❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「夜明けの海原」★一条貫太

2018年05月04日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
5月も心に詞(うた)を置いて!
今日の書き下ろ詞!想定した歌手は
《平成生まれの「昭和なボイス」》のキャッチで
『ふたりの始発駅』をひっさげ、デビューして2ヶ月の
一条貫太さん! 今回の書き下ろ詞、キーワードは《Passion》
ますます張り切って《レコ大新人賞》まで突っ走って
演歌界の海原を力泳してほしいものです。
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夜明けの海原
夜海原
人は人 おれはおれ
くらべてみたって なんにも得はない
むしゃくしゃに 夜が重いなら
 海があるじゃないか
 船が待つじゃないか
  ぐるり 岬をひとまわり
  ガッツ魂 洗ってくるぜ
岬

太陽が 目をさます
夜明けの光は 燃え立つ噴火口
誰が云う ひとりよがりだと
 海を知らなすぎるよ
 波をみくびるなよ
  じんと 胸ぐら沁みてくる
  視界 三百六十度
太陽

 海があるじゃないか
 おれを呼ぶじゃないか
  ざくり 地平をもぎとって
  二段飛びする 今生一日(こんじょういっぴ)

yjimage

ひとこと:一条貫太さんがデビューに至るまでのニュースは
新聞、雑誌を中心にメディアが多く取り上げているので
小生意気には書きませんが、驚くのはキャンペーンの
ハード、強行、熾烈さです。
NHKも出、BS朝の歌番組ではメイン・パーソナリティも務め
レコード会社のチカラの入れようがビンビン伝わります。
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(画像をお借りしました)


「深海魚」 木下結子

2018年04月27日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
今日の書き下ろ詞 あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!
★早い人はもう今日あたりから長い長いゴールデンウィークに
突入した人もいるとか。どちらさまも楽しく有意義な休日を
楽しんでください。インドア派なら、好きな歌手の好きな歌を聴いたり
暇つぶしなら、最近アクセス急上昇中のこのブログでも… チョレイ!

●今日、想定した歌手は久しぶりに登場願う木下結子さん。
「マリーゴールドの恋」ロングセラー中です!
木下 ポーズ2
深海魚

あなたと顔を 合わせていると
無口と退屈の波が 押しよせてくる
過去の人だと 思っているのに
あなたは会いたがる… 私は拒めない…

窮屈な部屋 心だけ抜け出して
海に抱かれて 泳ぎたい
しなやかな 深海魚
もう 私を 束縛(しば)りつけないで
深海魚 深海魚3

時間を無駄に 見送るよりも
この先 満たされる日々を 探したらいい
過ぎた日のこと 懐かしがっても
あなたに戻れない… 私は気が滅入る…

にがっぽい酒 唇をぬらしたら
海に抱かれて 泳ぎたい
気まぐれな 深海魚
もう 私に 愛はいらないわ

気まぐれな 深海魚
もう 私に 愛はいらないわ
もう 私は 愛を沈めたの

ポーズ1
ひとこと:キャリアも実力もヒット曲もあって、それでも精力的に
活動を続ける木下結子さん。久しぶりに登場の今回、どんな詞を
書こうかなぁと考えていたら、ふとこのタイトルが浮かんだ。
イメージは洋画の一場面にあった。
 十分大人の女性が恋愛関係にふしだらな男に翻弄されながらも
 自分の生活サイクルは変えたくないと考え、実行している。
 愛だの恋に惑わされないで、広い海の底深く泳ぐ、
 まるで深海魚のように、自由に気ままに生きてゆきたいと願う。
 それもまた人生の断片か… 
こういう歌詞をてらいもなく唄える雰囲気を持ち合わせる
木下結子さんの力量と、歌へのひたむきさに魅かれる…(画像をお借りしました)

「半歩先」青山ひかる

2018年04月24日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
★いつも心に詞(うた)を置いて★あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!
毎月1度の書き下ろ詞を勝手に提供して、すっかり常連さんに
なってもらっている一人、青山ひかるサンへの書き下ろ詞も
8篇目です!演歌・歌謡曲・シャンソンふうまで多彩に
イメージを膨らますことのできる可能性を秘めて
右肩上がりの成長を感じています!
H6 H5 H3 H2 H1
半歩先

