goo blog サービス終了のお知らせ 

ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

春生まれ68歳と桜

2025年04月22日 | ひとりごと
先週の火曜日に68歳になりました。
父は68歳になった翌月に救急車で病院に運ばれ、そのままスキルス性胃がんの末期の治療を受けながら、余命宣告通りに2000年の2月に亡くなりました。
最後の最後まで死にたくないと足掻いていた父の執念を、その当時の彼と同い年になった今、ようやく理解できたような気がします。

真っ赤な薔薇がよく似合う、我が家のフラメンコ猫。

バースデーの朝食を夫が作ってくれました。
初めてうちで焼いたプランテインとスクランブルエッグがなかなかに美味しかったです。

生徒の半数以上が春休みで旅行に出かけたので、平日の火曜日なのにレッスンが無く、じゃあマンハッタンまで行って、息子夫婦たちと一緒にお祝いディナーを食べようということになりました。
息子が『鳥心』という、美味しいと評判の焼き鳥屋さんに予約を入れてくれました。

撮ってもらった写真をジブリ風に。



リサイタルが終わり、誕生日も無事に迎えられたし、気温もそこそこ上がってきたので、ようやく荒れ果てていた前庭の掃除をしました。

レンガ道が顔を出してくれました。

牡丹の芽が出てきて、水仙やチューリップなどもようやく花を咲かせてくれました。



中庭の野生のヒヤシンスは、花が重いからか地面に横たわってしまっていたので、部屋で楽しませてもらうことにしました。




ポンちゃんの満開の花びらが、風に乗って舞い降りてきます。

その頃、裏庭のソメイ姉妹はまさに満開を迎えていました。

蜂さんがひっきりなしにやってきます。


昨日、強い風に吹かれた花びらがみるみるうちに減ってきたので、お別れを言いに行くと、花びらの色が薄桃色に変わっていることに気がつきました。
ソメイヨシノって、散り際に頬を染めるのかな。


長雨、低温、強風などなど、いつになったら春が来るんだろうと鬱々とする毎日が続いていましたが、一昨日ごろからようやく、ああ春になったなあと感じられるようになりました。
この年から、わたしは父の無念を胸に、父が生きられなかった時間を、できれば健康に、幸せに、彼の辛かった気持ちが少しでも薄らいでいくよう願いながら生きていこうと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リサイタル無事終了♪♪ | トップ | 海の災難 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。