♠原田ヒロシ★あの歌手にこの詞(うた)を！11月の特集《歌手生活＊周年》の歌手 第20弾

落葉舞う季節。朝晩は日増しに寒さが加わってきます
今月の特集は《歌手生活＊周年》！
区切りを迎えキャリアをかさねると歌手も微妙に変化や進捗が見られます
なのでCDの全曲集などはやはりオリジナル収録が良いのです

「○周年」の数え方は「満」でも「かぞえ」でも誤りではないようです
Myブログのコンセプト《Virtual書き下ろ詞》でリストアップはしたけど
該当する歌手はほかにも多いだけに、選んだ一人ひとりに心をこめて
image、novel、feeling、storyふう、さまざまに書き下ろしていきます。
今日、想定した歌手は 原田ヒロシ さん。出身地は横浜市鶴見区生麦　
1980年、テイチクレコードから【ロンリー・ガール】で歌手デビュー。
歌手生活38周年です！


巷　～まち～

ひしめく車　まばゆいネオン
肩をこずかれ 立ちどまれば　信号は赤

この巷に　背を向けて
この巷を遠ざけた　気まずい日々がある
どこに流され　何に迷っても
ゆきつく場所が此処にある

もの云わぬ酒を注ぎ　見えもしない夢をあおる
こころ曇らせ　傷つけようと
負けてしまえば　おしまいだから


冬枯れ並木　飛び散る芥塵
ビルのすきまを すり抜ければ　真夜中の雨

この巷に　指さされ
この巷を憐れんだ　いじけた時がある
だれか愛したり　そして別れたり
消せない過去を抱いている

また厭きず酒に酔い　嘘っぱちの歌に泣ける
躰いたぶり　ひきずられても
逃げてしまえば　それきりだから


もの云わぬ酒を注ぎ　見えもしない夢をあおる
こころ曇らせ　傷つけようと
負けてしまえば　おしまいだから

ひとこと：原田ヒロシさんは演歌、歌謡曲、ソウル、ブルースなど
ジャンルを問わずに幅広い活動を続け大衆演劇の役者としても活動。
《はじめて書き下ろす歌手》シリーズに初登場です。

●出身地にちなんだ《お持たせ人気グルメorスイーツ》
「ふくべ菓子舗」の「ハマグリ最中」

（画像をお借りしました）

冠二郎 「やさし歌」★あの歌手にこの詞(うた)を！11月の特集《歌手生活＊周年》の歌手 第7弾

晩秋の行楽やグルメを堪能しながら日々を楽しんでいますか？
11月の特集は《歌手生活＊周年》
ベテラン、中堅、異色、番外と、区切りの良い年数を基準に
多彩にリストアップして書き下ろ詞を進めていきます。
「○周年」の数え方は「満」でも「かぞえ」でも誤りではないようです
Myブログのコンセプト《Virtual書き下ろ詞》でリストアップはしたけど
該当する歌手はほかにも多いだけに、選んだ一人ひとりに心をこめて
image、novel、feeling、storyふう、さまざまに書き下ろしていきます。

今日、想定した歌手は 冠二郎 さん。出身地は埼玉県・秩父市　
1967年11月 ビクターレコードから【命ひとつ】で歌手デビュー。
歌手生活50周年です！


やさし歌　　　　　　　　　　　　　

湯気のむこうに　見えかくれ
おまえの笑顔が　うれしいね
月に一度の　約束だもの
うまい手料理　うまい酒
惚れたふたりの　めおと膳


思わなかった　この歳で
おまえに出会えて　よかったよ
走りつづけた　ご褒美だろか
縁はいいもの　粋なもの
どうかたのむよ　この先も

見せたかったよ　おふくろに
いくつか似ている　とこがある
元気印を　売りものにして
唄う憂き世の　歌いくつ
こころ込めます　やさし歌

ひとこと：晩婚ながらも幸せなのでしょう、すっかりマイペースの
域になった感の冠二郎さん。寄る年波は否めないが、ならば
歌だってやさしさが一番！
●冠二郎さんを想定したこれまでの書き下ろ詞
「土性っ骨」「女川港」（東日本大震災　勇気歌）
「男の轍」「秩父夜祭り」（祝・ユネスコ無形文化遺産登録）　
「あぁ面白かった」「人生、ダブルボギーでも」
●おまけ：マニアックに好きでお勧めの曲「まごころ」
●出身地にちなんだ《お持たせ人気グルメorスイーツ》「横瀬紅茶」

