まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

毒トモ!

2009-03-27 | フランス、ベルギー映画
 今、録画してたmusic loversスペシャルを観ながらブログってるのですが...
 何これ~?嵐showじゃん。嵐、嫌いじゃないからいいけど、これが他のジャニグループだったら、とても観てらんない番組になってたことでしょう。
 嵐の歌、結構好きなんです。山田太郎ものがたりの主題歌とか、yeah yeah yeah~♪カラオケ行くと必ず歌います。新曲のblieveも、良い曲ですね。失くした夢も取り戻すから~♪のとこの足の動きが好き。でも、ほんと開き直った口パク(笑)嵐はもうこれでOKなことになってるの?松じゅんと大野の顔が、異様に不自然な黒さなのが怖かったけど...櫻井くんは、やっぱ可愛い♪
 他の出演者は、ほとんど嵐の前座扱い。だからか、そんなに大物は出てませんでした。それにしてもエグザイル、いったい何人になったの(笑)モーニング娘化してますね。もう誰が誰だかワケワカメ。ダパンプがこっそり入っても分かんないかも?私、マツのファンなんですが、マツは?マツはいづこ?状態だったし。
 意味不明で不必要、しかも私が超苦手なタレントばかりが客席ゲスト。おヅラともあきとか、誰に需要があるのかなあ。彼のアップやコメントなんかに割く時間があれば、櫻井くんやエグザイルを映せよ~仲間ユキエもさあ、司会の仕事ぐらい藤原ノリカに分けてやれよ~
 今夜録画したミュージックステーションスペシャルも、早送りの刑しまくりで15分ぐらいで観終わりそうです♪

 お松の第3回独りフランス映画祭②
 「Les Amitiés maléfiques」
 最近お気にのボーギャルソン、マリク・ジディ主演の青春ドラマ。タイトルは、日本語に訳すと“邪悪な友情”?英題は“Poison Friends”です。
 大学で文学を専攻するエロワとアレクサンドルは、優秀で才気煥発なアンドレに魅せられ彼を崇拝するように。アンドレの歪んだ自信と嫉妬心に翻弄されながらも、二人は友情に忠実であろうとするが...
 いるいる~アンドレみたいな奴。自分より下な人間を見つけ出し、ハッタリや調子のよさ、親切ごかしで感謝させたり信用させたりして、自分の子分にしちゃうのが巧い奴。そして、子分から賞賛や卑屈を引き出して、俺ってスゴいだろ?おまえらより上だろ?と悦に入る奴。明らかに自分より下な奴としか付き合わず、自分より上な者は無視か敵視。大物ぶってるわりには小心狭量で、子分の幸せや成功が絶対に許せず、邪魔したり妨害したりする奴。ちょっと見た目や頭が良いだけで自分を過大評価、周囲を見下し傷つけて平然としてる奴。アンドレは、結局それがアダになって自滅するのですが、実際にはこーいう奴にかぎって図太く生きてるので、あんましアンドレが反面教師にならないところが、理不尽でシビアな世の中です。
 アンドレみたいな奴の餌食というか踏み台というか精神的痰つぼというか、崇められて頼れる自分より上な人間が必要、なエロワやアレクサンドルみたいな奴らに、何だかイヤな共感を覚える。私もそっちの傾向があるし。ある意味、三人は割れ鍋に綴じ蓋みたいな関係?いいように扱われ、見下されても交友をやめないエロワとアレクサンドルに、イライラ!そんなの友情じゃないだろ!目を覚ませ!と怒鳴りたくなる、けど、離れがたい気持ちも理解できる...
 3人みたいな関係って、女より男のほうに成立しやすいのかな。女は自分を見下す相手に依存はしても、それは計算高い妥協からくる付き合いで、内心では嫌悪や反発を抱くもの。その点、男は純真だよな~とエロワとアレクサンドルを見ていて思いました。
 エロワとアレクサンドルが、それほどアンドレに酷い目に遭ってないのが、ちょっと物足りないかも。アンドレのやることが案外セコいので、エロワとアレクサンドルが受けるショックもダメージも大したことないんですよねえ。もっと有毒な影響を及ぼし及ぼされる3人にしてほしかった。ラストの立場の逆転も、あまり爽快なカタルシスを得られなかった。みじめに落ちぶれたアンドレ、ザマー見ろ!というより、ちょっと可哀相かも、だったし。
  
 エロワ役でセザール賞新人賞を獲得したのが、お目当てのマリク・ジディうきゃー!めっちゃ可愛いやんけ~ほんと、知的で優しそうで繊細そうで、フランス男にしては濃くない爽やかなイケメン!若い頃のケヴィン・コスナーを、ほっそり上品に可愛らしく賢そうにした感じ?この映画の時には、すでに30歳?全然そーは見えません!可愛いけど甘えん坊ってタイプではなく、こっちが甘えて癒されたいと思わせる優しい大人っぽさも魅力。とにかく、ホントかっこかわいかった!もっと彼の作品、観たい!
 
 肝心かなめのアンドレが、あまりカリスマや魅惑的な邪悪さを感じさせるルックスじゃないのが、ちょっと残念。ルイ・ガレルとかだとピッタリなのに。アレクサンドル役の俳優は、ちょっと濃いけど猿系な可愛い男子でした。エロワのママを、ドミニク・ブランが好演。
 文学に関する会話が、高尚すぎてチンプンカンプン。勉強に熱心で真摯なエロワたち。日本の大学生は見習わないとね。
 こーいう青春ものを、日本でもドラマ化や映画化すればいいのにな。もしジャポンでリメイクされるとしたら、理想キャストは...
 
 エロワ・・・瑛太
 アンドレ・・・櫻井翔
 アレクサンドル・・・伊藤淳史

 こんなん出ましたけどぉ~?一見いい奴だけど実は最低野郎な優等生、なんて役する櫻井くん見てみたいです♪
  
 ↑30過ぎには見えないマリくん。若きブラームスを演じている「クララ・シューマンの愛」日本公開決定で狂喜!アンドレ・テシネ監督の“Les temps qui changent”では、カトリーヌ・ドヌーヴのゲイ!の息子役、ギャスパー・ウリエル主演の“Jacquou le Croquant”やキアラ・マストロヤンニ主演の“Un chat un chat ”なども、DVDスルーでもいいので観たい~!
 
 
コメント
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