インドのデリーで開かれた、アジアの安全保障に関する会議でロシア外務省アジア問題局局長は、ロシアはアジア太平洋地域における新たな安全保障機構を構築する必要がある、と考えているとの声明を表した。
これに付いてロシアの声の評論員は、次のように解説している。
アジアに付いて議論する際、ロシアは何よりもその大きな経済的成功に注目している。
中国とインドという二大国が、現在世界において急速なテンポで経済成長を遂げている。専門家らは2050年までに、世界最大の成長国であるロシア、インド、中国の3ヶ国が、その経済規模を全体的に引き上げると見ている。アジアは地球上の経済の中心となりつつある。
同時にアジアは紛争の可能性を、依然として抱えている地域だ。インドとパキスタンは緊張状態にあり、中国と日本は尖閣諸島問題をめぐり対立、日本はクリル諸島問題でロシアと係争中であり、また韓国との間にも領土問題を抱えている。そのほかアフガニスタン戦争や他の未解決問題もあり、地域情勢は先鋭化している。
アジア諸国にとっての焦眉の問題には、領土問題や核兵器の拡大の危険性、海賊問題、武器密輸問題などもある。アジア太平洋諸国の専門家は、これに際しアジア諸国はヨーロッパ諸国と違い、欧州安全保障協力機構のような独自の機構を持たないと指摘している。
「アジアはヨーロッパではない。ここでは各国は歴史的経験や宗教の違い、経済的格付けの差、人口、その他の基準で見ても、ヨーロッパ以上に互いに異なっている。
そのため欧州安全保障協力機構のような、統一機関をアジア太平洋地域に創設するのは、非常に困難だと言える。
しかしロシアや中国、中央アジア諸国が加盟し、インドとパキスタンがオブザーバーを務める上海協力機構のような組織ならば、安全保障の厳しい時期を実際に耐えぬくことができるかもしれない」
アジア太平洋諸国の専門家は、このように述べている。
会議の参加者たちも、なによりもアジアにすでに存在する機構を利用することを呼びかけている。
上海協力機構ならは、アジアの安定や安全を支える重い責任を負うこともできるだろう。
アジア太平洋地域を率いるインド、パキスタン、アフガニスタン、イランその他の国々が、上海協力機構への正式加盟を求めている。
上海協力機構は、すでにアジアでの安全保障のテロ、麻薬対策の支援において効果的な組織となっている。テロ対策は上海協力機構設立当初からの中心課題だった。
上海協力機構の初期の文書の中には、テロ、分離主義、過激主義との戦いを定めた協定がある。
上海協力機構設立後、多くのテロが未然に防止され、数十人のテロ組織の指導者が拘束された。また2003年からは上海協力機構の枠内で、国際的なテロに集団で対抗する体制を整備するための軍事演習が実施されている。
2月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
これに付いてロシアの声の評論員は、次のように解説している。
アジアに付いて議論する際、ロシアは何よりもその大きな経済的成功に注目している。
中国とインドという二大国が、現在世界において急速なテンポで経済成長を遂げている。専門家らは2050年までに、世界最大の成長国であるロシア、インド、中国の3ヶ国が、その経済規模を全体的に引き上げると見ている。アジアは地球上の経済の中心となりつつある。
同時にアジアは紛争の可能性を、依然として抱えている地域だ。インドとパキスタンは緊張状態にあり、中国と日本は尖閣諸島問題をめぐり対立、日本はクリル諸島問題でロシアと係争中であり、また韓国との間にも領土問題を抱えている。そのほかアフガニスタン戦争や他の未解決問題もあり、地域情勢は先鋭化している。
アジア諸国にとっての焦眉の問題には、領土問題や核兵器の拡大の危険性、海賊問題、武器密輸問題などもある。アジア太平洋諸国の専門家は、これに際しアジア諸国はヨーロッパ諸国と違い、欧州安全保障協力機構のような独自の機構を持たないと指摘している。
「アジアはヨーロッパではない。ここでは各国は歴史的経験や宗教の違い、経済的格付けの差、人口、その他の基準で見ても、ヨーロッパ以上に互いに異なっている。
そのため欧州安全保障協力機構のような、統一機関をアジア太平洋地域に創設するのは、非常に困難だと言える。
しかしロシアや中国、中央アジア諸国が加盟し、インドとパキスタンがオブザーバーを務める上海協力機構のような組織ならば、安全保障の厳しい時期を実際に耐えぬくことができるかもしれない」
アジア太平洋諸国の専門家は、このように述べている。
会議の参加者たちも、なによりもアジアにすでに存在する機構を利用することを呼びかけている。
上海協力機構ならは、アジアの安定や安全を支える重い責任を負うこともできるだろう。
アジア太平洋地域を率いるインド、パキスタン、アフガニスタン、イランその他の国々が、上海協力機構への正式加盟を求めている。
上海協力機構は、すでにアジアでの安全保障のテロ、麻薬対策の支援において効果的な組織となっている。テロ対策は上海協力機構設立当初からの中心課題だった。
上海協力機構の初期の文書の中には、テロ、分離主義、過激主義との戦いを定めた協定がある。
上海協力機構設立後、多くのテロが未然に防止され、数十人のテロ組織の指導者が拘束された。また2003年からは上海協力機構の枠内で、国際的なテロに集団で対抗する体制を整備するための軍事演習が実施されている。
![]() | 老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき (中公新書 1914) 大泉 啓一郎中央公論新社 このアイテムの詳細を見る |
2月18日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル