❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「ミツコ星 ~哀悼 森光子さん」 五木ひろし

2012年12月28日 | 亡くなった俳優を偲んで
五木8

たとえる星は ほかになく
月見て優る 光りなし
(こころ)を燃焼(も)やし 身を削り
あぁ かの人は 一代の
新たにまたたく 星となりけり
・・・ミツコ星
森光子2

譲れるものは 惜しみなく
積み重ねしは 我がものと
時世(ときよ)を超えて ゆるぎなく
あぁ かの人は こころ根を
貫きとおせし 星となりけり
・・・ミツコ星
森光子1

選べし芸道(みち)の 険しさを
言の葉すらも 口にせず
笑顔に代えて 穏やかに
あぁ かの人は 民びとの
心を照らせし 星となりけり
・・・ミツコ星


よもやま:紅白歌合戦の出場歌手と曲目も発表され、関連して主だった歌手をピックアップし
書き下ろ詞をUPしていますが、いよいよ最後は五木ひろしサンです。
昨日UPした中村勘三郎さんにつづき、今年亡くなった方では、
11/10に逝去された森光子さんを忘れるわけにはいきません。
実は今日UPする書き下ろ詞は森さんが亡くなって直後に、やもたてもたまらず書いたものです。
想定した歌手を五木さんにしたこともあって、このシリーズの最後にUPしようと思っていました。
森さんは生前でもじゅうぶん芸能界、演劇界の燦めく星でした。
そして天国に召された今は、天空に瞬く新しい星となった、と考え
このタイトルが浮かびました。あらためて心からのご冥福を祈り、この詞を捧げます。

「かざぐるま」 角川博

2012年12月26日 | 今日が誕生日の歌手
角川博2

なんの気がねも せずにすむ
そんな処へ つれていってよ さらってよ
風の吹きよで 運 不運
つかむも変わるも はぢけるも
カラカラ ひゅうひゅう かざぐるま
そんな定めの 女でいいの
かざぐるま

酒のしずくか 涙やら
辛抱たまらず かける電話の愚かしさ
世間ななめに 見る癖を
叱って嗤って たしなめて
カラカラ ひゅうひゅう かざぐるま
あなたまかせの 女になった

なんど見る夢 おなじ夢
陽なたさがして 歩くふたりの 遠い春
身丈 着丈に 合うような
手のひら屏風の ぬくもりを
カラカラ ひゅうひゅう かざぐるま
つれて来て来て 女のねがい


よもやま:角川氏は12/25が誕生日だった。今年、角川氏は「女のうなじ」がヒットした。
これはひとえに岡千秋先生の曲がいいですねぇ~。
女のうなじ
RCA時代の「女のきもち」を彷彿させるような
カラオケ好みで、気負いなく唄える作品でベテランの味、出してます。
歌手と作家の相性ってのはやはりあるもので
そこを見抜いた古川プロデューサーの敏腕の見せどころでしょう。
今のレコード会社の演歌歌手担当のディレクターは
演歌は好きじゃないけど配属になったから とか
なんでもいい、制作をやりたかったから などと
公言する人もいるやに聞く。
それだから歌手や作家が育たず、ヒットは生まれず
演歌は衰退し、的はずれな作品ばかりがでてくる。

