怒りは、人間の基本的な感情の一つで、様々な要因・理由で起きる。
怒りは「危険にさらされている」という意識・認識に起因している。その場合の「危険」というのは、身体的なこと、有形なことがらに限らず、自尊心や名誉などの無形のことがらまで含まれる。
怒りの原因は、年齢層ごとに異なる。幼少期は身体的なものが中心であるが、青年期や大人になると、怒りの要因は社会的なもの、人間関係に由来するようになってくる。大人では例えば、権利の剥奪、他人からの不承認、いつわり・欺瞞などといったものが怒りの要因となる。
怒りは期待した反応が得られないとき、理不尽な対応を受けたとき、そして気持ちに余裕がないときに喚起されやすい。
怒りの感情は、原因が意味を持つのではなく、本人の受け止め方やその時の心理状況によって決まる。同じような出来事に遭遇しても、それに対する反応の仕方は人それぞれ異なる。怒りという感情を生成しているのは、怒りを感じる本人自身の心の準備状態である。
私は決して短気ではない、と思う。
むしろ怒りの立ち上がりは鈍い方だ、と思う。自分の自己判断ではそうであるが、より客観的にはどう考えるべきなのか。
某心理学者は短気な人の特徴として以下のような項目を挙げている。
それを指標にして自己評価をしてみる。
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1:プライドが高く、切れやすい (プライドは中等度か。むしろ落ち込みやすい)
2:少しでも不快感を感じると即座に反応する (私は鈍いのか、即座の反応は皆無に近い)
3:細かく、理屈っぽい (自身はそうだが、他人の前では発揮することはない)
4:自分を大きく見せたがる (若干その傾向があるが、有りのままでいい)
5:不平不満が多い (無い訳ではないが、それほどない)
6:熱しやすく冷めやすい (熱し難く、冷め難い、しつこい)
7:自分が一番かわいいと思っている (いいえ)
8:自分の考えが常に正しいと思っている (いいえ いまだに修行中と謙虚)
9:自分抜きで話が進む事を嫌う (別に構わん)
10:周囲の自分の評価が気になる (比較的気になる方だ、と思う)
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上記から見て私は短気な方ではない、と今回再確認できた。