
母がリハビリ病院に転院してから早2週間が経ちました。
最初の数日間はいろいろと初めてのことに混乱していましたが、今はもうすっかり慣れたからか、前の病院に比べたらすごくマシだと褒めちぎっていた病院食の、おかずの文句が始まりました。

こちらはまだまだ寒い日が続いていますが、日本はまさに花開く春を迎えているようですね。
病室の窓から見える景色も、ずいぶんと春めいてきたと母から聞きました。
母は1日に3回、週末も休まずリハビリに励んでいます。
前の病院では、病室内での移動のために歩行器を貸してくれていたのですが、今の病院では車椅子を使わなければなりません。
ところが部屋の床にはカーペットが敷かれていて、慣れない車椅子が余計に使いにくいみたいで、10センチ進むのに1分かかると、毎日ぼやいています。
この歳になって車椅子の練習をせなあかんやなんて、長生きするもんやないわと母。
いやあ、その歳で車椅子が運転できるようになるやなんて、めっちゃ渋いしカッコええやんとわたし。

先週の火曜日は、初めてのシャワー体験日でした。
母はてっきり一人で入れてもらえると思っていましたが、シャワー室には他に5人の患者さんがいて、仕切りのないところでずらりと並び、同時に洗ってもらったのだそうです。
母はもとから銭湯が苦手で、温泉に行っても大浴場に入りたがらないような人なので、かなりショックだったみたいです。
母はてっきり一人で入れてもらえると思っていましたが、シャワー室には他に5人の患者さんがいて、仕切りのないところでずらりと並び、同時に洗ってもらったのだそうです。
母はもとから銭湯が苦手で、温泉に行っても大浴場に入りたがらないような人なので、かなりショックだったみたいです。
おまけに、洗ってくださるスタッフのみなさんの中には男性もいて、その方にお尻まで洗われたと、声を低くして文句を言っていました。
さすがに前だけは自分で洗いたいと申し出たようですが…。
そんなこんなでパニックになった母は、髪の毛が短い女性のことを男性だと思い込み、わたしにしつこく訴えます。
いくらなんでもそんなはずはないと言い聞かせると、もしかしたらわたしの勘違いやったかもしれんと落ち着いてくれました。
こんなことでは来週は無理かなと案じていると、やはり1週間に1回の洗髪が楽しみだったらしく、先日の火曜日は割り切って入れてもらったようです。
こんなことでは来週は無理かなと案じていると、やはり1週間に1回の洗髪が楽しみだったらしく、先日の火曜日は割り切って入れてもらったようです。

病院の看護師さん、スタッフのみなさんは若い人が多く、揃いも揃って親切で、本当にありがたいと毎日感謝している母。
昨日は鮮やかな血尿が出たと言って驚かされましたが、血尿は1回きりで、その後は痛みもないようなので、よく水分をとってしばらく様子を見るように言いました。
いずれにせよ、母は病院に居てくれるので、こういう異変が起きても殊更に心配しなくてもいいのは本当に助かります。
母は、気がついたら眠ってしまっている、という状態からも脱したようで、声と言葉に張りが出てきました。
弟が設置してくれたポータブルWi-Fiのおかげで、お気に入りのパズルゲームもできるようになり、わからない問題を読む母の声を、電話越しに聞けるようになりました。
弟が設置してくれたポータブルWi-Fiのおかげで、お気に入りのパズルゲームもできるようになり、わからない問題を読む母の声を、電話越しに聞けるようになりました。
ただ、以前のように文章を読むことは難しいようで、書かれている単語自体がわからなくなったり、読もうとしても発音ができなかったりします。
こんなことは入院する前には無かったことなので、少しずつでもいいから読み書きの練習になるようなことを電話で伝えていこうと思っています。

家猫の空と海の爪研ぎ場にされちゃってた桜の幹が、1年でこんなにも伸びました。

小型機の飛行機雲だそうです。

夫が焼いてくれた最近のバーベキューおかず。

