ファンタビ日本公開記念!師走の英国男優祭④
「ドリアン・グレイ」
純朴な青年ドリアン・グレイは、社交界で出会い親しくなった快楽主義者の紳士ヘンリーに感化され、しだいに享楽的な日々に耽溺するように。身を持ち崩しても年月が経っても若く美しいままなドリアンの代わりに、彼の肖像画が醜く老いていた…
オスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」は、これまで何度も映像化されていますが、これもその一本。今のところは最新版?
有名なのに、どんな話なのかはよく知らなかった私。オカルトホラー?だったのですね。無垢だった美青年ドリアンが、不老不死になって快楽のかぎりを尽くすのですが…私なんかからすると、もったいない~!としか思えなかった。不特定多数の男女と色欲三昧だなんて、めんどくさいし気持ち悪い!永遠の若さと美貌、私だったらもっと違った使い道を選ぶけどな~。年をとらず快楽だけに溺れて生きるってのも、なかなかしんどそう。劇中のドリアンも、最後のほうでは倦んでましたが、そりゃそうだろう。
19世紀のイギリスの上流社会が舞台、主人公が美青年とくると、高貴でリッチで耽美な退廃ワールドを、どうしても期待しちゃいますよね~。しかしながらこの映画は、そういうテイストを期待する人をかなりガッカリさせます。若い娘や熟女、母と娘の親子どんぶりだけでなく、乱交、SM、そして男色など、老若男女問わず一通りのことはヤってるドリアンなのですが、精力的だな~と感心はするものの、いけないものを見ているような胸騒ぎを抱いてしまうようなシーンは皆無。もうちょっと背徳感とか隠微さが欲しかった。ゾンビなラストとか、ハリウッドの安いホラー映画みたいになってしまってたし。
ドリアン・グレイ役は、ちょっと前に観た「セブンス・サン 魔使いの弟子」でmy イケメンレーダーを反応させたベン・バーンズ。
この映画のベンもイケメン!なのですが、何だろう、色気とか妖しさがないというか、頑張ってアンなことコンなことしてたけど、無理してるな~とか、中途半端かも(BLシーンが特に)…という印象。奔放な放蕩と悪魔な所業を重ねて、どんどん美しくなっていくはずのドリアンなのに、はじめの頃のピュアなドリアンの時のベンのほうが、可愛くてキレイだったような。優しそうなイケメンなベンより、もっとで冷血ナルシストっぽい美男な俳優のほうが、ドリアン・グレイ役には相応しいのでは。
多くの英国映画ファンにとっては、ドリアン役のベン・バーンズよりも ヘンリー役のコリン・ファースがこの映画を観る目的になることでしょうか。
当代一の英国俳優といえば、今はコリン・ファースですよね~。この映画でも、完璧に理想的な英国紳士!長身で恰幅のいい堂々とした体躯に、上流階級の衣装がこれまた似合うんだわ。堂々と威厳ある雰囲気、皮肉で知的なユーモア、気品ある怪しさもコリンの魅力。ドリアンを堕落させる役なのですが、彼もあまり耽美でも退廃的でもなく、単なる遊び好きのおじさんみたいだった。ドリアンへの執着はかなり同性愛っぽく、コリンおじさまの美青年へ向けられる視線のねちっこさとか、おっと危ない♡な展開を期待させるのですが、残念ながらコリンおじさまのアンなことコンなことシーンはありません。終盤になると、フツーのおじさん、お父さんになっちゃうし。倒錯した変態なコリンが見たかった。演技的にはかなり物足りないかもしれないけど、時代劇のコリンが好きなファンなら観て損はないと思います。
↑ブリジョ3、キンギスマン2、メリー・ポピンズ続編など、休まずガンガン働いてる元気壮年コリンは、ルパート・エヴェレット!の監督作にも出演。伝説のアナカンカップルが、熟年になって復活ですか!オスカー・ワイルドの晩年を描いた伝記映画で、エヴェレット氏ご自身がワイルド役を演じてるらしいです新作以上に、若い頃のコリンの旧作が観たいんだよな~。「ひと月の夏」とか「恋の掟」とか、DVD化されんかな~。
「ドリアン・グレイ」
純朴な青年ドリアン・グレイは、社交界で出会い親しくなった快楽主義者の紳士ヘンリーに感化され、しだいに享楽的な日々に耽溺するように。身を持ち崩しても年月が経っても若く美しいままなドリアンの代わりに、彼の肖像画が醜く老いていた…
オスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」は、これまで何度も映像化されていますが、これもその一本。今のところは最新版?
