暑中お見舞い申し上げます♪皆様どのような盛夏をお過ごしでしょうか。
芸能界、とんだ騒ぎになってますね。押尾学と酒井法子両容疑者、あんなパパとママだけは絶対イヤですよね。子供たちが可哀相。暑さで頭がヤられそうだけど、クスリで頭をヤられたりしてはいけません...
大原麗子の孤独死も衝撃的でした。華やかで可愛い素敵な女優だったのに。大輪の花って、散る時は無残なんだなあ。ご冥福をお祈りします...
お松の気分だけ世界旅行映画祭③
次なるは、おフランスのパリ。カフェで日がな一日、ボーギャルソンが声をかけてくるのを待ちたいです♪
ツアーガイドは、ソフト面もハード面も遺漏なく世話してくれそうなギャスパー・ウリエル
「パリ、恋人たちの2日間」
ジュリー・デルピーが主演と監督を兼ねたラブコメディ。
フランス人のマリオンとアメリカ人のジャックは、ニューヨーク在住のカップル。二人はヴェニスへの旅行を終え、パリにあるマリオンの実家に寄る。フランス人との言葉や感性の違いに困惑するジャックの前に、マリオンの元カレが次々と現れ...
いや~これ、評判通り面白かったです!笑えた!いちおうラブコメなんだろうけど、ハリウッド映画的な砂糖の効き過ぎたロマンチック&スウィート系ではなく、かなりシニカル&下ネタ系のユーモア(ウディ・アレン風味?)。カルチャー、恋愛、人生、セックス。フランス人とアメリカ人の噛み合わない融け合わない価値観が、愉快に描かれてます。
それにしてもフランス人って。何かイヤな連中だよなあ。すごく意地悪で傲慢。アメリカ人をバカにしきってる、いや、アメリカ人だけでなくフランス人以外はみんな下等だと思い込んでるみたい。マリオンの両親(いい味だしてるんですが)とか、ジャックをバカ扱いしまくってて、笑える半面ムカつきました。怒らないジャック、ほんと偉いと思った。怒らないからバカにされるんだろうけど。フランス人たち、アメ公アメ公とアメリカ人をバカにしてるけど、頑張って英語で話しかけてくる姿などは、何となく媚びてるようにも見える。強いけど根はお人よしなジャイアンにへつらいながらも内心では軽蔑してるスネオ、みたいな感じ?フランス人、ズルい国民性なのかなとも。
マリオンの恋愛観、あれってフランス女性では一般的なの?奔放というか、無神経というか。スゴいと感嘆するけど、私には無理だなあ。恥とか慎み、という日本人らしい感覚は大事にしたい...それと、フランス女ってホント議論好きですよねえ。上祐さんも真っ青な、アーイエバコーイウぶり。一緒にいて疲れそうだ。
ジャックを見てて、アメリカ人ってアホだけど善良で健全なんだなあ、と好感を抱きました。アメリカ人ってイメージ的には、ノーテンキで細かいことに拘らない人種、だけど、実際はとても神経過敏で道徳的で真面目で優しい?フランス人は一見クールで繊細そうだけど、実はアメリカ人よりノーテンキで調子がよくて何事にも無頓着でスケベ、という実態が暴かれた内容も笑えました。
