意外と社会派(予定)

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赤熊が内閣不信任案を出せと言わない理由

2011年05月28日 | 政治
6月の上旬にも自民党が内閣不信任案を出すとか出さないとか?

まぁ、そこは良いのですけど、よく自民党に内閣不信任案を早く出せという人がいる。
でも、赤熊は自民党に一度も不信任案を出せって言ったことない。

というのも、自民党には不信任案を出すべき意味がないからだ。
もちろん、意義はある。
でも、メリットがないのである。

自民党の最大の狙い・・・一番の利益になることは解散総選挙でしょう。
現在の状況で総選挙をすれば、自民が大量議席を獲得できるでしょう。
しかし、これは極めて難しい。
絶対に無理というわけではないでしょうが、『被災地の状況が~』ではなく、民主党にとって政権を手放すことに意味がないので民主党議員(管派、小沢派両方とも)は死守するでしょう。
てか、この一点で民主党はまとまっているだけでしょうけど。

となると次点は、管を退陣させ次政権との期限を切った連立政権樹立か?
一時的な連立政権を作り、国難を乗り越えようということですね。
ただ問題は、これは組める相手かいるかどうか?

要は反管の筆頭の小沢と鳩山と組めるか?です。
でも、自民党的には小沢は公判を抱えており、国を誤らせたルーピーと組むのは論外でしょう。
となると、いわゆる中間派というものになるが、実態が不明瞭で数も少ない。
到底、組むべき勢力ではない。

要するに、出したところで無意味なのである。

他にも色々と考えたが、自民党にとって一番有利なのは、このまま何もしないで総選挙だろう。
今後、民主党がどうあがいたところで、この失点を覆せることはない。
なら、それまでゆっくり待てばいい。

そう考えると、不信任案を出さないほうが有利ではある。
否決されれば却って、自民党の求心力が落ちたイメージがつくのでださない方がいいでしょう。
まぁ、出さないなら出さないで求心力は落ちそうですから、不信任案を出して否決され管を変えない(信任される)でも、そう結果は変わらないので出してもいでしょうが。

まぁ、日本にとっては最悪ですけど。(※)

万一、出して不信任案が通ると管は辞任しなければならず、その後、どの議員が選出されたとしても民主党の面々では政治は一切動かないでしょう。
次の人物が自民党と期間限定で組むと決断できれば違ってくるのでしょうが・・・そういう人物なら、とっくに民主党から離党しているでしょうね。
望むべくことではないです。

通っても通らなくても変わらないのなら、自民党の判断に委ねてよいと思う。
出しても出さなくても文句言わず、少し政局が動いた程度のこととして、あらかた無視したほうがいいでしょうね。

※ 日本にとっての最良は、管が今すぐ自発的に解散総選挙を行い、民主党が消滅することです。