❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

シリーズ《今日が誕生日・・・》つながり             山本雅司さんへ 「しらかばホールのお元気さん」  

2018年03月31日 | インポート
★3月も今日でおしまい! 今日3月31日は
大阪・枚方市にある《みすず福祉会・しらかばホール》の
長として多方面に活躍されている山本雅司さんの誕生日。
仕事柄、多くの高齢者を歌でも元気づけておられます。
山本9 holl

しらかばホールのお元気さん

1  おはよう おはよう お元気さん
  わたしも わたしも 元気です

  お日さま ぽかぽか 顔出して
  体操 リハビリ ゆっくりと
  日なたぼっこも うれしいね

やま
2 おでかけ おでかけ お待ちかね
  きれいに きれいに おしゃれです

  すずめが 来てるよ 鳩もいる
  みんなも 仲良く しています
  花もやさしく 咲いてます

3  よかった よかった またあした
  ともだち ともだち 仲間です

  しらかば 笑顔で 毎日を
  笑って 歌って 楽しくね
  ぐんぐん長生き いつまでも

山本8
ひとこと:今月も多くの歌手はもちろん、SNSでの友達で歌関係の
人も含めて演歌系21篇、J-POPふう7篇を書き下ろしてきました。
SNSやブログを通じて日々アクセスとコメントをいただき感謝です。
●山本さんの誕生日にちなんで日々の業務で
《気くばり・目くばり・思いやり》がにじみ出る山本さんの
投稿を見るにつけ、併せてスタッフの皆さんに
せめて歌でねぎらいを、と思い書き下ろしました。
●この詞は入所されている高齢者の側に立った書き下ろ詞です。
簡単で判りやすくいつでも唄えることが大事。入所者は皆、仲間です
朝から夕べまでが浮かびますでしょうか?
山本6 山本7
●勝手ですが仮に曲がついたらと想定して、歌と歌唱指導は
ボランティアや慰問にもとても理解のある水樹矩仁子さんと
そのお仲間を推薦させてください。
水樹PR

「とんがり ~林家彦六 伝」坂本冬美

2018年03月30日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズ、通算315篇め!
今日 3月30日は坂本冬美さんの誕生日。
歌手生活31年目に突入です!
坂本2 坂本1

とんがり ~林家彦六 伝

曲った事が 大嫌い
カッとなるのも 性分で
呼ばれております とんがり と
 菖蒲浴衣の 出囃子に
 一席伺う 彦六噺し
でばやし 菖蒲

しくじる弟子を 破門して
すぐに謝りゃ すぐ許し
けろりとしてます 翌朝は
 けじめ きっちり お手のもの
 怪談噺しも 彦六 十八番(おはこ)
彦六2

起きては半畳 寝て一畳
長屋暮らしも 粋なもの
へなへな風吹く 稲荷町
 今は懐かし 江戸訛り
 噺家一代 彦六在りき

彦六3 彦六
ひとこと:以前にも述べたのですが、古き良き
日本語をタイトルにしていくつか書き下ろして
きました。《とんがり》も古き良き日本語の
一つで、意味は曲った事が嫌いで、すぐにカッと
なるところから来ているいわゆる硬骨漢の人を
いいます。だとしたら生前そう呼ばれていた
落語家の故・林家彦六師匠がダントツに浮かび
ました。彦六師匠の逸話も取り入れて簡素ながらも
風情ある詞を心がけました。 (画像をお借りしました)

「わらわら恋唄」水木かおり

2018年03月29日 | 今日が誕生日の歌手
今日の書き下ろ詞 いつも心に詞(うた)を置いて
『今日が誕生日の歌手』シリーズ、通算314編め。
水木かおりサンは今日、3月29日が誕生日。
山形県内外では知る人ぞ知るベテラン歌手で
彼女と、SNSのやりとりでサプライズ有り!と
前フリしたのはこの日のためでした(笑)
かおり2 かおり1
わらわら恋唄

