ひと)よ」を書き下ろしている。
今回は彼もビックリするだろう、女歌です。しかもタイトルは
「薔薇水(みず)」清涼飲料水のひっかけではありません。
つい最近訪れたレストランでテーブルに運ばれたカラフェに
赤い薔薇の花びらが一枚入っていたのです。これには思わず
その場で詞ごころが動かされました。
 別れて去っていった女性が何の意味か部屋の片隅の
 小さなテーブルに薔薇水を置いてゆく
 男は恋の終りを知り愛に対する悔悟を思い知らされる・・・
 なんと意味深な女性のメッセージ
 男の打ちのめされた心の揺れ・・・。

「思い出させて」 由紀さおり

2015年11月14日 | 今日が誕生日の歌手
        由紀さおり
        思い出させて たちよ
        私が出会った 人たちのこと
        思い出させて あかり
        私をつつんだ ぬくもりの日々

        見えるものしか 信じられずに
        心にとじこめた 本当は大切なこと

        聞きおぼえある 声がしている
        耳をすましても 誰だか分らない
        そんな淋しい私に いつからなってしまったの
        思い出させて まぼろしに変わるまえに
        月2

        雨
        思い出させて みなみ風
        私が歩いた 道のりのこと
        思い出させて 雨の音
        私の涙を 抱きしめた日々

        言葉足らずを かばいきれずに
        自分に背を向けた 若い日の大人げの無さ

        なぐさめに似た 声がしている
        耳をすましても 誰だか分らない
        そんな冷たい私に どうしてなってしまったの
        思い出させて うたかたで終わるまえに


ひとこと:日本語の美しさにこだわった活動を続けてきた由紀さおりサン。ステージでも
昨今の歌謡界の詞(ことば)の乱れや嘆かわしさを公言してはばからないほど詞による
歌の心の大切さを大事にしているという。2枚のカヴァー・アルバム『VOICE』でも
そのコンセプトをはっきり打ち出したものだ。その由紀さおりサンは11/13が誕生日。
このブログでは「Woman Road ~わたしの道~」「Silky Rain,Lonely Woman」
「イスキアの鐘 ~佐藤初女さんに寄せて~」
の3篇を書き下ろしてきました。
由紀サンならではの歌世界を存分に表した書き下ろ詞と自負しています。
今回は私小説ふうな、あるいはジャンヌ・モローの映画のような世界を書き下ろしました。
人の出会いと別れ、喜びと哀しみ。過ぎ去っても忘れたつもりでも心のどこかに消えずに
残っているもの。忙しさやそれなりの立場を理由にしてもふっと自分を見つめ、あえて
思い出すべき自分と向かい合う。もちろん由紀サンにも・・・

「誘惑のカリモーチョ」 川上大輔

2015年11月12日 | 今日が誕生日の歌手
      川上大輔

      おとぎばなしは 好きじゃない
       そんなつもりはないから 安心を
      あなたは 運のいい人ね
       今は独りと言うのは ほんと?

      もう よしましょう 
      もってまわった おしゃべりは
      一杯だけなら おつきあい
      本気モードは 二杯目からよ
       誘惑ごっこの カリモーチョ
       今夜の出会いに
       乾杯! カリモーチョ
      カリモーチョ
      見た目ほどには 若くない
       年を気にする人って 興味ない
       あなたは ツキがありそうね
      夢は見ないと 決めているんだよ

      それ 同感ね
      あてにならない 絵空事
      こんなに飲んだの 久しぶり
      おとな好みで おしゃれに酔える
       誘惑仕立ての カリモーチョ
       ひと夜のドラマに
       乾杯! カリモーチョ


