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★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「はぐれ雨」 三山ひろし

2012年03月31日 | 演歌男性歌手
三山ひろし2

なみだの匂う 女にさせて
あなたはつめたく 背をむける
風を孕んだ 夜更けの雨は
髪も乱れて 心もきしむ
すがれない もどれない
女…ひとりの はぐれ雨

生きてるふりで 死んだもおなじ
命をちぢめて 終わる恋
飲めと云われりゃ 毒ある酒も
飲んで悔いない 覚悟で惚れた
ばかでした 嘘でした
女…迷わす はぐれ雨
傘
しずくが重い この傘よりも
からまる未練が 邪魔になる
三月 半年 独りにもどり
済んだことだと あきらめましょう
あれも夢 これも夢
女…せつない はぐれ雨


ひとこと:この6月がくると、三山ひろしもデビュー3周年。
早いものですね~。順調にヒットをとばして
歌唱にもすっかり自信が出てきて拍手!
オリジナルでもカヴァーでも
歌をくずして唄う歌手は大嫌いです。
まして、TVやラジオなど電波にのる場合はなおさら。
聴き手は、いちばんイイ歌を聴きたいもの。
三山クンも初心を忘れず、まじめで味のある歌を唄ってほしいものです。

「りんどう岬」 古都清乃

2012年03月28日 | 全国ご当地歌めぐり 演歌
古都清乃2

こみあげて こみあげて
頬に貼りつく 涙が痛い
あ… またここに来てしまったわ
幸せでした と つぶやけば
紫りんどう 都井岬
恋のなきがら 風に哭く

憶い出の 憶い出の
海を見下ろす 岬は暮れる
あ… もうなにもかも失くしたわ
別れは済ませた はずなのに
紫りんどう 都井岬
恋はみれんの さだめ波
都井岬
連れてって 連れてって
どこか知らない 異国の場所へ
あ… もう私には明日はない
沖ゆく船にも すがれない
紫りんどう 都井岬
恋をとむらう 女です


ひとこと:古都清乃サンは歌手生活47年目の大ベテラン。
「和歌山ブルース」のヒットにより、歌碑が建てられているほど
和歌山県の知名度UPの功績は大きい。
歌碑
このブログでは「人生行路」をUPしているが
今回は「全国ご当地歌めぐり」シリーズと併せ
宮崎県・都井岬をテーマに詞を書いた。
彼女の数多い作品の中では
「新店祝い唄」「法師の宿」「初恋笠」がお気に入りベスト3です。

「田螺と金魚」 神野美伽

2012年03月27日 | 歌手生活**周年
神野2

だれが云ったか 知らないが
あなた 田螺(たにし)で わたしは金魚
間口半間 止まり木七つ
木桶のような どん突き酒場

無口 無骨で 詮無いが
三日あけずに 通ってくれる
流れ流れて 居抜きの店を
開店(ひら)いた頃から 常連だもの  
たにし
甘くないのね 恋の味
涙 連れ添い 四十路を越えた
右へ左へ せわしく游ぐ
気丈なふりも あなたにゃ分かる

冷めたお酒を 取り替えりゃ
ぐいと差し出す お猪口がひとつ
憂き世 浮き藻を ついばみながら
ふたりはどうせ 田螺と金魚



ひとこと:1984年にデビューの彼女も今年で28年目。
すっかりやわらかな物腰が醸し出される雰囲気が身についた。
その反面、作品的には新鮮さが欠け
無難な線に落ち着くものが多くなった。
彼女のストライク・ゾーンはなんといっても男歌と浪花もの。
このブログでは「いとしこいし」と「向島 小粋雨」をUPしている。
どちらも彼女ならではの歌世界を書いた。
今回はちょっと奇抜なタイトルだが
女がひとりで切り盛りする飲み屋を舞台に
朴訥な男との一線を越えるか否かの
ギリギリの関係を、タニシと金魚になぞらえて書いた。
タニシと金魚は飼育しても共存するそうな。
  

「演歌一生」 島津亜矢

2012年03月26日 | 歌手生活**周年
島津亜矢4
四季とりどりに 花は咲き
人それぞれに 道がある
わたしが選んだ この道は
山あるならば 越えてきた
谷あるときは 這ってきた
演歌一生 未だ道なかば