たかが電車が 遅れて2分
何をそんなに ぼやくのよ
冷めたお茶なら 入れなおし
のびたラーメン すすっても
わらわら わらわら せっかち御免
気が急く むかつく 腹が立つ
でんとかまえて 男でいてよ
惚れた私と ラブラブしてよ
かおり3 かおり4

皿の一枚 割れたとしても
あとに四枚 残ってる
ものは見方と 考えで
うまくいくのが 世の常よ
わらわら わらわら あくせくしても
西からお日さま のぼらない
一に辛抱 三四に我慢
惚れた私に 好き好きしてよ
かおり5 かおり8

今日はお招ばれ あしたは旅行
誘い誘われ お楽しみ
夜は寿司でも 出前して
お酒あるだけ 飲みなさい
わらわら わらわら ちょい待ち人生
おもしろ おかしく 生きましょう
恋はどこにも 逃げたりしない
惚れた私と ラブラブしてよ

かおり6 かおり7
ひとこと:同じ山形出身で彼女とは交流もある青山ひかるサンには
8篇も書き下ろしているのに私とはなかなかタイミングが
合わなかったようで・・・。さてタイトルの《わらわら》とは
山形の方言で「急いで」という意味のようです
(例:わらわら水持ってきてけろ)
これを見つけたとき一発でタイトルとイメージが決まり
彼女の明るい? キャラクターに合わせて老若男女が
手拍子交えて唄えるものにした。とはいえ水木さんの堂々の見栄えに
有無を云わせないほどのこういったインパクトで迫られると
山形おんなは強くて可愛いんだべさ~ と一笑されそうです。
8行詞は長かろうがやや早いテンポで、その時その場で
何番を唄ってもいいようにコミックに仕立てた。
              (画像をお借りしました)

シリーズ《今日が誕生日・・・》つながり★笠置功さんへ「暖簾分け」

2018年03月28日 | インポート
大阪・八尾市の《日本料理 笠置》名物オーナー&料理人、
笠置功さんは今日、3月28日が誕生日。
何はともあれお祝いに、料理道をテーマにした書き下ろ詞を贈ります!
笠1 かさぎ2

暖簾分け

いろいろお世話になりました
鍋も磨けぬ 小童(こわっぱ)
よくぞここまで 鍛えてもらい
泪をこらえきれません
 間口 手狭な 店ですが
 うれしゅうございます 暖簾分け

やんちゃもしました 無茶もした
そんなぶざまに 目がさめて
寝る間惜しんで 覚悟を胸に
辛抱 我慢 十年目
 路地の居抜きの 店ですが
 いじっておりません 味だけは

あそこは浪花の 外れです
いつか近くへ くるときは
寄ってください 上達したか
品書きいくつ 増えたかと
 書いてもらった 店の名を
 だいじに守ります 暖簾分け

かさぎ3
ひとこと:笠置功さんは歌い手や芸人でもない。
本職の料理はその道40年、日本料理笠置店オーナーで
ラジオのパーソナリティをし、音楽プロダクションにも
参画しておられる。となれば畑違いに歌謡詞を進呈しても
まんざら的はずれではなかろう。私の作品に、名アレンジャー
川村栄二さん作曲・編曲の『男の板場』があるが
料理や板前の道は今さら言うまでもなく歌よりも奥が深かろう。
いろんな意味で笠置さんの一層の活躍を祈っての書き下ろ詞です。
(画像をお借りしました)
DSC_0311_20180328060212 今井2 今井

「かあさん桜」川井聖子

2018年03月27日 | 今日は何の日
「今日は何の日」シリーズ22回目!
3月27日は《さくらの日》です。
3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ
《桜始開[さくらはじめてひらく]》が重なる時期で
あることから、日本さくらの会が1992(平成4)年に制定。
聖6 

