❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「横浜すいかずら」上野旬也とロス・プリメーロ オルケスタ

2018年06月28日 | 今日の誕生花
今日の書き下ろ詞 ★あの歌手 あのartistにこの詞(うた)を!
毎月末をめどに登場願ってる上野旬也さん。
さて今回は何を、と考えて
やっぱりムード歌謡になる書き下ろ詞でなければ
このブログにアクセスしてくれる多くのムード歌謡ファンが
納得しません。 ムード歌謡ファン、半端ねえってぇ~!
上野11 yjimagePL6UNQ00
横浜すいかずら

よこはま 汽車道 花散歩
つるを伸ばして 咲いている
すいかずら すいかずら
踏まれはしないか 手折られないか
どこか二人に 似ているような
花はけなげな 対の花
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よこはま 名残りの 港駅
海をゆくような 遊歩道
すいかずら すいかずら
日差しはつよかろ しおれはせぬか
朝な夕なに こらえて耐えて
花はあしたに またひらく
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よこはま はつ夏 昼下がり 
甘い香りの 白い花
すいかずら すいかずら
涼風(すずかぜ)吹いたら 枝葉がそよぐ 
いつか二人も 身をよせあって
花の命を 咲かせたい


ひとこと:詞中に〈汽車道〉〈港駅〉〈遊歩道〉が出てきます。
実際に貨物線として使われていた東横浜駅と横浜港駅間
約500mの線路を遊歩道にした道です。汽車道は桜木町駅前から
海の中を歩く感覚にさせてくれます。横浜の初夏にここらを
散歩していて、つる状に伸びたスイカズラの一対の花が
ときに強い日差しに、あるいは踏まれながらも咲く花を見ると
憐れとけなげがクロスして一気に書きあげて帰ってきました。     
                  (画像をお借りしました)

「利休あさがお」 山口瑠美

2018年06月25日 | 今日の誕生花
★いつも心に詞(うた)を置いて ★あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!
『今日の誕生花』シリーズ22篇目! 花はあさがお です。
想定した歌手は山口瑠美サン。書き下ろ詞2度目の登場です!
山口1 山口2

利休あさがお
山口4
朝顔を 眺めながらの 茶席かと
いいえ めっそうも ないことでした
咲きほこる 朝顔は
すべて切られて 一輪が
女を見抜いて いたのです
我はそなたを 択んだのだと・・・
利休2 利休1
百の花 すべて刈り取る 非情さに
息をつめるほど うろたえました
残された 朝顔に
何をたとえているのかと
背筋が冷たく なりました
侘びというには 残酷すぎて・・・
利休6

凛とした 朝顔は
藍をふくんだ 小むらさき
周囲(あたり)を浸しておりました
弓を今にも 引きそうなほど・・・

利休5

ひとこと:誕生花を「あさがお」と決めて何を書こうかと検索をかけたら
利休と秀吉にまつわる興味ある逸話に目が留まった。以下はその要約。
山口3
利休の花に関する逸話はたくさんありますが、なかでも有名なのが『茶話指月集(さわしげつしゅう)』に記されている朝顔の逸話です。秀吉は利休の屋敷の露地に美しい朝顔が咲き乱れているという噂を耳にし朝顔の茶の湯を所望しました。当日、秀吉が利休の屋敷を訪れると庭の朝顔は一株残らず引き抜かれて何もありません。あっけにとられながら茶室に入ると床には見事な朝顔が一輪だけ入れてあり(以下略) 「表千家不審菴~茶の湯 こころと美」より抜粋
他の解説では「花を道具や手段としてしか見ていない冷徹な利休」
「秀吉に対する何らかの思惑が利休にあった」
「互いの心を読みあってわが世を築いてきた戦国のトップクラスの二人、
茶室での二人の姿を思い浮かべる時、穏やかさなどは想像できない」
など…
この逸話を歌として成り立たせるには、【緊張した侘びの空間の中に
一輪ある朝顔の「凛とした」美しさも同時に想像し、その色は
見事な青紫の朝顔ではなかったか】と思いを発展させ
或る男女の冷徹を含む愛の激情ゆえの息詰まりを歌詞にしました。

「あさぎり草きらきら」 津吹みゆ

2018年06月07日 | 今日の誕生花
いつも心に詞(うた)を置いてあの歌手あのartistにこの詞(うた)を!
『今日の誕生花』シリーズ21篇目! 花はあさぎり草です。
今日想定した歌手は津吹みゆサン。歌手デビュー3年目!
津吹2 津吹1

あさぎり草きらきら

北の岩場で 見つけた花に
思わず声を あげましたよね
ヨモギみたいに ちいさな花も
かわいらしくて よかったけれど
日盛りに 反射した
銀のみどり葉 美しく
あなたが名まえ おしえてくれた
あさぎり草・・・ きらきら
アサギリ

生まれ育ちは 山野辺どうし
恋したひとも 山好きでした
二人揃って 花より草の
姿かたちに 魅かれるたびに
遠慮なく はしゃいでは
添えるその手の やさしさに 
わたしもいつか 魅かれていった 
あさぎり草・・・ きらきら 

花のあと 芽をつくり
枯れた葉だけを 休眠(やす)ませて
またくる季節 咲くときを待つ
あさぎり草・・・ きらきら
 

ひとこと:私の知人は奈良県北東部の山添村に実家を持つ人で
いつか所用で訪ねた際、不必要に手を入れてない自然さは
義母のふるさと、郡上八幡にそっくりで興味を持った。
山添村も多少ほったらかしにしておいても草木は伸び花は咲き
緑が絶えない場所だった。花や草、植物や自然をモチーフに
今も多くの詞を書くがそのたびにそのときの印象を思い起こす・・・
山添1 DSC_0134_20180603070452
アサギリソウは北陸地方や東北地方以北の岩場に見られるヨモギの
仲間だそうです。全体に白い毛で覆われ光に反射する銀緑色の葉が
美しいのです。草木に詳しい男性とそれほどでもないが同じ興味が
いっぱいの女性がいたらおのずとその一点で縁が生まれ
そこから先が拡がるだろうとイメージした書き下ろ詞です。
♪♬🎶 FACEBOOKでも連日多くの友達つながりの人に
     記事を見てもらっています。コメント歓迎です!

「ポピーとほうき星」城エリナ

2018年03月09日 | 今日の誕生花
今日の誕生花シリーズ、18篇め! 3月9日の誕生花はポピーです。
想定した歌手は 城エリナ さん!
イメージ、どこか似ていませんか?
エリナ1

ポピーとほうき星

秋の陽 おちて つかのま夕闇
どこからか 声を聴いたの

今夜 西の空 見上げてごらん
ほうき星が流れるよ
急いで花を ボクの好きだったポピー
空にかざす キミを見つけるよ

 ほうき星につかまって 
 あなたは私に 投げキッス
 ほうき星に手をふって
 私はあなたに ウインクを
ほうき1 ポピー
あの日 二人 かわした約束
泣かないと 言ってくれたね

キミが微笑みを 失くしていると
パパとママが 悲しむよ
vermilion&yellow ボクの好きなポピー
部屋に飾り 愛を唄ってよ

 ほうき星につかまって 
 あなたは私に 投げキッス
 ほうき星が消えてゆく
 私はあなたに I Love You

ほうき2 ポピー2
ひとこと:城エリナさんも今回で3回目の登場!
これまでに、ゴージャスでアバンチュールな女性をイメージし
自由に奔放に、唄って踊れる「愛してトロピカル」
そして、ぐっとムーディーにJAZZナンバーのように大人の
LOST LOVEを唄う「遠い愛情」を書き下ろしてきました。
今回はファンタジーとストーリー性のあるメルヘンタッチの
書き下ろ詞です。
 この世に、愛した人はもういない・・・ でもその人への
 想いは消えず、彼の好きだった花、ポピーを空にかざせば
 ほうき星に乗って会いにくるという・・・ (画像をお借りしました)

