ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

10月1日までに払わなけりゃ

2009年09月23日 | お家狂想曲
あんたんちに供給してる電気とガス、止めっから。
という、えげつない請求書が突如送られてきました

引っ越しする時の住所変更が遅れたので、6月の末から7月の真ん中辺りまで、なんともややっこしいことになっていたこの会社。
請求書が前の住所と今の住所に一週間おきに送られてきていたりして、支払い係のわたしの頭はこんがらがりまくっていたのでした。
前の住所に送られてきた最後の請求書の支払いをとりあえず無視。だってその期間住んでなかったんだから、電気もガスも使ってないもんね。

でもなんとなぁ~く、なんかひっかかってました。ちゃんと会社に確認せずに無視ってたこと。

びっくりして、さっそく会社に電話。例のごとく録音されたおねえさんの声が聞こえてきました。
○○だったら1、××だったら2、そんなこんなの数字遊びを何回かして、とにかく人間としゃべりてえんだよ!とイライラし始めた頃、
□□だったらイエス、◇◇だったらノーと答えろと言われて、そんなこと言われても録音相手にどうすんのさ~と狼狽えてたら
なんも聞こえないからもう一度、とさらに突っ込まれちゃって……しゃ~ないからイエス!って叫んでしまいました録音相手に。

もちろんそんなんが通るわけもなく、なんか向こうで勝手にため息混じりに(ため息は聞こえませんでしたが)、
オッケー、じゃ、係を呼ぶから待ちなって言ってもらえたのは良かったけど、時々20分ほど時間かかることあっからって宣告されて
これ、誇張でもジョークでもなく、30分待ちなんて何回もさせられてる旦那を見てきたので、腹決めて待つことにしました。
待ってる間、音楽が聞こえてくるのはもちろんのこと、支払えない低所得者のための支払い方法を教たげるから○○の番号にかけてって、それだけでも30回は聞いたかも。

待った甲斐あって、とうとう人間(女性)と話すことができました。
でも、早口でちょっとキンキンする声だったので、聞き取るのが難しかったです。
結局、わたしが無視した料金は、我々が住んでいた時期の料金だった(ちゃんと請求書の隅々まで読めって話ですが……)そうで、
その他に、会社側の手違いや受け取りナンバーのミスとかもあって、払い戻しの小切手が向こうの住所宛に送られていたりなんかして、
いやいや、もうなんべん同じことを繰り返し尋ねたことか……担当の方の根気、いや、我慢強さに感謝!さすが移民大国!

けど、わたしもやっぱり、ちゃんと納得してから支払いたいし、もちろん電気とガスを止められちゃうのは困ります。
5枚の請求書を机の前に並べ、パソコンの画面に銀行の支払い状況を出し、電話から聞こえてくる数字を書き出しながら必死で頭の整理をしました。

最終的に、わたしにも向こうにもミスがあり、お互いに送ったお金がどれにあたるのかすべて判明しました。

9年もこちらに暮らしているのに、と思われるかもしれないけれど、こういう時の、大人同士の英会話はまだまだしんどいです。
電話だと特に、声だけっていうのもあって、単語ひとつが分からないがために話を切らなくてはならなかったり。

なので今日はちょっぴり嬉しかったです。
たとえ結局45分ほど(そのうちの30分はただの待ち時間)かかっちゃって、曲を練習する時間が足りなくなってしまっても……