かあさん桜
聖4

八重に一重(ひとえ)に かあさんの
愛は大和の 里桜
人にやさしく わが子につよく
ぶれず曲がらず 育てと願う
御車(みくるま)返しの かあさん桜
聖2

聞いちゃいけない 聞くまいと
父のない子の 訳知らず
花の盛りを 女の時節(とき)
秘めてたばねた 幾十年は
涙に耐えぬく かあさん桜
聖3

いつか嫁いで ゆく日には
つれてゆきます 母さんも
心ふたつを より添いかさね
花も夢色 愛(め)でられながら
わたしも咲きたい かあさん桜

聖1

ひとこと:川井聖子さん出身地、奈良の県花は里桜。
歌詞の御車(みくるま)返しの桜とは、全国に幾つかあり嵯峨天皇
御水尾天皇、公家などがあまりの美しさに二度三度と
御車を引き返しては見事に咲く花を眺めた。
いずれの「御車返しの桜」にもそういった伝承があるのも興味深い。
花もうす桃色でたいそう美しい。その桜の下での母子ふたりの絵が浮かぶ
書き下ろ詞に仕立てた。 このブログを始めた初期の2011年
彼女を想定して「どしゃぶり大阪」を書き下ろしたが
心無い輩が彼女に対して横槍を入れ胸くそ悪くなってオクラにした。
月日が流れ、そんなことにひるんでたまるか、と今回7年ぶりの
書き下ろ詞となった。彼女もデビュー以来17年目。
いい作品に出会い、いつか大きなヒットをと願っている。
聖5
(画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★岸千恵子「千恵っ子よされ」

2018年03月26日 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》23曲め、今回紹介するのは
ダイナミックな歌唱パフォーマンスで、民謡だけでなく
演歌でも多くのファンがいた 岸千恵子さん「千恵っ子よされ」
岸2 岸1
岸千恵子さんが亡くなったのは、2011年12月9日
急性肺障害で69歳だった。
♪ 津軽民謡の第一人者として全国的に活動を展開。
歌いながらステージを所狭しと走り動き回る
「ゆさぶり民謡」というダイナミックな独自の
パフォーマンススタイルを確立した。
また、気さくな人柄が表れる津軽弁のトークにも人気があった。
まさかこんなに急に亡くなるとは当時は夢にも思わなかった。
♪ 1985年には津軽に生まれた自身の心意気を歌った演歌
「千恵っ子よされ」がヒットし1988年第39回「紅白歌合戦」に初出場
“踊る民踊歌手”で話題になり最高視聴率を得た。
♪ 先日、BSでなんとも古い歌番組の再放送を見ていたら
岸千恵子さんが出演していて2曲唄っているのに出くわした。
懐かしいかぎりで今回のシリーズで紹介したい。
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「千恵っ子よされ」
作詞:志賀大介/作曲:山中博

津軽生れで 海峡育ち
男まさりは 親ゆずり
波と 波と唄った よされ節
あーよされ よされは 恋しい母の
子守唄です 子守唄です
千恵っ子よされ


●ここまで書き終えて何を思ったか、ふと彼女の誕生日は、と
思い紐解いたらなんと1942年3月26日、今日だった。
存命なら76歳、胸が熱くなった…
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「林森北路・裏小路」福浦隆之

2018年03月25日 | 演歌男性歌手
★今日の書き下ろ詞 ♪いつも心に詞(うた)を置いて♪
想定した歌手は「津軽酒」で頑張る 福浦隆之サン。
福浦さんと台湾の関連は知りませんが、つい先日は
大変な観客を集めた台湾公演が大成功のようです!
そんなわけで3篇めは遠慮なく異国ものを書き下ろしました。
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台北4

林森北路・裏小路
台北1

店の名まえは そのままなのに
やっぱりあの娘は いなかった
 あんたが明日(あした) 帰国(かえる)なら
 夜通し探して 逢わせてあげる
そんなこと言う キミも可愛いね
だめ だめ 悪い癖 また出てきそう
林森北路(リンセンペイルー) 恋しくて裏小路
台北2

