「今、上がって来れそう?」 主人の声が、2階から聞こえてきました。
夕食後を終えて、2階にいた主人。
私は、お台所で夕食の片付けを終えたところでした。
「行けるわよ。」と言いながら、この時間に、主人が私を呼ぶなんて、
何の用事なのかしらと思ったのです。
電気が点いていなくて暗く、階段を駆け上がった私は、「どこにいるの?」と
主人を探しました。
「ここだよ。」
主人の声は、2階の窓際から聞こえてきました。
「もしかして、花火なの? 見えるの?」
私は、今日がこの町の小さなお祭りの日だったことを思い出しました。
お買い物に出掛けた時、そんなポスターが貼ってあったことを思い出したのです。
「高く上がった時にしか見えないんだけど、さっきのは、とてもきれいだったよ。」
そう言う主人を、優しいわと思いました。
小さな町ですので、花火大会と言っても、大々的なものではないけれど…、
しかも、我が家からは、森の木々より上に上がった花火しか見えないけれど…、
それでも、私にも見せてやりたいと思って呼んでくれたのでしょう。
空が赤や緑に染まっても、森の上に花火は見えません。
それでも、私達は並んで窓辺に立ち、「今のは大きかったかもしれないね。」とか、
「あっ、今、ちょっとだけ見えたわね。」など話しながら、
静かな夜の空気と花火の音を楽しんでいました。
やがて、最後の何連発かの花火の打ち上げが始まりました。
さすがに、それは高く上がるのもいくつかあって、とても楽しむことができました。
同じ方向の夜空を主人と一緒に見つめ、一緒に待ち、一緒に喜び、一緒に楽しむ…。
とっても幸せでした。
小さな幸せかもしれないけれど、これこそ、幸せ…なのですね。
ありがとう…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3e/8486a58a02e4900852f3a976195bfdae.jpg)
先日、我が家のあたりに雨が降りました。
ところが、すぐ先には、すっきりとした青空が…。
道路に青空が映って、とてもきれいでした。
夕食後を終えて、2階にいた主人。
私は、お台所で夕食の片付けを終えたところでした。
「行けるわよ。」と言いながら、この時間に、主人が私を呼ぶなんて、
何の用事なのかしらと思ったのです。
電気が点いていなくて暗く、階段を駆け上がった私は、「どこにいるの?」と
主人を探しました。
「ここだよ。」
主人の声は、2階の窓際から聞こえてきました。
「もしかして、花火なの? 見えるの?」
私は、今日がこの町の小さなお祭りの日だったことを思い出しました。
お買い物に出掛けた時、そんなポスターが貼ってあったことを思い出したのです。
「高く上がった時にしか見えないんだけど、さっきのは、とてもきれいだったよ。」
そう言う主人を、優しいわと思いました。
小さな町ですので、花火大会と言っても、大々的なものではないけれど…、
しかも、我が家からは、森の木々より上に上がった花火しか見えないけれど…、
それでも、私にも見せてやりたいと思って呼んでくれたのでしょう。
空が赤や緑に染まっても、森の上に花火は見えません。
それでも、私達は並んで窓辺に立ち、「今のは大きかったかもしれないね。」とか、
「あっ、今、ちょっとだけ見えたわね。」など話しながら、
静かな夜の空気と花火の音を楽しんでいました。
やがて、最後の何連発かの花火の打ち上げが始まりました。
さすがに、それは高く上がるのもいくつかあって、とても楽しむことができました。
同じ方向の夜空を主人と一緒に見つめ、一緒に待ち、一緒に喜び、一緒に楽しむ…。
とっても幸せでした。
小さな幸せかもしれないけれど、これこそ、幸せ…なのですね。
ありがとう…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3e/8486a58a02e4900852f3a976195bfdae.jpg)
先日、我が家のあたりに雨が降りました。
ところが、すぐ先には、すっきりとした青空が…。
道路に青空が映って、とてもきれいでした。