❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「冬の手ざわり」上野旬也とロス・プリメーロ オルケスタ

2017年11月30日 | ムード歌謡
★11月も今日でおしまい。月末は恒例になっている
このグループの書き下ろ詞!
上野旬也とロス・プリメーロ オルケスタ
4作目の登場です!
上野1

冬の手ざわり
上野3
雪のない冬は 別れなくてすむと
ひとり決めこんで 苦めのコーヒー
今はまだふたり おなじ屋根の下
なにげないふりで 言葉をかわすの

 去年の今ごろ あなたの愛は
 ベルベットの手ざわり ぬくもりがあった
 愛は月日の 長さじゃないのね
B
鍵を置く場所が いつのまにか変わり
それに気付いても 口には出せない
誰をこの部屋に 招き入れたのか
どことなく違う 予感が走るの

 出会ったあの頃 あなたの愛は
 ベルベットの手ざわり やさしさがあった
 愛は不信で 狂ってゆくのね
上野4

 去年の今ごろ あなたの愛は
 ベルベットの手ざわり ぬくもりがあった
 愛は月日の 長さじゃないのね 
 愛は月日の 長さじゃないのね


ひとこと:《ロス・プリモス》としてムード歌謡の
トップを極め今なおムード歌謡を愛し、時代にそぐう
そのジャンルの存続の一端を担い活躍する
上野旬也さんには「Amの夜は更けて」「夜を悼む」
「愛 ゆきくれて」
と書き下ろしてきました。
今回は別れの危機を感じはじめた女性の
惑いの心情をテーマにやさしく、ぬくもりが
あった頃の愛に思いを馳せる…
女性はやはりベルベットのような愛を求め
維持したいと思いつつ、今の二人の愛の手ざわりは
まるで凍てつく冬のように冷たい…

心にのこる この歌1曲★「ぬれて横浜」      黒沢明とロス・プリモス

2017年11月29日 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》17曲め、今回紹介するのは
当時、黒沢明とロス・プリモス名義で1979年発売の「ぬれて横浜」 
ロ1
当時横浜でお店のオーナーもやっていた作曲の川口さんと
知り合ったとき、いつか二人で作品をつくりましょう、と
約束していたが後年、川口さんは死去されてしまった。
「ぬれて横浜」
星野哲郎/作詞・川口元義/作曲

淋しさを淋しさを お酒でうすめ
待てば痩せます 港町
たった一度の おもいでを
守り通した 純情が
重荷になります このごろは
ああ ひとり夜雨に ぬれて横浜


ムード歌謡を語るには欠かせないグループのロス・プリモス
1961年の結成以来、メンバー入れ替えはあったものの
ヒット曲は数多く、お気に入りも数あるが
自分好みにマニアックに、ベスト5は
1.ぬれて横浜
(ご当地ものや失恋ものはこう書くんだという、お手本のような
星野先生の作詞。いつ聴いてもヴォーカルの森聖二さんの
うまさにしびれる) 
2.君からお行きよ
ロ2
(タンゴ調のアレンジがシャレた曲。カラオケの声慣らしによく唄った)
3.夜霧のインペリアルロード
ロ3
(1969年一時ビクターに移籍した頃のヒット曲。隠れ名曲!)
4.誘蛾燈
誘蛾灯
(圧倒的にコンビが多いムード歌謡の巨匠・中川博之先生の作曲。
高畠諄子さんの詞は完全無欠の どストライク!)
5.知らなかったわ
ロス・プリモス
(職人肌のディレクターだった天野氏が、中川博之先生の作曲は
もちろん、アレンジの良さにもほれ込んでいたっけ…私の作詞)
                   (画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★岸洋子「甦る明日」

2017年11月28日 | 心にのこる この歌1曲
★厳選シリーズ《心にのこる この歌1曲》も16曲め!
今回紹介するのは 1992年に死去した岸洋子さんが
1971年にシングル発売した「甦る明日」
スケール感のあるメロディと岸さんの抑揚ある朗々とした
歌唱ぶりがマッチして、とても好きな作品です。
岸2