（画像をお借りしました）

「博多酒」 大川栄策 ☆８月特集 《日本全国ご当地ソング》♯30 福岡

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集もいよいよ結び前の1篇です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）
想定した歌手は大川栄策さん。ご当地福岡出身！
◎福岡の各所を《いいとこどり》してモチーフにしました。


博多酒


情け博多の　天神さんが
戻ってくるまで　待てと云う
どうぞお願い　それなら あなた　
ほかの女(ひと)など　つれてこないで
思い出ぬくめて　ひとり飲む
･･･ 博多酒

紅い灯がつく　那珂川あたり
どこか空似の　人がゆく
いいえ なんにも　恨んでないわ
訳があなたに　あったのでしょう
思い出ゆらして　ほろり酔う
･･･ 博多酒

おんな中洲と　博多の帯は
しょせん 涙と　かさね織り
逢いたかった と　そのひと言で
涙ぐらしも　終りにできる
思い出たぐって　ひとり飲む
･･･ 博多酒

　situation：一度は女のもとを去った男への断ち切れない
　一途な思いを九州・博多を舞台にミディアム・テンポで
　暗くならない曲調をイメージした。ここで女性が飲む酒には
　いつも思い出が寄り添っていて望みと願いを含んだ酒だ･･･
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）
●福岡に咲く8月の花：ブーゲンビリア


●福岡のお取り寄せ人気グルメ：牛もつ鍋セット/㈱寺師

「海すずめ」愛本健二 ☆８月特集 《日本全国ご当地ソング》♯29 愛媛

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集もあと3回です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）　　　
想定した歌手は愛本健二さん。ご当地、愛媛県今治市の出身です。
◎この書き下ろ詞は以前にUPしていますが、あの上野旬也さんに
作曲を依頼し、素敵な曲に出来上がっています！
陽の目を見るばかりとなっている愛着のある書き下ろ詞なので
この特集の１篇として再掲載します。



海すずめ


波が騒げば　身をふるわせる
あれは瀬戸内　海すずめ
どこかわたしに　似ているようで
あなたのささえを　失くしたら
世間という名の　うず潮に
捲かれておぼれて　しまいそう


明日がどうでも　今このときを
いのち染めたい　海すずめ
逢ったときから　こころにきめた
あなたの重荷に　なるまいと
礫（つぶて）という名の　波しぶき
除けられますとも　すれすれに


荒れるばかりの　日がつづいても
凪を待ちたい　海すずめ
背なにあてがう　この手のひらに
あなたのぬくもり　受けとめて
さだめという名の　恋行路
ふたりで越えたい　どこまでも

situation：海すずめ とはもちろん海鳥のこと。
わずか25cm弱ほどのこの鳥を、か弱いが気丈に
恋に生きる女性になぞらえた。
愛本さんの出身地四国をモチーフに、女歌だが愛本さんの
ややハスキーな声質にぴったりな楽曲に仕上がっています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）
●愛媛に咲く8月の花：サギソウ

●愛媛のお取り寄せ人気グルメ：ブラッドオレンジジュース/㈱八木橋

「浪花放浪記」みやま健二 ☆８月特集 《日本全国ご当地ソング》♯23 大阪

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集も中盤、ますます快調です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）　　★ ＃23のご当地は大阪　
想定した歌手はみやま健二さん。　★8/29には待望の新曲
「能登の灯祭り」とカップリング曲「あとの祭りの一人酒」が発売！
関西での活躍が多いだけに浪花ものを書かないテはないです！


浪花放浪記

利口ぶっても　浪花の風は
ぼろが出るのを　お見通し
人が好かない　裏道小道
ほっておいても　足が向く
呉れてやるほど　暇ならあると
我が身さらした　放浪記

小銭ばかりを　ちゃらちゃら鳴らし
飲んで明かした　あぶく酒
朝が来たのに　開かずのシャッター
誰が名付けた　新世界
しおれ加減の　路傍の花が
俺に似合いの　おんな花