どこへいったと 聞くにも聞けず
訪ねてきたのを 悔やんでる
 今さら逢って どうなると
 止まり木 白酒(パイチュウ) 飲むほど恋し
ひとりあてない 夜はつらいよね
だめ だめ やめたのさ もう火遊びは
林森北路(リンセンペイルー) せつなくて裏小路
台北3

 どこかでふいに 見かけたら
 男が来たよと 伝えておくれ
思い切れずに 夢に出てくるよ
だめ だめ あれやこれ もう探らない
林森北路(リンセンペイルー) あきらめて裏小路


ひとこと:今回の書き下ろ詞、福浦さんがムード歌謡を唄ったらと
新境地を想像しながら、テーマはチョイ悪オトコのexotic broken演歌
です。舞台は台湾・台北の日本人向きの歓楽街、林森北路(リンセンペイルー)
です。会社勤めの頃、台湾を下から上まで縦断するように旅行したけど
もうすっかり記憶の彼方です(笑)
♬ 福浦隆之さん これまでの書き下ろ詞
「人生一択」「大海の舟」  まだまだ可能性を秘める福浦さんの
魅力を探っての2篇、どちらも好評をいただきました!
                    (画像をお借りしました)

「さよならのmistake」上野旬也とロス・プリメーロ オルケスタ

2018年03月24日 | ムード歌謡
★今日の書き下ろ詞は毎月、定期で登場願っている 
上野旬也とロス・プリメーロ オルケスタ
ムード歌謡8篇めになります。
毎月、ムード歌謡ファンには書き下ろ詞を待ってくれて
いる人が増えてうれしい限り。
上野99

さよならのmistake

それじゃまたね、の つもりで云った
トーキョー 夜更けの さよならでした
赤いワインは 胸の扉を
合鍵なしで あけてしまうのね
あれからデンワも こなくなり
ようやく気付いた さよならの
         さよならのmistake
ワイン

普段のわたしは あなたの背中
かくれてより添う 脇役でした
だけど一度も 嘘はつかずに
あなたにすべて 捧げ尽したの
それでもフラれて しまったと
あきらめ半分 さよならの
       さよならのmistake

枯葉
言葉はなくても 信じていれば
一緒になれると 思ってました
男ごころに 秋の枯葉が
はらりと落ちて それでおしまいね
それきり気持ちが しぼんでも
仕方がないのよ さよならの
        さよならのmistake


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ひとこと:これまでの書き下ろ詞は以下の通り。
過去記事を見ていない方のために・・・
●アイツは男か女か? この詞の主人公は男でも女でも通用し
男女どちらが唄っても意味は通じる。とびきりオシャレに
ムーディーな「Amの夜は更けて」
●上野さんがロス・プリモス時代の盟友、森聖二サンへの
オマージュとして代弁するかのように書き下ろした「夜を悼む」
●ムード歌謡の真髄とばかりに演歌調です!タイトルとの
ギャップが粋な「愛 ゆきくれて」
●ベルベットのような愛を求め維持したいと思いつつ、二人には
破綻の兆し…さてこの愛の手ざわりは…?「冬の手ざわり」
●この書き下ろ詞のような実体験をした女性をイメージしての
相聞歌のような「さびしいワイン」
●昔も今も、夜ともなれば銀座はまた別の貌を見せてくれます。
上野さんのホームグラウンド、銀座をテーマに「おしゃべりな銀座」
●男がいつもと違う場所で酒を飲むのはどんな訳があるんだろう
めったに来ない新宿だけどね、のひと言のヒントから「濡れてる新宿」

