想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

ごめんね。

2015-05-03 22:15:27 | 日記
今日、我が家の白樺の木を伐りました。

可愛そうなことに、我が家の緩やかな傾斜面に対して、直角になるほど
斜めに伸びてしまったのです。
それゆえ、近い将来、倒れる心配が出てきました。
一年を通して長期で留守にすることが多くなっていますので、
留守のうちに倒れると、建物を壊しかねません。
止む無く…の決断でした。

その白樺は、15年前に引っ越してきた時、工務店さんにいただいたものです。
いただいたのは、70~80cmの苗木が5本でした。

敷地内のあちこちに私が植えたのですが、このあたりは土が固く、
その苗木に必要かと思われる深さの穴が掘れたかどうか、わかりません。
でも、可能な限りの穴を掘って植えました。

今回の白樺は、寝室から見える場所に植えたものです。
もちろん、今では大きくなって、2階の窓よりも高く伸びていました。

植えて5年ほどたった時、枝分かれした1本の枝が腐ってきましたので、
その枝を落としたのですが、傾斜面の下の側に伸びる枝が残ったことになりました。
その時はやや斜め程度だったのですが、斜めのまま成長し、
しかも、7~8年前に降った湿った大雪の時、その重みで、
さらに斜め度を増してしまったのです。

そうして伸び続けた結果が、今日の伐採に至ったのです。

若葉の季節には、淡い緑の葉がかわいい感じがしました。
夏には、木肌の白が鮮やかさを増す感じがし、風に揺れる葉の緑は濃さを増し、
秋の紅葉の時期には黄色い葉になり、やがて落葉し、厳寒の冬を耐え抜き…。
一年を通して、楽しませてもらいました。

主人が、のこぎりとなたを使って伐ってくれたのですが、
伐る前に、白樺に「ごめんね。」と言ったそうです。

15年かかって成長した白樺も、あっという間…という感じで倒れました。
白樺としては、まだまだ細いと思っていましたが、大きな空間ができたような気がしました。
もう、一人前の大きさだったのでしょうね。
ごめんね。
そして、今まで、どうもありがとう…。


 ずいぶん斜めになっていますが。これから伐採です。


 伐採後、日影がなくなり、ぽっかりと穴が空いた感じです。
コメント
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