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火山の噴火の予測が可能になる

2013-11-09 | ラジオ
火山活動の予測は困難であると長らく考えられてきた。モスクワの専門家たちが、こうしたイメージを払拭してしまうかもしれない。
彼らは火山活動の活発さを数理モデル化した。これで危険の度合いを判別できるようになる。

モスクワ大学工学部地球物理学科は、火山の各種パラメーターを測定するモデルを創り出した。火山内部の地震学的プロセスの活発さの度合いが、これで分かるようになる。化学的な組成や噴火された砂礫等から、火山内部でどのようなプロセスがたどられているかを判定し、数理モデルを用いて、今後の動向を予測するのだ。
オレグ・メリンク博士は語っている。我々のモデルを用いて溶岩の化学組成をデータ化すると、マグマが上昇していくチャンネルの太さが分かる。
それにより起こりうる噴火の規模や、マグマの咳き上げの速度を判定できる。近隣住民への適時の避難勧告のためには途方もなく価値の高い情報だ。
またこのプログラムによって、ある種のマグマ物質が火山の内部で形成されるための条件をも解明できる。そして個々の結晶を研究することを通じて、マグマ内部の温度がどれほどであったか、噴火の際に圧力が、どのように変化したかについての情報を得ることが出来る。
そうなればもはや、地震学的なプロセスの精確な予測への一歩である、と学者たちは語っている。

開発者たちはロシア極東カムチャッカ半島に赴き、ベズィーミャンヌィ火山を相手に、新開発のモデルの有効性を試した。
先に紹介したメリニク氏は語っている。噴火の源がどの程度の深さにあるのか、またマグマがどれだけ多量に溜っているのかを突き止めることが出来た。つまり噴火を相当程度予測することができるようになったのだ。

もし富士山が噴火したら
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東洋経済新報社

10月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル