想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

あの椛たち

2024-06-04 21:29:37 | 日記
今日、お台所の窓から北側の森を見ていました。

今年の1月の末に30本近い木々が伐採された森は、
それまでよりも奥まで見渡せるようになりました。
伐採された木々は、今もそのままの状態ですが、
それはそれで、我が家としては…、私としては?、
それでもいいと思っています。

倒された木が、どこかの誰かに必要とされるのならば、
既にどこかの運ばれているはずですが、
未だに置いてあるということは、特に必要とされてはいない…?
それならば、長い間育ったこの場所にいれば(あれば)いいのです。
自然に還る…、森に戻るのが良いと思うのです。

今日、窓から見ていて目に留まったのは、椛です。

我が家が引っ越してきた20数年前、私は4~5本の椛を植えました。
その場所が、1月に森の木を切るための通路となっていたこともあり、
森の木々と同じように切り倒されてしまったのです。

20数年の間に育った椛は、春先に芽を吹き、柔らかい若葉の季節から
秋の紅葉までを、毎年楽しませてくれました。
切り倒されてしまった椛には、『ありがとう。』との気持ちを伝えました。

その椛が…、椛たちが…、
切り株の横から芽を出していることに、今日、気付いたのです。
窓から、それらしき姿が見えましたので、カメラ片手に外に出てみましたら、
間違いなく椛でした。

切り倒された木々の隙間から、葉をたくさん付けた椛を確認し、
とっても嬉しい気持ちになりました。

実は、切り倒された椛に代わるようにと、
数日前から、その近くに椛の小さな木を植えていたのです。
か細い小さなそれらの椛が大きく育っていけそうになってきたら、
それまであった椛の場所に植え替えるつもりでした。

でも今日、今までの椛を確認できましたので、
それらはその場所で、再び大きく育ってほしいと思っています。
そして、新しい小さな木は、それらが成長する頃に少し離れた良い場所を探して
植え替えようと思っています。

思ってもみなかった家族が増えたような、しあわせな気持ちです。


 傷だらけですが、よく出てきてくれました。


 このまま元気に育ってね。 


 自然を生きる力強さと健気さを感じます。
 ありがとう。
コメント
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