『晴れ帽子 待つ帽子』 反響にお応えして! その3

2018年03月23日 | 新聞記事
★3/2 3/8にブログとFACEBOOKを通じて下記の記事を投稿しました。
まずはお読みください。

●以下の投稿は3月2日にUPしたものですが、この新聞記事の主人公
桃井里美さんから心あたたまる、感謝とお礼の手紙を本日いただき
読み進めるにつけ熱いものがこみあげてきて、急遽、追記加筆し
桃井さん自身が編まれた帽子の画像を挿入して改めて再掲載します。
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♬★新聞で見かけた記事にinspireされて、これまでにも何篇かを
書き下ろしていますが、過日も読売新聞夕刊の『しあわせ小箱』
というコーナーで5日続きで掲載された《帽子でスマイル》は
難病の全身性強皮症と闘う、群馬在住の一女性が始めた帽子作りを
以後その賛同の輪が広がり、市民グループ「スマイル」を立ち上げ
帽子を作り溜め、近隣の病院を通じて他の患者たちにプレゼント
し続けているという話題です。
「生きる希望」「心に温かいもの」など、帽子を手にした患者から
感謝の言葉が相次いでいて、それらの記事に誘発されてイメージを
ふくらませ『晴れ帽子 待つ帽子』を書き下ろしました。
タイトルは、帽子を編む人、その帽子をかぶる患者さんたちを
つなぐ心が通い合えば、いう思いと願いを込めました。


晴れ帽子 待つ帽子

それはふとした思いつき
春から夏に 秋から冬に
かぶってくれたら似合いそう
あの人に その人に 帽子を編んでるの
 明るい色 カラフル模様
 心が 心が 晴れ帽子
 今日も誰かが 待つ帽子
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それはたしかにつらいこと
涙はきらい 泣いたら負ける
おんなじ思いでつながって
あの人が その人が 帽子をかぶってる
 あたたか色 ハピネス模様
 笑顔の 笑顔の 晴れ帽子
 明日も誰かが 待つ帽子
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 心が 心が 晴れ帽子
 今日も誰かが 待つ帽子

 笑顔の 笑顔の 晴れ帽子
 明日も誰かが 待つ帽子


🎶そして昨日、桃井さんからきれいなフォトレターが届きました。
お住いの前橋市富士見町に咲くアカヤシオの花々です。
文面には、サークルの皆さんの発案で、患者さんたちにあげている
帽子を編むための大変な量の毛糸を送ってくれた多くの人たちに
前述の文章と『晴れ帽子 待つ帽子』の歌詞を印刷して送り
見てもらおうとのこと。毛糸を送ってくれた人への感謝と
サークルの近況を伝えたいとの発案でしょう。
桃井9 はがき
 2つめは『晴れ帽子 待つ帽子』の詞に曲をつけて夏川りみサン
あたりに唄ってもらい、広めたいとのこと。
こういった無償の善意のボランティア・サークルを一過性のものに
してしまわないための大事なことは、皆が共通意識を持つことで
その有効な方法の一つは《歌でつながる》というアイデアです。
 帽子を手にすることで気持ちを明るく持てる患者さん、帽子を編む
ことで元気を与えたいと願うサークルの皆さんがいることの
なんて素敵なつながりでしょう。
 そこでこれらSNSの読者の皆様、このサークル、桃井さんたちの
希望が叶えられるよう、知恵とアドバイスをください。
 1370篇もの詞を書いているだけに、その繋がりで作曲を手掛けて
くださる著名な作曲家にもその意図を伝えてあり
なんとか実現したいものです。

「人生化粧」 門戸竜二

2018年03月23日 | 今日が誕生日の歌手・アーチスト
★このブログの人気カテゴリーのひとつに『大衆演劇のスター』
シリーズがあります。これまでに18篇を書き下ろしています。
今日、想定したのは門戸竜二(もんど・りゅうじ)さん。
3月23日は彼の誕生日。華ある役者でもあるので男性ながら
年令は書かずにおきましょう。もちろんCD発売もある
唄って踊って芝居して、の花形役者です。
門戸5 門戸2