甦る明日
作詞:岩谷時子 作曲:川口真

光を探しながら 歩いた長い夜も
今日は消えて 雲の彼方
夢見た 世界が輝く
 光よ あふれる愛で 愛しておくれ
 あたしの涙の頬に いま口づけを
心に朝を抱いて 仰げば 空は遠く
夜の闇も歌いながら 明日の波間へ出て行く

岸3

過酷な難病と闘いながら歌への情熱と再起への希望を捨てなかった
岸さんの生き方とも重なる「甦る明日」
シャンソンのみならず歌謡曲でも数々のヒットを飛ばしながらも
早逝したことが惜しまれてならない名歌手だった。
ほかにシャンソンの「黒い鷲」「暗いはしけ」についても
書きたかったが、またの機会に…
岸1 岸4
(画像をお借りしました)

「酒よ なぜ泣く」真木ひでと

2017年11月27日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算292篇め!
書き下ろ詞に想定した 真木ひでとサン は今日が誕生日。
グループサウンズ《オックス》のボーカルとして18歳で
デビューし、その後演歌に転向した彼も67歳!
↓このCDアルバムは最高です!元気でいるのでしょうか?
野1

酒よ なぜ泣く

あびて おぼれて 酔いどれて
気づけばアイツ 雲がくれ
 だから言わないことじゃない
 口をそろえて 誰も 俺を責める
意気がって 強がって のこり酒
あおる男に 酒よ なぜ泣く

二度も三度も しくじって
今ごろアイツ どのあたり 
 わかりきってたはずだろう
 命とりだと 夜が 俺を嗤う
ぼろぼろの ずたずたの みだれ酒
荒ぶ男に 酒よ なぜ泣く
野6
意気がって 強がって のこり酒
あおる男に 酒よ なぜ泣く

ぼろぼろの ずたずたの みだれ酒
荒ぶ男に 酒よ なぜ泣く


ひとこと:このブログでは真木ひでとサンにもさまざまな
situationで「北駅舎」「女が酒をのむ夜は」「白昼夢」
「京都が泣いている」の4篇を書き下ろしてきました。
久しく歌声を聴いていませんが(何もTVばかりがgoodだとは
言わないが)いいオリジナル作品を持つ彼だけに、特に
演歌はまだまだ聴いてみたいと思うのは自分だけでしょうか。
野4 野5
野2 野3

「みをつくし」 立樹みか

2017年11月26日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算291篇め!
書き下ろ詞に想定した立樹みかサンは今日が誕生日。
1992年のデビュー以来、歌手活動25年が過ぎた。
立1

みをつくし

広い世間に はぐれたままで
逢えずじまいの 二人でしょうか
みをつくし 身を尽くし
ここに私が いることを
北の港の うわさ風
あの人に 届けてよ 
三年まえに 戻りたいのと

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春を忘れて 秋から冬を
泪こらえて お酒づとめです
みをつくし 身を尽くし
名古屋 新潟 青森へ
北の港の ぼたん雪
あの人に 伝えてよ
誰にも肌は 許しちゃいない

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少し痩せたね 泪が匂う
夢と気付いて 名まえ呼びました
みをつくし 身を尽くし
過去を流して 暮らしたい
北の港の ねがい雨
あの人を さがしてよ
どこからだって 出直したいの

立2 立3 立4
ひとこと:1988年、清原美加でデビューし、その後現在の
立樹みかに改名。所属の日本クラウンではすっかり
ベテラン歌手のひとりとなった。爆発的なヒットはないが
「春に一番近い町」「夫婦だんじり」は好楽曲でお勧め!
今回は日本語の美しい言葉「みをつくし」をテーマに
女性が(私はここにいますよ)と訴えかける心情の
モチーフとし、枕詞としても用いられる「身を尽くし」とも
かけて、離れ離れになった男女の再会と愛を書いた。

「花詣で」青山ひかる

2017年11月25日 | 歌謡曲男性歌手
★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 青山ひかる さん!
彼への書き下ろ詞は今回で4作め!彼の出身地・山形は花どころ、
四季を問わずいろんな花が見られるまさに花詣でのお国です。
青2 ひ11

