❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「河内そだち」 叶れい子(叶麗子)

2010年11月30日 | 演歌女性歌手
叶

  河内そだち



  生駒山が云うてます
  惚れたらとことん ついてゆかんかと
  風にさからう この恋だけど
  かまいまへんか なぁ あんさん
  河内そだちの 河内そだちの おんな道


  (せりふ)
  どないしたんやろ この気持ち
  あんさんに逢うてから
  うちは ほんまの女に
  女になってしもうたんや


  古い話は云わんとこ
  今さら云うても キリがあらへんし
  水にただよう 浮草だって
  わからしまへん なぁあんさん
  河内そだちに 河内そだちに 春はくる


  二度と私(あて)は泣きまへん
  一緒になれたら それでええんやもん
  親にもらった 命のほかに
  何もあらへん なぁあんさん
  河内そだちは 河内そだちは 恋おんな



   ひとこと:「通天閣の歌姫」の異名を取り
         NHK「ふたりっ子」のモデルにもなった彼女。
         現在も通天閣歌謡劇場に定期的に出演し
         頑張っている様子。
         こういった歌手こそ
         こつこつとシングルを発売できるよう
         応援してあげたいもの。
         岡千秋先生、いい曲を書いてあげてください。


「母娘傘」 森若里子

2010年11月29日 | 演歌女性歌手
里子

  母娘傘



  しぐれ底冷え お客も途切れ
  のれん下ろして 早じまい
  たまにはいいの 骨やすめ
  やさしく気遣う 娘には
  長い苦労の かけどうし
  ひとつ傘 こころ寄せ合う 母娘傘


  娘ざかりを 片親そだち
  陰で泣かせた 借りがある
  二十才の春を 待ちきれず
  見よう見真似の 酒づとめ
  咲いてうれしい 花ひとつ
  かえり道 雨もなみだの 母娘傘


  ひとり娘を 盗られるようで
  見合い話しも 聞きながす
  無理しちゃだめよ これからは
  ぽつんとつぶやく いたわりを
  呉れるこの子を 生きがいに
  おんな坂 明日にひろげる 母娘傘



   ひとこと:そろそろ歌手生活30周年の森若サン。
         TVへの露出は多くないが
         作品的には味のあるものが多い。
         いっときはママさん歌手などと
         言われた時期もあったが
         いい意味でやっぱり彼女には
         母子の情愛を唄う詞が似合う。


「噂の3番町」 北川大介

2010年11月28日 | 演歌男性歌手
北川大介2

  言い訳するなよ お前が悪い
  やっぱり後悔 してるじゃないか
  素直な あの娘をさ
  いじめて泣かせて 男じゃないぜ
  はぐれて夜風に 背をまるめ
  泣いているという 噂の3番町

  あの娘に逢わなきゃ 今ごろお前
  風来坊だよ いい歳してさ
  揃いの トレーナー
  ひとりで着たって 似合っちゃいない
  風邪でもひいたら どうすると
  着せてやればいい 噂の3番町

  駅前通りの 灯りも消えて
  あの娘は待ってる 今夜もひとり
  余計な 意地張らず
  今からすぐにも 迎えにゆけよ
  ふたりが互いの おもいやり
  寄せりゃ出直せる 噂の3番町


   ひとこと:デビューして12年。コンスタントに作品も増え
         ヒット賞やレコ大の賞も受賞してはいるが
         今ひとつ焦点の定まらない
         これといった作品がないように思える。
         ご当地もの、北ものと
         いろんなジャンルに挑戦はしているが…
         なにかガツンとくるような歌が聴きたいな~。

「人生現役」 二葉百合子

2010年11月27日 | 演歌女性歌手
二葉

  人生現役


  心の色を 問うならば
  紺碧の海 夢の色
   厳しくつらい 日があった
   幾多の友が 先立った
  我が人生の 航海は
  終わりを知らず 涯もない


  心を旅に たとえれば
  沈むも浮くも 波まかせ
   やさしき母は 天の星
   わが子と夫(つま)は たからもの
  我が人生の 潮騒を
  見つめし丘の 青みかん