しかめ面して　苦虫噛んで
どこがおもろい　可笑しやら
ディープ恵比須に　レトロの平野
そんな町ほど　あったかい
すき間だらけの　どぶ板踏んで
おとこ浪花の　放浪記


situation：大阪ものでもちょっとアウトロウ的な目線の男歌。
歌詞は暗くない、メロディーの妙でスカッと抜けるような歌唱を
ぶつければ、放浪記といえども大阪かたぎの野郎っぽさが際立つはず。
　　　　　　　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）

●大阪に咲く8月の花：ギボウシ


●大阪のお取り寄せ人気グルメ：酵素ドレッシング/実身美サンミsangmiのお店

「京都ふたたび」 よしひろし ☆８月特集 《日本全国ご当地ソング》♯22 京都

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）　　★ ♯22のご当地は京都　
想定した歌手は よしひろし さん。
京都の《ええとこどり》をチョイスしモチーフにしました。

京都ふたたび

あれきり それきり　これっきり
逢わない 追わない　逢っちゃだめ
　三年坂を　下りながら
　祇園四条を　うつむく女
　清水五条へ　急いだ男
　　京都ふたたび　恋はもどらない


今さら　なおさら　さらっさら
聞かない いらない　なぐさめは
　日暮れの鐘が　鳴るたびに　
　みれん みれんと　聞こえる女
　すまない すまぬと　詫びてる男
　　京都ふたたび　夢がくだけ散る


つまずき よろけて　ふりむけば
見えない せつない 明日がない
　川風寒い　高瀬川
　河原町には　そぐわぬ女　
　今ごろ上りの　列車の男
　　京都ふたたび　愛は流れ川

situation：男と女の感情と行動を対比させて歌詞のあちこちに
韻をふみながら、ふたたび結びあうことのない男女の恋を
今ふうの別れ歌で歌謡曲調に仕上げた。

●京都に咲く8月の花：芙蓉


●京都のお取り寄せ人気グルメ：ポローニャ食パン/祇園ポローニャ

「なごやノスタルジー」谷龍介 ☆８月特集 《日本全国ご当地ソング》♯20 愛知（名古屋）

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集も中盤、ますます快調です！
●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）★想定した歌手は谷龍介さん。　　
名古屋の歓楽街といえば、栄の錦三丁目。
そして最近最も盛り上がっている飲み屋街、名駅三丁目近辺を
モチーフにしました。


なごやノスタルジー

　
涙をふいたね　分かってくれたね
駅まで送るよ　もう夜も遅い
そんな言葉で　別れた女（ひと）を
思い出してる　レトロな酒場
栄 2丁目　なごやノスタルジー


迎えにいきます　三分待ってて
濡れたら困ると　やさしいママよ
噂すずめに　追い立てられて
長いご無沙汰　スナック「カノン」
ここは今池　なごやノスタルジー


おぼえているかい　会おうと言ったね
都会を見切って　ふるさと帰り
男どうしが　名残りの酒に
涙こぼした　堀川小路
あれは納屋橋　なごやノスタルジー


situation：名古屋にはいたる所に盛り場、飲み屋街がある。
地元の人はもちろん、地方からの人にもそれぞれに、さまざまに
ドラマを経験してきたことだろう。自分も大学時代から勤め人時代、
飲んだ遊んだ食べ歩いた、そんな思い出いっぱいの名古屋！
思えば今ではノスタルジー。
似たような思いに駆られる人もいるでしょう。
そんな場面を切り取ったムード歌謡仕立ての書き下ろ詞です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）
●愛知に咲く8月の花：クルクマ


●愛知のお取り寄せ人気グルメ：ピリ辛大豆ミンチ/まるこし

「川舟下り」 青山ひかる ☆８月書き下ろ詞特集 《日本全国ご当地ソング》♯６ 山形

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む8月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）
想定した歌手は青山ひかるさん。
11篇めの書き下ろ詞です。青山ひかるさんは山形の出身。
◎最上川舟下りをモチーフにしました。やはりはずせません！