花詣で
詣で2
他人(ひと)がふたりを どう見るなんて
かまやしないと 眸で悟す
 もっと寄れ寄れ そばにこい
 いくつになっても これ見よがしに
 指をからめる 肩を抱く
あなた 見ましょう 花 見ましょうよ
香りいちめん 花詣で
詣で1
無理に誘った 花回廊は
女ばかりと しかめ面
 花のこころが わからなきゃ
 女のこころは なおわからない
 ちょっと生意気 口をつく
わたし 咲きたい 花 咲かせてね
惚れたどうしの 花日和
詣で3
ここで生まれて 色とりどりの
花と育った 女です
 どこで生きても 暮らしても
 やさしさ気高さ 失くしたくない
 いつかあなたに 根づきたい
あなた 折々 花 見ましょうよ
今が夢どき 花詣で

詣で4
ひとこと:2006年の歌手デビューからもう10年を越えるキャリア。
このブログでは彼を想定して「新宿が泣いている」「羽前夢しずく」
「歳月舟」
を書き下ろしている。今回は春夏秋冬、さまざまな花を
愛でる花詣でをモチーフに、花には疎い男性に恋心を
アプローチする女性の、ゆる~くてロハスなしあわせ演歌です。
                      (画像をお借りしました)

「影絵坂」 多岐川舞子

2017年11月24日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算290篇め!
書き下ろ詞に想定した 多岐川舞子さん は今日が誕生日。
最近見かけませんが、歌手生活29年目、がんばって!
多1

影絵坂

雨があがった 日昏れの空を
何処へ帰るか つがい鳥
おなじつばさが わたしにあれば
とんでゆきたい あなたのそばへ
逢いたくて 逢えなくて 涙を噛めば
こころふるえる 影絵坂
つがいの鳥
待てと云われて 一年半を
耐える女の さむい秋
あかく色づく 紅葉でさえも
散ってゆくまで 命を燃やす
咲きたくて 咲けなくて あなたを呼べば
夢がかぢかむ 影絵坂
人影
路地の灯りに 面影ゆれて
ふらり止まり木 ひとり酒
無理をとおせば 契りの糸も
切れてしまうと 夜風が泣かす
信じてる 信じたい あしたを待てば
あなた恋しい 影絵坂

多2

ひとこと:市川昭介先生が亡くなって、今年で早や11年。
私の心のなかでは今でも受け入れられない気持ちがよぎる。
お弟子さんの一人、多岐川舞子サンもきっと同じ思いだろう。
誕生日に併せそんなことを考えていたらまたたく間にこんな詞が出来た。
 つがいの鳥は師匠と弟子。影絵は、亡くなっても影のように
 より添い見守る面影… そんなコンセプト。
 彼女にもかっちりした作品で決定打を、といつも思っているのだが…
                   (画像をお借りしました)

「女の舟歌」沖田真早美

2017年11月23日 | FACEBOOK友達の歌手
今日の書き下ろ詞!想定したのは1994年歌手デビュー以来
23年目の沖田真早美サン。あの歌手、この歌手を想定しての
「はじめて書き下ろす歌手」シリーズ以来2度目の登場です!
おき1 おき2
女の舟歌

波は大輪 しぶきが咲いて
誰が唄うか 舟出唄
あいよ、まかせてくださいと
こころ気づよく 手をふって
涙 け散らす おんな舟
おき3
岬まわって 沖へと出れば
ついておいでと とぶカモメ
憂き世 闇夜を 流れても
明日という名の 夢だけを
抱いて越えたい のぞみ舟

楽な暮らしに 未練はないし
惚れたハレたも 柄じゃない
我慢 辛抱 耐えぬいて
やった、でかした 万歳の
歓声(こえ)が聞きたい いのち舟

おき4

ひとこと:沖田真早美サンにはこのブログでは
2020年・東京オリンピックの公式エンブレムの
基になった市松模様をモチーフにした演歌
「市松友禅」を書き下ろしています。
彼女のSNSでの投稿を見ると歌のイメージと違って
本当は女子力満開、元気印の印象を持ったので
今回はその線を狙いました。
 人はときに、人生という海原に舟を漕ぎ出して
 これまでを軌道修正したりリセットしたりして
 新たな生き方をさぐることもあるでしょう
 そんな心意気に賭ける女性自身への励み歌です。
             (画像をお借りしました)