人生化粧
門戸8
親を泣かせりゃ 世間がそしる
浮名ながせば カラスが嗤う
意地の袂に 舞い込む義理を
はらり さらりと はらってよけて
おんな 艶めく 紅が立つ 人生化粧
門戸7
黒を消すには 白しかないが
白で生きるにゃ 黒も要る
死んだつもりで けじめの道を
通り抜けるも 一分の道理
おんな 忍び香 にごり絵図 人生化粧
メイク
たてをつくほど 馬鹿ではないし
仁義切るほど 腐れちゃいない
せめて最期は あン人だけに
こぼす涙の 詫び三文字は
おんな 夢いろ 焰(ほむろ)花 人生化粧

門戸1 門戸4 門戸6
ひとこと:
 男でも女でも人生は、性格スッピン顔 ばかりで生きられるとは
 限りません。意地があれば義理もある。真っ白で生きたいが
 ときには黒の世界も見る。
 世の中に楯つかず人生の最期には本音を言える自分でいたい。
 薄化粧か厚塗りか違いはあれど、人はそれぞれ人生を化粧して
 生きてるようなもの・・・ そんな思いをテーマにし、パワーと
 色気のある女性の人生演歌を書き下ろしました。
 もちろん門戸さんは大衆演劇のスターですから女形姿で
 舞踊にも合う詞に仕立てました。  (画像をお借りしました)

「シュウさん」若山かずさ

2018年03月22日 | 今日が誕生日の歌手
今日の書き下ろ詞 いつも心に詞(うた)を置いて
『今日が誕生日の歌手』シリーズ、通算311編め。
若山かずさサンは今日、3月22日が誕生日。
4月が来るとデビュー34年目に突入。
市川昭介先生にレッスンをつけてもらって
転機となっていった頃が思い出される。
若山1 若山2
シュウさん

とうとう最後の 最後まで
名前おしえて くれなかったわね
 いいの誰にも 一つや二つ
 持って生きてる 訳ありを
  わたし今夜で この店 おしまいよ
  シュウさん… も一度 顔が見たかった

奥から二つめ 壁ぎわが
いつも決めてた 特等席ね
 来るか来ないか 割り箸置いて
 待った夜がある 何回も
  歳はいっても 女は女なの
  シュウさん… ボトルの お酒 まだあるわ
割り箸

いろんなお客が いたけれど
心のこりは シュウさん ひとり
 酒場すずめの 噂をきいて
 わざとはずした 今夜かも
  ともにどちらも 身の沙汰知らずでも
  シュウさん… メモ書き 店に置いとくわ


ひとこと:若山かずさサンにはこのブログでは「大阪化粧」
「おんなの京都」「迷路伝説」「越後 花あかり」

「女の華美(はなび)」 
の5篇を書き下ろしてきた。
彼女は市川昭介先生の作品でブレイクしたといっても
過言ではない。市川先生はメロディーに言葉(歌詞)
をいかに乗せるかを重視し、先生がよく言っていた
『歌手のいちばんいい居場所を見つける』ことに
着眼して作曲し、多くの歌手を浮上させた。
彼女にもその一例が「しのび傘」の歌唱法にある。
いちかわ
この作品での彼女はほとんど完璧にその訓えを駆使し
声も出ていてヒットに結びつけた。それ以前の作品と
聞き比べると違いがよくわかる。今後もいい作品に
出合ってヒットを出してほしいものだ。
 さて今回は、長くやってきた酒場の店をあとに譲ると
 決めた女性が心に秘めた男性客への思慕を唄った酒場ものです。
若山かずさサンのきめ細かい歌唱が光る詞を心がけました。
                  (画像をお借りしました)

「白夜のミュゲ」青山ひかる

2018年03月21日 | 歌謡曲男性歌手
★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 青山ひかるサン。
毎月こちらが勝手に登場願っての書き下ろ詞も8篇めになります!
 もちろん直接聞いたわけではないが
 青山ひかるサンはシャンソンにもジャンルを拡げ
 レッスンに励んでいる様子。彼のvisual面と
 熱心な歌心を察すれば納得がいく。
 ならば、モノ書きの習性か、いくつになっても日夜
 好奇心いっぱいの感性が働いて、今回久しぶりに
 シャンソンのカテゴリでも16篇めの書き下ろ詞です!
青山ひ
 