「三陸水仙」 伍代夏子

2018年03月01日 | 今日の誕生花
3月・弥生です! 桃の節句 啓蟄 ホワイトデー 彼岸 春分 春分の日 と
暦のうえではいろいろありますが、自分のライフスタイルに合わせて
季節感を味わいながら、日々楽しみたいものです。
カバー写真も3月バージョンです!
「今日の誕生花」シリーズ 17篇目!
★3月1日の誕生花は『水仙』 想定したのは 伍代夏子サン。
「肱川あらし」は作品も歌唱も秀逸だったのに
紅白に出れなかったってどういうこと?!
伍2 伍1

三陸水仙

月日の経つのは 早いものです
春まだ浅い 三月に
花は気丈に 咲きました
失くしたものは 多いけど
だいじに育てた この水仙は
命が 心が 甦る花です
妃殿下
言葉で云えない つらい想いを
堪える涙 露に代え
花を手渡す うれしさよ
これから先を 手さぐりで
暮らしていくしか ない旅路でも
笑顔とぬくもり かよい合う花です
水仙
面影たどれば 胸が痛んで
ぬかずく日々の 朝夕に
花は香りを 秘めて咲く
幾年月が 流れても
忘れはしません この水仙は
絆を さだめを つなぎゆく花です
 

ひとこと:東日本大震災のあと、両陛下が仙台の避難所を慰問されたとき
震災直後に咲いた水仙を手渡した婦人のニュースは今でも記憶に残って
いて、水仙をモチーフに書くならそのイメージを借りたかった。
その後、水仙の花は復興のシンボルとして愛される花となっているようで
その思いも込めた。
●伍代夏子さんへのこれまでの書き下ろ詞
「その年の冬」「酒ばなし」「のぞみ橋」「夫婦 雪月花」
「忘却女(わすれめ)」 「おんな明烏」
 

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「踊子草」こおり健太

2018年02月13日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 15篇目!
2月13日の誕生花は『踊子草』 
・花の形が笠をかぶった踊子に似ているところからの命名
 花の色は白またはピンク。多年草で春に咲きます
 花言葉は「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」
想定したのはこおり健太サン。2008年歌手デビュー10年目。
ヒット戦線に参入し、きめ細かい歌唱で好感度大!
こ1 こ2
踊子草

風のような人 あなた
奪うように 接吻(くちづけ)して
泣きたいほど 抱きしめる
 その先を 胸ふるわせ
 目をとじて 待つのに
 いない いない・・・ もういない
さびしく 野にゆれる
踊子草に させてしまう
踊1
何を怖がるの あなた
周囲(まわり)ばかり 気にしてたら
愛する意味 見失う
 女には うずくほどに
 渇く日が あるから
 どうか どうか・・・ お願いよ
みじかい 夢に散る
踊子草に しないでいて
踊2
 その先を 胸ふるわせ
 目をとじて 待つのに
 いない いない・・・ もういない
さびしく 野にゆれる
踊子草に させてしまう


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ひとこと:演歌の作詞も作家によってはときとして度肝を抜かれる
作風に出会う。その顕著な例が喜多條忠氏が作詞、昨年1月発売
伍代夏子サンが唄った「肱川あらし」。自分は新曲など聴くまえに
詞と楽譜を見るところから入るのだが、最初この詞を見たときは
散文と定型の融合に驚き、感嘆した。
案の定、昨年の《日本作詩大賞》の大賞を受賞された。
また、演歌もこれまでの3番までという定石から7行or 8行で2ハーフ
という型も増えている。なんでもかんでもそれがいいという訳ではなく
基本は遵守しながらも冒険や挑戦は有って良しだろう。

「菜の花の駅舎」 三沢あけみ

2018年02月06日 | 今日の誕生花
1ヶ月ぶりの「今日の誕生花」シリーズ 14篇目!
2/6の誕生花は『菜の花』 花言葉は《快活な愛》や
《小さな幸せ》です。想定したのは三沢あけみサン。
三沢あけみ2 み1

