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モスクワで開幕した写真展『ミハエル・ゴルバチョフ ペレステロイカ』に付いて(1)

2011-02-27 | ラジオ
モスクワの中心地マネージ広場にある、国際展示ホールでは24日、写真展「ミハイル・ゴルバチョフ ペレストロイカ」が開幕した。
この写真展はソ連初代大統領ミハイル・ゴルバチョフ氏の80歳の誕生日を記念したものだ。
ゴルバチョフ氏は3月2日に80歳を迎える。

写真展では1980年代の300点以上の写真、プレス記事、書籍、芸術作品が展示されているほか、当時テレビで放映されたニュースなどの(???)などが収録されたビデオブログなどが公開されている。

1980年代は大国ソ連の崩壊、新生ロシアの誕生や世界の地政学的な状況に大きな変化を招いた変革の時代が始まった、忘れがたい時代だ。
この時代はすでに人々の意識の中で、ミハエル・ゴルバチョフ氏の名と繋がっている。
写真展ではソ連唯一の大統領ミハエル・ゴルバチョフ氏に関するものの他、当時の国の様子に付いても伝えられている。
この時代は国にとって非常に悲劇的な時代だった。集会や街の街宣、民族紛争、アフガニスタンからのソ連軍撤退、ベルリンの壁崩壊など、今から20年前に撮影された写真が展示されており、この写真展は非常に大きな感銘を与えるものとなっている。
写真展では変革を渇望する人々もいれば、唖然とした表情を見せる人々、怒っている出来事に?)となっている人たちの姿が撮影された写真が展示されている。

写真展を訪れた人々は、これらの時代の混乱状態を写した写真から(???)
写真展開催のイニシアチブをとったのは、ゴルバチョフ氏の娘イリーナさんだ。
イリーナさんはゴルバチョフ国際基金の副会長を務めている。
イリーナさんはロシアの声からのインタビューの中で、次のように答えている。
「当時、全体主義国家で政治家、社会、人々のために自由市場への進出、言論の自由、往来の自由など、あらゆるチャンスを与える試みに着手した。
偉大な民社的、人道的価値を利用する可能性が提供されたのだ。ですがこれらは実際には悪意と善意の両方で用いられた。
私たちはこれらの事実を認めなくてはならない。社会全体はまだ民主主義へ移行する準備が出来ていなかったのだ。私たちは未だに全体主義システムからの、このような改革、このような移り変わりに認識することが出来ない。
未来は現在、私たちにとって重要な価値に付いて、私たちは認識することが出来ないのだ。私は自分の父親を世界の前に現れ物事を成し遂げ、そこから去った何らかの喜ばしい存在として紹介する考えはなかった。ただ重要な時代の意義を、もう一度把握したいと考えたのだ。
写真展では(???)な出来事も多く伝えられている。冷戦の終結、東西関係の修復などに関連した多くの写真が展示されている。
私たちは当時、崩壊の瀬戸際にいた。その時代、互いを標的としたミサイルがどれほど多く存在していたか。この馬鹿げた行為は国を消耗させ、現実として国の資源や国家が、他の方法で発展する可能性を失わせたのだ。
私たちはこのような状態の中で暮らしてきたのだ」
イリーナさんは、このように話している。

(?)は混信などで聴き取れず
(???)は女性アナウンサーの不十分な発声で聴き取れず

モスクワで開幕した写真展『ミハエル・ゴルバチョフ ペレステロイカ』に付いて(2)へ続く

1月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル