懐かしの80年代映画①
「きのうの夜は…」
真剣な恋愛ができない青年ダニーは、出会ってすぐに関係をもったデビーとは一夜限りの恋にできず、戸惑いながらも彼女と同棲を始めるが…
80年代半ばのハリウッドでは、“ブラッドパック”と称されていた若手俳優たちが人気で、グループみたいに仲良く共演したり、単独で主演したりと活躍していました。そんなブラッドパック映画の金字塔、日本のTVドラマでパクられた青春映画の名作「セント・エルモス・ファイアー」でも共演していたロブ・ロウとデミ・ムーアが、80年代シカゴのビタースウィートなカップルを演じた恋愛映画です。
お話は、劇中にガンガン流れる80年代のラブポップソングの歌詞そのもので、若者っていいよね~こんな他愛もないことで世界一幸せで世界一不幸になれるんだもん、と苦笑したり羨ましくなったり。設定とか台詞も、ちょっと男女7人夏物語っぽいというか、日本の80年代のトレンディドラマっぽくて、80年代に青春した人は懐かしさを感じる映画です。
かなりラブコメテイストになってはいるのですが、軽い遊びがだんだん真剣になる過程が、なかなか丁寧にメロウに描かれていて、若かりし頃の自分と引き比べてみていろいろ考えさせられる一興さがありました。男と女の愛の温度差とか価値観の違いは、古今東西、今も昔も不変のテーマです。見てて虫歯になりそうなほど甘~くなったり、激しくぶつかり合ったりを繰り返すダニーとデビーにを見てると、恋愛ってやっぱ体力と気力が要るな~と思った。何でそんなことで大騒ぎするの?何でそんなしょーもないことで傷つけ合うの?と失笑し、そこは男が我慢するべきとか、そこは女が妥協すべきとか、冷めた考えをしてしまう私は、やはりもう恋愛などできない年寄り…若気のいたりって、愚かだけど素敵!打算とか分別なんて要らない!若いうちはいっぱいバカやって傷つけて傷ついて、衝動的で放縦な恋をすべきなのよ!私も若い頃はもっとバカになってりゃよかった!と、失敗を恐れるあまり安全を選び、今の後悔です…
ダニーが、ほんとイラ&ムカ、な男なんですよ。いくらイケメンで根は優しくても、ガキっぽすぎ!24、5歳の設定だったと思うけど、20代半ばってあんなに子どもっぽいものなの?あんな中身が中学生みたいな男とじゃ、まともな恋愛できませんよ。少年っぽい男とガキっぽい男は違いますもんね。ツルんでる悪友とのやりとりも、あまりにも子どもじみてて笑えない、不愉快だった。男の友情っていいな、とは全然思えなかった。
ダニーと違ってデビーは結構大人で、ナンダカンダでダニーに合わせてあげたり譲ってあげたりと、いい女だった。あんなコドモ男に期待したり夢見たりしてしまったのが、やはり若い女の浅薄さ、未熟さだったのでしょう。元カレもアレな男だったし、いい女なのにダメ男ばかりに引っかかるデビー、典型的なだめんずウォーカーでした。それにしても…恋愛だけなら、相手のことを知り過ぎない関係でいたほうがいいですよね~。同棲はイチがバチかの賭けだわ。
ダニー役のロブ・ロウと、デビー役のデミ・ムーア、当時20代前半!当然のことながら若い!そして美しい!今はキワモノおじさん、改造人間おばさんと化している二人の、もっとも輝いていた頃の作品なのではないでしょうか。当時のロブ・ロウは、ブラッドパックの中では最もイケメンで、「ホテル・ニューハンプシャー」など良質の作品で好演してました。美男子だけど、たまにイチローに似て見えた(私だけ?)。デミ・ムーアは、ほんと美人!可愛いけどブリっこではなく、すでに大人の女の成熟が。ハスキーヴォイスもセクシー。他愛もない恋愛映画なんだけど、二人の脱ぎっぷりのよさ、ラブシーンの大胆さにはちょっと驚かされます。邦画は言わずもがな、ハリウッド映画でも今、あんなに脱いでセックスシーンできる男優女優、いないもんね~。Hの後、お互い全裸でキッチンをウロウロするシーンなど、すごく自然で良かったです。セックスの最中にシーツ巻いてたり、ヤった直後に下着しっかり着てたりなんて、すごく不自然ですもんね。二人の80年代ファッションも懐かしく、おしゃれにさえ見えました。
ダニーの親友役のジェームズ・ベルーシは、ジョン・ベルーシの弟ですね。風貌も芸風もそっくりです。いい加減キャラと意地悪そうな顔が、ちょっと苦手かも。デビーの親友役は、トム・ハンクスの「ビッグ」でヒロイン役を好演してたエリザベス・パーキンス。デビーへの友だち思いな屈折ツンデレっぷりが笑えました。
