意外と社会派(予定)

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政治家評  4  原口 一博 2

2011年05月07日 | 政治
元総務大臣ですね。
現在は完全に外されてますけど。

そんなことはどうでもいいのだけど、先日、テレビに出て、政府が子供に対する年間被曝許容量を『20ミリシーベルト』と決定したことについて、「基準が高すぎる」と猛批判をして、基準を見直すようとこういった。

『子供たちを護りたいのです』

この弁にどのくらいの人間がだまされただろう?
護りたいのは自身の政治生命でしょう!!

赤熊にはこの年間被曝量の『20m㏜』が良いのか悪いのか判別はつかない。
国際的な許容量を超えていると思うが、国際的が正しいとする保証はどこにもない。

まぁ、研究によって成人なら年間50m㏜を被曝しても特に問題ない・・・とされているくらいか。(原発関連の人が5m㏜で何らかのガンで労災認定を受けますけど、労災基準はこれに限らずおかしいのです)
そこから考えると、20m㏜は問題ないと考えられなくもない。
どちらの言い分が正しいかわからないが、『多いより少ない方がいいだろう』ということぐらいでしょうね。

なので、氏の主張が正当かどうか解らんし、この基準に決めた成立過程を見ても不可思議な経緯を辿っているので見直すこと自体は賛成ではある。
気になるのは「本当に子供を救いたいのか?」である。
赤熊はここを疑わしいと思っている。

氏はメディアで訴えるだけなのである。
それだけで政府が基準を改めるのか?
見込みは薄いでしょう。
本当に子供を救いたいというのならば、なぜ、相応の行動をとらないのだろう?
氏は与党の議員である。
その立場にある。
政府与党が一番嫌う行動は何かを考え、それと引き換えに取引をすればいいのである。

この場合、離党だろう。
期限を切り、要求を聞き届けられないならば、自分と自分に賛同する人間を引き連れて離党すると宣言すべきである。
人数を集めることができれば、政府は従わざるをおえないでしょう。
ただし、集めきれても集めきれなくても政治生命を失いかねない。
他の政治家がそんなことをする政治家に信用を置かないでしょうから。

そういう風に行動しているのであるのならば、赤熊も、まぁ、その言葉に信憑性はあると思うものの、結局はメディアで訴えて終わり・・・なのである。
その後、何もしないでしょう。
だからこそ思うのである。
子供の命ではなく、政治生命を護りたいのだろうと・・・。

もちろん、そんなことを本人に聞いても否定するでしょう。
しかし、他人の胸中など解らないし、嘘もつけるものです。
それ故に、行動で信用を図ることしかできないのです。

管政権には『ほとほと呆れた』といいつつ、民主党に居座り、失脚した時の次を狙っている・・・まぁ、この人にとってはそれが一番うまみがあるでしょうが・・・。
そんなことに子供を利用するな!!

とだけは赤熊は言っておきます。

政治家評4  原口一博