想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

ユキノシタ

2024-06-25 21:30:39 | 日記
今日のお散歩は、いつものコースでしたが、
今日、初めて気が付いたこと…、花がありました。

ユキノシタです。

私たちは、長年、さだまさしフアンなのですが、
特に主人はかなり昔からのフアンですから、
たくさんの曲を聞き、何度もコンサートに行っているのです。

そのさだまさしのアルバム・『家族の肖像』の中に
『秘恋』という曲があるのですが、
その歌詞に出てくるのが、ユキノシタなのです。

♪♪ ユキノシタの白い花を 祖母は愛していた 
♪♪ 石垣にすがるように 耐えるように咲く花を

主人と結婚してから、「ユキノシタの花を見たことがない。」
と聞いた時、ちょっと驚いたと記憶しています。
それは、主人はかなりいろいろなことを知っていて、
特に、歌詞に出てくる花には関心が高いと思っていたからです。

私の実家にはユキノシタが咲いていたのです。
わざわざ植えたというよりも、そこに生えているので大切にしている
という感じの花でした。

ただ、私はユキノシタの花がとても好きでした。
中庭の蔵の入り口の、柿の木の根元に咲いていたのです。
日があまり当たらず、湿気が多い場所でしたが、
夏が始まる頃、小さな花を咲かせるのです。
誰に見られるのでもないけれど咲いているその姿が
子供だった私にも健気に見えたのでしょうね。

今日、ユキノシタの花を見ましたが、
思い返しますと、実家で見て以来…?かもしれません。

子供の頃、ちょっとした擦り傷などが化膿しやすかった私は、
ユキノシタのお世話になっていました。
その葉を柿の葉に包んであぶり、柔らかくなったユキノシタの葉を
化膿した部分に張ってもらいました。

それが、どれほどの効果があったのかの記憶はありませんが、
先ほどWikipediaで調べてみました。

【民間では生葉を用いており、葉を火であぶって軟らかくしたものが、
 腫れものなどの消炎に用いられ、凍傷やしもやけ、火傷にも使われた。】

私の父が、現代医学をあまり好んでいませんでしたので、
素人ながら、そうした漢方的な知識を本から学んでいたのでしょう。

今日見たユキノシタは、実家にあったそれよりも、少し大きく育っていましたが、
主人にも、実際のユキノシタの花を見せてあげることができて良かったです。


 斑入りの丸い葉が、ユキノシタの葉です。
コメント
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