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1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

トヨタ自動車が2012年にウラジオストックで自動車生産開始

2011-02-11 | ラジオ
トヨタ自動車は2012年にロシア極東ウラジオストックで、三井物産とロシアの自動車メーカー・ソレルスと共に乗用車の生産を開始する。
生産されるのはオフロード車で、最大で年間3万台の生産を見込んでいる。

第一段階ではソレルスの生産工場を活用し、トヨタは組み立て用の部品を輸出、三井物産が鉄道を利用して車の輸送を担当することになる。

トヨタ自動車はロシア極東で自社製品を生産する、日本初の自動車メーカーとなる。

成功は洗濯機の中に―P&Gトヨタより強い会社が
日本の消費者に学んだこと


市橋 和彦
プレジデント社


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2月10日放送 ロシアの声・ニュース

日本の北方領土の日に付いて

2011-02-11 | ラジオ
ロシア政府はロシアに対する日本指導部の複数の発言を、許せないものとして抗議し、7日に発表された日本外務省の声明の中で述べられている、日本の領土要求を受け入れられないと退けた。

2月7日は日本では、いわゆる北方領土の日に当たっているが、今年は特に過激で領土を求めるデモ参加たちはロシア国旗を侮辱するという行動に出た。
また日本指導部の対応も過激で、菅首相などはメドヴェージェフ大統領の南クリル訪問を許しがたい暴挙とまで呼んだ

こうした行動に対するロシア側の反応は、当然厳しいものとなった。ラヴロフ外務大臣は、この件に付いてテレビで特別に発言し次のように述べている。
「菅首相のああした表現は明らかに外交的なものではない。恐らく日本指導部は、今年絶対に受け入れられない形で、自らの不満をデモンストレーションした、日本の非政府組織に遅れまいと決めたのだろう」
ラブロフ外相は、このように述べている。

菅総理大臣の発言に付いて、ロシア科学アカデミー極東研究所の主任研究員は、ロシアの声の取材に対し次のようにコメントしている。
「何よりも悲しく残念なのは、首相が国の長として持つべき初歩的な外交的な技量を持っておられないことだ。
つい先日まで権力の座にあった自由民主党の指導者達は、そうした抗議をするためにもっとしっかり用意ができていた。
日本は前の指導部の際、あったようなロシアとの対話におけるテンポと立場を失ってしまった。
それゆえ現指導部にとって唯一の出口は、強硬的な立場だった。まして国内政治的な状況があるわけだから尚更だ。
今の内閣は足場をかなり、ぐらつかせており、野党は国会の解散を求め、至る所で菅内閣がいつまで持つかといった予測がなされている」
主任研究員は、このように述べている。

続いてデモ隊がロシア大使館の前で行った、ロシア国旗を引きずるといった行為も、ロシアで大きなショックを呼び起こした。
これに付いて極東研究所副所長は、次のように述べている。
「ロシア大使館前でなされたああした行為は、一部の過激な人達による狼藉として冷たく笑って済ませるレベルを越えている。
日本政府は、ああした事が起こるだろうという事に付いて、間接的に或いは恐らく直接よく分かっていただろう。
反ロシア・ヒステリーを煽る日本の過激派団体に対する、国の予算からの歳出を日本政府は増やすつもりだとするデータさへある。
ああした行為に付いては残念としか言いようがなく憤りを感じる」
副所長は、このように述べている。

ロシアのプリホチコ大統領補佐官は、日本側に対し今回、クリルの島々はロシアの主権下にある領土であり、この問題が見直されることはあり得ない。この様に注意を促し、ロシア大統領は国内のあらゆる場所を訪問し、ロシア国民のために切実な課題を解決している。その事に付いて誰かの許しを得る必要など少しもない、このように指摘した。

2月8日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

ロシアで夏時間と冬時間への移行を廃止

2011-02-10 | ラジオ
ロシアでは今年の秋から冬時間への移行が廃止される。
ロシアのメドヴェージェフ大統領は8日、若い学者らと会談した席で伝えた。
メドヴェージェフ大統領は夏時間と冬時間の移行に付いて、人間のバイオリズムを乱すものだとの考えを表し、冬時間への移行を廃止する今回の措置は有益な影響を及ぼすだろうとの核心を示した。

大統領は冬時間から夏時間への移行によって、睡眠時間が1時間減ることでストレスと病気を引き起こす可能性があるとの見解を表した。
夏時間と冬時間制度は多くの国で採用されており、ロシアでは1981年から導入されている。