菜の花の駅舎

「一度 帰ってきませんか」
   同級生から 手紙が届く
「目新しいこと なにもないけど
 駅に着いたら 驚くでしょう・・・」と

 嗚呼 なつかしい顔がある
 微笑みは 今も変わらない

「これよ、これ 見せたかったの
 今がいちばん 咲きどきなの」
   ホームの端から 端までを
   黄色く染める 菜の花の駅舎(えき)
菜1
忘れかけてたものでした
かさつく心に 足りないものは。
季節のたびごと 人の心に
じんと沁み入る やさしさでしょうか

 嗚呼 あたたかい友がいる
 余計ごと なにも聞きもせず

「もう五年 楽しんでるの
 花はなにより 正直だわ」
   改札出るのも 忘れさせ
   黄色く染める 菜の花の駅舎(えき)

菜2
ひとこと:BSの朝の5時台は毎日いろんな歌番組をやっていて
リピートものもあるがそれなりに多様でいつも見ている。
三沢あけみサンがMCをつとめる30分ものがあって、きわだって
トークがうまいというほどではなく、むしろゲストのほうが
話しぶりが上手だったりするが、それもまぁ彼女の持ち味か。
せっかく冠番組を持っていて新曲などのPRにはもってこい
なのに未だにそのきざしもない。もったいないなぁ。
み3 み2
●今回は叙情感のある歌謡曲ふう。しかも詞の構成を会話ふうに
仕立てました。季節的にはまだまだ菜の花の時期ではないが
このイメージは地方のどこの駅だったか忘れたが早くから記憶に
あっていつか詞にしてみたいと思っていた。キモは2コーラス目の冒頭。
ただ理由もなく同級生に会いに帰省する人はいないと思うがやはり
この主人公の女性は心になにかしら日々の鬱屈したものを持って
いるのだ。しかし駅のホームに連なって植えられて咲く菜の花を
見て癒され、友のありがたさを感じる、というわけ。
その心情や情感をほんわかした雰囲気の三沢サンにはうってつけで
また新たなイメージを生み出すだろう、と願った書き下ろ詞です。
                    (画像をお借りしました)

「紅なんてん」美山京子

2018年01月09日 | 今日の誕生花
久しぶりの「今日の誕生花」シリーズ 14篇目!
1/9の誕生花はナンテン(南天)花言葉は「私の愛は増すばかり」
想定した美山京子サンにしてみれば、さながら
「歌でヒットを出すばかり」といったところか。
音(オン)が「難を転ずる」に通ずることから
縁起の良い木とされている。
京4

紅なんてん
京1

いつまで泣いても 仕方がないわ
あの夜 お酒が 答えをくれた
 恋を玩具(おもちゃ)に した人に
 女ごころは わからない
  庭のなんてん 紅い実が
  こぼれて哀しい 雪の朝
京2

ぬる燗 付き出し なんてん添えて
思いかよわす 時さえあった
 妻でなくても かまわない
 それを承知で 二年半
  小粒なんてん 紅い実は
  かくれてこぼした 涙つぶ
京3

今年はひとしお 寒さがつづく
躰ばかりか こころも冷える
 誰も知らない 町の隅
 ひとり暮らしの 好き勝手
  咲いてなんてん 紅い実を
  ひと茎かざって なぐさめる


ひとこと:前回は「なみだ華色 夢飾り」という
彼女の持ち味を存分に生かした元気印の書き下ろ詞をUPしました。
今回はこの時期見かける、なんてん(南天)の紅い実に
見込み違いの男との関係にピリオドを打ち、我が身を見つめ
ひとり、強く生きる女性の心情をかさねた、情感たっぷりに
唄ってほしい演歌に仕立てました。(画像をお借りしました)

「ふうりん草の花咲けど」大樹ゆたか

2017年11月21日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 13篇目!
11/21の誕生花はキキョウ。カンパニュラとか風鈴草とも呼ばれます。
花言葉は「感謝・誠実な愛・思いを告げる」などです。
想定した 大樹ゆたかサン、1995年歌手デビュー以来、22年を過ぎた
ベテランです。また舞踊家の母=師匠とともに舞踊の名手です。
ゆた6

ふうりん草の花咲けど
ゆた7

哀しい想いを 秘めた花ゆえに
音沙汰も途切れ 逢うこともできない
それを運命(さだめ)と 風よ泣かすな
お前に も一度 逢えるまで
うすむらさきの 花の香を
さがして 北から 南へ たずね人
ふうりん草