歌アメリカに ジャズがあり
歌フランスに シャンソンが
わたしの生まれた 日本には
幾千万の 演歌あり
幾万人の 先人も
演歌一生 これぞ宝もの 

時 折々に 母を恋い
夢つれづれに 師を仰ぐ
わたしを見つけて 背を押した
想いをしかと 受けとめて
感謝を常に 胸に秘め
演歌一生 命燃やしたい


ひとこと:1986年にデビューの島津亜矢サンは
今年が歌手生活25周年。いよいよ佳境の域に入る。
私は正直、中堅女性演歌歌手のなかでは
歌唱も表現も解釈も、天童よしみ以上だと評価している。
なんとなれば、あの藤山一郎氏をして藤山一郎

「日本の演歌の財産」と言わしめたことや
弟子をとらない星野哲郎氏星野哲郎2
がほれ込んだことでも証明される。
まことに同感!
このブログでは「ふるさと暖歌」「なんぼのもんや」「鶯梅の春」
「出水平野」と4篇をUPしている。
いずれも思い入れたっぷりの詞です。
ここ数年は、今イチ作品にインパクトのないものが多くて
紅白歌合戦にも名が挙がらない。
オリジナルもカヴァーも、とかく唄い過ぎる
きらいがあるのもマイナス要因で
カラオケ・ファンにも敬遠される由。
とはいえ、まだまだこれから。
長~く支持していきたい歌手です。
ちなみに、お気に入りベスト3は
「憂き世春秋」「愛染かつらをもう一度」「裏みちの花」がgood!


「旦那衆」 北見恭子

2012年03月25日 | 歌手生活**周年
北見恭子2

破れかぶれの 無鉄砲
そんな男は まことに実際
きっちり 少なくなりました

ちょいと そこゆく旦那衆
憂さをためてはいませんか
景気今イチ 人生どん詰まり
殻を一枚剥いだなら
見えて来ますよ あした道

さあさ 有り金 はたいて飲んで
男御輿を あげてください 旦那衆
神輿2
くんずほぐれつ しがらみを
背負った男は まことに実際
きっちり 魅力のかけらなし

ちょいと おなじみ旦那衆
ヤケを起こしちゃいませんか
クルマ手放し ローンで四苦八苦
見栄をさらりと捨てたなら
越えてゆけます 九十九坂

さあさ 有り金 はたいて飲んで
夢の梯子を 登りましょうよ 旦那衆


ひとこと:1973年に歌手デビューの北見恭子サンは今年が40周年。
コロムビア一筋、よく頑張ってきた。
彼女は山形出身だけに、なんとも云えない風土感があり
おまけに好物のビールで鍛えた(笑)声質とあいまって
独特の歌唱表現をする。
だから書き手をそそられる歌手のひとりで
このブログでは「のれん妻」「すすき野情話」の2篇をUPしてきた。
お気に入りベスト3を挙げるなら
「浪花夢あかり」「酔いどれ切符」そして「女のさいはて」
この作品は大きなヒットではなかったが
よ~く聴くと、北見自身が感きわまって
涙をこらえて唄っているフレーズがある。
ほとんど知られていない演歌から、こういう発見をすると
また聴きたくなる、という想いにさせる。
北見恭子のレパートリーには意外とそういう類いの作品が多い。
さて今回は、がらりと趣向を変えて
世の男性陣へのファイト・ソングです。
気風の良い姐さんが、てらいもなく発破をかけるという前向きな内容。
随所に音頭ふうなフレーズを取り入れ
最近あまり聴けない元気が出るお手拍子ものに仕上げた。

 