  心に愛が ある限り
  舵とる明日へ ねがい船
   生きとし生ける ものは皆
   尊きものよ 師なるもの
  我が人生の 海原に
  なみだも熱き 回想譜




  ひとこと:引退を発表した二葉サンが
        最後の紅白となろう今年、出場を
        確実視していたのに残念。
        3月に引退公演があるのを
        有終の美として温存したのか
        それでも公演に行けない人や
        地方の多くのファンのためにも
        紅白の目玉として
        その歌声を聴かせてほしかった。
        二葉サンを尊敬するところは
        いつどんな場面でも驕らず高ぶらず
        歌に対して真摯であること。
        浪曲を絶やしてはいけない
        という絶対の信念と過去の苦労を忘れない
        そして今在ることを感謝する、という
        大ベテランにしてこの謙虚さ。
        すべてに敬服しつつ、心をこめて書いた1篇。


「じゃんけんぽん」 瀬川瑛子

2010年11月24日 | 演歌女性歌手
瀬川

負けたらつよがり云わないで
おさまりなさいよ もとのさや
はじめはグーで じゃんけんぽん
ほらほら勝った 勝ちました
唇つんと 突き出して
封じ込めたい 浮気虫

惚れたと最初に云ったのは
誰でしたかねと 戯ればなし
たしかめましょうか じゃんけんぽん
あらあら負けた 負けました
惚れさせ上手 抱き上手
油断できない 恋の道

お酒は死ぬまで飲めますよ
色気も死ぬまで 枯れません
どっちがつよい じゃんけんぽん
またまた勝った 勝ちました
思わぬとこで ぼろが出て
女ざかりが 角を出す

女で苦労も二度三度
お酒は愚痴酒 おごり酒
涙を噛んで じゃんけんぽん
ほとほと負けた 負けました
ひとりじゃなにも 出来なくて
捨てておけない やさ男

僕よりいいやつ 好きなやつ
見つけていいよと 見栄っ張り
ほんとか嘘か じゃんけんぽん
最後に勝った 勝ちました
今さらよそ見 してみても
得にならない 恋勘定


   ひとこと:普通はキャラクターと歌のイメージは真逆が多い。
         だけどときには二つがぴったり、でもおもしろい。
         そろそろ年末、宴会の季節。
         手拍子ソングが少ないし、うさばらしの歌もない。
         奇抜な衣装で、満面の笑みで唄い、はじける
         瀬川サンを想像したら、こんな詞ができた。

「白か黒 ~White or Black~」 美川憲一

2010年11月22日 | 演歌男性歌手
美川

  白か黒  ~White or Black~


  やけどしそうな 恋をして
  あとは燃え殻 煙ばかり
  嘘ではじまる いさかいが
  日ごとふくらみ 別れをさそう
  白なら白 White or Black 
  黒なら黒 White or Black
  はっきりしたい 性格(たち)だもの


  つれてゆくには Aがいい
  ひと夜抱くなら  Bがいい
  酒の噺に じゃれ合って
  うつつぬかした 大馬鹿野郎
  白なら白 White or Black 
  黒なら黒 White or Black
  おもちゃにされちゃ たまらない


  骨がありそに 見えたけど
  まるで受け身の 意気地なし
  頬をたたいて なびかせて
  なみだ拭きとる やさしさもない
  白なら白 White or Black 
  黒なら黒 White or Black
  本音で生きる あたしなの



   ひとこと:演歌・歌謡曲のジャンルと言えども
         歌手の知名度やキャラで曲が売れる時代は
         とっくに終っている。
         案の定、美川サンも今年の紅白は落選!
         小林幸子はどうなのよ~って?
         そりゃああの如才ないくらいの媚と
         根回しの良さですよ。
         ほかにも出場が疑問視される
         演歌系はいるけど
         美川サンに限って言えば
         歌も活動もマンネリが一因。
         本質や力量を突く作品づくりでもないし
         他人のコメンテーターなんかどうでもよくって
         一作一作いい歌を残していくことが
         ベテラン歌手の使命と義務。
         そうでなければ旧態依然のファンしか
         見向きもしない。
         紅白は卒業、なんて逃げ口上にせず
         来年は勝負曲でぜひ紅白復帰を狙ってほしい。


「三つの車輌」 天童よしみ

2010年11月19日 | 演歌女性歌手
過去という名の 夜汽車なら
たぶん一番うしろだろう
空いた席など ひとつもなくて
みんなうつむき だまりこむ
乗っちゃだめだよ いけないよ
昔にもどって なんになる
終った恋なら なおさらに

