❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「ラブソングは歌わない」 中条きよし

2011年09月30日 | 演歌男性歌手
中条きよし

靴音が まだ聞こえる…
ついてこられても どうにもならない
ふりむけば 崩れてしまう
すべて手放した 愛にまつわる過去

 卑怯なんだと 噛むタバコ
 ずるい奴だと 風が射す
 恋から愛へと こころ移せない
 ミッドタウン 26時
 もう若くない もう戻れない
 ラブソングは… 歌わない
ミッドタウン
遠ざかるテールランプ
あんなふうにして 記憶も消せたら…
はじめから 別れをきめて
恋をするなんて そんな人はいない

 ボタンひとつを掛け違え
 それを互いに気がつかず
 言葉も知らずに 理由も見つからず
 シュールナイト 長い夜更け
 もう若くない もう愛せない
 ラブソングは… 歌わない



ひとこと:1971年、渥美 健の芸名で
     2度目の歌手挑戦をしたが不発。
     その頃から見知っていたが
     1973年、全日本歌謡選手権で
     見事10週勝ち抜き
     以後はご存知の通り、ヒット曲を連発した。
     当時はほんとに忙しいスケジュールで
     それでもヒット歌手に浮上したことが
     本人も身に沁みてうれしかったらしく
     懸命にこなしていた。
     ちなみに一番のお気に入りを挙げれば
     「うそ」のB面「指輪をはずして」がいい。
     今年で65歳。歌でもう一発
     ヒットを期待している。
     今もってダンディな彼ゆえ
     歌世界では、そこを生かして
     甘ったれたラブソングはいらないよ
     と、あえて言うオトコの別れの風景を書いた。

「無明の闇」 永井龍雲

2011年09月29日 | J-POP男性歌手
永井龍雲3
歳は五十路 心 見返れば
報われぬ日々があり
嫌気さすことも多い
それを徒労や倦怠と言うなら
この先を どう生きればいいのか

 無明の闇 いまだ明けきらず
 無明の闇 功徳の道 果てはどこやら
無明の闇

酒に浸り 眠り かさねても
焦燥は薄まらず
忘却の河に佇つ
それを怠惰や彷徨と言うなら
来し方を また繰り返すだけか
無明の闇2

 無明の闇 いまだ抜けきれず
 無明の闇 功徳の道 果てはどこやら

 無明の闇 いまだ明けきらず
 無明の闇 功徳の道 果てはどこやら


ひとこと:龍雲3部作、最終です。
     無明の闇とは仏の語に
     煩悩にとらわれ悟りえない心の状態を
     闇にたとえていうこと、とあります。
     人間は孤独。人も羨むような金や名誉を
     手に入れ、華やかな生活を送っている人でも
     例外ではない。
     皆等しく孤独な魂をかかえている。
     以前読んだ、マリア・カラス
     鬼塚勝也などの言葉にも
     無明の闇を思わせる記述がある。
     しかし、功徳の道を積めば
     やがてその闇は明け、救いをもたらす。
     とも仏教では教える。
     アコースティックなギターを手に
     ふりしぼり熱唱する龍雲サンの絵が浮かぶ…。

「YOKOHAMA VAMP ~ヨコハマ妖婦」 山本リンダ

2011年09月28日 | J-POP女性歌手
リンダ2
何が起きても 今夜
あたし ちっとも NO REGRET
あなた あせって Hi-SPEED
夜が飛んでく 第3京浜(ダイサン)
 一気 本牧 行っちゃうようね
 STOP! 右手はハンドルに
 TOUCH! まだまだ ここじゃダメ
YOKOHAMA 本牧 あたしVAMPで どうなのよ

ミナト本牧埠頭
月が欠けたら good timing
髪を掻きあげ come-on me
fitドレスも その気よ
 酒場 本牧 目星はあるわ
 sorry! あなたはノンアルコール
 shout! 似合いのソルティドッグ
YOKOHAMA 本牧 気分VAMPも いいじゃない
本牧


 帰り 大黒 ノッちゃいましょう
 KISS! いいわよディープでも
 hug! 抱くなら強くして
YOKOHAMA 本牧 あたしVAMPの 性質(たち)かしら
 

ひとこと:9/26に、今まで多くの歌手を…という記事を書いたが
ざっと思い起こしてみたら半分以上は歌手をやめたり、
音沙汰知れずになっていたりしている。
しばらくは、かかわった歌手たちの思い出をコメントしながら詞も書いてみます。
     