潜在能力が目覚めるバイオリズムー
あなたを100%成功させるルールー


溝口 耕児
ビジネス社


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2月9日放送 ロシアの声・ニュース

アメリカの雑誌『TIME』が発表した世界の独裁者リストトップ10(2)

2011-02-10 | ラジオ
アメリカ行政府はムバラク退陣に付いて、野党勢力と積極的な交渉を続けている。事実上アメリカは状況をシミュレーションできておらず、単にハッキリとしたことを確認しているに過ぎない。
新しい現実をつくり、状況を自分達のコントロール下に置こうと試みている。
今回の世界の独裁者トップ10というリストの発表も、そうした試みの一つといえる。

日本人だけが知らないアメリカ「世界支配」の終わり

カレル・ヴァン・ウォルフレン
徳間書店


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ムバラクもエジプトにイスラム過激派達が、空いた空白を埋める可能性が十分ある。
そうなるとムバラク時代は極めて平和な時代であったと、思い起こされることになるだろう。
自分達こそ現代文明のリーダーであり、グローバルな安全に責任を持つと、自負しているアメリカは、その使命を果たして演じ得るのだろうか。

これに付いて政治学プログラム研究所所長は、ロシアの声からのインタビューに対し次のように述べている。
「アメリカの立場の或いは行動の多くの点に困惑している。対エジプト関係における、アメリカの振る舞いは発作的であり、よく考えられたものとは言えない。
ムバラク大統領が30年間、イスラム原理主義者の影響を出来得る限り抑えたということは、皆が認めることだ。
事実上ムバラク大統領はムスリム同胞団の政治的な役割をゼロにした。そしてイスラエルの安全保障においても、極めて大きな役割を果たしたのが他ならぬムバラクのエジプトだ。率直に言えば抗議行動している人々の数が、何百万人というわけでも無いのに、またムバラク大統領が彼の支持者と反対者の間の対立によって、退陣を避ける充分な力を持っているのに、アメリカはああした行動を取っているのだ。
ムバラク退陣は中東全体でドミノ効果を齎す可能性がある」
ロシア政治学プログラム研究所所長は、このように指摘している。

北朝鮮の金正日総書記が雑誌『TIME』の、世界の独裁者トップ10に入ることには何の疑いもない。
しかし彼にしても、またルカシェンコ大統領、アフマディネジャド大統領にしても、それぞれの国々における彼らの立場は、かなり堅固であり直ぐに指導者のイスから、ほっぽり出されるということは無いと思われる。
しかし幾つかのアラブ諸国のリーダー達は、チュニジアのベンアリ大統領の二の舞になる運命を辿る可能性が充分出てきた。
それは果たして、より安全な別の世界を構築する助けになるのかどうか、この点は大きな疑問と思われる。

世界権力者 人物図鑑 世界と日本を動かす本当の支配者たち

副島 隆彦
日本文芸社


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(???)は何と言っているのか不明

2月6日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望

アメリカの雑誌『TIME』が発表した世界の独裁者リストトップ10(1)

2011-02-09 | ラジオ
エジプトのムバラク大統領は、アメリカの有力雑誌『TIME』が発表した、権力を簒奪し国民の基本的な民主的な自由を奪った、世界の独裁者および先制君主トップ10の(???)した。
ムバラク大統領に続いてこのリストにトップ10に入っているのは、順に申し上げるとイエメンのサレハ大統領、北朝鮮の金正日総書記、ベラルーシのルカシェンコ大統領そしてスーダンのバシール大統領、以上がベスト5だ。
この他リストには常連のイランのアフマディネジャド大統領のほか、タジキスタン、サウジアラビア、ジンバブエそしてアルジェリアの指導者が入っている。

冷戦下・アメリカの対中東戦略―歴代の米大統領は中東危機にどう決断したか
(パレスチナ選書)


ジョージ レンツォウスキー
第三書館


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専門家達は世界の、このいわゆる悪役リストに、以前からアメリカの敵とされてきたリビアのカダフィ大佐やベネズエラのチャベス大統領が入っていない点を特に指摘している。
独裁者達は開かれた選挙を秘めた民主的な自由の欠如、また野党勢力への弾圧や長期支配、権力の私物化、世襲化といった点で強く非難されている。

