本焼きは、陶芸の、最後の工程に成ります。
(尚、本焼き後に、上絵付けで、絵を描く事も有ります。)
本焼きとは、1200℃前後~1300℃の範囲で、焼成する事で、素焼や、楽焼など、低い温度で
焼成する事とは、違います。
本焼きの目的は、
1) 土を焼き締め、実用に耐える強度にする事。
① 土は、高温になると、収縮し密度が増し、物理的(機械的)強度が強く成ります。
土は、元は花崗岩などの石でした、それが日光や、雨、風、熱水などで、数万年を経て、
風化、分解され、粉々に成り、川や、池などに、堆積した物と、考えられています。
それ故、高温に成る事により、最初の岩(花崗岩)に、戻った事に成ります。
② 吸水性が、極端に無くなり、水漏れを少なくさせます。
③ 実用に耐える、硬さや、強度と成ります。
備前焼に代表される「焼き締め」は、釉を掛けなくとも、この段階で、十分実用に耐える作品と
成ります。
「焼き締め」は、薪などで焼成する事が多く、灰などで、釉薬とは、違った表面の模様が
自然に、出て来ます。
2) 釉を高温で熔かし、土(素地)の表面を、ガラス質で覆う事です。
① ガラス質で覆う事により、更に物理的、化学的強度を増します。
) 素地を、ガラス質で覆う事により、物理的強度が、増します。
) 酸や、アルカリ、その他洗剤などに対して、化学的強度が、増します。
② 汚れに対して、処置し易いです。
) 食器など、汚れを落すのが、容易に成ります。
) 釉で覆う事により、更に吸水性が、少なく成り、油などの汚れより、守ります。
(貫入釉などでは、表面の「ひび」から、水がしみ込む場合も有ります。)
③ 色や絵付けが出来ます。
各種釉薬で、色付けをしたり、好みの絵(下絵付け)を描く事が、出来ます。
色や絵を描く事により、作品に変化が出ます。
④ 表面が、ガラス質ですので、手触り(触感)が、良い。
以上の利点が有りますので、一般的には、釉を塗って、焼成します。
陶芸の本焼き
本焼き 本焼きの目的
(尚、本焼き後に、上絵付けで、絵を描く事も有ります。)
本焼きとは、1200℃前後~1300℃の範囲で、焼成する事で、素焼や、楽焼など、低い温度で
焼成する事とは、違います。
本焼きの目的は、
1) 土を焼き締め、実用に耐える強度にする事。
① 土は、高温になると、収縮し密度が増し、物理的(機械的)強度が強く成ります。
土は、元は花崗岩などの石でした、それが日光や、雨、風、熱水などで、数万年を経て、
風化、分解され、粉々に成り、川や、池などに、堆積した物と、考えられています。
それ故、高温に成る事により、最初の岩(花崗岩)に、戻った事に成ります。
② 吸水性が、極端に無くなり、水漏れを少なくさせます。
③ 実用に耐える、硬さや、強度と成ります。
備前焼に代表される「焼き締め」は、釉を掛けなくとも、この段階で、十分実用に耐える作品と
成ります。
「焼き締め」は、薪などで焼成する事が多く、灰などで、釉薬とは、違った表面の模様が
自然に、出て来ます。
2) 釉を高温で熔かし、土(素地)の表面を、ガラス質で覆う事です。
① ガラス質で覆う事により、更に物理的、化学的強度を増します。
) 素地を、ガラス質で覆う事により、物理的強度が、増します。
) 酸や、アルカリ、その他洗剤などに対して、化学的強度が、増します。
② 汚れに対して、処置し易いです。
) 食器など、汚れを落すのが、容易に成ります。
) 釉で覆う事により、更に吸水性が、少なく成り、油などの汚れより、守ります。
(貫入釉などでは、表面の「ひび」から、水がしみ込む場合も有ります。)
③ 色や絵付けが出来ます。
各種釉薬で、色付けをしたり、好みの絵(下絵付け)を描く事が、出来ます。
色や絵を描く事により、作品に変化が出ます。
④ 表面が、ガラス質ですので、手触り(触感)が、良い。
以上の利点が有りますので、一般的には、釉を塗って、焼成します。
陶芸の本焼き
本焼き 本焼きの目的