ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ハウスウォーミング・パーティ

2009年09月04日 | 友達とわたし
なんてきちんとしたもんじゃなくて、とりあえずこんなとこに引っ越したよ~という報告お茶会をしました。日本人女性限定のお茶会です。

昨日、しかもペンシルバニアのコンサート会場から電話をかけて、急にお誘いしたN子さんも来てくれました。嬉しかったなあ。
今日のお客さまは4人、みんなテニス焼けして健康そのもののお母さん達。K子さん、Kちゃん、K江ちゃん、N子さん。
野菜作りの達人、和菓子作りの達人、テニスの達人、みんなそれぞれ強者ぞろいです。こちらに来て9年半のわたしなどひよっこ中のひよっこ。
20年近い人から30年近い人まで、もうすっかり地元に根付いて暮らしている女性ばかり。


手作りの生八つ橋にはみんなびっくり仰天?!横にいらっしゃるのはスクワッシュの一種で、皮ごとスライスして生でいただけるそうです。楽しみ!



庭ですくすく育っているシソを根っこごといただきました。無事に育てられるかどうか……なんたってわたし、ですから……。



そしてもちろんミョウガ!これからの季節、お吸い物に最高っ!英字の新聞に包まれている姿がなかなかオツです。



ラズベリーまで庭でできちゃってるのだそうな……一度庭見学に行かせてもらわにゃ~!春には畑作り指導に来てもらいます。さて……。



果物の盛り合わせも嬉しい!



ほんでもって美味そ~なクラッカーとディップ!



そしてホストのわたしは、ペンシルバニアから戻ってすぐに、「アホの一つ覚えやな」と天の父から笑われそうな、またまたバナナケーキを焼きました。




普段、お茶とコーヒーは旦那がいつも入れてくれるので、もっぱら飲み役のわたしは上手に入れることができません。
なので、半ば無理矢理に、紅茶とウーロン茶でお茶会をしました。
5人であれやこれやいっぱいしゃべって、いっぱい食べて、あんまり楽しかったので、肝心の家の中を案内するのをすっかり忘れてしまいました。
旦那に、「みんなにどこまで見てもらったの?」と聞かれ、「え?一階の台所でずっと居た」と言うと、「そんなんハウスウォーミングにならへんやんか」と呆れられてしまいました。
ま、これでどこに居るか分かってもらえたんだし、これからもちょくちょく集まろうとみんなで決めたので、また今度、他の所も見てもらおっと。


話の中にふと、老後のことが出てきました。こちらで一生を終えると腹をくくりつつも、急な事故や病気に遭ったらどうしようか、という不安があります。
すると、彼女達の友人(アメリカン)の間に起こった実際の話をしてくれました。
二件の話とも、急な病気、しかも深刻な病気と事故でした。
それらに見舞われた二人の女性はもちろん気の毒だったけれど、その二人を支えるべく、友人知人がインターネットで支援を募り、
それに賛同した多くの人達が、食事の準備、子供達の送り迎えなどを、助っ人が重なったり同じメニューが続かないよう上手に手配して、見事に1ヶ月から2ヶ月に渡った入院や治療期間を乗り切ったそうです。
そして特に素晴らしかったのは、その支援に名乗り出た人達は皆、お礼やお返しを全く期待していなくて、助けてもらった側も、そういうことに頭を悩ませることも無かったこと。
困っている人がいたら助ける。自分がそうしたいからする。だからお礼とかお返しなんてことは全くいらないし考えることもない。
それこそがボランティアなんだから。前にもどこかで、これとそっくり同じことを言っていた人がいました。
いつか自分が困ったら、きっと誰かが助けてくれる。
そういう確信を持ちながら暮らせるっていいね。わたし達5人、ちょっぴりしみじみ頷きました。