川舟下り


白雪染める　山肌を
右にながめて　左に越えて
舟はゆくゆく　最上川
紅花 ほんのり　心を染めて
好きなあなたと　しのび旅
恋のみちゆき　川舟下り

　〽千歳山からﾅ 紅花の種まいたﾖ
　　ﾊ ｼｬﾝｼｬﾝ それで山形 花だらけ


このまま遠く　流れても
ついてゆきます　あなたとならば
舟はゆらゆら　最上川
急流 難所も　するりと抜けて
そうね ふたりも　憂き世越え
苦労しぶきも　ｴﾝﾔｺﾗまかせ

泊まりの宿の　情け灯が
冷えた躰を　ゆるりと温（ぬく）め
舟も岸停め　最上川
今夜はたっぷり　あなたに甘え
酔うてみたいわ　しっぽりと
恋のみちのく　川舟下り

situation：風物詩、最上川舟下りをモチーフにした旅情演歌です。
アンコに『紅花摘み唄』を挿入し情緒を加味しました。
青山ひかるサンもこういった愛恋ものを的確に表現でき得る年令に
じゅうぶんなりました。　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）

●山形に咲く8月の花：紅花


●山形のお取り寄せ人気食品：金線太郎兵衛そば/太郎兵衛そば本舗

「ふるさと万来」 福田こうへい ☆８月書き下ろ詞 特集《日本全国ご当地ソング》♯４ 岩手

夏休み、夏季休暇、盆休み と言い方もさまざまに何かと人が移動し
人が休む８月！　ならばと、日本全国、北から南、歌で旅する
《日本全国ご当地ソング》の特集です！

●この時期にその土地に咲く花・ご当地県の人気グルメを紹介しながらの詞（うた）めぐり！
●グルメは「おとりよせネット」のサイトからランキング・トップを中心に紹介
（スイーツはあえて除外）　
想定した歌手は福田こうへいさん。５篇めの書き下ろ詞です。
福田こうへいさんはご当地・岩手の出身。
◎もちろん、ふるさと礼讃の書き下ろ詞です。

ふるさと万来

おいで　おいでよ
おれのふるさとへ　おいでよ
石割桜　咲く頃は
こころ百景　人 皆あたたかい
花びらひとひら　そっと拾いに
ふるさとへ　おいでよ

おいで　おいでよ
おれのふるさとへ　おいでよ
舟っこ流し　見るたびに
思い出してる　婆さまの手のぬくみ
戻ってきとくれ　さびしゅうてならぬ　
あの涙　あの声

おいで　おいでよ
おれのふるさとへ　おいでよ
中津の川に　遡上（のぼ）る鮭
水を跳ね上げ　身を粉にするように
帰ってくるのさ　いのち光らせ
ふるさとは　秋だよ

おいで　おいでよ
おれのふるさとへ　おいでよ
積み雪あつめ　雪あかり
思い思いに　願いをしたためて
一夜を照らすか　赤いキャンドル
幸せに　なろうよ

situation：出身地、岩手盛岡をテーマに春から冬の四季さまざまを
盛り込んだ ふるさと讃歌です。　　　　（画像をお借りしました）

●岩手に咲く8月の花：ハス

●岩手のお取り寄せ人気食品：甘酒/あさ開

「恵比寿かたばみ荘」 三丘翔太★ 山手線シリーズ第27弾

7月の特集が日を追ってアクセスUPになりうれしい限りです！　
その《東京山手線シリーズ》も全29駅のうち残すは3駅。
一作一篇を《ひと駅入魂！》の書き下ろ詞で途中下車することなく
テーマ、モチーフ、コンセプトに面白味をスパイスして、いよいよラストスパート！　想定した歌手もさまざまに一日一篇、山手線を内廻りで今日も発車オーライ！　各駅のスポットやお勧めグルメは
どこも一度は行って気に入った処。　
　駅は27番目の《恵比寿》想定したのは三丘翔太さん。
昭和の懐かしい時代を思わせる青春歌謡仕立ての書き下ろ詞です！
　



恵比寿かたばみ荘


路地の砂利道　踏みながら
住めば都の　木造ひと間
　西日 五時には　かげる頃
　勝手知ったる　奴ばかり
　　ああだ、こうだと　安酒を
　　のんで過ごした　恵比寿かたばみ荘