「いかんといて」 島津悦子

2012年12月25日 | 今日が誕生日の歌手
島津悦子

嘘やあらへん あんた一人や
この恋 放(ほ)ったら 生きてゆけへん
 いかんといて いかんといて
 おかしな噂 耳にして
 信用するの あんたらしくない

 えぇ年やもん 独りはつらい
 恋ごころ 夢ごころ 遊びごころ
 どれかひとつに つながってたい
 さびしい想い させんといて
戎橋

東京きらいや 情もあらへん
ふたりに合うてる ここがいちばん
 いかんといて いかんといて
 そりゃあ あんたはモテるから
 ほっとかへんわ 今が華やから

 うち好きやねん 大阪おんな
 戎橋 土庄町 河内あたり
 どこかひっそり シケこんだかて
 今までみたい 一緒にいて

 恋ごころ 夢ごころ 遊びごころ
 どれかひとつに つながってたい
 わたしのあんた いかんといて


よもやま:島津悦子サンは12/24が誕生日だった。
1988年にデビューして来年は25周年。
相当な作品数だが、さて代表作は、というと
私のなかでは「人妻しぐれ」くらいか。
もちろんファンは多いだろうが、新境地を開拓する意味でも
鮮烈な作品がほしいですねぇ~。 
この詞は全編に浪花ことばをちりばめて、男と女の危うい恋愛感情を
重たくならないタッチで書いた。
島津サンも、こういうコンセプトで挑戦するといい味が出そう。

「papa」 和田アキ子

2012年12月24日 | X'masディナー・ショー
和田アキ子2

♪私に流れる 血のなかに
あなたのココロが 宿ってる

 生きて愛して 歌って泣いて
 気がつけば いくつもの歳月(とき)

  風に向かい 雨をよけ 
  それでも 挫折も 二つ三つ

 帰る場所 なくなりそうでも
 どこからか 聴こえてた 
 papa・・・ あなたのメロディー
 そしてまた 歩き出せた
レイ

♪男も女も 人として
消えないフレーズ 抱いている

 会って別れて 笑って耐えて
 ひとひらを 咲く花に似て

  星に祈り 月を追い
  また来る 明日(あした)を 信じながら

 やがて来る 終幕(おわり)のときまで
 胸ふかく 沁みわたる
 papa・・・ あなたのメロディー
 くちびるに のせて歌う

 生きて愛して 歌って泣いて
 気がつけば いくつもの歳月(とき)

  星に祈り 月を追い
  また来る 明日(あした)を 信じながら


よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップは
いよいよ人出もピーク。和田アキ子さんは今日、名古屋でのディナー・ショー。
紅白歌合戦の出場歌手も発表され、関連して主だった歌手をピックアップし
書き下ろ詞をUPしていますが、和田サンにも昨年に続き書き下ろ詞です。
このブログでは生きているそして生きてゆく以上
自分が自分を好きになり、愛せなければ…というテーマで「私は私を愛してる」
東日本大震災 勇気歌として書いた「心の明かりを消さずにおいて」
2篇をUPしてきましたが、今回は和田サンのファンならご承知の
和田サンが敬愛するレイ・チャールズをモチーフにしました。
レイ2

「去年のひと」 原田悠里

2012年12月23日 | 今日が誕生日の歌手
原田

  こころをひらき 身を許しても
  無情に切れる 恋の糸
  燃えて焦がれた 一年は
  まるで十年 生きたも同じ
  …ほんとうの 女にされて悔いはなく
  やがてあなたは 去年(こぞ)のひと

  ふたつの命 かさねた夜は
  蜜柑の花が 匂う宿
  三十路半ばの 独り身を
  香りゆたかに 咲かせてくれた
  …別れても 榾火は胸にまだ燃えて
  やがてあなたは 去年(こぞ)のひと
  みかん

  ふたたび逢える その日はないと
  つらさに耐えて 恋忘れ
  風がはこんだ 戯れ言の
  うわさ憎まず 誰をも責めず
  …短くて はかなきものが美しく
  やがてあなたは 去年(こぞ)のひと


  よもやま:原田悠里サンは今日が誕生日。
       歌手にも教養や素養は必要であって
        その先鞭は彼女でもあろう。
        的確な表現力や丁寧な歌唱に
        それらは如実に現れてくる。
        ただそれらがあまり誇張されると
        聴き手は重たさに背をむきたくなるきらいもある。
        とはいえ、彼女には下世話な歌はよくない。
        途中に川柳を模した一行を入れ
        声に出して読んでも遜色ない
        ちょっと品のある詞を書いてみた。