白夜のミュゲ(muguet)
ミュゲ2 はしけ
暗いはしけで泣きじゃくる わたしを見かけても
なぐさめはいらない 指さすのもやめて
朝いちばんの船で あの人は行ってしまった
いくら涙をこぼしても 打ちよせる波は知らん顔

あの人がくれた ほんの短い半年は
まるで 白夜に咲く ミュゲのように
しぼんだりせず 枯れることのない
愛に満ちていた・・・
ミュゲ3 B
港みなとをめぐる日は わたしを連れてくと
抱くたびに云ってた 離したりしないと
夢ものがたりに聞いた 戯れを信じさせて
まさか酒場の女など つれてゆくなんてひどすぎる

しのついた雨と 低く霧笛がひびく夜は
あの日 白夜に咲く ミュゲのような
かぐわしい匂い 閉じこめたままの
愛のとむらいか・・・

そして 白夜に咲く ミュゲのように
しぼんだりせず 枯れることのない
愛は息絶えた・・・


ひとこと:シャンソン好きな人なら知らぬ人はいない、ダミア(Damia)
嗚咽するような、あるいは叫ぶような声で一つのシャンソンを
一つのドラマに仕上げたと言われ「La tragédienne de la chanson/
シャンソンの悲劇女優」と呼ばれた。他の歌手とは異なる彼女の
「diseuse/語るように歌う女性歌手」としての位置を確立しました。
そんな彼女のイメージを内包しながら書き下ろしました。
●ミュゲ(muguet)とはフランス語でスズランのこと。
青山氏→シャンソン→フランス→おしゃれ→花=ミュゲ(すずらん)へ
行き着きました。このブログのpoint、書き下ろ詞へのイメージ
創りはこんなふうに展開します。   (画像をお借りしました)

「酒えにし」大川かずのり

2018年03月20日 | 演歌男性歌手
★大川かずのりサンを想定した書き下ろ詞も3篇め。
『ふるさと北港』《人気アクセス記事BEST50》
連日ランクイン中で感謝です。
oo1 oo2

酒えにし
oo3
せめて半年 おまえとおれで
夢を見ようか 似たものどうし
酒がとりもつ 縁(えにし)なら
それを嘘には したくない
さみしがりやと 負け犬だって
かさね合いたい ぬくもりを

oo4
口でつよがり こころは弱音
意地が邪魔して 捨て場所知らず
酒で消せれば 楽だけど
そこが男の やせがまん
梅雨の合い間に 差す こぼれ陽を
たぐり寄せてる 昨日今日

006
表向きには 他人のふりも
いつか似合いの 細路地ぐらし
酒が仕掛けた 相惚れと
注しつ注されつ にが笑い
おまえ 世話好き おれ 迷い癖
足して二で割る 小気味よさ


005
ひとこと:歌手デビューが早かろうと遅かろうと作品をもらい
自分の宝とし、愛情をもって活動やキャンペーンに精を出せば
おのずと結果はついてくる。レコード会社勤めの頃
数え切れないほどの歌手を見てきただけに、そんなことを
何十年過ぎても思うことは変わらない。
大川氏にもそれをエールとして贈り、さて今回の想定詞は
何を書こうかとモチーフを探すことは、ある意味至難だが
楽しみでもある。大川→出身地→四国徳島→特産品→酒!
そうです、あるじゃないですか!「鳴門鯛」これが浮かんで
一気に書き上げました。    (画像をお借りしました)
大川かずのりサンへのこれまでの書き下ろ詞
「ふるさと北港」「母恋みなと」

心にのこる この歌1曲★村上幸子「放浪記」「不如帰」

2018年03月18日 | 心にのこる この歌1曲
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1979年に「雪の越後を後にして」でクラウンレコードから歌手デビュー。
歌唱力も増し、さあこれからという1989年、急性リンパ腫の病に倒れ
1990年わずか31歳という、あまりにも短い生涯を閉じた村上幸子さん。
星野哲郎先生は彼女の将来をいちばん期待していた。
私も好きでよく聴いていて、所蔵するCDはまことに貴重なものに
なってしまったが、そのなかから心にのこるお気に入りを紹介したい。

