❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「恋酔酒」 服部浩子

2014年09月28日 | 演歌女性歌手
服部浩子
雨のしずくを 吸いこんで
明朝(あした)にひらく 花もある
 信じてよかった・・・
 好きと 好きと 云ってくれた人
燃えてもいいと きめた夜は
女 ゆらゆら 恋酔(こよい)

涙ぼくろが 気になって
二の足踏んだ 過去でした
 淋しさこらえて・・・
 待って 待って めぐり会えた人
許したあとの ほとぼりに
女 さめざめ うれし泣き

寝酒
夜に目覚めて 聴く寝息
ひとくちふくむ のこり酒
 愛してください・・・
 ともに ともに 生きてゆける人
あずけて悔いの ない命
女 ほろほろ 恋酔(こよい)


ひとこと:1990年「御神火月夜」でデビューして今年で24年目。
あれっ、まだそんなん?と思ってしまうほどのバリバリの中堅歌手。
久しぶりにBSの歌番組に出ていたので さて、と思って
このブログでは服部浩子サンにはもっと書き下ろ詞をしているかと思ったら
2011年に「もどり船」1篇だけで、全然書いてなかった。
 恋に酔う、と書いて 恋酔(こよい)
 彼女の歌唱はあまり暗いマイナー調は似合わない。
 好きな人に出会い、許して燃えて、この先も共に生きてゆきたいと願う女性を
 カラオケ志向たっぷりな書き下ろ詞に仕立てた。

「夜霧のロータリー」 平浩二

2014年09月26日 | 歌謡曲男性歌手
平浩二
愛していたのに 愛されないの
心うらはら・・・ 深夜のバスを待つ
 ふたりがよければ 周りがなにも見えなくて
 夜がくるたび 燃えておぼれたの
駅前ロータリー あなたのいない街
なみだの霧がふる

傷つけたくない あやまりたいの
心さむざむ・・・ 深夜のバスがくる
 少しの我慢も出来ない 駄目な女だと
 指をさされて 背中向けた人
駅前ロータリー あなたが消えた街
つめたい霧がふる

ロータリー
 ふたりがよければ 周りがなにも見えなくて
 夜がくるたび 燃えておぼれたの
駅前ロータリー あなたのいない街
なみだの霧がふる


ひとこと:1972年「バス・ストップ」の大ヒットでおなじみ、平浩二サン。
1969年デビューだから今年で45年目。彼も早や65歳ですねぇ~。
詞を書くにあたり、彼の特徴はなんだろうと考えてアルバムを聴きなおしていたら
ある意味、彼の歌声は癒し系なんですね。唄いすぎず押しつけがましくなく…。
このブログでは2012年に「healing love ~愛の癒し~」をUPして以来
2度目の登場です。先日は久しぶりにTVに出ていて『熱海の夜』をカヴァーしていました。

「あるいて あした」 滝ともはる

2014年09月19日 | 歌謡曲男性歌手
滝ともはる

きのう 便りが 届きました
今でも すぐにでも 帰りたい・・・
帰りたい・・・ そこが私の ふる里だから

わたし 返事を 書きました
待っている いつだって 待っている・・・
はなれても ここが あなたの ふる里だもの

 山のふもとまで 海の近くまで
 すこしずつ 歩いてみました 昔のように
  春 夏 咲いてた花を
  秋 冬 見かけた鳥を
 おぼえていますよ 忘れませんね
 きっとあなたも そうでしょう

 坂の途中でも 杜(もり)の石段も
 手をかして つないでくれます 知らない人も
  春 夏 見上げた月を
  秋 冬 吹きゆく風を
 おぼえていますよ 忘れませんね
 きっとあなたも そうでしょう

今日は 歌など 唄いました
あの頃 好きだった 思い出の・・・
思い出の・・・ 心はげます ふる里の歌
        心はげます ふる里の歌


ひとこと:昨日のTOKYO MXテレビの、東日本大震災からの復興を支援する人々や
被災地の現状に関する情報を伝える[つながり通信]のコーナーに
ミュージシャンの滝ともはるサンが行っている復興支援活動について、を見た。

滝ともはるサンは、1980年堀内孝雄サンとのデュエット「南回帰線」が
ベストテン入りの大ヒットを記録したことでご存知の方も多いだろう。
南回帰線

このブログでは『東日本大震災 勇気歌』と題して、震災直後から30篇ほどの
書き下ろ詞をUPしてきた。すでに3年半が経過した今、まだまだ問題や課題の解決には
ほど遠い。それでも滝サンのように、地道だが歌を通して被災地とのつながりを継続している
アーティストがいることを知り、番組をしっかり見た。

このブログでは何もヒット歌手ばかりを想定して書き下ろ詞をUPしていない。
最近のNEWSや関心のある出来事にちなんだテーマを取り上げ、イメージした歌手へ
私が書き下ろした詞を掲載することが基本なので
番組中、滝サンが、「何度も足を運ぶこと、声をかけていくこと」と語った言葉を
キーワードに、ふる里から離れた人たち、ふる里に残った人たち、
震災以前のふる里の四季を思う心を、被災した皆さんも歌ってもらえるよう、
むずかしくない語句で書き下ろしました。

ちなみに今月20・21日に行われる復興支援ライブは宮城県石巻市の渡波で行われます。
また番組の内容は「つながり通信 滝ともはる」で検索すると動画で見れます。

哀悼!山口洋子さん

2014年09月16日 | その他
山口洋子
作詞家・作家の山口洋子さんが亡くなった。77歳だった。
ここ数年、作詞はもちろん作家としても最新作を見かけなかったので
もしや、と思っていた。本当に残念でならない。