ひとこと:歌手がデビューしていきなりヒットを放つ新人もいれば一年二年と経過しても
これぞといったヒットにありつけない歌手もいる。1に作品2に個性3,4がなくて5に宣伝
という業界だが5の宣伝などは今やレコード会社に昔のようなチカラは無く原盤の版権を
持つ音楽出版社や事務所のチカラということになるのだがそれとてデビューのお披露目時
の話題づくりのお膳立てのあとは地道なキャンペーンや小規模なイベントに費やす期間が
多くなる。前置きが長くなったが川上大輔サンにしても2013年のデビュー以来2年を過ぎた。
特異な声質、それなりのイケメン、あとはやはり作品のインパクト次第と考えるが
なんとかならぬものか。その川上大輔サンは今日が31才の誕生日、30を過ぎた。
このブログでは「冬子傷心」「夢 口紅 ~Dream Rouge~」「禁断のDivo」と3篇を
書き下ろしてきたが今回は彼の声質に魅力を求め、お遊び的要素を含んだ男と女を一人で
唄い分ける趣向を凝らした。男、女、そしてソロの部分を歌で演技するのだ。となると
それはメロディーの出来いかんに依る。こういった企画力を工夫してそろそろ全国区に
浮上してほしい歌手だ。ちなみにカリモーチョとは赤ワインとコーラを混ぜるだけの主に
スペインで庶民に愛されているカクテルでホームパーティーや今どきの世代にウケている。 

「迷夢 ~MEI-MU~」 北沢麻衣

2015年11月11日 | 今日が誕生日の歌手
        北沢麻衣

        忘れた男ほど 寝ている耳もとに
        私の答えを 欲しがってくる
        切れた。別れた。忘れた。と
        何度言っても 聞き分けなくて
        思わず叫んで 目がさめる

         男運がないことは
         この街捨てても おんなじだった
         ずっとなにかを 落し物・・・
         そんな気がして 戻ってきた街
         男のせいじゃないはずなのに・・・
         寝室
        
        負けたね 若さには 隣りで飲んでいた
        二人の女に お手上げの夜
        似てる。似てない。気のせい。と
        しゃべりどおしの 会話の端に
        あんちくしょうが ひとり居る

         遠まわりしたけれど
         昔のカタチに 戻りたかった
         ほんの3人 5人でも
         私 おぼえていてくれるなら
         古びた夢は 見ないで済むと・・・


ひとこと:とても好きな作品『銀次』のヒットを持つ北沢麻衣サンは今日が誕生日。
歌手としてのブランクがあったのですが時を経てカムバックしライヴなどを中心に
円熟した歌唱を披露しているようで喜ばしい。
このブログでは大好きな女優だった太地喜和子がかつて主演した映画『触角』が
忘れられなくてその情念の世界を詞にした「触角」
男運が悪かった見る目がなかったと割り切って意外とDRYかもしれない。
そんなシチュエーションの「くれてやったよ」の2篇を書き下ろしています。
今回はいろいろな事情で歌手活動を休止していた彼女を知っていることをヒントに
ずっとなにかを~の終り3節、ほんの3人5人でも~の終り3節にその思いを
今後の彼女に期待を込めた。

「もどり雪」 椎名佐千子

2015年11月03日 | 今日が誕生日の歌手
        椎名佐千子2

        春の一文字 追いかけて
        花も季節に めざめるものを
        まるで あなたの 意趣返し
        別れた二月に 引きもどす
        雪は堅雪 つぶて雪
        おんな泣かせる もどり雪
        もどり雪

        三十路半ばの おんなには
        云うに云われぬ しがらみばかり
        明日のあてなど ない町で
        暮らしてゆくのが 怖かった
        いくら好きでも 愛しても
        羽根をたたんだ 弱気鳥

        責めは受けます 許してと
        詫びる思いを 分かってほしい
        今はあなたの 倖せを
        祈っております 心から
        雪は淡雪 ちぎれ雪
        恋はうたかた もどり雪


ひとこと:そろそろ雪の情報が報道される季節になりました。関東あたりは暖冬との予報ですが
どうなることやら。詞は季節に準じて書くばかりではないのですがそれでも雪ともなれば演歌には
欠かせないテーマで書きたくなります。さて11/3は椎名佐千子サンの誕生日。2002年のデビュー
以来13年目。キングレコードでもいよいよ演歌の中堅歌手。椎名サンの持ち歌では海もの港もの
海峡ものが結構多くそれが似合う歌手でもあります。このブログで私はあえてそれらをはずして
「あじさい情歌」「雪花の愛」「お水送り」「春告げ花」「異国のひと」と5篇を書き下ろして
きました。彼女にはもっともっとジャンルも幅広く唄える可能性がある歌手だと思うからです。
今回の書き下ろ詞は
 春も間近い冬の終りに別れた人を思い出させるように雪が降ってくる・・・求められながらも
 愛に背いてしまった女性の意気地なさ、弱さを責めるようにもどりの雪に泣く・・・。
椎名サンお得意のジャンルです。