がんばりましょうは 言わずもがなよ
がんばる人は 眸が光る
何を目指すと 聞かれたら
半歩先です 半歩先
人の輪の中 飛び込んで
思いをかよわせ また半歩
半1

元気でいるなら じゅうぶんですよ
田舎の母の 声を聴く 
都会砂漠を 踏み分けて
半歩先です 半歩先
義務と責任 果たしたら
自由という名の 明日がくる

ひか1 ひか2
初めと終わりが 肝心かなめ
やるだけやれば 出る答え
たどりつけない 場所はない
半歩先です 半歩先
花と茨の 道だろと
命をもやして 半歩先


ひとこと:青山ひかるサンの仕事ぶりをSNS等で拝見すると
各種団体、催事、発表会と多種多様に幅広い。なかでも特に
目をひくのが団体の行事でのステージは多いほうだろう。
そこで、はたと思いついたのがこのタイトル。知る人ぞ知る
キャッチで経済、文化、芸能とあらゆる分野で早くから言われて
いるフレーズ。どれほど鋭い感覚で隠れたビジネスチャンスに
気づけても自分たちの立ち位置が時代の「1歩先」まで行って
しまうと成功は難しい、そろそろ流行が拡大するという
「半歩先」を見定めることが大事という訳。歌の世界もまた
同じ。書き手も歌い手も制作サイドも「半歩先」!
どんなsituationでも唄えるよう仕立てた。(多くの画像をお借りしました)

「人生修行」水樹矩仁子

2018年04月19日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
🎼🎶🎵🎶 いつも心に詞(うた)を置いて!
 人生という舞台にそれぞれの花を咲かせるべく
 人にはスタンスやスパンに違いはあれど修行の時期があるという。
 そんな文章を読んでいたら、こんな応援歌が出来上がった。
想定した歌い手は 水樹矩仁子さん。大好評、大量アクセスを
いただいた「石切ねがい」「生駒坂」に続く3作目!
毎月1度の書き下ろ詞を提供して、すっかり常連さんに
なってもらってます!
水樹矩仁子3 水樹矩仁子1

人生修行
はす1
人生100年時代が来たと
それが証拠に みな若い
四十、五十は まだ折り返し
今日は明日への リハーサル
花の舞台の 出番まで
実りの種まく 人生修行
能1

人から何かを 教わるたびに
人は謙虚に なれるもの
年令(とし)の上下や 肩書きなんて
取るに足らない 飾りもの
憂き世芝居の 筋書きは
てっぺん探しの 人生修行

逃げるな めげるな 愚痴など言うな
弱音吐いたら 負けになる
我慢比べの 戦さを超えりゃ
野辺の花にも 陽が当たる
おんな虹色 夢飾り
いきいき咲きたい 人生修行

はす2

ひとこと:人生100年時代。もちろん人には個人差があるが
40才代、50才代はまだ折り返しで、今までが修行中、
これからが本番だそうだ。極めたいこと、のめりこむものを
探して、これまでに蒔いた種が、70代、80代で実っていく、
とのこと。水樹さんにも、ときにはこういった、華があって半面
力強い歌を唄ってほしくて書き下ろした。
水樹矩仁子4
(画像をお借りしました)

「噂がもしも」 小川たける

2018年02月03日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
今日2/3は 小川たける さんの誕生日。
以前ブログでUPした「噂がもしも」(2016.10.22)の
書き下ろ詞を見たいという要望があったので再掲載します。
小4 小5
噂がもしも

