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「異国のひと」 椎名佐千子

2015年01月29日 | 歌謡曲女性歌手
椎名佐千子

やめときなよ と 叱るでしょうね
あなたが着ていた ブルーのシャツを
素肌にはおる 私です

 異国の秋を どうしてますか
 独りでいるのを 信じたいけど
 二年も待ってる 私の胸は
 淋しさ疲れ しています
異国2

ふたり暮らしを 放り出すように
予告もないまま 旅立つ人に
恨みは今も 消えません

 異国の風は 何色ですか
 私の匂いを 届けられたら
 あの日と変わらず 力の限り
 激しく抱いて くださいな

異国
 異国の旅を おしまいにして
 昔のふたりに 戻れそうなら
 どんなにあなたが 大切だったか
 わたしの愛で 示しましょう


ひとこと:椎名佐千子サンの歌手デビューは2002年だから4月がくると
13年目に突入。なかなか決定打といえる作品に辿りつかずにいる感じだが
いわゆる演歌ひとすじというよりは歌謡曲に近いジャンルを多く唄ってきて
いかんせんビジュアルや歌唱に強烈な個性があるわけではない。
だけど昨年末の歌番組では、ちあきなおみの『冬隣』を精いっぱいの
こまやかな歌唱で新たな一面を聴かせていた。この線を極めていけば
意外な3塁打にバケるかも知れない。ならばと思い、異国へ旅立った男への
恋慕をつのらせて、ひとり待つ女性のせつない想いを
しっとりとした歌謡曲調に書き下ろした。
 とかく男というものは現実逃避の願望から、思いもよらぬ行動をとる。
 女はその理由を知る術もなく、愛している愛されていると信じて
 自分のもとに帰ってきてくれる日を待つ・・・
なお、このブログでは彼女を想定した書き下ろ詞で 「あじさい情歌」「雪花の愛」
「お水送り」「春告げ花」
をUPしています。

「四の五の人生だとしても」 ピーター

2015年01月14日 | シャンソン
女たち

四の五の言ってどうなるの
今さら人生 巻き戻せない
へんてこ呼ばわり されつづけても
歯をくいしばって 生きてきた

生きてさえいれば 人は誰でも
スポットライトの下に立てる
そう信じてた そう決めていた


   (語り) 四の五の好きにおっしゃっていいわ
     言われてなんぼが 花なんだもの
     唄って 踊って お芝居をして
     これこそ人生 わたしの人生

     歓びを分かち 語り合いたい
     大切な人たちは 今はもういない
     でも見てるでしょう いつも すぐそばで

四の五の10倍 経った今
歩いてゆく道 また明日がくる
わたしは自分に 正直だから
何 言われたって かまわない

その場 その時の 出会いかさねて
ライフワークを見つけられた
うれしかったわ 涙も見せた

 生きてさえいれば 人は誰でも
 スポットライトの下に立てる
 そう信じてる そう決めている


ひとこと:ピーターがコロッケが司会をするBSの歌とトークの番組に出ていた。
物真似の話題を中心に軽妙なトークを繰り広げ、二人で物真似で唄ったりしていて
それなりに楽しめた。歌手としてのピーターが役者・池畑慎之介として
2008年『越路吹雪物語』を初演して以来、再演をかさね、今では彼?の
ライフワークとも言えるスタンツを確保した。それがきっかけというわけでも
ないだろうが、近年はレパートリーにシャンソンを多く取り入れている。
越路ピーター
1969年に歌手デビュー以来、俳優歴も含めて芸能生活45周年を過ぎた。
このブログのカテゴリにもあるように、ここはひとつシャンソンで
何か書かねば、と思い自伝的要素も含んだ詞を書き下ろした。
このブログではこれまでに「ほだされて」「冬の嵐」
UPしているが、ピーターが他のおネエタレントがバラエティ中心なのと
一線を画していて良いのは、俳優・池畑慎之介としてのもう一つの貌があって
映画や舞台、TVドラマなどで際立った演技力を発揮しているところだ。
今年は歌手としての活躍も期待している。

「哲っさま恩愛」 島津亜矢

2015年01月09日 | 演歌女性歌手
島津亜矢

いつか大樹になるだろう
あつい言葉を いただいて
日々に精進 是 精進
足もとにさえ 及びませんが
あなたの精神(こころ)の ひと片を
胸に咲かせて 歌修養
星野島津
出逢いなくして 縁はない
沁みております 今さらに
迷う闇路の 折々に
やさしさ秘めて 微笑(ほほえ)む顔が
おまえをいつでも見ている と
陰に日なたに 歌灯り