「ささやく人形」 日野美歌

2012年12月21日 | 今日が誕生日の歌手
日野美歌

♪ひまわり畑に 人形が落ちていて
哀しい目をして 私を見ている

にじみ出る汗 息苦しい動悸
私だってもう・・・ 寄り添う人 いない

あざやかな ひまわり 見ていると
ここへつれてきてくれた あの人が恋しい
人形

♪あなたも独りね 人形がささやいて
時折り吹く風 それだけが友達

ごめんなさいね 泣くことしか出来ない
すぐに終る夏・・・ 予期せぬ さようなら

陽に映える ひまわり 背を向けて
遠い街へ去ってった あの人は陽炎

ひまわり畑

知らんふりして 帰りなさい 早く
あなたの代わりに・・・ 泣きつづけてあげる

ゆれて咲く ひまわり いつまでも
胸の奥に焼きついて あの人を呼ぶだろう


よもやま:日野美歌サンは今日が誕生日
このブログでは、大人の愛と別れを謳った「ぬくもりから淋しさへ」 をUPしているが
今回は大人の童話のような、奇異な詞を書き下ろした。
目もくらむほど咲くひまわり畑に、どうして人形が落ちているのだろう・・・

「BOA SORTE ~幸運を~」 田原俊彦 cf.三浦知良

2012年12月19日 | J-POP男性歌手
カズ3

♪輝きを 星にたとえ 
まぶしさは 太陽に似て
色褪せを知らない 45years old

いつか見た 勇姿
途切れない 情熱
誰の眸にも焼きつけて 今も・・・

誇れるものを 分かち合い
見習うべきは 謙虚であれと
教えてくれる BOA SORTE!
カズ2

♪新しい 夢を求め
羽ばたきを チャレンジとして
輪の中へ飛び込む 45years old

若い日の 勇気
迷わない 決断
さまざまを糧にして 明日へ・・・

後追う者を あしらわず
日向に陰に 真摯を通す
拍手よ届け BOA SORTE!


よもやま:2012年も残り2週間を切った。
今年も心にのこる感動がいろいろあったが、スポーツ界では
カズこと三浦知良がフットサルワールドカップ日本代表に選出されたことが印象に残る。
サッカー選手としてのカズの経歴は京都パープルサンガや
ヴィッセル神戸での頃がなぜか印象に残る。試合への出場は少なかったが
クサらずメゲず、むしろ多くの後輩から慕われ、模範となっていたことを思うと
現在のカズを作り上げた時期でもあったろうと想像する。
このブログの趣旨でもある、NEWSや関心のある出来事にちなんだテーマを
いくつか取り上げてきたが、そういった意味でもカズについても詞として取り上げたかった。
トシ
想定した歌手はカズとは長年の友人でもある田原俊彦。
ちなみにタイトルのBOA SORTE(ボア・ソルチ)とはポルトガル語で
GOOD LUCK ~幸運を、の意味。カズの好きな言葉です。

「出水平野」 島津亜矢

2012年12月17日 | 全国ご当地歌めぐり 演歌
島津亜矢3

飛んできました 今年も鶴が
鶴が群れなす 
出水平野の 冬景色
 あなたは約束 してくれました
 春が来たなら あの鶴のように
 ふたり一緒に 身を寄せられる
 ・・・風にちぎれた 嘘でした
鶴
目にも ま白な 胸毛の鶴が
鶴が鳴いてる
出水平野に 寒しぐれ
 この指 この髪 芯から冷えて
 愚かすぎたと 自分を責めりゃ
 心のこりが 捨てられますか
 ・・・夢も冬ざれ 枯れ野原

冬を越したら 幾千 鶴も
鶴も飛び去る
出水平野の 朝まだき
 わたしも女を やり直します
 一つ二つの 虚ろな恋に
 羽根をたたんで もう いられない
 ・・・薩摩おごじょの 甲斐がない


ひとこと:鹿児島の出水(いずみ)平野には毎年、何万羽もの鶴が飛来してくる。
しばらくぶりに、全国ご当地歌めぐりを再開するにあたり
今回はこの風物詩をモチーフにした。
ところで想定した歌手の島津亜矢サンは今年も紅白に選ばれなかった。
毎年ほんとに不思議でならない。
誰もが指摘するように、目立ったヒットがない歌手が何人か出場する。
レコード会社の枠やら貢献度やら、選考には未だに毎年不透明さが残る。
本人も忸怩たるものがあるだろう。
ただ彼女も名作歌謡劇場ものに片寄らず「愛染かつらをもう一度」や「憂き世春秋」のように
もう少し一般受けする王道ものを唄ってヒット戦線に浮上しないと難しいのかも。