噂がもしも 本当ならば
黙ってこのまま お別れしましょう
あふれるほどの 愛のかずかず
みんな嘘には したくないから
 その唇を 誰にあげたの
 その指先で 誰を誘ったの
今さら聞いても 仕方がないことね
ひびわれた心は 今にも砕けそう
小1
泪をひとつ 差し上げるから
きれいな想い出 私にください
最後ときめた 愛のひとひら
枯れた花には なりたくないから
 この切なさを どこに捨てるの
 この虚しさを どこで埋めるの
いつまで待っても 戻りはしないのね
欲しくないお酒を 飲まずにいられない
小2
噂はどれも 冗談だよと
叱ってくれたら 忘れもしたでしょう
沁み入るような 愛のかずかず
深い傷には したくないから
 あゝあしたから 何に生きるの
 あゝこの先に 何が待ってるの
夢見た暮らしは はかなく消えるのね
あふれ出る泪で あなたが遠くなる

小3
ひとこと:今回の書き下ろ詞のイメージはムード歌謡。
8行が3番までは長いよと思われそうだがアップテンポの
リズムある曲で唄うとなれば長さはさほど気にならないこともある。
あるいはサビから2ハーフにしても良いのだが。
(ことば)があふれて書き上がるという
典型的な書き下ろ詞のひとつ。(画像をお借りしました)
●画像の小川たける・渋谷の歌会(於:まいどおおきに)は
川中美幸さんの店!昨年、私も板橋和幸サンが作曲し唄ってくれた
『月虹』繋がりでLiveに行ったことがある。

「風紋」板橋かずゆき

2017年08月25日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
★今日の書き下ろ詞は「風紋」 想定した歌手は 板橋かずゆき さん!
川中美幸さんの「津軽さくら物語」でメジャー作曲家デビューを
果たしたシンガーソングライターです!今回で3度目の登場!
出身地、青森の日本最大の砂丘といわれる、別名 下北砂丘を
モチーフに女の愛と別離を書き下ろしました。
いた3

風紋
いた1
顔を伏せ うつむく女に
誰がなぐさめ くれるでしょうか
甘えずに 涙をふけば
風が孤独を 消しにくるという
 北の海ぞい 目をやれば砂丘
 心がわりは まるで砂もよう
 愛したことも より添った日も
 みじかい月日の ほんのひとコマ
いた2
人はなぜ 幼いあの日の
穢れ知らずに 戻りたがるの
独りでも あしたがあれば
花のつぼみを 夢に託せるわ
 北は日暮れて ひと気ない砂丘
 少し生き方 わかりはじめたの
 信じた春や 背をむけた秋
 帰らぬ季節の 時のいたずら

 愛したことも より添った日も
 みじかい月日の ほんのひとコマ
         ほんのひとコマ・・・


ひとこと:板橋かずゆきサンは今ではシンガーソングライターの枠を超えライブや講演は多く、社会福祉活動にもいっそうチカラを入れているが、それらに加え、メジャーの作曲家としての活躍が期待されるまでになった。3歳の頃から徐々に視力を失ったというハンディをもろともせず、6月の、定期的に行われているLiveで初めてお会いして、明るく誠実で前向きな生き方に深く共感した。
いた4

このブログでは「月虹 (げっこう) 」「きっとすべてうまくいく」の2篇を
書き下ろしてきました。
今回の書き下ろ詞は、女歌です。猿ヶ森砂丘(さるがもりさきゅう)は青森県東通村の尻労(しつかり)から小田野沢までの 太平洋沿岸に広がる砂丘です。
鳴き砂やヒバ埋没林でも有名で、日本最大の砂丘。別名:下北砂丘。
 出会いが愛に変り、心変わりから別れへと移ろう女性の心象を
 砂丘の風紋になぞらえ、回顧と惜別の、名付けて《私歌謡》です。
この業界はある意味、売れてなんぼ、の世界ですが、板橋さんの頑張りと
今後にどうぞ皆様、応援をしてください。      (画像をお借りしました)

「羽前夢しずく」青山ひかる

2017年08月24日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 青山ひかる さん!
今日は東京にいたかと思うと明日は各地へ、ますます
奮闘、活躍しているキレッキレッの期待株です!
今回は彼の出身地、山形を舞台に叙情いっぱいの艶(つや)歌です!
ひ2 ひ1