有名なのに、どんな話なのかはよく知らなかった私。オカルトホラー?だったのですね。無垢だった美青年ドリアンが、不老不死になって快楽のかぎりを尽くすのですが…私なんかからすると、もったいない~!としか思えなかった。不特定多数の男女と色欲三昧だなんて、めんどくさいし気持ち悪い!永遠の若さと美貌、私だったらもっと違った使い道を選ぶけどな~。年をとらず快楽だけに溺れて生きるってのも、なかなかしんどそう。劇中のドリアンも、最後のほうでは倦んでましたが、そりゃそうだろう。
19世紀のイギリスの上流社会が舞台、主人公が美青年とくると、高貴でリッチで耽美な退廃ワールドを、どうしても期待しちゃいますよね~。しかしながらこの映画は、そういうテイストを期待する人をかなりガッカリさせます。若い娘や熟女、母と娘の親子どんぶりだけでなく、乱交、SM、そして男色など、老若男女問わず一通りのことはヤってるドリアンなのですが、精力的だな~と感心はするものの、いけないものを見ているような胸騒ぎを抱いてしまうようなシーンは皆無。もうちょっと背徳感とか隠微さが欲しかった。ゾンビなラストとか、ハリウッドの安いホラー映画みたいになってしまってたし。
ドリアン・グレイ役は、ちょっと前に観た「セブンス・サン 魔使いの弟子」でmy イケメンレーダーを反応させたベン・バーンズ。
この映画のベンもイケメン!なのですが、何だろう、色気とか妖しさがないというか、頑張ってアンなことコンなことしてたけど、無理してるな~とか、中途半端かも(BLシーンが特に)…という印象。奔放な放蕩と悪魔な所業を重ねて、どんどん美しくなっていくはずのドリアンなのに、はじめの頃のピュアなドリアンの時のベンのほうが、可愛くてキレイだったような。優しそうなイケメンなベンより、もっとで冷血ナルシストっぽい美男な俳優のほうが、ドリアン・グレイ役には相応しいのでは。
多くの英国映画ファンにとっては、ドリアン役のベン・バーンズよりも ヘンリー役のコリン・ファースがこの映画を観る目的になることでしょうか。
当代一の英国俳優といえば、今はコリン・ファースですよね~。この映画でも、完璧に理想的な英国紳士!長身で恰幅のいい堂々とした体躯に、上流階級の衣装がこれまた似合うんだわ。堂々と威厳ある雰囲気、皮肉で知的なユーモア、気品ある怪しさもコリンの魅力。ドリアンを堕落させる役なのですが、彼もあまり耽美でも退廃的でもなく、単なる遊び好きのおじさんみたいだった。ドリアンへの執着はかなり同性愛っぽく、コリンおじさまの美青年へ向けられる視線のねちっこさとか、おっと危ない♡な展開を期待させるのですが、残念ながらコリンおじさまのアンなことコンなことシーンはありません。終盤になると、フツーのおじさん、お父さんになっちゃうし。倒錯した変態なコリンが見たかった。演技的にはかなり物足りないかもしれないけど、時代劇のコリンが好きなファンなら観て損はないと思います。
↑ブリジョ3、キンギスマン2、メリー・ポピンズ続編など、休まずガンガン働いてる元気壮年コリンは、ルパート・エヴェレット!の監督作にも出演。伝説のアナカンカップルが、熟年になって復活ですか!オスカー・ワイルドの晩年を描いた伝記映画で、エヴェレット氏ご自身がワイルド役を演じてるらしいです新作以上に、若い頃のコリンの旧作が観たいんだよな~。「ひと月の夏」とか「恋の掟」とか、DVD化されんかな~。
主役が日本人俳優です。
オスカー・ワイルド自身が主人公の映画もあります。
え!ドリアン・グレイ日本版もあるんですね!その舞台、誰がドリアン・グレイ役なんでしょう。適役な男優、思いつかないわ~。退廃的な美青年じゃないとね~。
コリン・ファースの新作のひとつが、オスカー・ワイルドの自伝映画みたいなので楽しみ。ワイルド役はコリンではなく、監督を兼ねてるルパート・エヴェレット!アナカン再結成じゃん(^^♪
テレビでCMをしていたのでご存知の人もいるのでは。
「ドリアン・グレイ 日本舞台版」で検索するとわかると思います。
余談ですが以前「渾身」についてここでも触れていますが、劇場公開の頻度を巡って制作会社間で訴訟中らしく、そのために一般向けには販売・レンタルされないのでは?まだ地上波・BSのテレビ放送もしていないです。
中山優馬くんって、某事務所のさかなくんに似た人ですよね?!
アナカン、モーリス時代には、まだ腐女子なんて言葉、なかったですよね~。私は当時はお子ちゃまで、お耽美な英国美青年よりも、ハリウッドのタフガイとかコメディアンにときめいてました。
風と木の詩、衝撃的な漫画でしたね。お姉さまたちが愛読してたな~。
そうそう。イケメンだからって、BLが似合うわけではないんですよね~。ベン子さんとか、ぜんぜん美男じゃないけど、ゲイゲイしい色気がハンパないし。
私も色艶ほしいです!天竺に行けば見つかるでしょうか。ガンダ~ラ、ガンダ~ラ…
えびすこさん、こんばんは!
さかなくんの前のドリアン・グレイ!ちょっと知るのが怖いです~。
渾身、そんな事情があったんですね。佳作なので、DVDでたくさんの人に観てほしいのだけど。たたら侍は大丈夫なのかしらん。