幸せそう…でした。

今日のお散歩で、森の中を歩いている時のことです。

向こうから７０代と思われる男性が犬を連れて歩いてこられました。
男性が連れておられるのは、黒い柴犬です。
ワンちゃんも、初老かと思えました。
ゆっくりと歩いておられる男性に合わせるかのように、ワンちゃんがゆっくりと歩いています。
いいえ、もしかすると、男性が、ゆっくりと歩くワンちゃんに合わせておられたのかもしれません。
息がピッタリと言いましょうか…。

そのあたりに、ほんわかとした温かい空気が漂っているのを感じました。
なんと素晴らしいのでしょう。

すれ違う時、私達が会釈をしながら「こんにちは。」と言いましたら、
男性も「こんにちは。」とあいさつをされました。
服装などから見ますと地元の方のようですが、お見かけしたのは初めてでした。

おふたり(男性とワンちゃん)は、静かにゆっくりと過ぎて行かれました。
温かさが、余韻となって流れて行きました。

「いいね。幸せそうで…。」

主人の言葉に、実感がこもっていました。
その時、実は私もそう思っていたのです。

相身互いというのでしょうか、
男性にとっても、ワンちゃんにとっても、お互いに大切なパートナーなのでしょう。
素敵な『幸せ』と感じさせてもらえました。

これからも、いい時間を、いい日々を、一緒に積み重ねてくださいね。