ここで興味深いのは或いは好奇心を持ってしまうのは、雑誌『TIME』のリストの中にアメリカの勢力化にある国々の指導者が、少なくない数で今回ランクインしている点だ。
例えばイエメンは、この地域におけるテロリズムとの闘いにおいて、アメリカのいわゆる(???)、サウジアラビアは事実上、政治そして国防分野でのアメリカの同盟国といった存在だ。
しかしこの雑誌『TIME』のリストで最も思いがけないものは、やはりムバラク大統領がトップになったという点だろう。

もちろんリスト作成者の主観に変化があったのだと思われるが、エジプトそして、この国の大統領は何十年にもわたってアメリカにとっては、頼りに出来る予測可能なパートナーだった。
しかし今やエジプトは革命の時期を迎え、アラブイスラム世界の民度が高まっててるなかでエジプトの大統領は、アメリカ政府の利益代表といった役割を終え勘定から外されてしまった。

過激派で読む世界地図 (ちくま新書)

宮田 律
筑摩書房


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(???)は何と言っているのか不明
アメリカの雑誌『TIME』が発表した世界の独裁者リストトップ10(2)へ続く

2月6日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望

先週一週間の青森での出来事(308)

2011-02-08 | 青森
1月31日~2月6日まで、青森県内の出来事をテキトーにピックアップ

■31日、平川市碇ケ関で同地点の観測史上最低となる氷点下15.7度
■31日、県内の私立高校で2011年度入試の願書受け開始
■県議会各会派の議員控室・執務室に喫煙ボックスを設置、リース料は公費で年400万円の負担
年400万円なら障害者を雇用するという発想がなし。行政も議会も最低レベルの青森県
■東北森林管理局青森事務所が白神山地への入山者動向調査検討
■31日、連合青森は県経営者協会に対し、5100円以上の賃上げや非正規労働者の処遇改善などを求める要請書を提出

■31日、農林水産省の指示に基づき県内の養鶏場181カ所を対象とした衛生管理の一斉点検をスタート
■八戸の大型店、28カ月ぶり売上増
■31日、宮城県庁で「北海道東北地方知事会・広域連携等に関する検討会議」初会合
■31日、兄を鉄パイプで殴り殺そうとしたとして、殺人未遂の疑いで八戸市に住む61歳の男を逮捕
■おいらせ町の介護福祉課の男性職員(29)が身障者手帳交付など町民から申請された事務計114件の処理を怠っていたして町長は責任を取り、2 月の給与の10%を減額

■31日、東奥学園高校の元講師が雇い止めされたのは不当とし学校法人東奥学園に講師としての地位確認と賃金支払いを求めた訴訟で、最高裁第1小 法廷は学園側の上告を棄却

最高裁の暗闘 少数意見が時代を切り開く
(朝日新書)


山口 進,宮地ゆう
朝日新聞出版


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■31日、県は「あすなろ」(青森市)、「さわらび」(弘前市)の両県立医療療育センターを2013年度から福祉型施設に転換し、常勤医のいる診 療所を併設するとした「整備基本構想案」を取りまとめ
■県知事が保有していた三村興業社(本社・おいらせ町)の株式15万7250株を贈与する手続きが完了
■2月1日、八戸市で同居していた弟に鉄パイプで殴られた63歳の兄が死亡

現代殺人百科

コリン ウィルソン,ドナルド シーマン
青土社


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■1日、管工事業の三英設備工業(弘前市)が破産申請、負債額は約2億7千万円

■連日の大雪で救急搬送に影響

最新図解 救命・応急手当の手引き

日本救急医学会
小学館


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■1日、みちのく銀行が豪雪の被害を受けた個人、事業者向けに救済融資
■1日、1968年の十勝沖地震の津波被害を撮影した八戸海上保安部保管の写真展
■1日、市民団体「県タバコ問題懇談会」は、県議会議員控室付近に喫煙所を設置中止を県議会議長宛てに申し入れ
■県は鳥インフル発生時に県職員500人動員

■1日、青森市新町にある木造3階建ての空きビルの屋根が雪の重みで倒壊
■1日、「伊達直人」を名乗る男性が、青森市の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に寄贈した虎の面に買い手が現れ、売上金は寄付
■1日、津軽鉄道が「合格列車」の運行開始
■1日、県の2011年度当初予算の知事査定が始まる
■県は電気事業連合会に総額10億円の支援要請