ところで、入れ替わりの激しい業界だが印象に残っている一人は、山本リンダ嬢。
このブログ内では「仮面劇」を書いてきて、そのなかでも紹介したが
とある大収容のキャバレーでキャンペーン&レコード即売会をしたときの印象は
今でも鮮明で忘れない。
即売の新曲はあっというまに売り切れ、追加で既発のシングルやLPの在庫を
すべてかき集め、急遽間に合わせて対処したという思い出がある。
それくらい当時のリンダ嬢の人気はすさまじかった。

お気に入りベスト3を挙げるなら
「狙いうち」「太陽の落し子」「ウブウブ」あたり。
さて、2月25日~27日の「45th Anniversary LIVE」は大変な盛況だったよう。
今回書いた詞は全盛期を思わせるような、それでいてまだまだ昇華する
リンダ嬢に合わせて、アツイ詞を書いた。

「泣き癖女と舌打ち男」 永井龍雲

2011年09月27日 | J-POP男性歌手
永井龍雲2

好きなだけ そこで泣いてろよ
 そんなのアタシのせいじゃない
タガのはずれた いさかいで
酒がまったく不味くなる
 しょうがねぇなぁ と 舌打ち男
 目張りも真っ黒 泣き癖おんな
 なんで切れない くされ縁
 肌が合うとは おそろしい
舌打ち男と

よしてくれ ついてくるなって
 ひと晩だけでも つきあって
なにがどうして こうなって
余計 手狭のワン・ルーム
 なんとかしろよ と 舌打ち男
 アタシが頑張る 泣き癖おんな
 味の好みも 変えられて
 傍目、見た目は 恋気取り
エリザベスタウン

冷てぇよ まくらぬれてるし
 やっぱりアンタが 好きだから
わけのわからぬ ひとつ床
これで三日も寝不足か
 どうにかなるさ と 舌打ち男
 アタシがいなきゃ と 泣き癖おんな
 寒さしのぎの うでまくら
 寝息 吐息も 闇ン中


ひとこと:龍雲サンにこだわって第2弾です。
     昨日はアダルトな男女の別れを
     シブく表現した。
     この詞はいうならば「当世若者気質」
     とでも言うような絵を
     想像してもらえたらいい。
     今どきの男女は、ある意味
     なんでもアリ、で出会いもまた然り。
     この詞でPVを作るなら
     おのずと配役は見えてきそうな
     シチュエーションになっていればgood! 
     さて、龍雲サンならどんな曲をつけるか?

「ほろにがい雨」 永井龍雲

2011年09月26日 | J-POP男性歌手
永井龍雲

雨か・・・ ぬれていくしかないな
こじれそうな会話 さえぎり、
4時か・・・ 始発にはまだ早い
ここへはもう来ない これきり。
 唇に ほろにがい雨
 タバコのせいじゃない
 胸底に 沁みおちる雨
 訣別(わかれ)は 罪をまた増やす
雨の男

2年・・・ 長いのか短いか
ずるさ押し殺した 抱擁
坂を・・・ すがる声 転がして
オレにもふしだらは いくつも。
 首筋を 打ちたたく雨
 行くてを見間違う
 仕打ちなら それもいい、雨
 不快を 流し捨てるなら

 
 唇に ほろにがい雨
 落葉の匂いして
 胸底に 沁みおちる雨
 澱んだ 日々を漂わす



ひとこと:学生の頃からレコード会社で
     数え切れないほど、多くの歌手
     特に新人の、デビュー時からの
     歌手を見てきた。
     永井龍雲もその一人で
     朴訥ながらも、雰囲気のある新人だった。
     「道標ない旅」の繊細な歌唱で注目され
     数十年後、五木ひろし「暖簾」で
     作曲家としても開花した。
     この人のメロディー・ラインは
     独特のものがあって、受け狙いには
     ほど遠い。だから詞もありきたりでは
     そのメロディーに乗り切らない。
     今回なぜ永井氏を想定して詞を書くのか
     それは自身にとっても挑戦である。

「心に風の歌」 チェリッシュ

2011年09月23日 | J-POPグループ
心に風の歌
ちぇ2

なくしたもの さがすよりも
なくさないよう おぼえていたい
ふたり 青い果実  
 交わす言葉 増やしながら
 おなじ道 歩き出した
 遠い遠い あの頃 
わたし忘れない 
心に貼り付けた 愛のシールだから

早い朝の WALKING
日差しこぼれる コーヒー・タイム
ふたり きめた日課
 ときに愛を ときに夢を
 たしかめて よろこび合う
 今が今が 幸せ
わたし感じてる
心に吹きわたる 風の歌のように