「恋孔雀」田川寿美

2017年11月22日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算289篇め!
書き下ろ詞に想定した 田川寿美さん は今日が誕生日。
1992年のデビュー以来、歌手活動26年目に突入!
やっぱり彼女は唄っているときが一番生き生きしています。
田4

  恋孔雀

  焦がれる胸を こぶしでたたき
  叱っても なだめても さわぐ恋
  逢えば身ぐるみ 投げ出して
  堕ちてゆきたい おぼれたい
  おんな七彩(なないろ) 恋孔雀
田2

  恋しさにくさ ぶつけたあとは
  みだれ髪 くずれ紅 はずかしい
  きれいごとでは 生きられぬ
  火照るからだの 爪あとを
  なぞる指さき 愛おしい
田3

  あなたを駄目に したくはないが
  この恋は命がけ あとがない
  切れば血を噴く 胸底に
  愛が息づく 恋おんな
  燃えてはばたく 恋孔雀


ひとこと:なにか吹っ切れたように結婚、出産、離婚を歌の糧に
(やっぱり私は歌なのよ~)とばかり唄う田川寿美さん。
これまでに「夢抱擁」「浪花舟」「北避行」
「赤目四十八滝 ―生き方さがし― 」
の4篇を書き下ろしてきました。
今回は女の情念に食い込む心情を孔雀になぞらえた王道演歌です。

「ふうりん草の花咲けど」大樹ゆたか

2017年11月21日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 13篇目!
11/21の誕生花はキキョウ。カンパニュラとか風鈴草とも呼ばれます。
花言葉は「感謝・誠実な愛・思いを告げる」などです。
想定した 大樹ゆたかサン、1995年歌手デビュー以来、22年を過ぎた
ベテランです。また舞踊家の母=師匠とともに舞踊の名手です。
ゆた6

ふうりん草の花咲けど
ゆた7

哀しい想いを 秘めた花ゆえに
音沙汰も途切れ 逢うこともできない
それを運命(さだめ)と 風よ泣かすな
お前に も一度 逢えるまで
うすむらさきの 花の香を
さがして 北から 南へ たずね人
ふうりん草

流れる春秋 そして また春を
せつなさをこらえ 憶い出をまさぐる
ついてこいよ と あの日言えたら
お前に 幸せ やれたろうか
はかなくゆれる 花びらに
宿した涙が 今でも 胸を打つ

束ねた黒髪 白い指先も
あの頃のままに 美しくいてくれ
俺も少しは 人の傷みを
受けとめ 分かって きたんだよ
ふうりん草の 花咲けど
お前に逢うまで 果てない 風の道


よもやま:フウリンソウとはなんと素敵な花の名でしょうか。
命を落とした美しい少女を憐れんで、花の神が鐘の形をした
花の姿に変えました。これがフウリンソウの謂れです。
今回初めて書き下ろす歌手としても登場の 大樹ゆたか さんは
今は亡き作曲家《市川昭介先生》に師事し1995年にコロムビア
からデビュー。
風鈴草は小さなブルーや紫色の花をたくさんつける可憐な花。
ここではフウリンソウを、愛する女性になぞらえ、さだめに
引き裂かれた男がもう一度逢うまで恋い慕うという内容です。
ゆた5 ゆた4 ゆた3 ゆた2 ゆた1 (画像をお借りしました)

「愛のアンチューサ」真田ナオキ

2017年11月20日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 12篇目!
11/20の誕生花はアンチューサ 聞きなれない花でしょうが
綺麗な色の花を咲かせます。花言葉は「真実」「真実の愛」
想定した歌手はますます上昇気流の 真田ナオキさん。
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愛のアンチューサ

真夜中に 花屋に出向き
その花は 何かと聞いた
 恋をしてますね すぐに見抜かれて
 真実の愛を 望むならと
 勧められた アンチューサ
どんな強さで あなたを愛そうか
どんなやさしさを あなたに伝えようか
アン2
あるだけの 花束買って
となり街 クルマをとばす
 どうかしてるねと 不思議がられても
 その眸に光る うれし涙
 匂いたつ アンチューサ
言葉だけでは あなたは信じない
三つ年上の あなたは大人だから
アン1

