◉「朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に 降れる白雪」百人一首31 (坂上是則)
◉「あやまたず 沈む冬至の 日を見たり」(後藤夜半)
本日23日は冬至。
冬至は1年のうちで日の出の時刻が最も遅く、日の入りの時刻が最も早い日。今後、朝が明るくなるだけでなく、朝の日差しが徐々に力強くなって行く。
冬至は1年のうちで日の出の時刻が最も遅く、日の入りの時刻が最も早い日。今後、朝が明るくなるだけでなく、朝の日差しが徐々に力強くなって行く。
私にとっては冬至は元旦よりも大きな希望の日でもある。
何で冬至を重要視するのか、というと、私の早朝の作業が結構多いからである。
私は家事分担として料理関連は一切しない。一切口も挟まない。掃除、洗濯もほとんどしない。私は共同作業が嫌いであり、分担している分野に中途半端な関与を許さない。
代わりに、外仕事、家のメインテナンスは私が担う。ゴミ処理も全て担う。
私は1:00頃起床し、6:20に出勤する。そのために5:00過ぎになると朝の作業の開始である。火曜金曜は可燃ごみの日、5:30頃に集積所に向かう。10月末から1月末までは真っ暗闇の中の作業になる。自転車用ヘルメットを改造したヘッドランプの灯のもとで作業を進める。そして道路状況に応じて一輪車またはそりで集積所に向かうが、暗闇の中では足元が滑るから危ない。
秋田では通常は冬至は積雪状態で迎え、寒さはとても厳しい。本年の冬至は積雪が1-3cmと少なくまだ除雪機は動かしていない。
実際の気温や天候は日照時間とは約2ケ月のズレがある。だから、冬至を迎えたとは言え秋田ではこれからが本格的な雪の季節である。
今後、一週間単位で見れば夜が明けるの早くなることが実感できる。これが私にはとても嬉しい現象である。
冬が長い北欧ではこの日を「太陽の力が再び力を持って来る日」として祝う。
我が国でも、古くは冬至が1年の始まりの日だつたと言う。その気持ちはよくわかる。
実際の気温や天候は日照時間とは約2ケ月のズレがある。だから、冬至を迎えたとは言え秋田ではこれからが本格的な雪の季節である。
今後、一週間単位で見れば夜が明けるの早くなることが実感できる。これが私にはとても嬉しい現象である。
冬が長い北欧ではこの日を「太陽の力が再び力を持って来る日」として祝う。
我が国でも、古くは冬至が1年の始まりの日だつたと言う。その気持ちはよくわかる。
冬至といえば「カボチャと小豆」、「柚子風呂」である。
柚子湯は身体を温めて、風邪知らずに。柑橘系の芳香成分による保温効果や、沈静効果が期待できるという。カボチャは16世紀に日本に伝わった渡来作物であり、一般に晋及したのは江戸時代とされている。だから、この風習は江戸時代以降に始まつたと考えられる。現在と違つて冬場は野菜類が少ないため、保存できるカボチャは珍重されたのであろう。ただ、この時期まで保存されたカボチャは皮が硬く簡単には刃物が通らない。かつてはマサカリなどで破壊してから料理したものであるが、最近は私が電動のこぎりで裁断する。
除雪のストレスに悩み、春を待つ心が誰よりも強い私にとって、冬至は一年の新しいスタート日でもある。
除雪のストレスに悩み、春を待つ心が誰よりも強い私にとって、冬至は一年の新しいスタート日でもある。
私たちにとつては暖かさの実感はまだまだ遠いが、小さな植物のなかにはいち早く太陽の恩恵を受け、開花し始めるのもある。
私も暖かさを感じる春までの日々を雪と戦いながら歩んで行く。