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不公平と言う親と無関心な学校

2021年01月09日 07時59分00秒 | タイで子育て
新型コロナの感染を抑制し優等生と言われていたタイだが、感染者の不法入国を切っ掛けに再び感染拡大。
感染者が多く見つかったバンコクとその周辺県は部分的なロックダウンとなり、私が暮らすウドンタニへ隣接したコンケンも感染者が数人見つかって学校等は休校となったそうだ。

ウドンタニでも2週間前に郊外の集落で鮮魚の小売をしていた人の感染が判ったが、幸いにも家族等の濃厚接触者への感染も無かった様だ。
数日前もバンコク近郊からウドンタニへ来られていた僧侶一行が帰宅後に感染していたのが発覚して騒ぎになったが、ウドンタニでは今のところ感染者は見つかってない。
ウドンタニでの感染者が一人で抑えられているのは、関係者の努力のお陰であり、大変素晴らしい事なのだが、ウドンタニの学校が休校にならないのが気に入らない人達が居る。

大部分の人達は学校での感染拡大を本気で心配している人達で、娘の学校の様子を見に行くとマスクの着用率が7割くらいなので私も心配している一人だが、妻を通じて耳へ入る一部の人の声は「休校した地域の子供達は受験勉強が出来るのに、ウドンタニの子供達は登校しなければならないので受験勉強が出来ず不公平」というもの。

学校は後期の中間テストが今月末に行われ、区切りとなるので提出課題が増えており、毎日受講する塾の二次試験対策コースと重なって厳しいので、受験勉強だけを考えればそうかも知れないが、子供達が学校で学べるのは多くの医療関係者の努力の結果であり、SNSへ真っ直ぐ書いてしまうのはいくらなんでも不謹慎な気がした。

しかしながら娘の話を聞くと、今週末に出た宿題は、宗教の授業でグループでのレポート発表。
タイでは大きな画用紙へ書き込んで美しく飾り立てるのが高得点のポイントであり、ほとんどのグループは週末に学校へ集まってのレポート作成。
コロナの関係で入試延期が発表された学校もあるが、今月下旬から二次試験を予定する高校は多いのに、学校は受験生への配慮なんてする気も無いのだろうか?
日本なら三者面談で志望校を決めたりするが、娘の学校ではそういうのも一切行われない。
進学校のギフテッドコースなのに、ここまで学校が入試へ無関心なのが不思議だ。
これも習慣の違いなのか?
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