■青森市長島にある五拾壹番館ギャラリーが、今年12月末で閉館し、34年の歴史に幕を下ろす
■八戸保健所管内の病院に新型インフルエンザで入院していた20代゛女性が死亡、インフルエンザで今冬初の死亡者
■2日、県が2020年度を目標とする新たな「県果樹農業振興計画」案を取りまとめ
■2日、県司法書士会が三戸町の県立三戸高校で法律講座
■2日、東京・明治座の弁当に深浦町の「つるつるわかめ」

■むつ市の特別養護老人ホームみちのく荘の「まるめろ通信」が、全国老人福祉施設協議会の広報コンテスト・広報紙部門で最優秀賞
■3日、弘前市が除排雪経費2億円を追加する2010年度一般会計補正予算の専決処分
■青森市が取得を目指している旧県青年の家の修繕費が2億9000万円
■3日、むつ保健所管内にインフルエンザ警報
■3日、弘前市鬼沢地区の鬼神社で伝統行事の裸参り

■田子町が町名産の「たっこにんにく」のPR用イメージキャラクターの名前を募集
■岩木山麓にある嶽温泉郷で熊や鹿といった野生動物の肉を使ったソーセージなどが「ジビエ料理(狩人料理)」として売り出される
■3~4日、むつ市料理飲食店組合の店主らが、同市中心部の飲食店街「ふれあい通り」で路上の雪かき
■3~5日、青森市文化会館で「全国商工会議所観光振興大会in青森」
■青森市で長年放置されている空き家屋根からの落雪や雪の重みによる倒壊などが問題化

■2010年季(09年12月から10年11月)、西目屋村のクマタカ繁殖率75%
■2010年度「全国俳句大会」ジュニアの部で五戸町又重小学校の小学1年生の女子児童が大賞
■4日、青森市で屋根の雪下ろしをしていた男性が雪に埋もれ死亡
■4日、衣料品店とコンビニエンスストアを経営するカネミツタザワ(弘前市)が自己破産申請、負債額は約1億2千万円
■4日、東北町歴史民俗資料館で旧小正月の伝統行事「雪中田植え」

■4日、十和田湖冬物語が開幕
■5日、平川市の尾上総合高校のPTAを中心とした有志らによる演劇「ホームステイのナミダ」
■5日、青森公立大学国際芸術センター青森で「国際ダンスワークショップ ショーネッド・ヒューズ青森プロジェクト2011」
■5日、七戸町の町立七戸体育館で「みちのくそば博覧会」
■十和田市が2009年度末で約15億5千万円に上る市立中央病院の不良債務を、市が全額肩代わりし、早期に返済する方針

■5日、民謡民舞全国大会・民舞の部で内閣総理大臣賞を受賞した津軽手踊り団体「日本民謡協会青森平内」が青森市内のホテルで祝賀会
■5日、八戸市博物館で企画展「えんぶり展」と「ひな人形展」が始まる
■5日、連合青森が2011春闘の討論集会
■県議会喫煙所問題に抗議電話次々
■5日、下風呂漁港で「ゆかい村鮟鱇(あんこう)まつり」

■5日、嶽温泉郷と百沢温泉郷で「冬の岩木山・湯めぐりと角巻き体験」始まる
■元小結の岩木山が5月に東京・国技館で引退相撲
■5日、黒石市で「温泉郷雪まつり」開幕
■5日、3月5日に導入する東北新幹線・新型車両E5系「はやぶさ」の指定席特急券を全国一斉販売
■5日、深浦町で「グルメinふかうら」始まる

■5~7日、八戸市の宝飾・時計店で締めて3億5千万円相当のプラチナ製の動物34匹を展示

傑作腕時計大全 永久保存版 時計Begin責任編集
The Complete Book of Master Timepieces (別冊Begin)
(別冊ビギン)


時計Begin責任編集
世界文化社


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■県の2011年度一般会計当初予算の総額は3年連続の6900億円台になることが確実
■五所川原市で干し餅作り盛ん
■6日、県営スケート場で氷上綱引き大会
■6日、風間浦村で「第18回布海苔(ふのり)採り体験ツアー」始まる