皮肉たっぷりな台詞の数々が、とにかく笑えます。ちゃんと両親にパソコン操作の仕方を教えなさいよ!あんた教師でしょ!と文句を言うマリオンに、私が教えるのは痴呆老人じゃないのよ!と答える妹、とか。舗道に無断駐車してる車に傷をつけながら歩くマリオンのパパに驚いたジャックが、やめさせろ~!とマリオンに。パパ、やめなさいよ!やるなら夜にしなさい!なマリオン、とか傑作だったなあ。あと、マリオンとジャックが乗るタクシーの運ちゃんたちも、みんな珍妙です。特に、差別主義者の運ちゃんとマリオンの口論。ブラックな笑いが炸裂してます。
↑マリオンのママン(&パパも)、いい味だしてます。演じてるのは、実際にもジュリー・デルピーの両親だとか。デブにされてしまった猫も可愛い
監督もこなしたジュリー・デルピー、知的で皮肉屋な才女なんですね。フランス人とアメリカ人の中間点、みたいなキャラをコミカルかつエキセントリックに演じてて、秀逸なコメディエンヌぶりでした。フランス語と英語を自由自在に操るところもカッコいい。メガネかけてるとアラレちゃんみたいだった。さすがにオバサンになったけど、今でも可愛い。フランス女優って年齢を重ねると、若さと美貌を超越した味わい深さを備えるので素敵。
それにしてもデルPさん、母国であるフランスが嫌いなのでしょうか?この映画からは、フランスへの愛など微塵も感じられなかったもん。差別主義者でナチでファシストでクソバカ、それがフランス人よ!なんてマリオンの台詞が、デルPさんのフランス嫌いを象徴してたような。実際にも彼女、若くしてフランスを飛び出しアメリカへ移住した、超親米家なんですよね。
ジャック役のアダム・ゴールドバーグ、濃い!けど、なかなか可愛いイケメン。ちょっとジェイク・ギレンホール似?
ラスト近くに、ひょっこり登場するのが...きゃmy ドイツ愛人のダニエル・ブリュール
僕は妖精だよ♪とジャックに名乗り、彼の手を握る謎の男の子。ナンパしてるゲイ?それとも危ない不思議くん?ちょこっとしか出ませんが、相変わらず犬みたいで可愛いダニブリュでした。
パリの街並みを、観光気分味わい系にもオシャレ系にも撮ってないところにも、パリなんて花の都じゃないよ~という、ジュリー・デルピーの皮肉な本音が表れているようでした。
デルPさん、再び監督&主演した時代劇ホラー「伯爵夫人」(今年のフランス映画祭で上映。正式に日本公開して!)でも、ダニブリュを起用。まさか彼、デルPさんのお手つき男子?!イヤー!!
芸能界、とんだ騒ぎになってますね。押尾学と酒井法子両容疑者、あんなパパとママだけは絶対イヤですよね。子供たちが可哀相。暑さで頭がヤられそうだけど、クスリで頭をヤられたりしてはいけません...
大原麗子の孤独死も衝撃的でした。華やかで可愛い素敵な女優だったのに。大輪の花って、散る時は無残なんだなあ。ご冥福をお祈りします...
お松の気分だけ世界旅行映画祭③
次なるは、おフランスのパリ。カフェで日がな一日、ボーギャルソンが声をかけてくるのを待ちたいです♪
ツアーガイドは、ソフト面もハード面も遺漏なく世話してくれそうなギャスパー・ウリエル
「パリ、恋人たちの2日間」
ジュリー・デルピーが主演と監督を兼ねたラブコメディ。
フランス人のマリオンとアメリカ人のジャックは、ニューヨーク在住のカップル。二人はヴェニスへの旅行を終え、パリにあるマリオンの実家に寄る。フランス人との言葉や感性の違いに困惑するジャックの前に、マリオンの元カレが次々と現れ...