流れる春秋 そして また春を
せつなさをこらえ 憶い出をまさぐる
ついてこいよ と あの日言えたら
お前に 幸せ やれたろうか
はかなくゆれる 花びらに
宿した涙が 今でも 胸を打つ

束ねた黒髪 白い指先も
あの頃のままに 美しくいてくれ
俺も少しは 人の傷みを
受けとめ 分かって きたんだよ
ふうりん草の 花咲けど
お前に逢うまで 果てない 風の道


よもやま:フウリンソウとはなんと素敵な花の名でしょうか。
命を落とした美しい少女を憐れんで、花の神が鐘の形をした
花の姿に変えました。これがフウリンソウの謂れです。
今回初めて書き下ろす歌手としても登場の 大樹ゆたか さんは
今は亡き作曲家《市川昭介先生》に師事し1995年にコロムビア
からデビュー。
風鈴草は小さなブルーや紫色の花をたくさんつける可憐な花。
ここではフウリンソウを、愛する女性になぞらえ、さだめに
引き裂かれた男がもう一度逢うまで恋い慕うという内容です。
ゆた5 ゆた4 ゆた3 ゆた2 ゆた1 (画像をお借りしました)

「愛のアンチューサ」真田ナオキ

2017年11月20日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 12篇目!
11/20の誕生花はアンチューサ 聞きなれない花でしょうが
綺麗な色の花を咲かせます。花言葉は「真実」「真実の愛」
想定した歌手はますます上昇気流の 真田ナオキさん。
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愛のアンチューサ

真夜中に 花屋に出向き
その花は 何かと聞いた
 恋をしてますね すぐに見抜かれて
 真実の愛を 望むならと
 勧められた アンチューサ
どんな強さで あなたを愛そうか
どんなやさしさを あなたに伝えようか
アン2
あるだけの 花束買って
となり街 クルマをとばす
 どうかしてるねと 不思議がられても
 その眸に光る うれし涙
 匂いたつ アンチューサ
言葉だけでは あなたは信じない
三つ年上の あなたは大人だから
アン1

どんな強さで あなたを愛そうか
どんなやさしさを あなたに伝えようか


ひとこと:アンチューサとは、ムラサキ科アンクサ族の青・青紫・
薄紫色の筒状の花を咲かせます。花言葉の「真実」「真実の愛」を
イメージにシャレた歌謡曲風に仕立てました。
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★真田ナオキさんにこれまで書き下ろした「余白の街」「鳥獣戯画」
 「にがい接吻」いつもアクセスして見ていただき Thanks!です。

「ルピナスの恋文」さくらまや

2017年11月02日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 11篇目!
11/2の誕生花はルピナス 花の色は豊富で花言葉は、いつも幸せ・
想像力・あなたは私の安らぎ・貪欲 です。
想定した歌手は さくらまや サン。10歳でデビューし現在19歳。
さ2

ルピナスの恋文

ほとばしる想い 唇で語れたら
どんなにか楽でしょう
言っていいこと 言わなくていいこと
ほんとのこと 隠してること
生まれてはじめて ときめきの愛に
恋文を書いてます

 どんな渡し方したらいいかと
 迷いつづけているの
 蝶に似た ちいさな花 紫は大人色
 恋文に添えて ルピナスを贈ります
さ1
会うたびにいつも 限りない安らぎを
あなたからもらってる
それはなぜかと めぐらせてみるたび
答えが出て 驚いてます
彩りゆたかな 花ことばを信じ
恋文に秘めました

 少しゆっくりと時間かけても
 わたし 幸せほしい
 花すがた ゆたかな色彩(いろ) 恋はもう咲いてます
 恋文に香る ルピナスの花に似て


ひとこと:さくらまやサンを想定した書き下ろ詞は結構早くから
書いていて「かもめ恋歌」「かもめ十四は夢見鳥」
「待ちぼうけカモメ」
と書き下ろしています。なぜかカモメの
タイトルばかりなのは、今さらこじつけかも知れないが
カモメのように歌謡界に羽ばたいてほしいと願ったのでしょう。
今回は彼女の年令にもあわせ、ピュアな恋愛感情を恋文を
モチーフに歌謡曲風に仕立てました。
文字を書くことが少なくなった時代とはいえ
手書きで想いを伝えることの大切さは失くしたくないものです。
                   (画像をお借りしました)
さ3 さ4 さ5 さ6