 1.じょんがら恋唄
松井由利夫/作詞・叶弦大/作曲 これが最初のヒットとなった。
 いい楽曲で案の定、おなじクラウンの川野夏美が2005年に
 リメイクした)
村1

★2.放浪記
 星野哲郎/作詞・桜田誠一/作曲 
  束ねた髪に ほこりをためて
  一皿五銭の 菜を買う
  灯りさざめく 帝劇も
  宵の銀座の にぎわいも
  知らぬ知らぬ他国の うつし絵か
  青い青い秋刀魚の 目に涙

(2、3は明治~昭和の著名女性たちを星野哲郎全作詞で手がけた
 アルバムからの評判曲。さすがに入魂の作詞で星野先生も
 彼女の将来に目をかけた。村上もこれでひと皮むけたと絶賛された)
村2

★3.不如帰
 星野哲郎/作詞・桜田誠一/作曲
  命二つを 結ぶ糸
  ちぎれて哀し 相模灘
  あなた あなた あなた…
  この世の次の 次の世は
  私のために 下さいと
  泣いて血を吐く ほととぎす

(昭和天皇のご崩御にかさなり自粛のハメに重なった。
 これものち2006年、瀬口侑希がリメイクした)
村3

4.雪つばき
 (オリジナル創唱は大杉美栄子。市川昭介/作曲。
 村上はアルバム収録で唄っている。
 地味な作品だが、これが意外に村上にはまって聴かせる)
  酔ってつぶれる この俺に
  いつもだまって肩を貸す
  俺と俺と 会わなきゃ幸せを
  とうにつかめたはずなのに
  雪つばき 雪つばき
  なにを好んで 冬に咲く

雪

5.みちのくしぐれ
 (鳥羽一郎とのデュエット作。息のあった歌唱を聴かせている)

「生駒坂」水樹矩仁子

2018年03月17日 | 演歌女性歌手
★ひと月はあっという間! 先月「初めて書き下ろす歌手」シリーズで
水樹矩仁子さんを想定して、彼女の居住地をモチーフにした
「石切ねがい」を書き下ろしたら、ご本人は気に入った由、
水樹さんの幅広いファンからは、もっと書いて! 作品化して
唄ってほしい! とたいそう反響をいただき、いや増して次なる
詞ごころをそそられました。 望外!僥倖!白眉!
さてさて、大阪もの第2弾《ぬくもり演歌》の書き下ろ詞です!
水樹PR みず8

生駒坂
くにこ6 くにこ9
泣き言きらいな あなたのせいで
わたしも強く なれました
 生駒聖天 門前町の
 蹴上がり坂から あかね空
  見るたび ふたり
  紡ぐ縁(えにし)の 生駒坂
くにこ4 くにこ1
出会いと別れを 受けとめながら
今 在ることの ありがたさ
 雨の降る日は 駅前カフェで
 おつかれさんなら 居酒屋で
  しみじみ ふたり
  向かい合わせの 幸ひとつ

くにこ5 くにこ2
知らない人でも 袖摺りあえば
会釈をかさね 顔なじみ
 生駒春秋 山ふところに
 咲く花 とぶ鳥 愛しんで
  あしたも ふたり
  命みちづれ 生駒坂


水樹
ひとこと:東大阪在住の水樹矩仁子さんならもちろん
生駒の聖天さんや暗峠(くらがりとうげ)はご存知だろう。
 人の世には、いい出会いがあれば、つらく惨めな別れもあろう…
 縁あって心寄せ合える人に出会えたら、どんなささいな風景も
 知らない人も、花も鳥も皆、いとおしい…
好きな町、思い出の町、生駒にそんな思いをこめて
たっぷり演歌チックに書き下ろしました。 (画像をお借りしました)