いや~これ、評判通り面白かったです!笑えた!いちおうラブコメなんだろうけど、ハリウッド映画的な砂糖の効き過ぎたロマンチック&スウィート系ではなく、かなりシニカル&下ネタ系のユーモア(ウディ・アレン風味?)。カルチャー、恋愛、人生、セックス。フランス人とアメリカ人の噛み合わない融け合わない価値観が、愉快に描かれてます。
それにしてもフランス人って。何かイヤな連中だよなあ。すごく意地悪で傲慢。アメリカ人をバカにしきってる、いや、アメリカ人だけでなくフランス人以外はみんな下等だと思い込んでるみたい。マリオンの両親(いい味だしてるんですが)とか、ジャックをバカ扱いしまくってて、笑える半面ムカつきました。怒らないジャック、ほんと偉いと思った。怒らないからバカにされるんだろうけど。フランス人たち、アメ公アメ公とアメリカ人をバカにしてるけど、頑張って英語で話しかけてくる姿などは、何となく媚びてるようにも見える。強いけど根はお人よしなジャイアンにへつらいながらも内心では軽蔑してるスネオ、みたいな感じ?フランス人、ズルい国民性なのかなとも。
マリオンの恋愛観、あれってフランス女性では一般的なの?奔放というか、無神経というか。スゴいと感嘆するけど、私には無理だなあ。恥とか慎み、という日本人らしい感覚は大事にしたい...それと、フランス女ってホント議論好きですよねえ。上祐さんも真っ青な、アーイエバコーイウぶり。一緒にいて疲れそうだ。
ジャックを見てて、アメリカ人ってアホだけど善良で健全なんだなあ、と好感を抱きました。アメリカ人ってイメージ的には、ノーテンキで細かいことに拘らない人種、だけど、実際はとても神経過敏で道徳的で真面目で優しい?フランス人は一見クールで繊細そうだけど、実はアメリカ人よりノーテンキで調子がよくて何事にも無頓着でスケベ、という実態が暴かれた内容も笑えました。
皮肉たっぷりな台詞の数々が、とにかく笑えます。ちゃんと両親にパソコン操作の仕方を教えなさいよ!あんた教師でしょ!と文句を言うマリオンに、私が教えるのは痴呆老人じゃないのよ!と答える妹、とか。舗道に無断駐車してる車に傷をつけながら歩くマリオンのパパに驚いたジャックが、やめさせろ~!とマリオンに。パパ、やめなさいよ!やるなら夜にしなさい!なマリオン、とか傑作だったなあ。あと、マリオンとジャックが乗るタクシーの運ちゃんたちも、みんな珍妙です。特に、差別主義者の運ちゃんとマリオンの口論。ブラックな笑いが炸裂してます。
↑マリオンのママン(&パパも)、いい味だしてます。演じてるのは、実際にもジュリー・デルピーの両親だとか。デブにされてしまった猫も可愛い
監督もこなしたジュリー・デルピー、知的で皮肉屋な才女なんですね。フランス人とアメリカ人の中間点、みたいなキャラをコミカルかつエキセントリックに演じてて、秀逸なコメディエンヌぶりでした。フランス語と英語を自由自在に操るところもカッコいい。メガネかけてるとアラレちゃんみたいだった。さすがにオバサンになったけど、今でも可愛い。フランス女優って年齢を重ねると、若さと美貌を超越した味わい深さを備えるので素敵。
それにしてもデルPさん、母国であるフランスが嫌いなのでしょうか?この映画からは、フランスへの愛など微塵も感じられなかったもん。差別主義者でナチでファシストでクソバカ、それがフランス人よ!なんてマリオンの台詞が、デルPさんのフランス嫌いを象徴してたような。実際にも彼女、若くしてフランスを飛び出しアメリカへ移住した、超親米家なんですよね。
ジャック役のアダム・ゴールドバーグ、濃い!けど、なかなか可愛いイケメン。ちょっとジェイク・ギレンホール似?
ラスト近くに、ひょっこり登場するのが...きゃmy ドイツ愛人のダニエル・ブリュール
僕は妖精だよ♪とジャックに名乗り、彼の手を握る謎の男の子。ナンパしてるゲイ?それとも危ない不思議くん?ちょこっとしか出ませんが、相変わらず犬みたいで可愛いダニブリュでした。
パリの街並みを、観光気分味わい系にもオシャレ系にも撮ってないところにも、パリなんて花の都じゃないよ~という、ジュリー・デルピーの皮肉な本音が表れているようでした。
デルPさん、再び監督&主演した時代劇ホラー「伯爵夫人」(今年のフランス映画祭で上映。正式に日本公開して!)でも、ダニブリュを起用。まさか彼、デルPさんのお手つき男子?!イヤー!!