「はじめて書き下ろす歌手」の不定期シリーズも
今回想定した 桂竜士 さんで23篇め。
1983年のデビューで歌手生活34年目のベテラン!
今では愛息・真田ナオキさんの父上として親子鷹
の奮闘ぶりです!
「破天荒」
遠慮するなよ 親だからとて
お前はお前の 道を往け
右も左も 分からぬうちは
泣きもしただろ 迷ったろ
これじゃぁいかん なんとかせにゃと
雑草魂 破天荒
うしろ向くなよ よそ見をするな
男に野望は つきものだ
恥をしのんで よこした文(ふみ)に
俺はお前の 意地を見た
我が子のために 全霊こめて
後押ししようぞ 破天荒
弱音吐くなよ 負けたら終わり
その手でつかめよ てっぺんを
やがて時代は お前のために
風が吹くだろ 陽も射そう
この目で確(しか)と 見ていてやるぞ
反骨魂 破天荒
ひとこと:愛息・真田ナオキさんが2016年3月に歌手
デビューし、早いもので24日がくるともう1年。
彼のメディア露出がますます増えた分、桂さんも
新曲を引っさげ精力的に同行するキャンペーン等が
続いているようです。SNSのおかげで書き手としての
自分も書いてみたい歌手がどんどん増えて大いに
そそられている。さて今回の書き下ろ詞はいかにも的
だと言う人がいるかもしれないが、テーマはもっと
広角で親子に限らずあらゆるジャンルで師匠と弟子、
コーチや監督と選手、職人の師弟関係などさまざまに
共通項のある詩世界だと思って書いた。
破天荒という漢字のイメージから「めちゃくちゃ」
「豪快」「型破りである」「乱暴」といった強引に
物事を推し進める意味はありません。破天荒とは、
今まで誰も成し得なかったことを行うこと。
偉業は称賛に値するように前人未到の境地を切り開き
その頂(いただき)に立つような行為のこ とを言います。
これぞ桂さんお得意の重量感ある男歌。ますます声援
したいベテラン歌手です! (画像をお借りしました)