■九州新幹線鹿児島ルート全線開業を前に、鹿児島市が桜島大根を青森市に寄贈
■2010年の船からの転落など海上での人身事故は82人に上り前年より9人増
■むつ市の煎餅製造会社が白ごま煎餅にだるまの絵柄や「当」の文字を入れた「当せんべい」を発売
■6日、鰺ケ沢町の秋田犬わさおを「世界遺産活動 特別大使“犬”(ワンバサダー)」に任命
■6日、東通村の東通原発1号機で第4回定期検査を開始

■6日、県聴覚障害者情報センターで聴覚障害者のオリンピック・第17回冬季デフリンピック(スロバキア)に参加する県勢選手とスタッフ計9人の壮行会

みんなともだち 手話イチ・ニッ・サン
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東奥日報、NHK青森放送

チュニジアとエジプトからドミノ効果

2011-02-07 | ラジオ
チュニジアとエジプトの権威主義体制打倒を目指すデモ運動は、前例のないものであり、周辺諸国にドミノ効果を生み出している。
ヨルダン、イエメン、シリア、アルジェリアの各国政府は、チュニジアからエジプトに飛び火した動きを阻止するため、思い切った経済政治改革の実施を約束している。

フランスの専門家であるドゾン氏は、ロシアの声とのインタビューのなかで、次のように語っている。
「これはドミノ現象だ。多くのアラブ諸国では、現体制への不満が存在している。そしてそれは周辺諸国に飛び火するものだ。
しかし全て同じ筋書きのもとで進んでいるのではない。チュニジア、エジプト、イエメン、シリアなどそれぞれの国毎に特別な歴史がある」
フランスの専門家は、このように発言している。

今日4日はシリアでは、圧制記念日となっている。アサド大統領の反対勢力は、選挙制度の拡大、汚職の取り締まり、言論の自由、貧困層への支援、戒厳令の解除などを求めている。シリアでの戒厳令は1963年に、現在の与党であるアラブ社会党が政権に就いて以来、一貫して敷かれているものだ。
また3日にはイエメンの首都サヌアで、現大統領に反対する勢力による大規模なデモが鎮圧された。
チュニスやカイロでの場合と同じく、腐敗した現政権の退陣を求めている。支持派と反対派との間の衝突を恐れたサレフ大統領は、2013年に行われる次期大統領選への出馬の断念を表明している。

一方のエジプトではデモ勢力は引き続き、ムバラク大統領の即時辞任を求めている。EUおよびアメリカは、そのような要求を事実上支持しており、アメリカ政府はエジプト政府との間で、平和的な政権移譲の方法に付いて議論を行っている。

ロシアの東洋学者であるアフメドフさんの意見を紹介する。
「アメリカはエジプトでの動きを抑制し、迅速な危機克服を目指している。その目的としては、(???)におけるアメリカの国益を守り、エジプト及び近隣諸国での重要な政治事件をコントロールすることにある」

原理主義とは何か―アメリカ、中東から日本まで
(講談社現代新書)


小川 忠
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(???)は男性アナウンサーの言葉が出ておらず、何と言ったのか不明

2月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

2010年の露中関係に付いて、戦略的パートナーシップを強化したロシアと中国(2)

2011-02-06 | ラジオ
副所長は昨年2010年、ロシア、中国はエネルギー分野の協力において新たなレベル(女性アナウンサーは「ラベル」と言った)に出たと考えている。と同時にパイプラインを通って、東シベリア産石油の供給が開始されても、ロシアが中国に際限なく石油輸出を行うと考えるのはラディカルな発想だとして、これを退けた。
「これは単なるロシア産石油の輸出ではない。2010年、露中はエネルギー分野の協力で質的な向上を遂げた。
これは原子力、電気エネルギー、液化天然ガス供給、ガスパイプラインの敷設において新たな歩みが取られたことを示している。
エネルギー施設の共同開発についても、重要な契約がいくつか結ばれているが、これはすでに機械製作でハイテク分野の協力が行われていると言えるということだ。
最も重要なのはシベリア極東の天然資源産地で、ロシア企業とともに開発を行うため、中国からの大型投資を呼び込む約束ができているということだ」

副所長は2010年に、露中の投資関係が強化されたと捉えている。
「2010年、シベリア及び極東のロシアの中小企業が、活発に中国へと進出するという新たな傾向が見られた。
中国で土地を借り、企業が買収され小型プロジェクトが開始されている。ロシア人ビジネスマン達は、事業の体系が明確な中国に資金を預けるようになってきている。これは新たな現象と言える」