羽前夢しずく       

恋はいのちを 刻むもの
花はさだめに 散らすもの
口に出すのは たやすいけれど
捨てちゃいけない 夢ひとひらの
女 べにばな 心に咲かせ
羽前恋しや 夢しずく
ひ9
ひと夜焦がした 蛍火は
朝を待たずに 消えてゆく
無理をとおせば どちらも負けて
いずれ涙の 夢からまわり
女 いろり火 ちろちろ燃えて
羽前恋しや 夢しずく
ひ10
風があしたを つれてくる
雨は静かに 夜に降る
たとえはかない 縁(えにし)の糸も
日ごと紡げば 夢つづれ織り
女 花里 色よく香り
羽前恋しや 夢しずく

ひ11

ひとこと:FACEBOOKでは三日にあけず投稿記事を見かける
青山ひかるサン。2006年の歌手デビューからもう10年選手。
このブログでは彼を想定して「新宿が泣いている」
書き下ろしているが、今回はさてどんな詞を、と考え、
細身でセンスがあり和服姿なぞ例えれば別嬪とも誉めたいオトコ。
だからやはり女歌で彼の出身地、山形を情緒いっぱいに唄う艶歌。
それが似合う歌手にすっかり成長しました!
羽前(うぜん)とは旧国名の呼称。山形県のほぼ全域に相当します。
ひ8 ひ5 ひ4 ひ3 ひ7 ひ6 ひ2 ひ1
                    (画像をお借りしました)

「ふたり星」三川ゆり

2017年08月20日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
★今日の書き下ろ詞、想定した歌手は 三川ゆり さん!
前回の「ちょんがれ酒場」はアクセスが多く
評価も高かった書き下ろ詞です!ご当所、三重県各地を
はじめ、お呼びがかかればどこまでも、の意気で
がんばっている歌い手さんです!
今回1年ぶり、3度目の登場!
ゆ6

ふたり星         
ゆり1
さびしい街にも 星は光る
見つけましょうよ それぞれの星
あなたはいちばん 大きく光る星
わたしは淡く より添う星でいい
想いをつなぐ ふたり星

出会えたときから 夢が生まれ
信じられたの 倖せくると
言葉がなくても 夜空を見上げれば
一人じゃないと なぐさめ励まして
あしたを願う ふたり星
ゆり2
涙はいつでも 流せるから
きめているのよ 笑顔でいると
あなたはやさしく 守ってくれる星
わたしはいつも こころの星でいる
夜明けが近い ふたり星

ゆ5
ひとこと:三川ゆりサンをTVで見たのは2013年3月だった。
SNSなど見ると、関西方面では唄える場所や機会があれば
精力的に飛び回って活動していることをよく知っている。
いい場所、いい仕事、いい人に出会いながらますますの
活躍を願う人があちこちにいることを、毎日のように
再確認している。彼女にはこれまでに「ちょんがれ酒場」
「好きにさせてよ」
の2篇を書き下ろしてきました。
今回はどんな場所でも唄えて誰にでも共感できるはずの
書き下ろ詞です!歌好きの方はこれからもどうぞ彼女に
注目して応援してあげてください。
ゆ4 ゆ3 ゆ1 ゆ2

「鳥獣戯画」真田ナオキ

2017年03月17日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
真田ナオキ

鳥も獣も 画になれば
おもしろおかしの 絵巻物
 女が鳥なら 男は獣
 翔びたがったり 追いかけたりを
 日ごと厭きずに くりかえす
どこか似てない? 似てるよね
正気に戻り 肌をよせ合う なぐさめごっこ
鳥獣戯画
羽根やひずめも ないくせに
ここまでおいでと わめきあう
 女は男に 男は女
 入れ替わったり なりすましたり
 夢と現(うつつ)を かけめぐる
むなしすぎるよ 刹那(せつな)いよ
泣きべそかいて 涙なみだの どんでん返し

鳥や獣に されたなら
きびしい掟に さらされる
 女を愛して 男に尽くす
 守りきれるか 一生賭けて
 人は弱くて 愚か者
いつか気づくよ わかるよね
普通に生きて 性根さらして 人間らしく