「おんなの駅舎」 北山たけし

2017年09月26日 | 今日の誕生花
★9月もさまざまに、想定した多くの歌手と、いくつかのシリーズも
組み入れながら実験的、挑戦的にオールジャンルで
書き下ろしてきました。「今日の誕生花」シリーズ 8篇目!
9月25日の花はマンジュシャゲ、彼岸花です!
道すがらの路ばたや一軒家にもその花を咲かせています。
想定した歌手は 北山たけし サン。男歌もいいけれど今回は女歌!
駅4

おんなの駅舎

恨んでなんか いませんと
くちでははっきり 云えたのに
予約もしない 列車が着いて
みれんと涙の ドアがあく
どちらに乗っても おんなの駅舎(えき)
払い戻しの効かない ベルが鳴る
列車ドア
海沿いゆけば 海鳥が
野辺にはいちめん 彼岸花
見ているようで なんにも見えず
心がきしきし 泣くばかり
ふたたび戻れぬ おんなの駅舎(えき)
恋の終りをとむらう わたしだけ
駅1 駅2
信じたことが 罪ならば
あなたの咎(とが)は なんですか
ふりむくことも いやがるように
夜明けを待たずに 消えたひと
ゆくあて知らない おんなの駅舎(えき)
季節はずれのつめたい 雪が降る

駅3

ひとこと:北山たけしサンの作品には圧倒的に男歌が多くて
女歌はあるだろうかと、ざっと見てもほとんど無かった。
歌唱力は言うまでもないがファン層は男女どれくらいの割合だろうか。
このブログではこれまでに「命惚れ」「梅太郎しぐれ」「休暇の駅」
「演歌町」
と4篇をUPしているが
たとえば彼が女歌を唄ったらどんな歌唱表現で聴かせるだろうか。
歌手はあるタイミングで新境地開拓とも言える時期も必要。
そんなもろもろが気になって今回はあえて女歌を書き下ろした。
2010年以降、もう6年も紅白からも遠ざかっているだけに、男性演歌陣の
発展途上の一人であることは間違いないのだから奮起してほしいものだ。

「茉莉花の咲く丘で」出光仁美

2017年09月07日 | 今日の誕生花
★9月もさまざまに、想定した歌い手さんと、いくつかのシリーズも
組み入れながら実験的、挑戦的にオールジャンルで書き下ろして
います!今日は「今日の誕生花」シリーズ 7篇目!
9月6日の花は 茉莉花(マツリカ) ジャスミンの一種です。
★併せて《今日が誕生日の歌手》シリーズ264篇目、出光仁美 さん。
ちょっと毛色の違ったものを書きたかったのです。
出8 出9

茉莉花の咲く丘で

風までも 香りを吸うて
ゆれている 茉莉花(マツリカ)の花
ざわついた胸 なだめに
たそがれ 丘のうえ
来ないと わかっていても
どこへも行けず ただ… 恋しがる
出10
アドレスも 番号さえも
消せないで 未練げなまま
大切な場所 あなたは
気にする はずもない
きれいな あきらめ方を
花びらちぎり まだ… さがしてる

思い出を 咲かせたあとは
散りいそぐ 茉莉花の夢
儚げな恋 おんなは 
孤独に 泣かされる
さよなら ひとこと言って
花びらひとつ 手に… つつみこむ

出1 出3 出 出4 出7 出5 出6 で 出8
ひとこと:茉莉花はモクセイ科の常緑低木。インド原産。
ジャスミンの一種。花は白色で枝端に数個つき、高坏たかつき形で芳香がある。(引用:広辞苑)  出光仁美さんにはこれまでに「冬避行」
「つれあい酒」
を書き下ろしてきました。今回は清純歌謡とまでは
言いませんが、彼女のあっけらかんな部分とこういった詞が
逆にマッチするのでは、と思い出来上がりました。
おまけ:ここだけのハナシ、出光仁美さんと私の共通項は
カメ、かめ、亀 です!(1匹飼っています)(笑)