「きのうの夜は…」
真剣な恋愛ができない青年ダニーは、出会ってすぐに関係をもったデビーとは一夜限りの恋にできず、戸惑いながらも彼女と同棲を始めるが…
80年代半ばのハリウッドでは、“ブラッドパック”と称されていた若手俳優たちが人気で、グループみたいに仲良く共演したり、単独で主演したりと活躍していました。そんなブラッドパック映画の金字塔、日本のTVドラマでパクられた青春映画の名作「セント・エルモス・ファイアー」でも共演していたロブ・ロウとデミ・ムーアが、80年代シカゴのビタースウィートなカップルを演じた恋愛映画です。
お話は、劇中にガンガン流れる80年代のラブポップソングの歌詞そのもので、若者っていいよね~こんな他愛もないことで世界一幸せで世界一不幸になれるんだもん、と苦笑したり羨ましくなったり。設定とか台詞も、ちょっと男女7人夏物語っぽいというか、日本の80年代のトレンディドラマっぽくて、80年代に青春した人は懐かしさを感じる映画です。
かなりラブコメテイストになってはいるのですが、軽い遊びがだんだん真剣になる過程が、なかなか丁寧にメロウに描かれていて、若かりし頃の自分と引き比べてみていろいろ考えさせられる一興さがありました。男と女の愛の温度差とか価値観の違いは、古今東西、今も昔も不変のテーマです。見てて虫歯になりそうなほど甘~くなったり、激しくぶつかり合ったりを繰り返すダニーとデビーにを見てると、恋愛ってやっぱ体力と気力が要るな~と思った。何でそんなことで大騒ぎするの?何でそんなしょーもないことで傷つけ合うの?と失笑し、そこは男が我慢するべきとか、そこは女が妥協すべきとか、冷めた考えをしてしまう私は、やはりもう恋愛などできない年寄り…若気のいたりって、愚かだけど素敵!打算とか分別なんて要らない!若いうちはいっぱいバカやって傷つけて傷ついて、衝動的で放縦な恋をすべきなのよ!私も若い頃はもっとバカになってりゃよかった!と、失敗を恐れるあまり安全を選び、今の後悔です…
ダニーが、ほんとイラ&ムカ、な男なんですよ。いくらイケメンで根は優しくても、ガキっぽすぎ!24、5歳の設定だったと思うけど、20代半ばってあんなに子どもっぽいものなの?あんな中身が中学生みたいな男とじゃ、まともな恋愛できませんよ。少年っぽい男とガキっぽい男は違いますもんね。ツルんでる悪友とのやりとりも、あまりにも子どもじみてて笑えない、不愉快だった。男の友情っていいな、とは全然思えなかった。
ダニーと違ってデビーは結構大人で、ナンダカンダでダニーに合わせてあげたり譲ってあげたりと、いい女だった。あんなコドモ男に期待したり夢見たりしてしまったのが、やはり若い女の浅薄さ、未熟さだったのでしょう。元カレもアレな男だったし、いい女なのにダメ男ばかりに引っかかるデビー、典型的なだめんずウォーカーでした。それにしても…恋愛だけなら、相手のことを知り過ぎない関係でいたほうがいいですよね~。同棲はイチがバチかの賭けだわ。
ダニー役のロブ・ロウと、デビー役のデミ・ムーア、当時20代前半!当然のことながら若い!そして美しい!今はキワモノおじさん、改造人間おばさんと化している二人の、もっとも輝いていた頃の作品なのではないでしょうか。当時のロブ・ロウは、ブラッドパックの中では最もイケメンで、「ホテル・ニューハンプシャー」など良質の作品で好演してました。美男子だけど、たまにイチローに似て見えた(私だけ?)。デミ・ムーアは、ほんと美人!可愛いけどブリっこではなく、すでに大人の女の成熟が。ハスキーヴォイスもセクシー。他愛もない恋愛映画なんだけど、二人の脱ぎっぷりのよさ、ラブシーンの大胆さにはちょっと驚かされます。邦画は言わずもがな、ハリウッド映画でも今、あんなに脱いでセックスシーンできる男優女優、いないもんね~。Hの後、お互い全裸でキッチンをウロウロするシーンなど、すごく自然で良かったです。セックスの最中にシーツ巻いてたり、ヤった直後に下着しっかり着てたりなんて、すごく不自然ですもんね。二人の80年代ファッションも懐かしく、おしゃれにさえ見えました。
ダニーの親友役のジェームズ・ベルーシは、ジョン・ベルーシの弟ですね。風貌も芸風もそっくりです。いい加減キャラと意地悪そうな顔が、ちょっと苦手かも。デビーの親友役は、トム・ハンクスの「ビッグ」でヒロイン役を好演してたエリザベス・パーキンス。デビーへの友だち思いな屈折ツンデレっぷりが笑えました。