「いちげんさん」 本間由里

2012年12月15日 | 演歌女性歌手
慕情2

あの人ならば 何にも云わず
入れてあげてよ ねぇ板さん
この店はじめた 二年前
三日あけずに 通ってくれた
恩ある人なの ・・・外は雨

 わたし 不器用 愛想も下手で
 いちげんさんは お断り
 一日五組を もてなして
 ここまでやって これたのも
 夢のようです 笹小路
笹小路

堪忍してね 話しはあとで 
(はも)を焼いてよ ねぇ板さん
口数少ない あなたには
分かるはずよね 背中を見れば
ほろり ときてます 夏の宵

 そうか ひとりで 生きてくなら と
 持たせてくれた このお店
 いさぎの良さには 男気で
 身をひく際(きわ)も らしくって
 ほんと 良かった 来てくれて

 わたし 不器用 愛想も下手で
 いちげんさんは お断り
 今夜は早めに 灯をおとし
 思慕(おもい)の糸の 結び目を
 ほどきたいのよ しんみりと


よもやま:昨年から今年を通してこのブログで注目してきた人がいます。
もうひとりは本間由里さんです。人気記事のベスト20につねにいくつかランクインしている
由里サンのシリーズも今月で12作目。もちろんダントツの発表数です。
ここで改めて過去の書き下ろ詞を紹介します。
・由里サンを和製ベット・ミドラーと意識して書いた「あとのまつりで」
・編曲家の故・今泉敏郎さんの逝去を偲んで書いた「あなたなら惜しくない」
・由里サンの故郷、利尻に健在の母堂への想いをこめた「恩愛譜」
・同じく利尻をイメージにした、せつなく一途な恋愛もの「浮き灯台」
・最も女の情念をつよく表現した「藍夜 ~aiyo~」
・邦画の名作『泥の河』をテーマに演歌色のつよい「燃える蟹」
・洋画『息子のまなざし』をベースにハートフルな「まなざし」
・蝉を男に、紅葉を女にたとえたストーリー性ある「蝉と紅葉の物語」
・崩壊した男女の恋愛をシュールに書いた「ブランコ」
・語り歌ふうに淡々と唄いこんでゆく詞法で書いた「恋 忘れ歌」
・タイトルもユニークに、満たされぬ恋愛模様を書いた「春までもたないラブソング」
ご存知のように、夫君は川村栄二氏。余計な装飾をしないアレンジではピカイチの編曲家です。
由里サンは10月の本間由里スペシャルライブが大盛況でした。
 さて今回は久しぶりに演歌・歌謡曲路線です。
 ちあきなおみサンの「紅とんぼ」や「新宿情話」に通じる雰囲気を
 由里サンが唄うとしたら、というコンセプトで
 縁のあった男性が持たせてくれた「いちげんさん」お断りの店を切り盛りしてゆく女性の
 ドラマです。もう店には来ないだろうと思っていたその男性がふいに訪れ、
 その心情を板前さんには分かってほしいというヒネリの入った構成です。
 ちなみに「いちげんさんお断り」の意味は、お客との信頼関係を大切にするため、
 知らないお客さんは断る場合があり、ここでは不器用ゆえに多くの客を受け入れない
 この女性の心の内に置き換えました。

