❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
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「みちのく雪手毬」 福田こうへい

2013年08月24日 | 演歌男性歌手
福田こうへい2

眉をかすめた 初雪が
おれを故郷に 連れ戻す
嘘を 夢だと 説き伏せて
ひとり残した あいつサ・・・ ヨサエ~
も少しな あゝ 待ってろな
ひとりつぶやく みちのく雪手毬
雪の町

声を聞いたら 泣くからと
届く便りの なみだ文字
髪を 手指を 凍てつかせ
長い冬越す あいつサ・・・ ヨサエ~
ごめんよな あゝ 勘弁な
意地を丸める みちのく雪手毬

ここで妥(お)れたら 悔いだけが
おれに一生 つきまとう
少し明かりが 見えたよと
抱いてやりたい あいつサ・・・ ヨサエ~
心はな あゝ お前だけ
てんて てん毬 みちのく雪手毬

手毬2

よもやま:先日、早朝のTV歌番組に福田サンが出ていた。
このブログでは 「望郷ツンツン節」「ふるさと万来」をUPしているが
どちらも福田ファンであろう方に今も多くのアクセスをいただいている。
まだまだ猛暑の毎日、業界ではもう秋から冬への新譜情報が見受けられるので
福田サンへの書き下ろ詞、第3弾は
夢を叶えるため都会へ出た男が、ひとり故郷に残した女性への恋慕と詫びを
雪手毬になぞらえた演歌です。

「おとな恋」 西崎緑

2013年08月17日 | 演歌女性歌手
西崎緑

恋はもう しなくていい と
ひとり勝手に 決めていました
秋が去き 冬を越えるたび
春はつまづいて 花の咲かない
わたし・・・ さびしい

 あてにならない 星座占い
 見るともなしに 読むともなしに
 心のどこかで 恋を欲しがる
 ・・・女です

好きでした この人なら と
秘めて尽した 過去があります
つらくても そして哀しみも
いつか倖せを つかむためだと
それも・・・ そらごと

 ひとりぽっちの 夜は長くて
 することもなく 眠りも浅く
 年端をかさねる 変わりばえない
 ・・・女です

もしも まだ こころに炎える
榾火あるなら 変われましょうか
紅をひき 髪を結い上げて
誰に会いましょう そして大人の
恋に・・・ なりたい


よもやま:つい最近、TVで西崎緑(旧芸名:西崎みどり)サンが出ていて新曲を歌っていた。
1974年『暗闇仕留人』(『必殺シリーズ』第4作)の主題歌「旅愁」がミリオンセラーとなったが
以後、舞踊のほうにウエイトを置いた時期が長く、歌手としてはずいぶんブランクがあった。
彼女の歌唱には結構、wet感と色彩(いろ)があって
CDをじっくり聴くとなかなか味わい深い。
そんなわけで大人の恋をテーマに艶(つや)歌を書き下ろした。

「奥美濃憂愁」 真咲よう子

2013年08月12日 | 演歌女性歌手
まさきようこ

伊吹おろしが 忘れたはずの
あなたを呼んで 吹き荒れる
心のすきまに 切り込むように
たぎる想いが よみがえる
 おんな・・・ 奥美濃・・・  
 吉田川沿い もどり宿
吉田川

紅の糸なら 結べたものを
はかなくほそい 草木帯〆(しめ)
のぞみはあなたと 居ることだけ と
いのち焦がした 罪ひと夜
 おんな・・・ 奥美濃・・・
 雨も無情の ひとり床

水の流れは さだめとおなじ
ふたりをつなぐ 橋もない
もしや に引かれて 格子戸づたい
丸く角なく 添えたらと
 おんな・・・ 奥美濃・・・
 唄が泣かせる 郡上節

徹夜おどり

ひとこと:旅行もいろんなところへ行ったが岐阜・郡上八幡は
とても趣があり忘れられない土地。
8月13日から4日間の郡上おどりの徹夜踊りは
熱気と熱狂が交差し、それでいて情緒あふれる夏の風物。
水がきれいで染めと織りの町。
成さぬ恋に身を灼く女が、なんとも絵になる、歌になる。

よもやま:月遅れのお盆が来て、8/13からは郡上おどりの
徹夜踊りが始まる。このブログではこれまでに、ことさら
思い入れのある岐阜・郡上をテーマに
「奥美濃炎歌」大石まどか 「飛騨の女と美濃おとこ」 石原 詢子 
「奥美濃炎歌」 玉ちゃん(玉村静一郎) 
そしてこの「奥美濃憂愁」をUPしてきました。
新しく書き下ろ詞を、と思いもしたのですが、愛着もあり
あらためて再掲載します。

「夕月橋」 山内惠介

2013年08月02日 | 演歌男性歌手
山内惠介5

灯篭流しの 灯りのように
お前の胸は あたたかだった
 とんではじけた 夏花火
 名残り惜しいが 恋しいが
  夕月橋から 幻影(かげ)乗せて
  ゆくは無情の わかれ舟
灯篭流し

きつねの嫁入り 日暮れの雨に
浴衣の裾を ぬらしたお前
 見てはだめよ と 着替えれば
 色香おんなが 匂い立つ
  夕月橋まで 幻影(かげ)追うて
  待てば逢いたさ なおつのる

風鈴
軒先忘れの 風鈴ひとつ
さびしい音で 鳴るんじゃないよ
 思い偲ばす 旅まくら
 千にひとつの 再会を
  夕月橋から 幻影(かげ)待てば
  あたり夜霧が たつばかり


  ひとこと:お盆というと月遅れのお盆
       旧盆がもっぱらで、子供の頃は
       盆踊り、灯篭流し、花火大会など風情と
       いくばくかの食の楽しみがあった。
       今年もまた熱い夏だが、この時期の詞も
       書いておきたいと思う。
       加えて山内惠介にも注目しているので
       彼の持つイメージを膨らませると
       個人的には本格的な演歌を期待しているので
       絵になる詞を心がけた。

これまでの記事で今ごろは何を書き下ろしていただろうかと検索し
夏の風物詩から、まずは花火という語句を取り入れたものとして
「恋灯虫」 長保有紀  「秩父夜祭り」 冠二郎 「大阪ミラクルナイト」 島倉千代子&都 若丸:「都劇団」座長 「志木 おんな暦」 若林のり子 「小樽」 野村将希 「東京風来坊」 藤正樹 
「人生、ダブルボギーでも」 冠二郎
 と そしてこの「夕月橋」があった。
上記の記事は2011/8/9にUPしたもの。自身で気に入った詞でもあるので
あらためて再掲載してみた。
また山内惠介サンにはこれまでに「それからのTOKYO」「恋夜叉」「くれなゐの雨」「走り雨のブルース」「秘め花 ~サフラン」「おかよ」「雪の回廊」「冬の酒」 と9篇をUPしています。
それぞれに思い入れのある書き下ろ詞なので、是非ご覧になってください。