ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ぽんちゃんと春とそしてやっぱり気になるワクチンと

2021年04月08日 | ひとりごと
満開のぽんちゃんを見るのは今年で12回目。
1年近くかかった家探しで身も心もクタクタだったけど、もう一踏ん張りして訪れた家のお向かいさんに、満開のぽんちゃんがいた。

うちの玄関ポーチから見たぽんちゃん。

去年の秋にかなり太い枝が何本も落とされたので、少し縮こまってしまったけど、でもやっぱりぽんちゃんはぽんちゃん、べっぴんさん。

毎年必ずここに載っけるので、もう飽き飽きしてる人もいるかもしれない。

でも気にしない気にしない。








アメリカに来て間もない頃、どの家の庭にも、まるで約束事のように、桜や花水木の花が咲き乱れるのを見て驚いたものだ。
満開の桜に見送られて日本を発った時、もうこんな桜は見られないだろう、などと感傷的になっていたのに、着いてからの東海岸の桜はちょうど満開を迎えていて、その年は2度も楽しませてもらった。

勘違いというか思い込みというか世間(世界?)知らずというか、これは日本特有のものだと思っていたことがある。
例えば四季で、わたしは生まれも育ちも関西なのだけど、アメリカの東海岸にほとんど同じような四季があるとは知らなかった。
もちろん寒暖の差はこちらの方がずっと激しいし、古い木を守る条例があるから町中のあちこちにとても大きな木が連立しているのは日本と違うけど、咲く花も紅葉する葉も同じものが多い。

きっとそういう国はいっぱいあるんだろうなと思う。



今日、ジョンソン&ジョンソンのワクチン接種のお知らせがメールで送られてきた。
13日の夕方6時10分に、うちから車で20分ぐらいのところにあるモールの中のデパート店内で受けるらしい。
接種までには数カ所でいろいろな確認作業が行われる。
もちろん費用は無料。
同じ会社のワクチンを受けた知人が、少し強い副反応が出て、5日ぐらい怠くて仕方が無かったそうだ。
ちょうど春休みを取った週の火曜日に受けるので、もしそういうことになったらなったで”ナマケモノ”に変身して過ごそうと思う。
今やワクチン予約はもう、まるで有名アイドルのコンサートチケットを手に入れるような大変さで、モニター画面の予約可能人数の数字が分単位で変わっていく。
特にジョンソン&ジョンソンはあっという間にゼロになってしまうので、わたしはまだ幸運な方だったかもしれない。

アメリカは接種回数が、世界最多の1億6000万回以上に達している。
さらに目標を前倒し、今月19日までに、18歳以上の全ての人が接種資格を得られるようなる。
連邦政府が目標を掲げ、その実施を州政府に任せる。
州政府は各州が独自に、臨機応変に環境を整えている。
例えば、ドラッグストアなどの接種を、トレーニングを受けた薬剤師や薬学生が行っていたりする。
この切り替えの速さと柔軟さが、今回の前倒しを可能にしているのだと思う。



今朝、猫のトイレの掃除をしていたら、小さな紙片を見つけた。
うちの猫トイレは砂ではなく、新聞紙を硬く固めて作ったチップなので、たまにそういう紙片が見つかる。
もちろんその紙片には英語が書かれていて、今朝はなぜかそのことが妙に気に留まった。
ああ、わたしはアメリカに居るんだな、と今更ながらに気がついた。

でもアメリカでなくても、そういうことってありませんか?
何の気なしに、急にすぅっと周りの景色や音が薄れて、自分の心の中に少しだけ入って、ああ、ここに居るんだなって思う瞬間。
生きる場所がクルクル変わる人生だったからかな。
そうでなくてもふと思うこともあるのかな。


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