家主隣りで　お人好し
煮物 揚げ物　差し入れ呉れた
　おれは年下　てんで駄目
　のらりくらりの　別れ下手
　　人の恋路を　ついばんで
　　酔えば ざこ寝の　恵比寿かたばみ荘

住所（ところ） 番地が　名を変えて
訪ねようにも　見る影もなし
　青い春なら　春なりに
　過ぎた昔が　じんとくる
　　あだ名ばかりで　呼び合った
　　二十才半ばの　恵比寿かたばみ荘

ひとこと：東京23区のうち恵比寿駅は渋谷区に位置します。
恵比寿の街をしばしば散策したのはいつ頃だったか･･･
恵比寿ガーデンプレイスが出来て以降、駅前あたりこそ
オシャレなビルや店が立ち並ぶようになって
街はますます活性化されていくが一歩脇き道から奥へ入れば
意外とむかし風情の家屋や年季もののアパートなどが
残っているのを見かけます。
situation：貸間、間借りなどの言葉を知っている人
使う人など、今の時代ごくわずかでしょう。住めば都という言葉も
若い人たちにはピンとこないかも知れませんが
それを本人が感じなくても周囲の人が認めたりする場合もあるでしょう。
とくに若者何人かが寄り集い良くも悪くもアジト的な雰囲気であれば
フローリングのコンクリート造りの、セキュリティドアの建物よりも
昔ながらの雰囲気や落ち着きを感じさせるアパートも
また良いものでしょう。
●行ったことある《恵比寿》のお気に入りスポット「エビスビール記念館」

●《恵比寿》の私的お勧めグルメ「たいやき/ひいらぎ」

「新大久保の女」 蒼彦太★山手線シリーズ第22弾

7月の特集が日を追ってアクセスUPになりうれしい限りです！　
その《東京山手線シリーズ》も全29駅のうち残すは8駅。
一作一篇を《ひと駅入魂！》の書き下ろ詞で、途中下車することなく
テーマ、モチーフ、コンセプトに面白味をスパイスして
まだまだ続きます！　想定した歌手もさまざまに一日一篇、
山手線を内廻りで今日も発車オーライ！　
各駅のスポットや、お勧めグルメはどこも一度は行って
気に入った処。　今日は22番目の駅《新大久保》！　
想定した歌手は蒼彦太さん。



新大久保の女（ひと）


だまっていたり　服装だけじゃ
どこの女（ひと）だか　わからない
長い黒髪　ルージュも紅く
コリア・ショップを　横に見て
夜がはじまる　新大久保の女（ひと）

昔はもっと　地味めな街で
今じゃすっかり　さま変わり
カップ持つ手に　指輪がひかる
話す片言（かたこと）　おしゃべりが
みょうに可愛い　新大久保の女

東京なのに　トーキョーでなく
ここは都会の　エトランゼ
飲んでいこうか　買物しよか
コリア・タウンの　灯がまねく
夜が匂うよ　新大久保の女

ひとこと：山手線電車のみが停車する新大久保駅は、コリア・タウンが
近いことから新大久保が現在のようにKorea（コリア）のいろんな店が
台頭するようになったのは韓流ブームの影響により2007年に一度増加し
その後暫く落ち着いていましたが2010年以降、少女時代やKARA、
東方神起などのいわゆるK-POPブームにより再び増加。
その昔、たびたび訪れていたときはまったく何の変哲もない街でしたが
良くも悪くもにぎやかな街になったことは目を見張ります。
situation：コリア・タウンと化した街は夕方から夜ともなると
着飾ったおねえさんたちをあちこちで見かけます。
カフェやファストフード店に入っても、お茶したり食事をする光景が
目にとまります。もちろんコリア・ショップの活気もいっそう増す
時間帯でもあります。それらをモチーフにあまりひねらず、歌謡曲調の
人間模様を書き下ろしました。

