福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。



電子カルテ(1) 私にとっては操作は難しいが、メリットは大きい


2014年02月02日 07時55分28秒 | 医療、医学
 私が嘱託医として勤務する病院は数年以上かけてオーダリングシステムから徐々に電子カルテ化を進めて来た。この間は紙カルテと併用であったが、昨年12月の新病院オープンを前にしてほぼ完全に電子カルテに移行した。

 私はホームページを持っていて毎日ブログも書いている。しかし、新しいIT環境にはついて行くのがやっとのレベルである。そんな私でも移行までにずいぶん時間をかけたこともあって何とか操作し、電子カルテのメリットを享受している。

 電子カルテについては2000年前半頃は多くの研究論文、導入体験などの文章が医学雑誌が認められ、その是非をめぐってしばらくの間は喧々ガクガクであった。当時デメリット論もかなりあったが、時代性、将来性と言う点では反対論は劣勢であった。2000年後半になると全国的にも電子カルテ化が進み、医学雑誌や論文にもあまり取り上げられなくなった。電子カルテについてちょうど端境期にあったその頃、私どもの病院では電子化の機能を少しずつ高めていった。

 私は病院業務の電子化については、自分が対応出来るか不安はあったが前向きにとらえていた。実際に導入されたオーダリングシステムは基本的にWindows仕様であり、マックしか使った事のない私にとっては違和感が大きく不便であった。そうは言えど慣れるしか無い。今でも電子カルテは修行中の身である。

 私は1993年にワープロからマックに移行した。使用しているパソコンはすべてマックで20年になる。文章書きなどの分野はかなり使い慣れているが、歳のせいか応用力は全くない。それでも手放せない状態で、傍らにマックが無いと何も出来ない。
 自宅では居間と書斎に2セット、職場では中通総合病院医局、大曲中通病院外来、飯川病院に各1セットと5セット置いている。その他、モバイル用に1機種、さらに最近iPod miniが加わった。これらはすべてDropboxを通じて同期され、常に同じ環境で作業を進める事が出来る。(飯川病院机上のiMac27。これをDualにて42インチで使用)

 マックは私の生活を変えたが、業務上でのオーダリングシステム・電子カルテシステムは私の業務を前向きに変えてくれた。これで外来診療の能率も大幅に向上した。悪戦苦闘状態であるが、もう後戻りは出来ない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 
徒歩通勤2014(2) 四国お遍路めぐり 88札所に到達 | トップ | 電子カルテ(2) 患者の反響は... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療、医学」カテゴリの最新記事