 そして愛を そして夢を
 いつまでも なくさないで
 今が今が 幸せ
わたし感じてる
心に吹きわたる 風の歌のように

ちぇ1

ひとこと:「同窓会コンサート」つながりです。
     チェリッシュもほんとに
     息の長いデュオになった。
     シングル・デビューは1971年だから
     今年でなんと40周年。
     近年のヒット曲は、というと困るが
     そんなことにこだわらなくても
     こういった形で歌い続けることの
     貴重さを評価する。
     この二人が出会った頃からの印象や
     家庭生活を主とした活動の制限など
     いろいろあって、今があることを
     モチーフに、ECOで自然な歌詞をめざした。

「二度咲く花」 あべ静江

2011年09月19日 | 歌謡曲女性歌手
あべ
うれしいことよ 時が過ぎても
花咲く季節(とき)が まためぐるのね
 陽のあたる場所 歩きつづけて
 枯れゆく花に なりかけてたの

立ちどまること 怖れちゃいけないよ
おしえてくれた あの人は
今はもう・・・遠い人
 愛をくださるばかりで 
 何もお返しできなかったわ
 どこかでそっと 二度咲く花を
 見ていてくれるでしょう

わかってきたの あせらなくても
育てた種子(たね)は また芽吹くのね
 夕暮れの丘 海を見つめて
 ひとりの旅を したこともある

もうだいじょうぶ すこし楽になった
心を撫でた あの人は
いつだって・・・想い人
 愛をささえにしながら
 今日もきれいに咲いてゆけるわ
 いつかはきっと 二度咲く花を
 ほめてくれるでしょう


ひとこと:「雨をみていた人」「いたずら書き」
     「みずいろの手紙」は私のなかのベスト3
     
雨を見ていた人
書き
みずいろ

     『同窓会コンサート』と銘打った公演など
     最近は活動も頻繁な、あべ静江。
     彼女に限らず、ヒット戦線を賑わせた歌手が
     今でも元気に活動しているのは
     いわば『二度咲きの花』
     昭和歌謡にスポットを当てる意味でも
     いいことだ。
     歌手としてのスタンスを保つためには
     当然ストレスやジレンマもある。
     しかし歌い続けていれば
     歌世界のバイオリズムのなかでは
     きっといいこともある。
     そういった思いもこめながら
     彼女の心象風景をも捉え、詞にした。



 

「こころ花」 三門忠司

2011年09月15日 | 演歌男性歌手
みかど

指をつないで ねむる癖
眸にはなみだを ためる癖
ふたり一緒に 暮らしても
なにがおまえを さびしくさせる
花も実もない おれだけど
おまえ一輪 こころ花

おれに似た子を 欲しがって
いつかおぼえた 子守歌
灯りかぼそい 路地裏も
住めば都と 笑って耐える
挫折(こけ)てばかりの おれだけど
おまえひとりが こころ花

酒で苦労の 500日
金の工面で 200日
こんなぶざまな あけくれの
幕はかならず 下ろしてみせる
時代おくれの おれだけど
おまえ一生 こころ花


ひとこと:三門忠司66歳!デビュー21年目。
     いよいよ円熟味を増している。
     ここでは「残月」「浪花舟唄」と書いてきたが
     今回は純・演歌にした。
     形は違っても、こんな男女が今でも
     どこぞにいる、思わせるのが演歌。

「かんにん」 カルーセル麻紀

2011年09月14日 | 歌謡曲女性歌手
カルーセル
いけないと 何度も 叱ってはみるけど
さからう心 燃え立つ命
女はとまらない 哀しい性ね
かんにんして かんにんして
惚れたら地獄 …許してよ
あの人わたしを ひっ捕らえて放さない

愛だとか 恋とか はしゃぐのは小娘
言葉も少な 目と目でわかる
心をつなぎたい 百日千夜
かんにんして かんにんして
尽すが運命 …許してよ
あの人一途の とっておきの女です 

あきらめて 忘れて これきりと決めても
夜ごとに焦がれ 日ごとにすがる
思いもままならず はがゆい夢ね
かんにんして かんにんして
死ぬのも覚悟 …許してよ
あの人ひとりを かっさらって あの世まで


ひとこと:ここんとこしばらく見ないなぁ~と
     思っていたら6月に入院などしていたようで。
     4月放送の「徹子の部屋」出演時には
     とてもとても70歳間際とは思えぬ
     美しさで、ひときわ上品な着物姿で
     登場したのには(これぞ華!)と思わせた。
     麻紀サンは歌手としては25歳のときが
     最初かなぁ~。「南京町から」はいい曲だった。
     ショーやステージでの活動が多いけど
     もう1回くらい新曲を出してほしいけど。
     この詞は4月のTV出演のとき
     すぐ書いたものだが、震災直後でもあったので
     控えていた。
     麻紀サンならではの
     女を本音で言い表す歌詞にした。



「別れの朝は雨がいい」 舟木一夫

2011年09月13日 | 歌謡曲男性歌手
花咲く

なかったことに しようだなんて
きれいごとなど 言わないよ
おまえの心に ひびわれをつくった日から
つぐなう術を 考えてきた
 
 おれのいちばん悪い癖
 手に入れたものは 独り占めしたくなる
 何度それで しくじった
 わかっているのに あぁ…

別れの朝は 雨がいい
雨が愛を 雨が涙を
捨てて流して ほしいから
絶唱

泣くなと言って まさぐる髪に
愛の名残りが からみつく
今さらやさしさ なぐさめは欲しくはないと
接吻(くちづけ)拒み 顔伏せたまま

 おれの苦手な後始末
 血のにじむ傷の 癒し方わからない
 子供じみた 言い訳は
 許されないのに あぁ…

別れの朝は 雨がいい
雨が愛を 雨が涙を
消して忘れて くれるなら

別れの朝は 雨がいい
雨が愛を 雨が涙を
捨てて流して ほしいから

永訣


ひとこと:あと2年もすれば、歌手生活50周年となる
     すごいことですねぇ~。
     ベスト3を挙げるなら
     「花咲く乙女たち」「雨の中に消えて」
     「永訣の詩」です!
     前回は「酒場で」を書いたが
     今回もまさに大人のLOVE SONG



   

「fragrance Love ~フレグランス・ラブ~」 Le Velvets (ル・ヴェルヴェッツ)

2011年09月12日 | J-POPグループ
ヴェルヴェッツ
いけない… 溶けてしまいそう
ずるくない? そんな術(て)を使うなんて
とても 拒みきれない
それが目当てなら 許せない
いいえ… 許すわ

fragrance Love 手ほどきはいらない
あなたの言うままでいい
fragrance Love 目をあけていられない
吐息さえ 甘くしたたる
fragrance Love 今だけが欲しいの
わたしは堕ちたっていい
fragrance Love その指を止めないで
闇にただよう fragrance Love
アイズワイドシャット
違うわ… これは愛じゃない
罪かしら? 甘んじて受けましょうよ
だけど 癖にしないで
いつか 厭きがきて
たぶんあなたから 遠ざかる
それが… 怖いの

fragrance Love 手ほどきはいらない
あなたの言うままでいい
fragrance Love 目をあけていられない
吐息さえ 甘くしたたる
fragrance Love 今だけが欲しいの
わたしは堕ちたっていい
fragrance Love その指を止めないで
闇にただよう fragrance Love



ひとこと:2年ほど前に結成されたLe Velvetsは
     全国の音楽大学から
     オーディションを経て集まった
     「テノール3人 バリトン2人」から
     構成されているヴォーカルグループ。
     TVではまだ1度しか見ていない。
     ヴィジュアル的には問題なくカッコイイのだが
     どうしても、あのイル・ディーヴォを
     意識しているのか(それは褒めすぎか)
     聴き手も連想してしまう。
     ただ、こういったグループの弱点は
     ともすれば、歌はもちろん、トークでも
     まとまり過ぎて、貴公子然となることにある。
     グループ名の通り、上品さや優雅さは
     維持したいが、一般受けも大事。
     そういった意味でもオリジナルもので
     いかにヒットをめざすかがキーになる。
     そこで、優雅でオシャレな
     こんな詞がひらめいた。

「三日月の郷」 谷龍介

2011年09月09日 | 演歌男性歌手
谷龍介
買った切符の行き先に
深い理由(わけ)などないけれど
別れたこころの わだかまり
捨てられそうな 気がしただけさ

 柚子の香りに 身を沈め
 あぁ、いいお湯ですよ と 答えれば
 窓のそと 細い三日月
 ゆれる山郷(やまさと) ひとり旅
風呂
ほんのささいな いさかいで
かさね合わせた まごころを
つめたく捨て去る 愚かしさ
身を切るほどに 知りはじめてる

 にごり地酒に 酔いしれて
 もう、勘弁ですよ と 苦笑い
 窓のそと 細い三日月
 ゆれる山郷 かくれ宿


 ハガキ一枚 書こうかな
 もし、やり直すなら 今のうち
 窓のそと 細い三日月
 君とふたりで 見たいから


ひとこと:三船和子さんつながりで…
     谷龍介という歌手を知らない人は
     まだまだ多いかも知れない。
     三船和子音楽事務所に所属。
     付き人修行から歌手を目指し
     2005年にデビューを果たした。
     36歳で遅咲きではあるが、演歌系なら
     まだまだこれから。あせることはない。
     最近は「BS日本のうた」への出演も決まり
     大いに期待できる。
     この詞は演歌ではないが
     逆にこういったNEW MUSICっぽい作品が
     少なくなっているだけに
     それをまた歌うとなれば
     幅を広げ、ファンをも広げる。
     そういった意味でも
     あえて彼をイメージして書き下ろした。

「心なさけ」 真咲よう子

2011年09月08日 | 演歌女性歌手
Y-Tube越冬
どこに惚れたか この俺の
ひとつ言えよ と 今さらどうしたの
ほうら その顔 その眸力よ
いつもわたしを 見るときは
まっすぐなのよ だから惚れたのよ

酒の匂いを 消さなけりゃ
思わなかった あなたと暮らせると
だめよ 泣かせちゃ また思い出す
木綿みたいな やつだねと
情けをくれた 夜をおぼえてる

親はいないし 子もいない
そんな生い立ち 売りにはしたくない
ほんと 人生 甘露の日和
待てばこういう 倖せに
出会えるものね 女冥利です


ひとこと:真咲よう子は今日が誕生日。
     このブログでは「東京紙風船」「奥美濃憂愁」をUPしており3度目の登場。
     彼女には「越冬酒場」という、とてもいい作品がある。
越冬酒場
 

「帰郷の月」 黒川真一朗

2011年09月03日 | 演歌男性歌手
黒川

それは最初(はな)から 覚悟して
受けて耐えるさ 針視線
 そうか、やっぱり ダメだったかと
 夢を散らして 帰郷の駅に
 下弦の月が 迎えてくれる

せまい町ゆえ 半時で
うわさ広がる ネタになる  
 いいさ、しゃっきり 炭酸ソーダ
 口にふくめば 帰郷の朝が
 しらじら明けて 霧立ちのぼる
下弦
たかが20才(はたち)も 半ばなら
捲土重来 時はくる
 いいえ、ちっとも 心配ないと
 母の声やら 帰郷を許す
 細眉月が やさしく笑う


ひとこと:2003年に本格デビューして8年目。
     そろそろ決定打を望むファンも多いだろう。
     水森英夫門下生ゆえ、歌唱力には問題なし。
     過去の作品を見ると、やっぱり彼の特徴を生かしきれていないのか
     故郷、家族、酒場、女歌と、散漫している。
     8/29は39歳の誕生日でもあった。
     この詞は、夢を抱いて挫折して帰郷する若者の心情がテーマ。
     彼はとうにその年代を超えているが
     逆に若者たちへの応援歌にしたくて書いてみた。
     始発の列車で故郷の朝の駅に下り立つ。
     空にはまだ月が残り、その月は母の眉に似て、やさしくもあり
     また頑張れば、と再起を促す月であり、母でもあるのだ。

「つながり」 香西かおり

2011年09月02日 | 演歌女性歌手
香西かおり
言えなかったわ 元気でいてと
あなたのほうが だって…笑顔だったから
また逢いましょう 両手をにぎられて
そのとき わたし そうよ…つながりを感じたの

花も鳥も 風も月も
あなたの見てきた ものじゃない
咲いて鳴いて 吹いて照らして
昔とおなじに 戻しましょう

さびしかったら その手の温み
恋しかったら 名まえ100回
思い出して 声をとどけたい
手
泣かなかったわ 泣いたりしたら
あなたにきっと そうね…負けと云われそう
もう忘れません 肩先寄せられて
そのとき わたし そうよ…つながりを感じたの

海を川を 木々を水を
あなたに返して くれますか
蒼く清く みどり豊かに
あの日とおなじに 見ていたい

せつなかったら 誰かをそばに
恋しかったら 名まえ100回
思い出して 声をあげましょう


ひとこと:8/28は彼女の誕生日だった。
     それよりも、民謡で1981年に
     レコード・デビューしてから
     今年は30周年になる。
     とはいえ、新曲もTVなどの露出も
     パッとしたものがなく
     紅白も2007年以降、途絶えている。
     歌は本当に丁寧!決して崩して唄わない。
     どうしてヒットが出ないんだろう。
     前回は「雪国」をテーマに
     「駒子雪」を書いたが
     あれは結構、自信があって愛着のある詞だった。
     今回は東日本大震災・勇気歌にからめて
     彼女も、目立たないながらも
     チャリティーなどの活動をしてきた。
     そこから感じたというのが
     「つながり」だと言う。
     曲がついたら、彼女のキメの細かい
     歌唱が浮かぶ。