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娘の本を小学校へ寄付した。

2022年05月21日 19時53分00秒 | タイで子育て
我が家には子供達が小中学生の時に読んだ本が約350冊あり、もう読まない本を有効利用したいとずっと思っていた。
娘がまだ読むと言うのでなかなか実行出来なかったが、先日ようやくOKが出たので行動開始。

本をきれいに拭いて分野別に揃え、受け入れ先を探し始めた。
何箇所か問い合わせると、妻の友達の従弟が働かれる小学校と妻の顧客が働かれる小学校から積極的に連絡を頂いたので、この2校へお願いすることにした。

本の有効活用は以前から考えていたが、正直に書くと、この時期にやるのは娘の大学入試に使うポートフォリオ(活動記録=自己紹介のカタログ的な物)にボランティア活動が必要なのも理由の一つであり、ポートフォリオ的に必要なのは寄付の受領証と記念の写真。学校はそれを承知の上で協力して下さる。

事前に学校へ連絡するのは詳細な寄付の内容で、今回は正確な本の冊数と現金の金額を連絡。古本だけでは申し訳無いので、一口500バーツと決まっている現金も数口加えた。

娘はまだ夏休みだが、研修旅行(夏休み中に4回!)や大学での研究で忙しく、小学校側は新学期が始まって児童が登校しており、会議や出張でお忙しい校長が居られる日と言われるので、日程調整に苦労。一校はどうしても調整出来ず、校長の代理の先生が居られれば十分ですからと無理にお願いした。

娘を迎えに行ったのが18日の午後。研修旅行から戻ってすぐ解散かと思えばミーティングで待たされて、ウドンタニへは深夜到着。
翌19日は小学校の朝礼で贈呈式をすると言われたので、6時に起きて眠い目を擦りながら身支度し、7時過ぎに小学校へ向けて出発。

学校へ着くと直ぐに朝礼が始まり、子供達が並んでいるのをみて、娘は少し緊張している様子。

朝礼の終わりに贈呈式があり、校長の代理に出て来られたのは…
最初はマスクで気付かなかったが、我家で食料品店をやっている時によく買い物に来て下さった近所の先生。
「あれ〜どうしたの?」「まあ、先生!今はここの学校?」と顔を見合わせて大笑い。
私はカメラマンでずっと呑気にしていたが、朝礼で前へ出て少し緊張していた娘と妻の顔も笑顔になった。

そこから記念撮影が始まり、最初は先生達と娘。次は先生達と児童の代表と一緒に。最後は本を持った児童達と娘と、3パターンで撮影。


差し上げた本の多くは、科学や歴史を漫画にした物で、子供達が喜んで読むでしょうと先生から言って頂き、嬉しかった。

一校目が終わると、次の学校へ急いで移動。
既に朝礼は終わっていたが、事務所の前で校長先生達が待って下さっていた。
こちらの学校は中学生も居るので、漫画に加えて勉強の本もプレゼント。何かの役に立てると良いのだが。

既に授業が始まったので、校長先生達と記念撮影。
校長先生から「ボートフォリオに使われますか?」と尋ねられたので、「はい。」と答えたら、夕方にはそのままポートフォリオへ掲載出来る様にデザインされて校長先生のコメントが入った写真が届いた。
本当にありがたい。

娘へ「少し寄付をしただけなのに、入試に成功する様に皆んなが応援してくれるよ。他人が喜ぶ事をすると、自分が困った時に誰かが助けてくれるんだよ」と話したが、ちゃんと判ってくれたかな?

本や現金の寄付は、自分が学んだ小学校へされる人も居られるが、ママ友情報では私立校や街中の公立進学校への寄付をポートフォリオへ記入しても評価されないらしい。

次にやるのは寺院への寄付や医療機関でのボランティア活動。どうすれば一番喜んで頂けるか、娘と相談し、しっかり考えてから実現したい。

記事を読まれて「大学へ提出するポートフォリオの為に慈善活動をするのか?」と批判的に捉える方も居られるだろう。
私も妻からこの話を聞いて「え?」と最初は思ったが、娘は幼稚園の頃から学校を通じての慈善活動へは何度も参加しても、自分が主体になった活動は初めて。
切っ掛けは何であれ良い経験であったし、これからも社会への貢献を続けて欲しいと思っている。

記事にしたのは大学入試のポートフォリオへ慈善活動も必要らしいので、情報を共有したかったから。
もし読まれて気分を害された方が居られたら御理解願いたい。
m(_ _)m

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