たとえる星は ほかになく
月見て優る 光りなし
魂(こころ)を燃焼(も)やし 身を削り
あぁ かの人は 一代の
新たにまたたく 星となりけり
・・・ミツコ星
譲れるものは 惜しみなく
積み重ねしは 我がものと
時世(ときよ)を超えて ゆるぎなく
あぁ かの人は こころ根を
貫きとおせし 星となりけり
・・・ミツコ星
選べし芸道(みち)の 険しさを
言の葉すらも 口にせず
笑顔に代えて 穏やかに
あぁ かの人は 民びとの
心を照らせし 星となりけり
・・・ミツコ星
よもやま:紅白歌合戦の出場歌手と曲目も発表され、関連して主だった歌手をピックアップし
書き下ろ詞をUPしていますが、いよいよ最後は五木ひろしサンです。
昨日UPした中村勘三郎さんにつづき、今年亡くなった方では、
11/10に逝去された森光子さんを忘れるわけにはいきません。
実は今日UPする書き下ろ詞は森さんが亡くなって直後に、やもたてもたまらず書いたものです。
想定した歌手を五木さんにしたこともあって、このシリーズの最後にUPしようと思っていました。
森さんは生前でもじゅうぶん芸能界、演劇界の燦めく星でした。
そして天国に召された今は、天空に瞬く新しい星となった、と考え
このタイトルが浮かびました。あらためて心からのご冥福を祈り、この詞を捧げます。