どんな強さで あなたを愛そうか
どんなやさしさを あなたに伝えようか


ひとこと:アンチューサとは、ムラサキ科アンクサ族の青・青紫・
薄紫色の筒状の花を咲かせます。花言葉の「真実」「真実の愛」を
イメージにシャレた歌謡曲風に仕立てました。
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★真田ナオキさんにこれまで書き下ろした「余白の街」「鳥獣戯画」
 「にがい接吻」いつもアクセスして見ていただき Thanks!です。

心にのこる この歌1曲★西田佐知子「裏町酒場」

2017年11月19日 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》15曲め、今回紹介するのは
西田佐知子「裏町酒場」 昭和36年(1961)の作品
西1
元々は「花は散りゆく」がレコードA面で、そのB面曲として
「裏町酒場」は収録されていた。発売後「裏町酒場」も徐々に
人気を博した。近年発売されるベスト・アルバムでは
「裏町酒場」のみが収録される機会が多い

「裏町酒場」
作詞: 水木かおる、作曲・編曲: 藤原秀行

酒を飲もうと 生きよと死のと
あんたなんかの 知らぬこと
どうせまともに 生きたって
つらい世間の うしろ指

男なんかにゃ 欺されないと
鼻で嘲笑(わら)って ひくルージュ
夢を持ちなと 云う言葉
それもどこまで 本気やら

弱い女に 帰ってしまう
雨がしょぼつく こんな夜
酒に心を しびれさせ
生きる裏町 灯も暗い


西田佐知子さんのノン・ビブラートの歌唱法と、突き抜ける高音は
どの曲を聴いても堪能できるし、結婚後、単発でもなんでも
へたに出てきて唄ったりしない姿勢に共感できる。
結婚を機に引退するまで、ほんとに好きな歌手だった。
《アカシアの~》も好きだが、少年期に聴いた「故郷のように」や
「涙のかわくまで」も、なぜか忘れられない。
西2 西3
所蔵する超貴重LP「盛り場の女」は、全12曲カヴァーながら
オリジナル歌手を上回るほど素敵な歌唱が聴ける。
西6
オリジナルのお気に入りは
1.裏町酒場
 (尊敬する作詞家/故・水木かおるサンの作詞 最初はB面発売だった。
  のちに同じレコード会社の繋がりで愛田健二と牧村三枝子が
   シングル発売しているが、ともにいい仕上がりになっている)
西5
2.東京ブルース
 (1964年作品 これも水木かおる作詞 出だし2行の詞がいい!)
3.神戸で死ねたら
 (1970年作品 作曲は三木たかし 橋本淳の詞がいい)
4.星のナイトクラブ
 (1969年作品 作詞/橋本淳、作曲・編曲/筒美京平だけにPOPS歌謡の
 さきがけともいえる作品)
5.あの人に逢ったら
 (1968年作品 作詞/岩谷時子 、作曲・編曲/宮川泰 
 宮川ワールド全開の作品)  (画像をお借りしました)

「C酒場」森進一

2017年11月18日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算288篇め!
書き下ろ詞に想定した 森進一さん は今日が70才の誕生日。
1966年のデビュー以来、歌手活動52年目に突入!
進1

C酒場
進3
キャンドルを1本立てて
何にしますか と聞くだけ。
音もない 会話もない
まして周りの顔も見えない
バーボン・ソーダの泡だけが弾ける

 面倒や 厄介が嫌いなら
 そこで飲むしか場所はないと
 教えた奴の言うとおり
 まんざら嘘ではなかったようだ

キャンドルが消えたら勘定を。
2杯目をたのんだら
バーテンの伏し目がちな声
荒ぶった心の襞が みょうにほぐれた
進2
当分はまた来るだろう
しゃくな胸のうち 見透かし
Cというパネルの文字
じっとこっちを見てる気がした
ここには二人で来る奴はいない

