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「螢のともし灯」 山口蛍選手に寄せて

2014年05月29日 | インポート
山口蛍

君はまだ 先だけを 見ていればいいさ
速足か 駆け足か 止まらずにゆけ
 ちっぽけな螢でも
 ピンチのときに 光を灯す
 そんな そんな願いをこめて
 つけた名前だと 父
君はまだ 先だけを 見ていればいいさ

君はただ 夢を追い 叶えればいいさ
蒼空か 紺碧か はるばるとゆけ
 ひと夏の螢にも
 見守りながら 瞳に滲む
 ぽつん ぽつん涙の露の
 理由(わけ)に気付くだろ 母
君はただ 夢を追い 叶えればいいさ


 川草の螢さえ
 誰かのために ともし灯もやす
 そんな そんな生命(いのち)を抱いて
 生きてゆきたいよ 僕
君はまた 翔べばいい 羽ばたけばいいさ


ひとこと:ワールドカップ・ブラジル大会が近づいてきた。
代表入りしている選手の一人にセレッソ大阪所属のMF・山口螢がいる。
育成組織時代は三重・名張市内から1時間以上かけて
大阪まで毎日練習に参加していたほどのがんばり屋。
それに輪をかけて螢の父親も苦労人。
そんなエピソードをTVで見たことが、この詞のヒントになった。
父親が螢と名付けた由来を1番の歌詞に引用し、
海外からオファーのくる選手になって父親に恩返しをしたいという螢自身の
希みをハーフの最後の行に込めた。
ワールドカップでは名前のごとく輝きを発する活躍をして、さらなるブレイクをしてほしい。
 さて季節は夏。なにか夏にちなんだ風物詩なる詞を書こうと思っていた。
 風情のある土地や水のきれいな川べりではホタルが見られる時期。
 『ほたる祭り』なども各地にあって、モチーフをホタルに決めていたら
 前述の山口螢選手とも関連して。
 スポーツものでは奇異な歌謡曲調のメッセージ詞になったが勘弁! 

「The next morning comes ~次の朝は来る~」 中村憲剛選手に寄せて

2014年05月16日 | インポート
中村憲剛

とてつもなく大きなもの
心 すり抜けていったあと
夜明けまで眠れなくて
敗北と喪失が 躰じゅう駆け巡った

何のため 汗を流し 誰のため 傷をこらえ
ひたすらに 懸命に ここまで来た
悔やんでも今は ZERO あきらめは DEAD ZONE
Uh・・・ I don't care
Uh・・・ Leave alone

 朝は来る 朝は来る
 どんなに最悪な日でも
 朝は来る 朝は来る
 どんなに最高な日でも

 前を向け 前を往け
 道は間違っていない
 前を向く 前を往く
 悔いはひとつもないから
サッカー

もしも、なんて望んでない
それを望むほど弱くない
人は人 オレはオレ
完璧と成熟は いつだって反比例

期待され 感謝しても 最後には 答え出せず
悔しさを 無念さを 消せずにいる
悔やんでも今は ZERO あきらめは DEAD ZONE
Uh・・・ I don't care
Uh・・・ Leave alone

 朝は来る 朝は来る
 どんなに最悪な日でも
 朝は来る 朝は来る
 どんなに最高な日でも

 前を向け 前を往け
 道は間違っていない
 前を向く 前を往く
 悔いはひとつもないから


ひとこと:サッカー、ブラジルW杯を戦う日本代表メンバー23人が発表された。
特に残念だったのは、川崎フロンターレの中村憲剛選手が本登録メンバーから漏れてしまったこと。
今の心境を吐露した彼のブログを読んだが、読み返すごとに心熱くなるものを感じ、
彼のブログに散りばめられた語句をモチーフに、
いちばん響いた『必ず次の朝は来る』という言葉をメインにこの詞を書き下ろした。
予備登録メンバーには入ったが、本登録メンバーのアクシデントは望まない
としながらも準備はしておくという彼に期待して、W杯の開幕を待ちたい。

「忘却女(わすれめ)」 伍代夏子

2014年05月11日 | 演歌女性歌手
伍代夏子
今さら同情(なさけ)の 言葉など
望んじゃいない と 思っても
鎮めきれない 恋の果て
 わたしを玩具(おもちゃ)に しておいて
 心がわりは 手ひどい仕打ち
 あ・・・ 許せない 憎いひと