ひとこと:SNSで交流のある桂竜士さんは改めて
言うまでもなく真田ナオキさんの父上で親子二代の
歌手人生。すっかり周知事項になりました。
桂竜士さんにはついこの間「破天荒」を書き下ろし
UPしたばかりですが真田ナオキさん、今回2度目の
登場。前回の「余白の街」は多くのアクセスを
いただき見てもらえました。今回は京都市右京区の
栂尾山高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で国宝の
鳥獣戯画をモチーフにしました。当時の世相を反映
して動物や人物を戯画的に描いた絵巻物を男女の
恋愛心象を擬人化して軽いタッチの歌謡曲ふうの
平成版「鳥獣戯画」に仕立てました。
ナオキ君はと言えば衣装もヴィジュアルアップして
きて雰囲気にも自信が出てきてますます期待の
持てる歌手に成長してきました。(画像をお借りしました)

●このブログにアクセスしてくださる方で
プロ、アマ問わず、附曲したい、自分のオリジナル曲と
してCD化して唄いたい など問い合わせをいただきます。
すべての書き下ろ詞の歌手名は『想定して』あるだけで、
作品化の希望があればどうぞご連絡ください。

シリーズ《注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!》完結!

2016年11月10日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
X'mas

8月からスタートしたこのシリーズ
《注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!》
2014年以降にCD発売のあった、これからを期待できる歌手を
50人ピックアップして、すべて書き下ろ詞をUPしていく企画で
始めました。これまでこのブログでは《3.11東日本大震災 復興勇気歌》
《全国ご当地 歌めぐり》《山手線 全駅シリーズ》などいろいろな
テーマで書き下ろしてきましたが、連続50作の挑戦は初めてで
多くの皆さんが、あるいは想定した歌手を応援するファンや
気になるタイトルに魅かれてなど、さまざまなキーワードからの検索で
アクセスしていただきました。書き手として本当に感謝です。
以下に全50作の歌手とタイトルを一覧にしました。歌好きの方々には
あらためて読み返すきっかけになればうれしいです。

真田ナオキ羽山みずき 三丘翔太
「余白の街」 真田ナオキ   「山茶花ちらし」 羽山みずき 「小夜啼鳥 ―ないちんげぇ~る―」 三丘翔太
松阪ゆうきエドアルド杜このみ
「風無草(かぜなぐさ)」 松阪ゆうき 「のぞみ駅」 エドアルド  「花舞い橋」 杜このみ

津吹みゆ天野涼小川たける
「月山」 津吹みゆ  「望郷 港しぐれ」 天野涼 「噂がもしも」 小川たける
竹村こずえ工藤あやの徳永ゆうき
「第二のふる里」 竹村こずえ 「見てくれてはる」 工藤あやの 「ふるさと航路」 徳永ゆうき
水城なつみ 草笛四郎 みやさと 
「陸中海岸」 水城なつみ 「恋宴」 草笛四郎  「若狭みれん」 みやさと奏
中西りえパク・ジュニョン
戸川よし乃 
「女のあけぼの」 中西りえ 「霧降高原」 パク・ジュニョン 「前途洋々」 戸川よし乃
岬
鈴木りえ西田あい 
「愛は一人じゃはじめられない」 岬光司 「雨しぽしぽ」 鈴木りえ 「最終東西線」 西田あい
純烈
菊地まどかKenjiro 
「恋と涙のサプライズ」 純烈  「勝負どき」 菊地まどか 「うさばらし」 Kenjiro
花園直道桜井くみ子五十川ゆき 
「夢絵巻」花園直道 「つれな酒」 桜井くみ子  「晩菊」 五十川ゆき
伊調馨 逢川まさき森山愛子 
「一丁節」祝・国民栄誉賞 伊調馨 「目がさめたら」 逢川まさき 「志 ―こころざし―」 森山愛子
松川未樹西川ひとみ青山ひかる
「女ながれ哀歌」 松川未樹 「上州おんな太鼓」 西川ひとみ 「新宿が泣いている」 青山ひかる
谷入山アキ子安藤栄子 「いのちのふる里」 谷龍介 「咲くも花なら散るも花」 入山アキ子 「浅草恋唄」 安藤栄子
三川ゆり3あさみちゆき金田知子 
「ちょんがれ酒場」 三川ゆり 「冬の街灯」 あさみちゆき 「すぐに連絡をください」 金田知子
平浜ひろし永井裕子山口留美 
「会津なみだ雪」 平浜ひろし  「女の榾火」 永井裕子  「夕凪橋」 山口瑠美
小川リエハンジナチャン・ウンスク
「なんじゃらほい」 小川リエ 「手鏡」 ハン・ジナ 「Hill Top Hotel 」 チャン・ウンスク
松永にとみ
梓夕子光岡洋  
「一日一生(いっぴいっしょう)」 松永ひとみ 「花宿」 梓夕子   「まよい猫 はぐれ犬」 光岡洋
水木良
北川裕二青山和子
 「しぐれ酒」 北川裕二  「ひと幕ドラマ」 青山和子

