窯詰めで、注意する事は、以下の事柄です。
1) 作品が安定に、置かれている事
特に、窯の構造が、シャトル方式(作品を載せる部分が、手前に引き出せる)では、
作品が不安定だと、シャトルの出し入れの際、振動で、倒れる恐れが有ります。
不安定な作品は、底の部分に、支えの詰め物をいれ、安定化させます。
又、本焼きで、作品が収縮しますので、その作品の中心に向かって、周囲が移動する事に
成ります。特に大きな作品は、縮み量も多くなり、動く量も多く成ります。
(作品が、棚板に接する部分に、酸化(水酸化)アルミナを塗るのも、単に「くっつき」
防止だけでなく、縮でスムーズに、移動する為でも有ります。)
2) 倒炎式の窯では、炎の流れに、注意する
火(炎)が延びる事は、温度上昇と、焼き上がりの色に取って、大切な要素です。
炎が、堰き止められない様に、作品を並べます。
特に、天井と、作品の隙間は、やや大きく(4~5Cm位)取ります。
天井まで昇った炎は、窯の壁や、作品の隙間を通り、下に降り、最下段の棚板より、
更に低い位置にある、排出口より、煙突を通り、外部に出ます。
その間は、炎がスムーズに、移動出来る様にします。
隙間は、広くても、狭くても、十分延びません。その隙間は、燃料の違い、窯の構造、
窯の焚き方、など多種の要素が、絡みます。経験して見つけて下さい。
3) 最上段には、大きな作品を置きます。
最上段は、支柱がいりません。それ故、棚板全部の面が、使えます。
大きな作品が、無い場合には、天井のアーチに沿って、高さの異なる作品を、並べます。
作品が揃わない場合、割れた棚板を使い、部分的に1段、設けても良いです。
4) 色見や、ジェーゲルコーンの置く場所を、確保する。
窯の外部より、色見や、ジェーゲルの状態が、解かる位置に、置きます。
色見は、見るだけでなく、引き出して見る場合が有ります。その場合には、引き出せる位置に
作品を置かなければ、成りません。尚 色見や、ジェーゲルを使わない場合も、多いです。
5) 作品の入れ忘れに注意
意外と多い事ですが、本焼きすべき作品を、窯詰めの際、入れ忘れる事です。
窯詰めする作品全部を、最初から、一箇所に、集めておけば、問題も起きない訳ですが、
実際には、色々な場所に、置いてある場合も、多いです。まだ釉掛けしていない作品も
残っているかも知れません。
どうしても、今度の窯で、本焼きすべき(納期の有る)、作品は、くれぐれも注意してください。
5) 棚板の管理
棚板は、何か他の物に、立て掛けた状態で、重ねて保管します。
立て掛けた棚板は、倒れると、割れ易いです。倒れ無い様に注意。
注意していても、棚板に、「ヒビ」が入る場合が有ります。
「ヒビ」が棚板の1/3程度なら、使用可能です。それ以上「ヒビ」が大きい場合には、
使わない事です。
尚、「ヒビ」の入った、棚板を、積極的に割り、割れた棚板を、有効に使う事も出来ます。
陶芸の窯詰め
1) 作品が安定に、置かれている事
特に、窯の構造が、シャトル方式(作品を載せる部分が、手前に引き出せる)では、
作品が不安定だと、シャトルの出し入れの際、振動で、倒れる恐れが有ります。
不安定な作品は、底の部分に、支えの詰め物をいれ、安定化させます。
又、本焼きで、作品が収縮しますので、その作品の中心に向かって、周囲が移動する事に
成ります。特に大きな作品は、縮み量も多くなり、動く量も多く成ります。
(作品が、棚板に接する部分に、酸化(水酸化)アルミナを塗るのも、単に「くっつき」
防止だけでなく、縮でスムーズに、移動する為でも有ります。)
2) 倒炎式の窯では、炎の流れに、注意する
火(炎)が延びる事は、温度上昇と、焼き上がりの色に取って、大切な要素です。
炎が、堰き止められない様に、作品を並べます。
特に、天井と、作品の隙間は、やや大きく(4~5Cm位)取ります。
天井まで昇った炎は、窯の壁や、作品の隙間を通り、下に降り、最下段の棚板より、
更に低い位置にある、排出口より、煙突を通り、外部に出ます。
その間は、炎がスムーズに、移動出来る様にします。
隙間は、広くても、狭くても、十分延びません。その隙間は、燃料の違い、窯の構造、
窯の焚き方、など多種の要素が、絡みます。経験して見つけて下さい。
3) 最上段には、大きな作品を置きます。
最上段は、支柱がいりません。それ故、棚板全部の面が、使えます。
大きな作品が、無い場合には、天井のアーチに沿って、高さの異なる作品を、並べます。
作品が揃わない場合、割れた棚板を使い、部分的に1段、設けても良いです。
4) 色見や、ジェーゲルコーンの置く場所を、確保する。
窯の外部より、色見や、ジェーゲルの状態が、解かる位置に、置きます。
色見は、見るだけでなく、引き出して見る場合が有ります。その場合には、引き出せる位置に
作品を置かなければ、成りません。尚 色見や、ジェーゲルを使わない場合も、多いです。
5) 作品の入れ忘れに注意
意外と多い事ですが、本焼きすべき作品を、窯詰めの際、入れ忘れる事です。
窯詰めする作品全部を、最初から、一箇所に、集めておけば、問題も起きない訳ですが、
実際には、色々な場所に、置いてある場合も、多いです。まだ釉掛けしていない作品も
残っているかも知れません。
どうしても、今度の窯で、本焼きすべき(納期の有る)、作品は、くれぐれも注意してください。
5) 棚板の管理
棚板は、何か他の物に、立て掛けた状態で、重ねて保管します。
立て掛けた棚板は、倒れると、割れ易いです。倒れ無い様に注意。
注意していても、棚板に、「ヒビ」が入る場合が有ります。
「ヒビ」が棚板の1/3程度なら、使用可能です。それ以上「ヒビ」が大きい場合には、
使わない事です。
尚、「ヒビ」の入った、棚板を、積極的に割り、割れた棚板を、有効に使う事も出来ます。
陶芸の窯詰め