天を一面 海にして
北へ南へ 船絵巻
夢は叶っているでしょうか
その身を削り 紡いだ詞(うた)
幾万人(びと)の くちびるに
ましてわたしの 歌鑑(かがみ)


ひとこと:大晦日の紅白は番組終了後、毎年書かれることだが、今回も雑誌等ではいろいろな
記事が見られた。番組を見た感想をここではいちいち書かないが、今どきの紅白は
こんなものかなというのが正直なところだ。
キャリアがあって実力があってヒット曲や話題がないばっかりに、おまけにレコード会社に
割り当てられる枠からハズレて出場できないという理不尽さに泣きを見る歌手が
必ず2、3人いる。島津亜矢サンもここ数年、そんな憂き目に合っている歌手の一人だろう。
懐メロやカヴァーものを唄わせたらピカイチなのだが、ことオリジナルに関しては
最近は今ひとつ、これぞ勝負曲といった作品が見られず、本人も消化不良ぎみでは
あるまいか。良くも悪くも唄いっぷりは女・北島的な部分があって、どうしてもチカラが
入りすぎ、唄い過ぎな感があって、聴き手やカラオケ・ファンにはとてもあんなふうには
歌えないと引いてしまう部分で損をしている。『愛染かつらをもう一度』や
『憂き世春秋』の作品のように、もう少し歌ファンの目線に下げて作品づくりをしたら
良いと思うのだが。
さて、前置きが長くなったが、年明け2篇めはそんな島津亜矢サン、6回目の登場です。
このブログでは「ふるさと暖歌」「なんぼのもんや」「鶯梅の春」「演歌一生」「出水平野」
5篇をUPしていて、作詞家では私が一番尊敬する星野哲郎先生がデビュー当時から期待を
寄せていた島津サンだけに私もチカラを込めて書き下ろしたものばかりです。
星野哲郎
星野哲郎先生が亡くなって早や5年、ここ数年、名だたる作詞家が次々と亡くなっていることに
心が悼むのですが、それはさておき今回は私にとっても島津サンにとっても
ひとかたならぬ想いを込め、「哲っさま」と呼ばれ敬愛された星野先生へのオマージュ的な
書き下ろ詞です。島津亜矢サン歌手生活30周年目、今年こそ発奮の年にしてほしいものです。

「娘を君と呼ぶ日々に」 五木ひろし

2015年01月04日 | 歌謡曲男性歌手
五木ひろし

一度だって 君のことを おまえなんて 呼んだことはない
君が生まれたときからの 願いだった
大きくなるにつれ 美しい花になるようにと
 君はお嫁になんか 行かないでくれ
 ずっとそばで ずっとそばで 咲いてておくれ

子供の頃 口に出せない 涙まじりの つらい日々がある
母は苦労のし通しで 星になった
豊かな時代(とき)の中 倖せを無駄にすることなく
 君は世界に広く 目を向けてくれ
 鳥のように 鳥のように こころを拓け

君が笑う 君がはしゃぐ 髪をなびかせ 風を追いかける
君と100年先までも 生きていたい
やさしく たおやかに 果てのない夢をひるがえし
 君は未来(あした)の道に きらめいてくれ
 ずっとそばで ずっとそばで いついつまでも


ひとこと:新年おめでとうございます。昨年、新しく書き下ろした詞は演歌・歌謡曲系を76篇
J-POP系を12篇の計89篇をUPし、いろいろな反響をいただきました。
どんなジャンルでもモノを書く者にとっては、その一つ一つが作品化されることが理想ですが
大切なことは続けること、この一語に尽きます。書くことによって言葉を紡ぎ、吟味し
推敲することによって、新しい表現や言い回しが生まれてくることと思います。
さて2015年、想定して書き下ろす歌手の最初に決めたのは五木ひろしサンです。
昨年9月に亡くなった作詞家山口洋子さん(享年77)を追悼し、山口さん作詞の自身のヒット曲
「風の子守唄」(作曲遠藤実、77年発売)を再録し発売、今年2月には「渚の女」も再発される。
アルバムも3つが同時発売される予定で、1978年以降、山口さんとは袂を分かち合い
二人の作品は二度となくなった時期、いわゆる確執が伝えられて以降、山口さんの死去により
今の五木ひろしが在るのもやはり山口さんの存在あってのことと、五木サンも心に氷解の
兆しを認識したのでしょう(表向きですが)
さて話をもとに戻しましょう。五木サンには一男一女がいます。特に娘さんには父親として
世の父親と同様、お嫁には行って欲しくない、いつまでもそばにいてほしい、という願望が
強いようです。その気持ちを詞にしました。