このあとは、《X'mas・年忘れ・ディナーショー》と題したシリーズを
企画しています。どうぞお楽しみに!
そしてアクセスをお待ちします。

「余白の街」 真田ナオキ

2016年11月07日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
《注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!》
このシリーズ50作が、今回のこの書き下ろ詞で
フィニッシュとなります。8月からほぼ1日おきに
今日まで50作を書いてきましたが多くの皆さんに
アクセスしていただきました。想定した歌手50人の
中にはベテラン、中堅、新人と多種多様です。
すべての歌手がヒットをめざして頑張っているのは
言わずもがなです。

作品化のあてもない詞を書いていたって、という人も
いるでしょう。けれど書き手としては、書かないと、
書き続けないと良いものは書けなくなるのです。
言い換えれば、書くことは自分自身の修練のひとつ
でもあります。それを理解してくださる人がいること
を願いながら、前進あるのみです。
さて次回からはまた新たなシリーズを設けて
書き下ろ詞がスタートします。
どうぞお楽しみに。そして今後とも応援してください。


真田ナオキ
「余白の街」

不自由のない 表通り行くよりも
何が在ったか 今はがらんと
すきまだらけの街がいい

もうほっといて かまわないで
口に出すのも面倒だから
逃げこんでゆく 余白の街

 そんな女 ひとりいたっけ
 リニューアル 一度もしない
 雑居ビル 酒場の会話
 それでいいの そんな程度よ
 わたしなんか いてもいなくても・・・
余白
子どもたちの声がしない 猫たちも
風は音立て 夜はくらやみ
まるで不気味な街がいい

いつ帰ろうと 気分次第
人の世話など受けるもいやで
また来てしまう 余白の街

 バカな女 見かけないよな
 くたびれたノレンが下がる
 油くさい ラーメン客たち
 ありがとうね それでいいのよ
 わたしなんか いてもいなくても・・・


ひとこと:真田ナオキさんは1989年生まれと
いうから26歳。2016年4月にデビューだが最初は
歌手になるつもりはなかったという。華奢で今どき
ふうの見た目とは違い空手初段でもある硬派。
実は彼の父親は桂竜士で「流れて津軽」のヒット曲が
ある演歌歌手です。真田ナオキさんは歌手としては
まだまだスタートラインに立ったばかりでイメージ
づくりや彼がプロ歌手として秘めた引き出しの奥に
何があるか見出すところまでは至っていないだろう。
本人とて与えられた作品をシャカリキに唄っている
のが現状かもしれない。彼のような素材は思いきり
大胆な発想がときとして大きく化ける手だてになる。
だから自分はあえて女歌を書き下ろした。この詞の
主人公はたまらなくアンニュイで逃避志向が強い。
そしてとてつもなく空虚で孤独感いっぱいの想いを
抱いている。それらをベースに独白調で散文詩ふうに
心象風景が見え隠れする詞に仕立てた。
ひとり引きこもりウジウジしているよりはまた来て
しまう、不気味で隙間だらけの街こそ、この主人公の
存在を示す唯一の立ち位置なのだ… (画像をお借りしました)