「浜宿」 森進一

2012年12月13日 | 紅白歌合戦出場歌手
森

磯浜づたいに 海女唄 哭けば
波が合いの手 風拍子
逃げてきたかと 繕う網の
手元やすめて 問う 地の人は
早よう行きな と 浜宿を指す
浜

砂に埋めよか 投げよか海に
意味を持たない 指輪なら
もつれ からんだ 倫(みち)なき恋に
歯噛みするほど 身をよじらせば
落ちてきそうな 浜宿の月
民宿

万の数ほど 咲く水仙の
咲かずじまいの 花ひとつ
見つめつづけりゃ 涙が湧いて
ゆき場失くした 女の背なを
風がゆさぶる 浜宿ひとり

水仙2

よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップは
12月になって今が真っ盛り。X'masといえば歌手にとっては
ディナー・ショーのシーズンでもあり、全国のホテルを中心に飛び回る季節。
このブログでは昨年も14人の歌手を想定して書き下ろ詞をUPしました。
(カテゴリ別アーカイブをクリック)
今年もX'masディナー・ショーを行う歌手たちを想定し、連日書き下ろ詞をUPしてきましたが
いよいよあと何人かでシリーズも終盤。
また、紅白歌合戦の出場歌手が発表され、関連して主だった歌手をピックアップし
書き下ろ詞をUPしていきます。

森進一サンは東京でディナー・ショーを開催。
このブログではお得意の女歌で激しい心情を謳った「うずしお」
出会いと愛、愛と別れ、別れと哀しみ。
そんな経験もしてきた者だけにわかる激情と非情。
ときに水までが、燃えて熱くなるのだ。「燃える水」
屈折した心情を抱く男が、Cという奇妙な名の酒場で酒を飲む、
映像のようなイメージをからませた男歌「C酒場」
人生の終着点、老いを見つめ老いを楽しむ詞「さざなみ」
 森サンに半年ぶりにUPする今回の詞は、愛を失くした女が小さな漁港町にたどり着いた
 浜宿をモチーフに愛と哀しみの女歌です。

「落葉亭」 石川さゆり

2012年12月11日 | X'masディナー・ショー
石川さゆり4

地を這う風に 引き寄せられて
出会ったような 人だった
面影ひとつ 浮かぶたび
頬を流れる 雫が痛い
 ここに女を 幽閉(とじこ)めて
 秋をうずめる 落葉亭
落葉亭

すがれば枝を 震わせながら
はかなさ つらさ 匂わせた
戻ってゆけよ 葉の群れに
いいえ 身も世も あなたのままに
 ここに女を 幽閉(とじこ)めて
 ひとり 侘びしい 落葉亭
落葉亭3

吹かれて飛んだ わくら葉ゆえに
明日にも朽ちて 悔いはない 
あたしにだけは 見えている
うしろ姿の あなたの幻影(かげ)
 ここに女を 幽閉(とじこ)めて
 秋が燃えゆく 落葉亭


よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップは
12月になって今が真っ盛り。X'masといえば歌手にとっては
ディナー・ショーのシーズンでもあり、全国のホテルを中心に飛び回る季節。
このブログでは昨年も14人の歌手を想定して書き下ろ詞をUPしました。
(カテゴリ別アーカイブをクリック)
今年もX'masディナー・ショーを行う歌手たちを想定し、連日書き下ろ詞をUPしてきましたが
いよいよあと何人かでシリーズも終盤。
また紅白歌合戦の出場歌手が発表され、紅白についても主だった歌手をピックアップして
書き下ろ詞を予定しているので、どうぞ毎日の記事UPをお楽しみに!

石川さゆりサンは横浜、大津、横浜、名古屋などでディナー・ショーを開催。
このブログでは滋賀県の琵琶湖に浮かぶ竹生島をテーマに、
亡くなった女優・浪花千栄子さんとの思い出も含んだ「竹生島」
『好きな映画・心にのこる映画』シリーズとして山本富士子が主演した「夜の河」
大女優、山田五十鈴さんを哀悼して『しぐれ茶屋おりく』をテーマに「おりく」
3編を書き下ろしてきました。偶然ですがいずれも3人の女優さんにちなんだ題材ですねぇ~。
 今回は晩秋から冬の季節、落ち葉といえども格好の風物詩です。
 近所の開放している古民家を訪れた際、その見事な落ち葉の綺麗さに感動すら覚えて
 書き下ろ詞ました。ただ一人の女として呪縛するかのように愛を契った男
 幽閉されたようにその男の面影にすがり生きる女。そんな男女の激情の詞です。
 なお、タイトルは「落葉(らくよう)亭」と呼んでください。
この回から紅白歌合戦出場歌手にも連動した詞のUPです。