 面倒や 厄介に巻き込まれ
 口に出せない傷やシミを
 今さら酒で消そうとは
 思っちゃいないが それしかなくて

キャンドルの炎を避けるように
うつむいてしまったら
やり場ないぶざまだけを抱く
酔い足らぬ2杯の酒も ここが潮どき


ひとこと:森進一さんを想定してこれまでに6篇を書き下ろして
きました。どれも根性入れて書いた愛着のある詞ばかり。
今回は、屈折した心情を抱く男が、Cという奇妙な名の酒場で
酒を飲む、映像のようなイメージをからませた男歌。
ちなみにキャンドルをカウンターに立て、客の数だけの
その明かりだけでやっていたバーに行ったことがあったのを
ヒントにした。           (画像をお借りしました)
このブログにアクセスしてくださる方で
プロ、アマ問わず、附曲したい、自分のオリジナル曲と
してCD化して唄いたい など問い合わせをいただきます。
すべて歌手と作詞は『想定して』あるだけなので
作品化の希望があればどうぞご連絡ください。

今回で5度目!甘く見るなよ●ネット犯罪!摘発は容赦なくやってくる!

2017年11月17日 | 誹謗中傷・人権侵害・名誉棄損
警察1
えっ、何のこと? と、いつもブログにアクセスしてくれる皆さんに
やたら興味を引かせるつもりはないですが、さる10月17日以降
関西系、某 輩(やから)からの、SNSのブログやFACEBOOKへの荒らし
また個人のPCメールアドレス、携帯電話メールへの誹謗中傷、
人権侵害にうつつを抜かす所業が増大しているので、10月下旬に
所轄の警察署にそれまでのメールのコピーをすべて持参し
被害の実情を2時間半にわたり説明、聴取してもらい、被害届
提出してきました。刑事課署員が2名加わり、総勢5人が協議の結果、
内容は文句なく誹謗中傷、人権侵害、名誉毀損に該当するいやがらせ
認定され、今後もメールや郵便物等、送りつけてきた場合はすべて
コピーや現物を証拠品として提出してもらい、相手がこれをやめなければ
発信者の氏名、アドレスも記載されているので、某 輩(やから)の所轄警察署にすべてのメールを見せ、横の連携を密にし情報を共有していく
との判断を取りつけました。
それがタイトルの『今回で5度目!』警察署通いというわけです。
よしんば発信者(某 輩(やから))本人が私の住居に押しかけて来るやも考慮
して付近のパトロールを強化する由、110番への通報をすみやかに、との
助言に従っています。署員は「70才にもなろうという人間がするべき
行為ではない、公表すれば社会的にも非難、弾劾されるだろう」
とのこと。
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某 輩(やから)の目当ては、或る人物を引き渡せということらしいが、
当人は警察官2名の指示と立会いのもと、すでに9月30日には出立。
警察からも以後は関わらないようにとの厳命なので
自分は行き先も場所も I don't Know!all nothing!です。

「日がさ月がさ」大江裕

2017年11月16日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算287篇め!
想定した 大江裕さん は今日が28才の誕生日。
男歌、女歌、人生もの、股旅ものと着実にレパートリーを増やし
頑張っています。
裕8

日がさ月がさ
裕9
九つころんで 一で起つ
それが取り得と 見栄を切る
 惚れて一生 尽すときめて
 雨を呼ぼうと 降らそうと
  日がさ月がさ あなたのそばで
  守りたいのよ 命のかぎり

自分は二の次 三の次
人のためだと 流す汗
 陰で支えて 背中を押して
 いつか大きく なる日まで
  日がさ月がさ あなたと二人
  歩きたいのよ 憂き世の坂を
裕10
お天と様より 月よりも
光り輝け 男伊達
 所詮おんなは 葉隠れ椿
 雨にぬれても ゆられても 
  日がさ月がさ あなたがいれば
  越えてゆけます 人生行路


ひとこと:相変わらずの低姿勢と丁寧語使いでキャラを確立している
大江裕さん。このブログでは「行ってまいります」「他人傘」
「望郷かもめ」
の3篇を書き下ろしてきました。
今回はいよいよ夫婦演歌はどうかと思い挑戦です。
タイトルの《日がさ月がさ》とは、天気のことわざ に使われます。
昼間は太陽の周囲に、夜は月の周囲に淡い白色または多少赤みを
帯びた環が見られ、こうした現象が『日がさ、月がさ』です。
これは空の高いところにある絹層雲に日光や月の光が当るために
生じたもので、夫婦のうち亭主を陽のあたる場所へと陰日なた
支える女房との元気印の めおと歌 に仕立てました。(画像をお借りしました)
裕1 裕2 裕3 裕4 裕5 裕6 裕7