というのも、女性作詞家なら山口さん、男性では星野哲郎さん、と
長年、敬意を持っていたので、なおさら寂寞感がいっぱいだ。
星野先生には出だし2行が作詞の決め手であることを、山口さんには
タイトルの妙を教示していただき、習作をかねて何篇もの詞を読み
作品を聴きつづけてきた。

山口さんの膨大な作詞の中から、自分好みでセレクトした50曲ほどを
編集、収録したディスクを作って、時折聴いていたものだった。

小説、エッセイストとして出版された書籍の何冊かが、今も書棚に
並んでいる。特に『履歴書(メリット)』は私が作詞をしてきた途上で
何度も愛読した一冊。

ここ数年、何人かの作詞家の逝去が目立つなか
またひとり音楽業界から先立たれた。
前述のディスコグラフィーの中から、私のお気に入りを挙げて
心から哀悼を捧げたい。

お気に入り:あなたの灯 ああ北海道には雪が降る 裏町マリア
      ぬれて大阪 百人の男 別れの鐘の音

「別れ話のその前に」 小金沢昇司

2014年09月14日 | 歌謡曲男性歌手
小金沢

最後のくちづけ 欲しがるまえに
何か言うこと あるだろう
 悪かったとか 魔がさしたとか
 言い訳めいても 言葉をくれよ

 嫌いじゃないのに 終らせる
 恋ほどみじめな ものはない
  別れ話の その前に
  にがい酒など 飲みたくないから


死ぬほど好きだと 燃やした命
それを嘘には したくない
 所詮は遊び もともと他人
 大人のずるさに 心がすさぶ

 ほんとの恋には 出会えずに
 つめたく背中を 向けるのか
  別れ話の その前に
  つらい泪に させたくないから


 も少し二人で いたかった
 心をひとつに したかった
  別れ話の その前に
  嘘でおまえを 抱きたくないから


ひとこと:BSのトーク&歌番組に小金沢昇司サンと松原のぶえサンが出演していた。
デビューから26年目の小金沢サンは結構いろんなジャンルの作品を唄ってきているが
これぞ小金沢!という決定打がなかなか生まれず、はがゆいのは私だけだろうか。
このブログでは「時代(とき)を紡いで」と「命の坂道」の2篇をUPしていて
どちらも彼の特長を引き出した書き下ろ詞だと思っている。
今回は女性から別れを切り出され、とまどいを見せる男の心象を歌謡曲調に書き下ろした。

「夢追い東京」 市川たかし

2014年09月09日 | 演歌男性歌手
市川たかし
海峡に降る雪が 幸せになりなよと
ふたりの明日(あした)を見届ける 函館発フェリー
 こころ細さに 涙をふるわせて
 寒い寒いと 君が云う
  心配しなくていいよ 俺がついてるじゃないか 
  朝には待ってる 東京が
フェリー

母さんも 兄さんも 説き伏せたこの恋を
命にかえても通したい 青森22時
 かばん二つに 夢だけ詰めこんで
 走る列車は 夜を往く
  もたれて眠ればいいよ 手と手つないでいてあげる
  あの夢 この夢 星がとぶ
夜汽車

船を下り 汽車に乗り 長旅に疲れたろ
ここから始まる道ひとつ 東京 大都会
 おなじ二月の 北海道よりも
 君の笑顔で あたたかい
  いつでも一緒にいるよ 辛さばかりじゃないはずさ
  歩いてゆこうよ 東京で
 

ひとこと:市川たかし という歌手は、知名度的にはまだまだだが
2007年のデビューだから、今年で7年目。
これまでにC/W合わせて9曲の持ち歌があるが、青春歌謡ありポップス歌謡あり
はたまた演歌も と今ひとつジャンルやターゲットが絞れずにいる。
つい最近、朝の歌番組で「一の糸」を聴いたが、女歌だけにもう少し歌い込まないと
色と型が伝わってこない。踊りの振りを交えての歌唱だが、何よりもまず
声の出し方、ひとつひとつの言葉の置き方に、もっと心を砕くべきだろう。
とはいえ彼も30代、出身地北海道をモチーフにメジャーな曲調をイメージして
男女ふたりがそれぞれの夢を追い、都会へとスタートする、本来の彼らしい
良い部分をチョイスしての書き下ろ詞です。

「母のれん」 姿憲子

2014年09月05日 | 演歌女性歌手
姿憲子

さらし暖簾の 裏側に
秘めた涙の 数いくつ
 男まさりと 指さされても
 父親(おや)を亡くした わが子のために
 守りとおした 母のれん
のれん

酸いも甘いも 噛み分けた
ふりが哀しい きのう今日
 浮き名噺しに 心がゆれりゃ
 味が落ちます 馴染みも減らす
 夢で叱られ また泣ける

つらい苦労の 忘れ酒
呑んで明かした 夜もある
 過ぎた昔を 笑顔にかえて
 情けきざんで まごころ炊いて
 灯りやさしい 母のれん


ひとこと:朝のBSの歌番組に懐かしい超ベテラン歌手
(といっても現役バリバリ)の姿憲子サンが出ていた。
明るく元気で変わらぬ歌声と達者なしゃべりは健在で
安心しながら見た。彼女は浦島みつ子の歌手名で
昭和40年のデビューから、いよいよ歌手生活50周年を迎える。
最大のヒットはご存知「姿三四郎」だが、それ以外にも
いい作品がいっぱいある。
このブログでは2012年に、彼女お得意の人生根性演歌で
人生、海 山いろいろあっても涙を売りにしちゃいけません、
という応援歌「それを涙にしたくない」をUPしている。
今回はガラリと趣を変えて、彼女には珍しいであろう
母ものを書き下ろしました。
 片親の子どもがいる母が気丈夫に小料理屋を営むイメージを
 たっぷりと歌う姿サンもまたいいものだ。
 元気で唄いつづけてもらいたい。