「ライラック左岸」 チェウニ

2017年05月30日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ5作目です!
5月30日の花は ライラック です。春から秋にかけ
いろんな色の花を咲かせます。想定した歌手は
チェウニ さん。映画のワンシーンをイメージした
書き下ろ詞です!
チェウニ

「ライラック左岸」

今は この路だけが
なぐさめの宿る路
恋をした 二年
独りになりたい と思いつめたのは
わずかしかなかったのに
いつのまにか あたり前になってしまった

ライラックの花が
夕暮れの風に吹かれ 散っている
川面に こぼれ落ちる
花びらに 罪はないけど
より添い歩いた 憶い出
憐れむように 悲しみをつれてくる…
リラ
好きな女がいると
告白を聞いた夜
凍りついた愛
侮辱と言い訳を ぶつけられたのに
受けとめた 愚かさには
返す言葉 何もなくて ふるえていた

ライラックの花に
サヨナラと別れ告げる ときがきた
岸から 遠く離れ
花びらは 渦に巻かれて
記憶の彼方へ 消え去る
ふりむく過去に 虚しさが押しよせる…

河畔2

ひとこと:今回は外国映画のシーンが思い浮かぶような
詞を書きたいと思い、幅の広い ゆったりと流れる川と
その水面にこぼれ散る花びらをイメージに 恋の終りと
別れを書き下ろした。人は良いときもそうでないときも
自分が心慰められる、あるいは平常心に戻れる場所が
一つ二つあるように思う。恋がうまくいっていた頃の
happyな気持ち 壊れゆく愛が終りを告げる せつなく
つらい気持ち どちらもやっぱり同じ場所へ戻り自分を
見つめている ということなのかも。ライラックは
リラの名で知られた花。この詞では白い花がいい。
水ぎわまで広く長く敷かれた年季の入った石だたみ
夕暮れの左岸を歩く女性のヒールの音が哀しく響く…
                (画像をお借りしました)

「母水蓮」 真木柚布子

2017年05月08日 | 今日の誕生花
ゴールデン・ウィークも終わり、気分を入れ替えて
まずは花の詞など見ながら張り切ってイキましょう!
「今日の誕生花」シリーズです!
5月8日は水蓮(すいれん)です。
花言葉は水蓮の花の色によって違うようです。
白色の花なら 純粋 潔白です。それをイメージしての
書き下ろ詞です!蓮(ハス)に関しては個人的に
貴重な思い入れがあります!【今年1/2のご挨拶の
記事、2014年1/8の石川さゆり「傍らの花」記事を
参照】してください!
真木

(あした)にひらく 水蓮は
なみだを秘めた おんな花
父親(おや)の無い子の さびしさを
どれほど判ってやれたでしょう
母は詫びます 今日ある日々を

世間のつらい 針の雨
ふたりで超えた にごり川
ひと間暮らしの つましさに
辛抱ばかりをさせました
母のせいです 苦労の種子(たね)
すいれん1
水面に咲いた 水蓮は
母子をつなぐ いのち花
娘ざかりの けなげさが
親ばかなれども 愛おしい
母は見てます 幸くる夢を


ひとこと:1989年のデビューから28年目。
歌って踊れるシリーズとしてルンバ・マンボ
ドドンパ・タンゴ・ビギン・チャチャチャなど
演歌の枠にとらわれず意欲的な作品も多い。
以前からひとり芝居にも挑戦。各地でショーや
コンサートなどが続く。劇団四季の出身だけあって
演技にも自信があるのだろう。
 池に咲く水蓮が徐々に花びらを開く様子を
 見たことがある。いつか詞にしたいと思い
 たびたび書き下ろしてきた。この詞もそのうちの
 ひとつ。花言葉になぞらえ、母と娘の情愛がテーマ。