今日という名の 各停は
それは真ん中あたりだろう
荷物ばかりを やたらと置いて
いつか寝たふり 知らんぷり
乗ってもいいけど さびしいよ
笑顔がないから 寒すぎる
仲間がないのは つらすぎる

明日という名の 急行は
のこり一つの車輛だろう
席の数なら 少ないけれど
ひとり一人が 指定席
乗るなら今だよ 間に合うよ
待ってる誰かが いそうだね
夢ならさがせば 見つかるよ


ひとこと:BSなんかで木造駅舎や世界の鉄道などを見ているとふっと穏やかになるひとときがある。
過去・現在・未来を車輛に置き換えて書いた。
美空ひばり>天童よしみ=一本の鉛筆<三つの車輛ってところ。

「その年の冬」 伍代夏子

2010年11月13日 | 演歌女性歌手
その年の冬

  その年の冬



  その年の冬 あなたに出会い
  あとにひけない 恋に堕ちました
   いびつな自分に 目覚めさせ
   毀れる女を 受けとめる人
   あなたに織りなす こころ 恋つむぎ
   手ざわりに 胸を焦がされ
   肌あいに ななめ 身をよじる
  その年の冬 あなたをもとめ
  闇と明かりの 途をゆく



  いくたびの冬 あなたに迷い
  先の見えない 愛にゆれてます
   誰かをどんなに 焦がれさせ
   最後はわたしの 前にいる人
   あなたに染めぬく いのち 恋つむぎ
   着心地に 夢はおぼろに
   ふるまいに ぬれて眸がうるむ
  その年の冬 あなたを信じ
  香りひそかな 花と咲く




    ひとこと:図書を整理していたら
          昔好んで読んだ立原正秋が目にとまった。
          鎌倉・京都・奈良… 
          文庫本を携えてなんど訪ねたことか。


「ぬくもりから淋しさへ」 日野美歌

2010年11月08日 | 歌謡曲女性歌手
日野

  ぬくもりから淋しさへ



  最後に一度だけあなたと並んで
  陽だまりを歩かせて
  そのあとあなたから背を向けてかまわない
  想い出ができるから
   
   ぬくもりから淋しさへ帰ってゆくわ
   涙や傷みは夜がきてあふれるでしょう
  あなたに似合う女になれたら
  お別れしないですんだけれど
  のぞむことがいつだって叶うとは限らない
   
   ぬくもりから淋しさへ
   ひとりになればつらいほどわかる



  ほんとはなにもかもあなたを忘れて
  死ぬことも考えた
  たとえば朝が来て目が覚めずいたならば
  運命とわりきれる

   ぬくもりから淋しさが迎えにくるわ
   涙や傷みはいつまでもあふれるでしょう
  あなたが好きな女になれたら
  いさかいしないですんだけれど
  のぞむことがいつだって叶うとは限らない
   
   ぬくもりから淋しさが
   わたしのなかで寒いほどつのる




    ひとこと:JAZZYなムードで大人の愛と別れを唄う。
          着飾らず、嘘っぽくなく…
          だけど別れはやっぱり辛くて淋しい。
         そんな雰囲気の似合う美歌サンに贈るLOVE SONG

「みちのく情歌」 上杉香緒里

2010年11月06日 | 演歌女性歌手
上杉

少し時間をくだされば
せめて春まで 待てるなら
ふたりで暮らせる日がくるわ
涙を夕陽に 染めながら
あなたのやさしい 眸がぬれる
みちのく晩秋 しのび旅
夕焼け

今の生活(くらし)を投げ捨てる
それはなんにも 怖くない
わたしに非がある 罪がある
素泊まりばかりを かさねては
北からながれて もう三日
みちのく遠野の 風も泣く

これを最後の旅にして
明日はもどって 東京で
想いをつないでゆきましょう
あなたの若さを 糧にして
かしこい答えを出すつもり
みちのく陸奥路に 星が降る


ひとこと:ある日、今までに見たこともない夕焼けの美しい光景に出会った。
晩秋・夕暮れ・秋の風・・・ 
詞を書いていたら自然と上杉香緒里サンがイメージされた。