「やさしくなったから」 田原俊彦

2012年12月07日 | X'masディナー・ショー
田原俊彦2

10年も会わずにいると 
イメージも変わるって それはそうかもね
とんがってたあの頃の オレはもういないよ

そんな端っこに座ってないで
もっとそばにこないか
まっすぐ眸を見て 話せるよ
会話をさえぎることもしないよ
やさしくなったから・・・
やさしくなった オレだから  

なんとなく口をついて出てくるような
ふとした拍子に思い出してしまうような
FAVORITEな歌に似ていて
そんなふうに人は歳をかさねてゆくんだね

ロビー
アドレスをめくっていたら
会いたくて電話した どうかしてるよね
思いがけなくつながって 声をきけるなんて

広いロビーには行き交う人で
だけど好きな場所だよ
むかしもこうして 会ったよね
綺麗でまぶしいキミがいたよね
やさしくしておけば・・・
やさしくすれば 続いてた

聞かないよ 今のキミがどんなふうとか
生きてるうちには あれやこれやあって当然
VIOLETのワインみたいに
熟成した人になっていけたらgoodだね

むかしもこうして 会ったよね
綺麗でまぶしいキミがいたよね
やさしくなったから・・・
やさしくなった オレだから


よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップが
今年もあちこちで始まっています。X'masといえば歌手にとっては
ディナー・ショーのシーズンでもあり、全国のホテルを中心に飛び回る季節。
このブログでは昨年も14人の歌手を想定して書き下ろ詞をUPしました。
(カテゴリ別アーカイブをクリック)
今年もX'masのディナー・ショーを行う歌手たちに
連日書き下ろ詞をUPしています。

田原俊彦サンは12月に入ると鹿児島、大津、七尾、安城、大阪、東京と
フル回転で全国各地でX'masディナー・ショーを開催。
このブログでは
愛娘と父親のひとコマをあったかくて、ちょっとセンチなバラードふうな
イメージに仕上げた「darling daughter」をUPしています。
今回は、若い頃は突っ張って恋愛もおろそかにしていた男が
女性に再会し、今はやさしくなったよ、と語りかけるという
じゅうぶん大人のバラードを書きました。

「眠る人」 堀内孝雄

2012年12月06日 | X'masディナー・ショー
堀内孝雄3

少し横になっていると
いつの間にか うたた寝
目ざめれば 外はもう とっぷり日が暮れ
冬の部屋は 冷えてきている

私はいつからか 
すっかり眠る人に なったようだ
さしたる予定がない日には
ずぼらで 面倒がりやの なまけもの

若い頃はどうだったかと。
いくら時間あっても
足りなくて人の倍 シャカリキだったり
好奇心の かたまりだった

今ではそれも夢
ときには眠る人を 愛おしむ
記憶のかけらを寄せ集め
孤独と自由を振り分け 闇を往く
眠る人

やがて歳をとってゆくが
やり残した いくつか
捨てるもの 残すもの 心の内底
家人たちは 何も知らない

私は時のまま
気ままに眠る人を 好むだろう
躰と気分が軽くなり
どこまで読んだか分からぬ 本を拾う


よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、
ライトアップが今年もあちこちで始まっています。
X'masといえば歌手にとってはディナー・ショーのシーズンでもあり、
全国のホテルを中心に飛び回る季節。このブログでは昨年も14人の歌手を
想定して書き下ろ詞をUPしました。(カテゴリ別アーカイブをクリック)
今年もX'masのディナー・ショーを行う歌手たちを想定し
書き下ろ詞をUPしています。
堀内孝雄サンは千葉、長崎、埼玉でディナー・ショーを開催。
このブログでは男の生きざまをアウトローに書いた
男はいくつになっても、つむじ風のような気概と精神を持って
生きたい、という「つむじ風」の2篇をUPしています。
最近はヒット戦線にからむ作品がなく、紅白にもご無沙汰ですが
堀内サンの個性とジャンルは稀少ものです。
今回は気分のゆる~い詞を書こうと思い、それでいて男たちの共感を
得る詞を念頭に書きました。頑張りを期待しつつ・・・。