●行ったことある《新大久保》のお気に入りスポット「コリアンタウン」

●《新大久保》の私的お勧めグルメ「ハレルヤ新宿本店」

「イエスタデイ高田馬場」 一条貫太★《東京・山手線シリーズ》第21弾

SNS（ブログ・FACEBOOK）7月の特集は《東京山手線シリーズ》です
全29駅をテーマに《ひと駅入魂！》の書き下ろ詞
想定した歌手もさまざまに、一日一篇、山手線を内廻りで
発車オーライです　各駅のスポットやお勧めグルメも
楽しんでください　今日は21番目の駅《高田馬場》！
想定した歌手は一条貫太さん、現役大学生歌手ですから！


イエスタデイ高田馬場


名画座で見たような　
ヌーベルヴァーグの恋なんて
誰かが言うよ　今は似合わない と
　押しきせのLove　はずかしげにKiss
　この街に たった4年でも行き来するなら
　もっと大胆に8時間　使いたいよ

YESTERDAY は　駅から向こうへ
過ぎてゆく 消えてゆく　
･･･俺はまだ二十才（はたち）



「日曜日が待ち遠しい」
言ってみたいね　照れないで
昨夜も飲んだ　今日もまた そうだろ
　ありえないDream　うわっつらのTalk
　この街に なじむ頃はもう 違う貌して
　ちょっと息づかい繊細に　生きてるかな

YESTERDAY が　木立ちのあいだで
つぶやいて ささやいて　
･･･君の肩を抱く

YESTERDAY は　駅から向こうへ
過ぎてゆく 消えてゆく　
･･･俺はまだ二十才（はたち）

ひとこと：東京23区のうち新宿区に位置する高田馬場は
多くの大学・専門学校・予備校が集まっており
ご存知のように全国屈指の学生街です。
駅前は早稲田大学に通じる早稲田通りで、学生の街。
早稲田通り沿いは、学生向けの飲食店や古本屋などが多く立地していて
また周辺には専門学校も多い。
situation：高田馬場＝学生街＝映画とイメージを膨らませ
最近また話題にもなっているトリュフォーやゴダール、
ロメールが映画監督として花開いたヌーヴェルヴァーグをモチーフに
若者らしい雰囲気の書き下ろ詞にしました。

　●一条貫太さんを想定したこれまでの書き下ろ詞
「演歌樹」「夜明けの海原」
　　ブログの「記事検索」から見てください。

●行ったことある《高田馬場》のお気に入りスポット「肥後 細川庭園」

●《高田馬場》の私的お勧めグルメ「とんかつ 成蔵」　

「池袋のありんこ」大樹ゆたか★山手線シリーズ 第20弾

今月の特集・書き下ろ詞《東京山手線シリーズ》も
いよいよ20篇め！
全29駅をテーマに《ひと駅入魂！》の心意気での書き下ろ詞も
男歌・女歌、バラエティいっぱいに好評をいただいています。
想定した歌手もさまざまに、一日一篇、山手線を内廻りで
今日も発車オーライです　各駅のスポットやお勧めグルメも
楽しんでください　今日は20番目の駅《池袋》
想定した歌手は大樹ゆたかさん。このブログ2度目の登場です！


池袋（ブクロ）のありんこ


終電逃がした人がいて
飲み屋を追われた者もいる
　西口広場に　出ている月を
　一列並びで　見ているさまは
　みっともないようで　絵にもなる
　　池袋（ブクロ）のありんこ　からっ風

特売（バーゲン）初日の　人だかり
連絡通路の　急ぎ足
　見慣れた場面に　石でも投げりゃ
　あわてて広がる　波紋のように
　喜怒哀楽が　見えてくる
　　池袋（ブクロ）のありんこ　西東


一日一度は　空を見て
五叉路の違った　道をゆく
　いつもとおんなじ　それでもいいが
　見る目を変えれば　気分も変わる
　人生なんて　そんなもの
　　池袋（ブクロ）のありんこ　万華鏡

ひとこと：東京23区のうち池袋駅は豊島区に位置します。
山の手エリア3大副都心の一つ池袋駅！
1日平均の利用者数は新宿駅に次いで世界第2位だとか。
駅を中心として周辺には百貨店が建ち並び、大規模な繁華街・
歓楽街が広がっています。東西の商店街や文化施設は
地下の構内自由通路によって結ばれていてとても便利な駅です。
situation：西口広場で夜おそくまでたむろしたり人を待つそぶりの人たち
ストリート・ダンスに精を出す若者たち、連絡通路を行き交う
多くの人たち、そんな場面を見ていると、まるでありんこの群れや
行列のように思えます。それをヒントに池袋で見かける人間群像を
ありんこになぞらえて書き下ろしました。
★大樹ゆたか さんを想定したこれまでの書き下ろ詞
「ふうりん草の花咲けど」　ブログの「記事検索」から見てください。