「山茶花ちらし」 羽山みずき

2016年11月05日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
羽山みずき

いけませんよね 前ぶれもなく
降りかかる 雨のつめたさ
 二人の恋は 危うげで
 怖がりなんです 垣根越し
 あなた見つめる 今だけは
 いじわるしないで 山茶花ちらし
山茶花
あわれですよね はかないほどに
散りいそぐ 白い花びら
 二人の恋は 不確かで
 迷っております 切通し
 あなた恋しい 日の暮れは
 心もさむざむ 山茶花ちらし

叶いますよね ひと冬越せば
幸せな 春のぬくもり
 二人の恋が むすべたら
 歩いてゆきたい 日なたみち
 あなた信じて 待つ身には
 耐えられますとも 山茶花ちらし


ひとこと:少女の頃からコンクールに多数出場し、その後演歌に興味を持ち
日本クラウン 新人オーディションでグランプリを獲得。2016年4月デビューを
果たした超ラッキーガールの羽山みずきサン。山形県の出羽三山の巫女を
勤めていたという経歴が、ある意味ウリになっておっとりした性格のようだが
今後に大いに期待できる新人。
先日、京都の山べりの温泉に出向いたとき、早咲きのさざんかが花をつけている
のに出合った。さざんかをタイトルにした曲は言うまでもなく
大川栄策「さざんかの宿」森進一「さざんか」などがある。
だけど帰京して、さざんかの語句に絞ってあれこれひも解いていたら
風土と気象にまつわるなんともいい呼び名を見つけた。
「山茶花ちらし」とは厳冬に白や淡紅色に咲く山茶花の花に降りかかり
散らしてしまう無情の雨のことをいう。これをタイトルにして今回想定した
羽山みずきサンの持ち味にマッチした書き下ろ詞を、と考えた。
山形県出身のそこはかとない素朴さを持つ彼女にはぴったりではなかろうか。
                          (画像をお借りしました)

「小夜啼鳥 ―ないちんげぇ~る―」 三丘翔太

2016年11月03日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
三丘翔太

そんなに啼いたら 肩ふるわせて
あの娘が僕から 離れてしまう
 小夜啼鳥(さよなきどり)よ 意地悪は
 しないでおくれ この恋は
 今は人目を 忍ぶけど
 失くしたくない 女(ひと)だから

どんなにきれいな 花 見るよりも
あの娘は心が やさしく素直
 小夜啼鳥よ 森ふかく
 逢うしかできぬ 二人には
 野暮はいやだよ よくないよ
 見て見ぬふりで 眠りなよ
ナイチンゲール
こんなに愛して 信じていれば
あの娘といつかは 一緒になれる
 小夜啼鳥よ そのときは
 啼いてもいいよ 夜明けまで
 二人おんなじ 夢を見て
 つかみたいんだ 幸せを


ひとこと:何人もの弟子をプロデビューさせてきた作曲家・水森英夫氏。
今日想定した歌手・三丘翔太サンもその一人。世間には歌謡界に限らず
どんなジャンルにも将来輝きそうな原石を探してくれている人がいるんだ
と、いろんな機会で目の当たりにすると、なるほどと頷ける。
三丘翔太サンものど自慢やカラオケ大会を通じてスカウトされた
ラッキーボーイ。歌手にとってその後の歌手生命を左右するといっても
過言ではないくらいデビュー曲がいかに大事かを彼にも感じたがfoul 。
相撲のランクに例えれば作品的には三段目あたりか。
平成生まれの昭和育ち!癒しのノスタルジックヴォイス!という
キャッチコピーを引っさげて2016年1月にデビューした22歳。
懐メロを得意とし歌謡曲のレパートリーは1000曲を超えるというから
今にキャッチーな作品に出合って名のとおり羽ばたくことを期待したい。
今回彼を想定して書き下ろ詞のタイトルやテーマをずい分考えた。
自分は昭和歌謡にはかなり精通している輩だと思っていて、そうだ
昭和30年代後半に盛んになった歌謡曲のジャンルの一つである青春歌謡の
平成版が合うのでは、というコンセプトに着眼した。
さよなきどり なんと美しい言葉の響き。        (画像をお借りしました)
 タイトルの小夜啼鳥とは、西洋のウグイスとも言われるほど鳴き声の
 美しい鳥でナイチンゲールの名でも知られる鳥。若い男女が気兼ねなく
 会えるのは奥ふかい森。それを知ってか知らずかナイチンゲールが
 啼いている…それさえ二人には心地よいひととき…二人の恋が実るよう
 思いを託す…