「おんな 花色 なみだ色」 扇ひろ子

2012年03月22日 | 歌手生活**周年
扇ひろ子

聞いてどうなる わけじゃない
話してどうなる あてもない
最后ときめて 咲かせた花は
無情に手折られ 散りゆきました
おんな 花色 なみだ色 
蔓

誰が邪魔して からませる
(つる)とも知らずに 身を灼いた
男は嘘で 済ませる恋も
女は命を ちぢめる運命(さだめ)
おんな 花色 なみだ色

蜜がなければ 花じゃない
香りが消えたら 花じゃない
しぐれをいつか 嵐に変えて
夜更けの路地裏 死にゆく恋よ
おんな 花色 なみだ色
  

ひとこと:1964年にデビューの扇ひろ子サンは今年で
歌手生活48周年め、あと2年で50周年になる。
前回は「おんな火」をUPして以来の登場。
最近、音源を整理していたら彼女のものも残されていて
「哀愁海峡」「未練の涙」「赤い椿の三度笠」
これらがお気に入りベスト3だが、今聴いても昭和歌謡はやはり良い。
60年代後半から70年にかけては任侠映画の女侠客役で女優としても活躍、
彼女の声質を生かした「新宿ゴールデン街」を33回転で聴くと…、など
折々で話題を提供してきた。
キャラクター的には、斜にかまえて突っ張ったイメージの
彼女だったが、近年はすっかり円熟の境地の女性です。
かつてと現在と、どちらのイメージも加味しながら
女性は幾つになっても花。それをベースに書いた詞です。

「ゆきこ湯河原おんな宿」 笹みどり

2012年03月21日 | 歌手生活**周年
笹みどり

ゆきこ という名で 泊っていませんか
いいえ と答えておきました
宿の女将の はからいに
胸を 胸をなでおろす
葉隠れ椿に しぐれが落ちて
ひとり湯河原 おんな宿
椿

ゆきこ という名を 忘れてくださいね
わたしもあなたを 忘れます
二年 待つ身が 三年を
泣いて 泣いてばかりです
湯船に沈める 素肌も淋し
ひとり湯河原 おんな宿
湯河原

ゆきこ という名の さだめを恨みます
(みち)からはずれた 恋でした
ここで涙を 捨てたあと
過去を 過去を埋めます
狭霧にたなびく 湯煙り細く
ひとり湯河原 おんな宿



ひとこと:私の中の歌手好感度のベスト10に間違いなく入る笹みどりサン
このブログ久々の登場です。前回は「一葉舟」をUPしたが
今回は彼女の出身地、湯河原をテーマに、情感たっぷりな詞に仕上げた。
今年で歌手生活47周年。たび重なる病のこともあり
さすがに活動も控えめだろうが現役は現役。
所属のレコード会社も日本クラウン一筋。
いずれその貢献度ゆえ全曲もののCD boXの発売を
心待ちしているのも私だけではないだろう。
ちなみに、お気に入りベスト3は
「おんな橋小唄」「母はおまえを信じます」「柴又初恋門前町」です。

「響き歌」 菅原洋一

2012年03月17日 | 歌手生活**周年
菅原洋一
いにしえの言葉も 
あたらしい言葉も
声に出す人の 心の 響き歌
喜びは おおらかに
怒りなら 真実を
翔ぶように 語るように
すべて歌に込めて 今も

 あともどりのない人生に
 めぐり会えた 歌の道
 若さにまかせ 唄った歌がある
 涙をかくし 唄った歌もある
 今ならどんな歌になるだろう
 この先どんな歌になるだろう

やわらかな言葉も
さびしげな言葉も
声に出す人の 心の 響き歌
哀しみは つつましく
楽しみは 分かち合い
秘めながら 託すように
すべて歌に込めて 明日も

 やりなおしのない人生に
 寄り添い来た 歌の道
 言われるままに 唄った歌がある
 探して見つけ 唄った歌もある
 誰かの胸に 残る歌だろうか
 誰かがそっと 唄う歌だろうか


ひとこと:長い歌手生活の人をとりあげる新シリーズ、第2弾です。
1958年にタンゴバンドで歌手デビューをし
今年は歌手生活54年目。
近年はシンプルな音飾のみのニュークラシカルコンサートなる
活動で健在。
菅原
このブログでは前回「ラストタンゴ」をUPしたが
今回は菅原サンが大事にしているという「言葉の響き」を
テーマに、心をこめた詞を書いた。
78歳の菅原サンなればこそ、こういう歌に説得力が滲み出てくる。
ちなみに、お気に入りベスト3を挙げるなら
「水に流して」「乳母車」「夜のタンゴ」がgood! 

