窓をつたう 夜の雨は
別れた女の すすり泣き
しあわせ欲しい と 云っては泣いた
ひとりはいや と また泣いた
甘えていても すねてても
俺にはだいじな おまえ・・・だったよ
週に一度 月に四度
逢いたい 逢えない もどかしさ
肌よせ合うたび 心が炎えた
くちづけしたら なお炎えた
答えをすぐに 出せたなら
日なたを歩ける ふたり・・・だったよ
留守にします 探さないで
みじかいメモ書き 走り書き
秋から冬へと 寒くはないか
あの日の夢を 捨てたのか
許してくれ と 詫びながら
情け灯(び) 消せない おまえ・・・なんだよ
ひとこと:1970年に野村真樹の芸名で「一度だけなら」でデビュー後、
1982年に現在の芸名に改名し現在に至る彼も芸能活動45年目、62歳になった。
BSの歌番組に出演、久しぶりに歌を披露していた。
このブログでは「小樽」を書き下ろしていて今回は2回目の登場。
愛し合っていても一緒になれない運命(さだめ) ひとり、女は身を引く。
男にはそんな女への恋慕と詫びごころが今でも募る。
心の中にはいつだって情けという灯をともしながら・・・
『この歌手のお勧め曲』1.歌舞伎町の女 2.一度だけなら 3.信じてほしい