「風無草(かぜなぐさ)」 松阪ゆうき

2016年11月01日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
11月になりました。8月からスタートしたこのシリーズ
《注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!》は
2014年以降にCD発売のあった、これからを期待できる
歌手を50人ピックアップして、すべて書き下ろ詞をUPして
いく企画で始めました。今日で47作目。あと少しなので
厭きずに詩世界にお付き合いしてください!
 
今日、想定した歌手の書き下ろ詞は!・・・
「風無草(かぜなぐさ)」 松阪ゆうき 
松阪ゆうき

風もないのに 心をゆらす
あなた 何処にと 思えば泣ける
見えない明日に 身をよせあって
生きる覚悟の 約束は
嘘ですか 夢ですか・・・ 
風無草

胸にたたんだ 想いのたけを
ひとつ残らず ぶつけたかった
分かっていると 眸でうなずいて
さがしもとめた 幸せが
逃げました 消えました・・・ 
風無草
風無草
なにも心配 しなくていいと
つよく抱かれた あの夜が恋し
しだれてゆれて 吹かれるままに
今は他人の あなたでも
好きでした 恋でした・・・ 
風無草


ひとこと:2015年にデビューした松阪ゆうきサン。CD発売も順調に
早や2作目。音大出身だけに歌唱はもちろん、ルックスも話しぶりも
まずまず及第点だが今ひとつガツンとこない、物足りなさは
なぜだろうと思っているが皆さんは如何?
音大出のバリバリが演歌に転向したからには本人の持ち味を
突き詰めて、もっとインパクトある作品で勝負かと期待したが
ガックリ!男歌でもないし叙情ものはありふれているし、と
自分なりに考えて書き下ろ詞を模索したら女歌に辿りついた。
ギトギトものでなく、そこはかと哀れさが漂う女歌を書いてみた。
風無草とはヤナギの別称、ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木・低木類で
このなんともやわらかな呼び名に魅かれた。

「のぞみ駅」 エドアルド 

2016年10月30日 | 注目!応援!明日のヒットはこの歌手・この人!
エドアルド

涙こらえて 奥歯を噛んで
ひとり旅立つ のぞみ駅
迷いは昨日で 消し飛んだ
目覚めて空に 陽も高い
そりゃぁ 苦労もするだろが
俺の心に ベルよ鳴れ
走れ列車よ
駅
両親(おや)も兄貴も 許してくれた
夢を信じて 生きろよと
初めの一歩が だいじだと
云われた言葉 噛みしめる
なんの 我慢は慣れっこだ
たぎる命を みちづれに
走れ列車よ
のぞみ駅
海を横切り 野山を越えて
はるか彼方の のぞみ駅
三年五年は 帰らない
時代の風よ 俺に吹け
ぐっと 握った拳から
俺の力が 湧いてくる
走れ列車よ


ひとこと:2010年に来日して『日本の歌心がわかるブラジル人演歌歌手』の
キャッチフレーズで歌手デビューを果たしたエドアルドさん。
デビュー曲「母きずな」を渾身の思いをこめて唄う姿にはさすがにチカラが
入っている。人は幾通りもの紆余曲折をしながら夢を叶えるために邁進する
という素晴らしさが共感を得るものだが彼の歌を聴くとまさしく発展途上の
歌だという気持ちが伝わってくる。書き手としてはそういった部分を詞で
表して応援することもひとつの方法。ただそれにこだわりすぎると広く
一般には共感は得ない。あぁ私もそうだった、そうでありたいと思わせる
工夫が詞を通して伝わらなければなんら面白味がなくなる。待望の2nd
シングルも出た。18000キロ離れたブラジル サンパウロの「のぞみ駅」に
届けとばかり堂々と日本の演歌界を突っ走ってもらいたい。(画像をお借りしました)