「歌は私の恋人」 畠山みどり

2012年03月16日 | 歌手生活**周年
畠山みどり
私が選んだ 歌の道
今日まで一度も 悔やんだことはない
歌えば 誰かに勇気が湧いて
歌えば 私も幸せだった

あの歌この歌 それぞれに
憶い出色した 場面がよみがえる
歌うと 誰かが笑顔になって
歌うと 私も喜びだった

 名もない花を 見つけるように
 私を咲かせてくれた人
 今はもう 会えないけれど
 どこかできっと 見ていてくれる
市川&みどり

歌こそ私の 恋人と
信じているから 淋しい時はない
歌えば 誰かの心がひらき
歌うと 私も命が燃える

 自分に似合う 居場所は此処と 
 私に教えてくれた人
 今はもう 言えないけれど
 ありがとう を 忘れはしない

歌こそ私の 恋人と
信じているから 淋しい時はない
歌えば 誰かの心がひらき
歌うと 私も命が燃える

歌こそ私の恋人
歌こそ私の恋人


ひとこと:歌手生活の区切りの年を迎える人をとりあげる新シリーズ。
     第一弾は堂々の歌手生活50周年を迎えた畠山みどりサン。
     今や所属のコロムビアの生き字引にもなろうという存在。
     おん歳を言うとハリ扇が飛んできそうだが…。
     最近のみどり女史、いいんですよねぇ~。
     洒脱で明るくて、かつての負債もリバウンドもなんのその!
     みんな軽妙なトークにしてしまう。
     このブログでは前回までに「必勝」と「祝盃」を
     書き下ろしたが、今回は私なりの50周年記念曲を書いた。
     馬渕
     恩師の市川昭介サンや馬渕玄三氏、夫君・千秋氏も今は鬼籍に入った。  
     しかし、歌への意欲はレパートリーの幅を広げ
     洋楽曲やカヴァーものまで積極的。
     だからあえて演歌にこだわらず、畠山風「マイウェイ」を書いた。
     なんたって巫女姿も神々しい「畠山みどり」は永遠に健在なり。
 

「三月、母に詫びて」 門倉有希

2012年03月10日 | 東日本大震災 勇気歌
門倉有希

慣れない土地の 朝夕は
つらいでしょうね お母さん
身内と言えども 気兼ねして
暮らしているかと 思えば泣けて
詫びております 空の下
仮設住宅
ガラスの窓を 風が打つ
雪が積もれば 屋根が鳴る
不自由ばかりの 仮住まい
身を寄せ合うにも 親子で四人
手狭のゆえの 親不孝 

あの日の春は いつめぐる
花はいつ咲く いつひらく
信じていましょう この里に
ふたたび戻れる その日を夢に
生きてください 母さんも


ひとこと:いよいよあの日がやってくる。
家を失くし家族を亡くし友だちを無くした多くの人たち。
ひときわ寒さの厳しかったこの冬を
手狭で窮屈な仮設住宅で、住まざるを得ない人たちを思うと
まだまだ春は遠いことを痛感するばかり。
長く住んできた故郷を事情で離れ、他の家族と暮らす人
家族ごと遠い地で生活を始めた人たち。
そんな想いが、この詞になった。
想定した歌手は福島県出身の門倉有希サン。

「約束」 AAA(トリプルA)

2012年03月09日 | J-POPグループ
AAA
いつまでも 友だちでいようね
のこり雪の 通学路
笑い声 はじけるように交わした 約束は
私だけの ひとり言になってしまった