好くのも惚れるも はじめから
五分と五分との はずなのに 
(みち)をはずした 罪を抱く
 わたしがひと月 泣いたって
 べつの相手を 死ぬほど泣かす
 あ・・・ 埋み火が 燃えのこる
火

憎しみかさねて 妬むほど
心が休まる 暇はなく
前を向けずに ゆきどまる
 わたしは分かっております と
 表向きには 忘却(わすれ)るはずが
 あ・・・ 報われず すがれない


ひとこと:伍代夏子サンにもこのブログでは「その年の冬」「酒ばなし」「のぞみ橋」
「三陸水仙」「夫婦 雪月花」
と5篇を書き下ろしてきた。
特に「三陸水仙」は東日本大震災 勇気歌としてUPしたもので多くのアクセスをいただいた。
彼女ほど、演歌のモチーフ(川・橋・坂・雨・舟など)を
使いまくってきたのはダントツだろうから、今回は女性の恋の終焉、愛憎、恩讐などを
心象とした激情型の詞を書いた。
 恋愛は男と女 半々だけど、こと不倫となるとその代償を覚悟しないといけない。
 憎しみや嫉妬はその先 生きていくうえで前進の妨げになる。
 忘れてしまうことが一番いいことだと分かっているはずが、どうにも収まらない・・・

「ナンジャモンジャで会いましょう」 山本あき

2014年05月07日 | 歌謡曲女性歌手
山本あき

五月の風は 物知りやの steward(執事)
めずらしい木が こぼれるほどの花をつけた と
わたしを誘いにくるのです
 青い空のキャンバスに
 雲より白い 清らかな花
  そんな場面につつまれて
  心やさしい人を待ちたい
ナンジャモンジャで会いましょう
わたし 負けずに 咲いているから
ナンジャモンジャ

都会の人は うつむいてるプードル
おんなじ場所 行ったり来たりしてるだけなら
だいじな出会いを 失くしがち
 緑色の葉の上に
 雪積むように dreamyな花
  そんな景色に身をおいて
  心つながる人を夢見る
ナンジャモンジャで会いましょう
わたし 静かに 咲いているから

  そんな場面につつまれて
  心やさしい人を待ちたい
ナンジャモンジャで会いましょう
わたし 負けずに 咲いているから


ひとこと:2006年に『キングレコード創業75周年記念アーティスト』として
鳴り物入りでデビューした山本あきサン、今年で8年目。
作曲家の聖川湧先生の門下生として下積みをかさねただけあって
歌唱力はお墨付き。第48回の日本レコード大賞新人賞も受賞している。
このブログには初登場で、演歌というよりは歌謡曲系といったほうがいいので
この季節、たまに見かける「ナンジャモンジャ」の木がみごとに花を咲かせて
いたので思わずひらめいて詞になった。「ナンジャモンジャ」は
「ヒトツバタゴ」の樹のことで人々が見慣れない木を「何というものか」と
言ったことから名付けられたとされる。
 あきサンにはいろんな歌を唄って、ヒットをめざしてがんばってほしいものだ。

「恋やどり」 松原のぶえ

2014年05月03日 | 演歌女性歌手
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薬になるか それとも毒か
あなた次第の ひとり酒
 雨が降ったら 逢えると云った
 待っているのよ 路地酒場
  嘘にしないで 裏切らないで
  忍ぶおんなの いのち恋
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こおろぎだって 欲しかろ 連れが
ましておんなは 夜泣き虫
 縁があっての 袖摺る仲も
 ともに傷もつ 訳ふたつ
  胸にたたんで 封印〆(しめ)
  決めたあの夜が いとおしい

ボトルをなでて 名前をなぞる
躰 真ん中 火が走る
 風を孕んだ 今夜の雨が
 吉と出るのか 凶なのか
  待たせすぎた と 息せき切って
  させてほしいの 恋宿り


ひとこと:早朝の歌番組に松原のぶえサンが出ていた。
相変わらずふくよかだが、人柄は変わってなくて明るくて軽妙。
このブログでは彼女を想定して今までに「もいちど大阪」「裏町おんな草」
「湯の町みなと」「あした届きますように」
の4篇を書き下ろしてきた。
今回は1年10ヶ月ぶりに酒場ものを書いてみた。
 雨が降る日なら逢えるという男、虫の音がきこえる酒場で待つ女
 ともに胸に古傷ある二人だから、逢うことで癒される心
 そんな恋をすれば、酒は毒にも薬にもなる。
 雨宿りは恋宿り…