❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「おひとりさま」 岡千秋

2015年04月29日 | 歌も唄う作曲家
岡千秋

愚痴をこぼせば すきま風
噂するたび 走り雨
なんだかんだと 人の世は
まったくもって 情けなや
そんな時ゃ酒だ !
呑んで喰らって また呑んで
おひとりさまも 悪くない
おひとり

家に帰れば 子がさわぐ
妻の機嫌に 気がもめる
ああだこうだの 明け暮れは
昨日とおなじ くりかえし
そんな時ゃ酒だ !
ヒツジ数えて 灯を消して
おひとりさまの 抱き枕

歳月(とし)をかさねりゃ サビが出る
削りとりたい シミもつく
あれやこれやの しがらみを
白紙にしたい ときもある
そんな時ゃ旅だ !
近場 日帰り 西 東
おひとりさまも 悪くない


ひとこと:数あるカテゴリのなかの『歌も唄う作曲家』シリーズが続きます。
というのも前回の美樹克彦サンにしても今回の岡千秋サンも番組名は違えど
BSの歌番組にあいついで出演されていたのでこのブログ初登場となりました。
岡先生はとても人柄の良い、無数のヒットメーカーでありながら気取ったところが
なく人様を分けへだてなく接してくれる方です。歌手としては言うまでもなく
『浪花恋しぐれ』は知らない人はいないでしょうが私のお気に入りは2003年発売の
『隅田川慕情』です。隅田川慕情
何人かの歌手がカヴァー、リメイクしていますが岡先生の
歌唱はさすがに味のあるヴァージョンです。さて今回バリバリの演歌がお似合いの
岡先生を想定して書き下ろした詞はイメージを内包しつつも今ちょっとした
ブームにもなっている おひとりさま をモチーフに温かさと緩さをオーバーラップ
させた書き下ろ詞です。岡先生の持ち味である分かりやすくヒットのツボを
心得たどんな曲が附くでしょうか。
時まさにゴールデン・ウィーク。旅に家族サービスにはたまた酒を満喫される人の
多いことでしょう。

「遅ればせの夢」 美樹克彦

2015年04月24日 | 歌も唄う作曲家
美樹克彦

今ごろになって
夢がひとつ生まれた
荒れ放題のこころに
花の種子(たね) こぼれるように

旅立ちの朝は
何も言わず 誰にも
いつ戻るとも あてなく
それもまた 生きがいにして

 音沙汰がなくても
 心配はいらない
 限りある生命(いのち)
 どこかで炎やしているから

スキットル
くたびれたシャツに
風がくぐりぬけてく
スキットルの酒を
ちびり飲む 夕日を浴びて

何キロの道を
靴をへらし 歩いて
躰 休める安宿
また少し 夢 近づいて

 結末はどうあれ
 恨みごと言わない
 これこそが自分で
 選んだ生き方なんだと


ひとこと:このブログのカテゴリに「歌も唄う作曲家シリーズ」なるものがあって
美樹克彦サンは今でこそ作詞・作曲家として知られているが
昭和世代の歌謡曲ファンならご存知のとおり『花はおそかった』『回転禁止の青春さ』
『6番のロック』などヒット曲を連発した人気歌手だった。
花はおそかった
そういう私自身には楽しい思い出があって美樹サンの新曲(アナログ・シングル盤)
出るたび美樹サンの大ファンだった子と私の好きだった歌手のレコードを互いに貸し借りして
聴きまくった。さてシンガーからライターに転向してからの美樹サンといえば
『もしかして PARTⅡ』が最大のヒットだが演歌を書くとちょっとクセのある
メロディラインが特長で故・村上幸子「京の川」山本譲二「花染められて」
そして最新曲の藤あや子「笑う月」などを聴いてもらえば分かると思う。
最近は『全国新人歌謡祭』なるものを立ち上げたりTV出演などが多くなっているようで
大変結構なことで喜ばしい。

「どうしましょ」 水谷千恵子(友近)

2015年04月20日 | 唄う俳優・女優/タレント/芸人 
友近
どうしましょ どうしましょ
わたし 三日も 寝不足よ
 好きだと云った 人だけど
 良くない噂も 二つ三つ
  気にしなさんな と 夜更け酒
  いい年令だよね と からみつく猫

どうしましょ どうしましょ
仕事手つかず お手上げよ
 電話で声を きくたびに
 女のこころに 波が立つ
  泊まっていきな と 目が誘う
  セレブにさせて と ふしだらな夢

どうしましょ どうしましょ
みんなお嫁に いっちゃうわ
 今年の秋が ピークだと
 六白金星 恋愛運
  なるようになるさ と 花吹雪
  指輪がほしい と せがんでる指

指輪

ひとこと:水谷千恵子こと友近サンはどこまで本気で演歌歌手を名のっているかは
知る由もないし、もちろん持ち歌が多いわけでもない。BSのトーク&歌番組に
出ていたのを見たがこの時も演歌を歌うこともなかった。そういえばこのブログで
彼女を想定して書き下ろ詞があったなぁと気付いた。「霧立ちの宿」 居酒屋「あかり」
「おとこ運 おんな癖」
と3篇も書き下ろしている。それなりに演歌でも活躍して
ほしいという表われだったのだろう。もちろん3篇ともまじめに本格的な演歌を
書き下ろした。芸達者なキャラクターを持つ彼女だけにまったくもって本気で
唄ってほしいものだ。そんなわけで今回は女性の可愛さ、不安ぽさ、あせり、願望
などを取り込んで彼女のいろんなイメージもふくらませた書き下ろ詞です。

「おのれ道」 水前寺清子

2015年04月15日 | 演歌女性歌手
チータ
かさね着しても こころが寒い
冬でもないのに 陽も暗い
どこを歩けば まじりっけなしの
明日という日に 出会えるか
さがしつづける おのれ道

咲かないままの 路傍の花を
哀れと思えば 眸がうるむ
我慢 辛抱 つっかえ棒に
たぐり寄せたい 時の運
負けてたまるか おのれ道
雑草

強けりゃいいと たやすく言うが
この世はワルほど 強くなる
そんな仕組みに 巻き込まれずに
牛の歩みを つづけたい
生きて悔いなし おのれ道


ひとこと:水前寺清子サンが4月になって以降TV出演が多くなったような気がする。
もちろんVTR収録はもっと以前だろうが歌手生活50周年を過ぎてますます精力的に
ということだろうか。今さらだが歌唱もオリジナルに近くなってあまり崩した唄い方は
しなくなった。声や音域が出ている証拠だろうか。だが最近の(といっても新曲発売は
とみに少なくなっているが)作品には物足りなさを大いに感じている。まぁキャリアも
キャリアだからいつまでも押せ押せイケイケばかりの作品でもあるまいが年1作ぐらいは
チータ本来の持ち味を生かした『応援歌』を聴きたいと思うのは私だけだろうか。
さてこのブログでは「白黒人生」「あなたさん」「人生どこかに」「二番目人生」
「人生ぽかぽか」「もしも侍」
となんと6篇を書き下ろしUPしていて
きわめて多い登場回数。TVで元気なチータをその都度見るとまた新しい書き下ろ詞に
挑戦したくなる。今回は人生道をテーマにもろさ、哀れさも内包した男の道を如何に
生き抜くかという男歌。
 人は究極的にめざす道はどこにあるのか・・・