 あの日から 本気で笑ったことがない
 青空に 思い切り背伸びしたこともない

 そんなんじゃ ダメじゃない
 あたしの好きな あなたじゃないよ
 遠く 深く 果てしない海から
 聞こえる 聞こえる
 元気を出して と 今日も声がする

楽譜
母さんに ゴメンネ と伝えて
おしえてよ と 言った歌
引き出しに しまったままの楽譜が 渡せずに
母さんと歌えなくて とても残念

 あの日から 涙が渇いたことがない
 風の中 思い切り駆け抜けたこともない

 そんなんじゃ ダメじゃない
 あたしの好きな あなたじゃないよ
 遠く 深く 果てしない海から
 聞こえる 聞こえる
 勇気を出して と 今日も声がする

黙祷



ひとこと:被災地の東北3県で大切な大切な命を
津波にさらわれ、瓦礫の下になり、亡くなったおおぜいの子どもたちがいる。
昨日まで笑い、はしゃぎ、夢に向かっていた子どもたち。
これ以上、痛ましいことがあるだろうか。
同級生と交わした約束があったろう
母さんと交わした約束もあったろう。
そんな何げない日常の断片に目を向け、詞にした。
友だちを亡くし残された子どもも、家族を亡くした人たちこそ寂しく、つらい。

「男トラックまっしぐら」 西方裕之

2012年03月08日 | 東日本大震災 勇気歌
西方裕之2
活魚
宮古で荷を積んで
東北道をまっしぐら
夜中3時には 築地に着ける
トラック稼業 13年目
慣れと油断は 禁物さ
携帯に ちらり目をやれば
待ち受けの 恋女房が笑ってる
せり
渋滞にいらついちゃ
外環道はほど遠い
雨は横殴り 気を引き締める
遠距離専門 10トン車
好きなだけでは 勤まらぬ
春先にゃ 娘 卒業で
ゆっくりと 家族サービスしたいもの
築地
市場の食堂は
腹ごしらえにゃ事欠かぬ
トンボ返りだが 次の荷がある 
トラック稼業 暇なし人生
時間厳守が 勝負どこ
あと二日 よしっと力(りき)入れりゃ
久しぶり 家族の顔が待っている


ひとこと:東日本大震災からまもなく一年がやってくる。
このブログで昨年の大震災直後から「東日本大震災 勇気歌」と
題して20篇の書き下ろ詞をUPしてきた。
それはなにも大震災に乗じた、軽い気持ちからではない。
あらゆるメディアを通して被災地の惨状を見たり、読んだりするなかで
ただ単純に自分の出来うることは「書く」ことでしか
表現できる術はないと考えたからだ。
追悼の気持ちを精一杯、心に秘めながら
それぞれの被災地に心を寄せ、ふたたび勇気歌を書くことにした。
今回はテーマや表現も演歌の定型にこだわらない詞で
水産業の復興と、それに携わるトラック運転手の思いを底辺にこめた。
願わくば、あのような出来事が二度と起こらないことを祈るばかり。

「あした会う朝」

2012年03月01日 | その他
大塚範一
窓越しに 白い朝がきて
どうして涙が わいてくるんだろう
当たり前のように 目がさめる
それがうれしくて それが幸せで
 まだ人生に やり残したこと
 あるじゃないかと つよく言い聞かす

足ぶみも ときに必要と
誰かがぬくもる声を届けてくる
忘れないでいると 聞かされて
そんなやさしさに 勇気わいてきて
 まだ人生に 背を向けるなんて
 出来やしないと 胸に刻みこむ

白いページ

 まだ人生に やり残したこと
 あるじゃないかと つよく言いきかす

 この人生の 頁をめくれば
 余白がまだある 明日にまた会える

ひとこと:病気治療で休養中の大塚範一フリーアナウンサーが
「めざましテレビ」を降板することになった。
めざましテレビ
開始から18年間、この番組の顔であった大塚サンだけに残念なNEWSだ。
朝はどの局も情報番組はやっているが
チャンネルを合わせるのは、やっぱり「めざましテレビ」が多かった。
なんといっても大塚サンの自然体のキャラクターによる
好感度によるものだった。
しかしまだ63歳。ぜひ病気が治癒することを願うばかり。
大塚さんの音楽の嗜好を詳しくは知らないが
演歌、歌謡曲系よりは、POPS系に興味を示していた。
そんなわけで大塚サンへの励ましの詞を書いた。
毎朝、当たり前に目が覚めることの喜びは、生きている絶対の証し。
生きるということは、人生を生ききる、ということ。
そのことは万人に共通した貴重な課題。
そんなこと、じゅうぶん承知で大塚サンは
今日も病と静かに向き合っていることだろう。