2011年、両国は経済関係を質的に多角化するという主要な課題を背負っている。これは何よりもまずハイテク分野の協力を通して実現されなければならない。
副所長は露中はこの分野に用いるポテンシャルを、まだ充分に発揮していないと考えている。

1月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

2010年の露中関係に付いて、戦略的パートナーシップを強化したロシアと中国(1)

2011-02-05 | ラジオ
ロシアの声では昨年2010年のロシア・中国の関係を総括し、ロシア科学アカデミー極東研究所副所長にインタビューをとった。
副所長は2010年の露中の両国関係は、アジアの安全保障コンセプトを共同で構築するというイニシアチブ、エネルギー分野のブレイクスルー、そして中国におけるロシアの中小企業ブームの3点にまとめられると答えている。

副所長は露中は戦略的パートナーシップ精神に基づき、それぞれの国益と国際政治における課題の共通性を明確に形成したと捉えている。
アジア太平洋地域のパートナー達に対し、共通の安全保障コンセプトを討議するよう提案したこともその一つであり、両国は他国の国益を損なう形で全体の安全保障を確保するということは決してならず、これは分かちがたい地域的な安全保障を有していると考えている。

「南北朝鮮の紛争、台湾をめぐる緊張、日中の領土問題をめぐる論争はアジア太平洋地域に重苦しい雰囲気を形成している。ここには信頼が足りない。そしてもちろんロシア、中国がアジアに共通の安全保障を形成しようとするイニシアチブは、この信頼を強化することを目的としている。
また地域紛争及び、より広範な紛争を予防するため、第一義的な最も広範な構造を形成することもこれには含まれる。ロシア、中国のイニシアチブは真摯なものであり、共通のコンセンサスを得るには長く困難な道程を克服しなければならない」

2010年の露中関係に付いて、戦略的パートナーシップを強化したロシアと中国(2)へ続く

1月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

人類初の有人宇宙飛行から50年を記念して、今年50基の衛星を打ち上げるロシア

2011-02-04 | ラジオ
今年2011年ロシアは、およそ50もの人工衛星を打ち上げる予定だ。
この50という数字にはもちろん意味がある。今年4月がガガーリン大佐による人類史上初の有人宇宙飛行の成功から丁度50年目にあたるからだ。
ロシアにはアメリカのGPSシステムのライバルである、衛星測位システムグロナスがあるが、今年このグロナスの発展に向けた新しい連邦プログラムが採択されるほか、極東では新たな宇宙船発射基地ヴォストーチヌイの本格的な建設が開始される。

ガガーリン大佐による有人宇宙飛行成功50周年、祝賀行事をテーマに話し合った会議でプーチン首相は次のように話している。
「今年は宇宙開発分野で一連のプロジェクトが計画されている。
例えばロシア極東では新しい宇宙船発射基地、ヴォストーチヌイの建設が本格化し、第一号発射台と付属施設の建設がスタートする。
それ以外に地球周回軌道上に人工衛星など、約50基の宇宙基地の打上げが予定されている。またグロナスシステムの発展に向けた、2020年までの新連邦プログラムも採択されるだろう。
我々はロシアにとって、宇宙に関する全てのものは伝統的に優先されるばかりではなく、国民的誇りの対象だという立場に立っている。
ブィコフスキーやコロリョフ、ガガーリンなど、まさに我々の同胞達が宇宙空間征服という人類の昔からの夢を現実のものとし、文明全体の科学技術的、社会経済的発展の素晴らしい可能性を切り開いたと言っても過言ではない」
プーチン首相は、このように述べた。

3月16日には国際宇宙ステーションには、次のクルーを乗せた有人宇宙飛行船ソユーズが打ち上げられるが、宇宙船の船体にはガガーリンと書かれるほか、クルーの宇宙服や作業にモ、ガガーリン本人の、彼かあの歴史的飛行の際
、乗り込んだ宇宙船ヴォストークをあしらった特別のエンブレムが付けられる。
このエンブレムの作者は、ロシアのロケット打ち上げ用ロケット発射基地が作られる南アメリカのフランス領ギアナの12歳の少年だ。

また今年2011年、ロシアは長い中断を経て火星探査プログラムを再開させる考えだ。10月には惑星間自動ステーション・フォボスを打ち上げる。フォボスは、火星の衛星であるフォボスの土壌母材サンプルを、地球へと持ち帰ってくれるものと期待されている。  

1月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル