俺を誘えよ 飲みたいときは
苦楽 四十余年(よとせ)を 共にした 二人じゃないか
顔や背丈も 違うのに
兄弟ですかと 合いの手くれる
人の情けを いただいて
越えてゆこうよ ふたり三味線 男節
糸のゆるみは 心のゆるみ
切れる手前で 張り替えて 出直しゃいいさ
夢は岩木の 山よりも
でっかく持てよと 連れ三味線の
道は二上がり 三下り
調子合わせて 男みちのく 人世(ひとよ)節
今日は青森 明日は薩摩
二人三脚 旅をゆく 幾山河よ
我慢 辛抱 糧にして
おもしろ可笑しく 生きるが勝ちだ
老いも若きも 取り込んで
聞いてください ふたり三味線 男節
よもやま:歌に作詞に関わっていると、ほんとに厭きない尽きないものですねぇ~。
このブログは想定した歌手に書き下ろ詞をUPして、やがて3年ですが
まだまだ書いてない歌手はいて、新旧・地方さまざまに情報はいっぱいです。
さて岩手県大槌町出身のみち乃く兄弟は平成7年が結成20周年ということなら
今年で38年目ですねぇ。北島三郎氏とのつながりもあって活躍が目立ちます。
彼らには『岩木山』という、とてもいい作品がレパートリーにあるのですが
これを最初に唄ったのは、旧くからの自分の知人でもある吹越通サンです。
いい歌はやはり歌い継がれるものです。
三味線をトレードマークに息のあった演歌デュオを聴かせる彼らに
ふるさと発、歌人生の元気印の演歌を書きました。