想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

10数年経って…

2015-05-19 21:51:22 | 日記
先日、私の『懸案事項の解決』に手を貸してくださったご夫婦のお宅に、
お礼に行ってきました。
ちょうど、ご主人がおられて、作業場で草刈機の刃を研いでおられました。
お礼を申し上げましたら、「あれくらいのことだったら、またしてあげるよ。」と
言ってくださいました。

ご主人は、とっても細身なのですが、お元気なので驚きます。
お年は76才とのこと。
毎日、懸垂を12回。ダンベルを持ち上げたり、腕立て伏せを30回したり…と、
身体を鍛えておられるそうです。
もう、長年しておられるようですので、鍛えるというよりも、維持のためという感じかもしれません。

道理で、木々の剪定では、梯子で届かないところには、木に登って切ってくださいましたし、
屋根の上の落ち葉も、屋根に上がって落としてくださいました。
日々のこの鍛錬があるからできるのかもしれません。

私達が、そのお宅のあたりのお散歩を始めて、10年以上になります。
最初の頃は、飼っておられる犬(タロウ)が、私達のお話し相手でした。
私達が通りかかると鳴いていたタロウが、慣れてきて鳴かなくなり、
やがて、頭をなでてやるようになっていました。
そのタロウも老衰のため、数年前、ご夫婦に看取られて亡くなりました。

ご夫婦は、週末になると畑を耕し、いろいろなお野菜を作っておられるのですが、
売るためというよりも、ご自宅用の他、ご近所の人たちにお裾分けをしてあげるため…なのでしょう。
私達も、大根や白菜、カボチャやトウモロコシなど、何度もいただきました。

そんな関係でしたが、実は、お名前を知ったのは、今回、お礼に伺った時だったのです。
玄関に表札がかけてなかったこともありますし、お名前は必要なかったのです。
我が家で主人と会話をする時にも、タロウちゃんのおとうさんとおかあさんというだけで充分でした。

今回のお礼を考えていたのですが、「業者じゃあないから、お金はいらないよ、」と言われました。
それでは、次回から木の剪定を依頼しにくいから…と、お願いして、
来月から行く北海道の産物をお送りするということで、納得していただきました。

お会いして10数年経って、初めてお名前を教えていただくことになったのです。

そんな今日も、主人との会話では、「お名前は教えてもらったけれど、
タロウちゃんのおとうさん、おかあさんと言う方が馴染んでいていいわね。」と話しました。


 作業場に、懸垂用の道具が作ってありました。
 私達の前で、身軽に何度も、懸垂をして見せてくださいました。
コメント
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