「抱いて・・・シルバ」 ミッツ・マングローブ

2012年12月05日 | X'masディナー・ショー
ミッツ5

お気に入りの人に 抱かれるなんて
死ぬほどうれしい 絶頂が味わえる
まるで激流を 渡るみたいに

100人が 憧れる人よりも
偏執的でマニアック 愛される人がいい

シルバ・・・ 誰よりあなたが好き
シルバ・・・ こんな淋しい夜は
どうぞ夢に出てきて そして私を抱いて
シルバ7

女なんてものは 飛べないウサギ
木の実をかじって 憂鬱を満たしてる
森に射す光 知りもしないで

100人に 抱かれたい人よりも
偏執的でマニアック こだわりの人がいい

シルバ・・・ 媚びないあなたが好き
シルバ・・・ そっとのばした腕で
髪を 胸を 背中を そして私を抱いて

シルバ6

100人が 憧れる人よりも
偏執的でマニアック 愛される人がいい

シルバ・・・ 誰よりあなたが好き
シルバ・・・ こんな淋しい夜は
どうぞ夢に出てきて そして私を抱いて


よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップが
今年もあちこちで始まっています。X'masといえば歌手にとっては
ディナー・ショーのシーズンでもあり、全国のホテルを中心に飛び回る季節。
このブログでは昨年も14人の歌手を想定して書き下ろ詞をUPしました。
(カテゴリ別アーカイブをクリック)
今年もX'masのディナー・ショーを行う歌手たちを想定し書き下ろ詞をUPしています。

ミッツ・マングローブは大阪、新潟、品川でディナー・ショーを開催。
このブログでは「わたしと、どう?」 「新宿夜光蝶」「恋愛友達」
3篇を書き下ろし、UPしてきました。
今回は隠れファンの多いサッカーのダビド・シルバを登場させ、異色のLOVE SONGを書き下ろしました。

「ふるさと厳冬」 細川たかし

2012年12月04日 | X'masディナー・ショー
細川たかし

冬のあとから 冬がきて
春は名ばかり 最果ての町
見渡すかぎりの 流氷は
おやじの胸板 分厚い背中
俺をめがけて 押しよせる
 ここは日本 俺の原点
 生きとし生きる 俺のふるさと
流氷3

何処ではぐれて 何処へ飛ぶ
つばさ重たく 海鳥が鳴く
大地をいたぶる 風雪に
何を今さら びびってやがる
耳のうしろで しゃがれ声
 ここも日本 俺の原点
 生きとし生きる 俺のふるさと
海鳥

雪を蹴散らす おやじ舟
命さらした はまなすの花
こころの真ん中 父 母の
生きた時代に 真っ向勝負
夢と苦労を 継いでやる
 ここが日本 俺の原点
 生きとし生きる 俺のふるさと

はまなす

よもやま:X'masを彩るまばゆいツリーやイルミネーション、ライトアップが
今年もあちこちで始まっています。X'masといえば歌手にとっては
ディナー・ショーのシーズンでもあり、全国のホテルを中心に飛び回る季節。
このブログでは昨年も14人の歌手を想定して書き下ろ詞をUPしました。
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今年もX'masのディナー・ショーを行う歌手たちを想定し書き下ろ詞をUPしています。

細川たかしサンは長野、京都でディナー・ショーを開催。
北を唄わせたらNo.1の座は自他共に認めるところでしょうが
ヒットから遠ざかっているのはさびしい限り。
それでも詞を書くとなれば、やっぱり北ものを書きたくなります。
この詞はスケールも大きく風土、自然、家族をテーマに大陸的な感じに仕上げました。
すでにさいはてには雪が降り、北国には長い長い冬がやってきます。
せめて歌ではあったかい気持ちを込めました。