●行ったことある《池袋》のお気に入りスポット「立教大学 池袋キャンパス」
緑がたいそう美しい都会のオアシスです


●《池袋》の私的お勧めグルメ「美松」米屋のごはん処、定食屋

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（画像をお借りしました）

「惚れて御徒町」 エドアルド★山手線シリーズ第10弾

7月は連日《東京・山手線シリーズ》全29駅をテーマにした
書き下ろ詞をUPしています。今日は10番目の駅《御徒町》！　
想定した歌手はエドアルドさん。



惚れて御徒町


酒の匂いで　夜がくる
夜がくるたび　酒をのむ
そばにおまえが　いてくれないと
味も変わるよ　酔えないよ
幾つになっても　男って奴は
惚れた相手を　恋しがる
･･･ひとり御徒町

倫（みち）をはずれた　過去がある
出会わなければ　負けていた
そんなおまえの　情けと恩が
胸に沁みてる　支えてる
幾つになっても　男って奴は
所詮ひとりじゃ　はぐれ鳥
･･･ほろり御徒町

風がのれんを　ゆするたび
知らず目をやる　気にかかる
さほどおまえは　飲めないけれど
ここはふたりの　宿り木さ
幾つになっても　男って奴は
連れを自慢に　させたがる
･･･惚れて御徒町

♬ひとこと：東京23区のうち御徒町駅は台東区に位置します。
御徒町駅に下り立ち、その駅舎を見ると昔と少しも変わらない古さ。
ぶらぶら歩くだけで湯島、アメ横などへつながり便利な駅ではあります。
♪situation：そんな街並みや駅付近の年期の入った店
飲み屋などを見るとやはり演歌になりました。
★エドアルドさんを想定したこれまでの書き下ろ詞「のぞみ駅」
ブログの「記事検索」から見てください。

●行ったことある《御徒町》のお気に入りスポット「日本百貨店」


●《御徒町》の私的お勧めグルメ「鰻 やしま」

　

「唐津 見返り雨」 西方裕之

★いつも心に詞(うた)を置いて ★あの歌手あのartistにこの詞(うた)を！
6月の書き下ろ詞、キーワードの一つが《雨》
毎日がそればっかりの歌ではたたでさえジメつく季節、
身も心も晴れませぬ･･･　歌手もいろいろ、カテゴリーもさまざまに　
《恋の歌・愛の歌　おとこ唄・おんな唄》あってこそのMyブログ
今日も歌詞を通じて、楽しく和んでいきましょう！
今日想定した歌手は西方裕之さん。叙情演歌ならこの人でしょう。


唐津 見返り雨

胸にくすぶる　榾火（ほだび）を押さえ
別れをすませて　わたる橋
　唐津 あじさい　梅雨さなか
　濡れておもたい　黒髪も
　二度と抱かれて　ほどけない
　見返り雨は　みれん雨

唐津くんちの　あの夜のことは
死ぬまで心に　伏せてゆく
　秋の宵曳山（よいやま）曳山囃子（やまばやし）
　汗の法被の　おとこ香に
　むせてうれしい　三日間
　見返り雨は　しのび雨

あなた忘れる　手立てはひとつ
わたしのほうから　町を出る
　唐津 海鳴り　波戸岬
　たてた誓いの　恋札は　
　波のまに間に　捨ててゆく
　見返り雨は　忘れ雨


ひとこと：モチーフ〈雨〉とともにご当地演歌は
佐賀県にやってきました。
唐津は「くんち」が有名で、ほかに見帰り滝や
恋人たちのLOVE・SPOTでもある波戸岬など、いろいろあります。
1番に見帰り滝のあじさい橋
2番に唐津くんち
3番に波戸岬　をモチーフに
土地の男女の、倫（みち）ならぬ恋の別れを
情緒と情愛たっぷりに書き下ろしました。