まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

男前チャンバラ イッツ翔タイム②

2022-05-23 | 演劇
 三十郎にスターの座を奪われる坂東春之介役の近藤公園も、なかなか男前で美声。三十郎の親友で助監督の岡村役の入野自由は、有名な声優さんだとか。岡村役、男らしい青柳くんとお似合いの可愛いイケメンだったら、二人のブロマンスはもっと香しくなっただろうな。トホホだったのは、三十郎と恋に落ちる芸者役の人。元AKBと聞いて納得。演技といい風貌といい、志村けんのバカ殿の腰元レベルなんですよ。大人の事情な起用なんだろうけど、無名でもいいのでちゃんとした女優さんにしてほしかったです。スカッとジャパンなどイヤなおばさん役で人気の宍戸美和公も、芸者の一人で出演してました。演出がラサール石井だからかもしれませんが、全体的に演劇というよりコントみたいな舞台でした。ドタバタとギャグシーン満載なのですが、残念なことに私はあんまし笑えなかった。むしろ、もうちょっと真面目にやってほしいかも…とか思ってしまいました。

 明るく純粋な三十郎、背徳の悪漢である高円寺龍之介を二役のように演じる青柳くん。高円寺龍之介の十八番芸、舌を出して卑猥に腰を振る、が可愛かった!もうちょっとエロくやってほしかったけど。カッコカワイさは存分に発揮してたけど、色気のほうは希薄だったのが惜しまれます。役にのめりこむあまり、現実生活に支障が出てしまったり、自分自身を見失ってしまう三十郎ですが。役者の業の深さ、狂気とか破滅的な感じもほとんどなかった。いい子すぎ?

 書生みたいな普段着、高円寺龍之介の時の衣装、着物姿もカッコカワイいかったけど、海外ロケに出かける旅の船上での洋装もイケてた青柳くん。何を着ても似合いますね~。危険な戦場を利用して撮影を敢行する三十郎たちですが、映画に命を賭けてる心意気に感嘆というより、無謀すぎる!と呆れてしまった。もし今ハリウッドの映画人が、リアルな戦争シーン撮りたい!とウクライナでロケなんかしたら、大問題になるでしょうね。映画を愛する人たちのために、というよりもひたすらスクリーンの中で高円寺龍之介として生きたいだけの三十郎、そのためには自分だけでなく他人の犠牲をもいとわぬ狂気。コメディコント調でなければ、かなり怖い話になってたことでしょう。

 手に手をとって永遠にスクリーンの中で生きることになる三十郎と親友の岡村、というファンタジーなラスト。最近の演劇は映像も駆使することが多いんですね。三十郎と岡村の運命はBL的で、腐にはときめき度が高いものなのですが。二人にもうちょっと同性愛的な親密さがあれば、もっと切なく幸せな余韻が残ったはず。その点も惜しい。
 カーテンコール。三十郎じゃない青柳くんは、ドン・ジュアンのアイドルな藤ヶ谷太輔や、ガラ動のキャマカワいかった岡田将生と違い、すごく落ち着いた、ひょうひょうとしたところもある大人の男性って感じでした。キャスト・スタッフを代表して、観客に挨拶とお礼を述べる青柳くん。かんだ時に見せた苦笑いが可愛かったです。

 好きなイケメンを堪能した後は、おいしい夕食🍚大阪第四ビルにある洋食屋さん、ぶどう亭でステーキ&ハンバーグ定食をいただきマンモス(^^♪ひとりでも入りやすい店。ハラペコだけど小食な人にはちょうどいい量で美味しかったです。時どき大都会に出て演劇を楽しんで軽く美味しいもの食べて帰る。これが私のささやかな楽しみのひとつにすっかりなってしまってます。次はお江戸まで遠征して、大好きな俳優が主演の、あの人気魔法少年が大人になった設定の舞台劇を観に行きたいです(^^♪

↑ イケオジに進化中の青柳さん。大人の作品、演技での本格的主演作を熱望!

↑ 若い頃の青柳くん、可愛い!

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